お大事に症候群

震災後10年を迎え様々報道される中で、未だお身内が見つからない方、生活もままならない方、声にならない悩みを抱えておられる方など伺うと、日々普通に暮らせ、愚痴こぼしたりわがまま言えてる自分が恥ずかしくなります。

様々な分野で復興が進んでいるようですが、ある基礎研究してる大学の先生が、震災後、放射能の心配あってなかなか農業に復帰できない方たちに、ある植物の育成を進め商品化にこぎつけているテレビを見ました。普段ラボにいる方が、このような積極的な取り組みを推進する姿に感動しました。

震災当時、体育館などの床に、マットも引かれてない床に、被害受けてやむを得ず集う人々を報道で見涙しながら、高齢者を中心に「お大事に症候群」が増えているなどと、ブログに上げさせていただいた私は、今10年経ってとても恥ずかしく思っています。その時、家を壊され、流され、着の身着のまま命だけ助かった方たちの気持ちも考えず、失礼なコラム書いた・・と。
動かないと、体を動かさないと、歩かないと・・動けなくなる「お大事に症候群」になるなど、その身にならないのに随分安直に物言ったものだと大いに反省しています。

たしかに、動かないでいると動けなくなるのは、今「フレイル」と言ってとても危惧されている状況です。ですが、あの未曽有の震災では、命からがら避難所にたどりつくのが精一杯の人々の気持ちをちっとも察していなかった・・と反省しています。

10年経った今、避難所の床に寝るのはどれほど辛かろう・・と、段ボールベッドや様々開発され、先日その担当者が、床に寝ていたのでは、トイレに起きるにしても立ち上がるのが難しかっただろう、ましてやお一人のスペースも満足にない状況で・・と。なので段ボールで頑丈な土台をつくったベッドなら、起き上がるのも、降りるのも楽だし、寝返りも出来る、そうすればトイレにも起きやすくなるし、動くようにもなり、生活不活発病(お大事に症候群)は減るのでは?と言ってらっしゃって、ハッとしました。

この震災を踏まえてさまざま商品開発するには、便利さだけでなく、その当事者皆さんの現状、更に「おもい」を想像し、理解しようと努め、それこそ寄り添わねば絵に描いた餅なのだと知りました。

過去に「お大事に症候群」にならないよう気をつけましょう!等と簡単に言ったわが身を恥じ、その場にならなければわからないことが多いのだと知りました。
同情するのでなく、想像力と思いやりを携えて進めなければならないと心に留めました。震災後10年の今日この頃です。

「あ」を10秒

ひと昔までは想像できませんでしたが、最近新聞の死亡欄に、たびたび「誤嚥性肺炎」と載るようになりました。、

「誤嚥」という言葉も、一般の方もご存じになってきた昨今です。

病気の状況による場合もありますが、やはり喉に限らずお口まわりの筋肉が使われなくなっている現状もあります。歳とると自然と柔らかい・食べやすい食事になりがちですね。ですのでおっつけ食べられなくなっていくのです。

ひと昔前は、ご病人には「お粥」が当たり前でしたが、検証が進んで、お粥でなく「限りなく柔らかく炊いたご飯」が良いと薦められています。

人は食事の前に眼で見て判断するそうで、「お粥」だと噛まなくていいな!とすすってしまうそうです。それで、むせったり、せき込んだりして危険なんですね。

「柔らかく炊いたご飯」でしたらご飯粒が見て取れますから「噛まなくちゃ」と認識するそうです。見た目って大事なのです。

そうなる前に、日ごろの何気ないお口まわりの体操が必要です。よく聞く「ぱ・た・か・ら体操」はまた別にご紹介しますので、先ずは大きくお口を開けて、「あ」を10秒続けていてください。声を出しても無音でもいいですよ。結構きついです。(無理なさない範囲で)

人のいない場所でお願いしますね(笑)すごい顔になりますから。
「あ」を10秒です。

目も自然と開きますから、瞼が下がりがちの予防にもいいかもです。

そうそうコロナ禍で、うがいも大切ですが、うがいには二種類あります。「ゴロゴロうがい」と「クチュクチュうがい」です。喉と口の周りの筋肉使うので、日ごろのストレッチと思ってなさってみて下さい。うがいでむせるようでしたら、くれぐれもお気をつけて。

コロナ前はこうでした・・

コロナ前は、フェイスシールドもキャップもガウンも着けておりませんでしたが、口腔外バキューム置いて、万全を期しておりました。


勿論器具は診療直前にお一人お一人にパックされた滅菌袋を目の前であけ、グローブ、エプロンなども勿論お一人ずつディスポです。
何より患者さん方に、診療前に「うがい手洗いを必ずお願い」し、習慣にしてくださっていた事が、この後のコロナ感染予防のお願いに大きく”寄与”しました。
すべからく患者さんの健康観の高さと意識の高さの賜物でした。積極的なご協力いただけました。感謝致します。

(2020年1月コロナにより、職員全員、グローブ・マスクに加え、ガウン・シールド・ヘアキャップが加わり、お一人終えるごとに、使用キット等すべて従前どおりクラスBの消毒滅菌行き、ユニット・ワゴンおよび周辺は十分な薬液で拭き掃除して、すぐ次の方をお呼びしないように致しました。勿論待合室の本や雑誌も封鎖しました)

 

アルフォンス・デーケン先生のことば

喜び、悲しみ、苦しみを
分かち合う人間関係がないと
イラついたり、むかついたりする

喜びも人に話せば二倍
悲しみも人に話せば二分の一となる
まわりの人は有難い    

           アルフォンス デーケン

コロナ禍でリモートの仕事となり、新入社員でありながらたった一回しか出社せずとも仕事はできているが、精神的にいっぱいいっぱいになっている女子社員のドキュメンタリーを見ました。いいタイミングで、だいぶ年の離れた先輩が気遣って下さり、「一度山形の実家に帰って、そこからリモートで仕事したら?」と言われ、帰省し実家で母の手作り料理を食べ、姉の子供と遊び、生まれた土地の自然に触れ、そうこうしてるうちに生気を取り戻して仕事にもどれた・・と。

そのテレビを見て、このデーケン先生の言葉を思い出しました。生身のコミュニケーションなくとも仕事は出来るようですが、一人暮らしの方・新卒社員などに、言葉かけはぜひ必要です。仕事をこなしているから大丈夫ではないのですね。

どこかのタイミングで、誰かが声がけして、一人でないことを実感いただいたらよろしいですね。

まだまだ続くコロナ対応の毎日。
その黄色信号に気づいて、手を差し伸べ声かけして「みんながいますよ、一人じゃないよ」と伝えましょう。

先ずは、挨拶からですね。
道で会っても、「こんにちは」「いいお天気ですね」
変な人!?と思われてもいいじゃないですか?

お子さんなど、マンションのエレベーターで元気に挨拶してくれますよ。この間は聞くともなく「このバッグね、誕生日にもらったの!」と嬉しそうに自慢してくれました。「アラッそう!ステキね」と言ったらとっても嬉しそうでした・・。

「気をつけて行ってらっしゃい!」こんな感じかな?

このコロナ禍、しんどいのは皆さん一緒ですから。

ロイテリ菌

1998年歯科予防の会が発足してから、当時国立予防研にいらした花田信弘先生には、様々な情報を頂き勉強させていただきました。「むし歯も歯周病も細菌の感染症である」と熊谷崇先生が会発足当時発表し、集まった我々は驚愕したものです。基調講演が、免疫の富田先生でしたから尚びっくりもし「サイトカインストーム」等など、知らない言葉に面食らって、必死に勉強したのもつい先日のことのようです。

花田先生はその後も研究を進められ、お口の中のオーラルフローラ(花畑)という概念も発表され、その後大学に籍を移され研究を続けておられます。

三月のはじめ、テレビの健康番組に懐かしい花田先生を発見!以前よりふっくらされていましたが、この日のテーマは「ロイテリ菌」でした。

数年前から、ロイテリヨーグルトというのが売り出され、「歯周病菌に有効」とのキャッチコピーに飛びついた私ですが、なかなか売ってなくて、近所で買えなくなり途絶えていました。確かメーカーは「オハヨー」です。

今回の番組では、乳酸菌の中でも「ロイテリ菌」が口の中の菌に効果を発揮するとのこと。歯周病菌だけでなく、虫歯菌まで抑制し☆彡、口腔内を正常に保つというのが、今回のトピックのようでした。普通の乳酸菌では歯周病菌は抑えられないんだそうです。

ロイテリ菌は既に2006年スウェーデンでペリオ(歯周病)患者さんに有効との研究があったそうです。

ロイテリ菌が赤ちゃんの口に定着すれば、虫歯は予防できるわけで、赤ちゃんの免疫が未だない頃、お母さんの母乳が有益だそうです。母乳から発見されたんですね。

ロイテリヨーグルトは、噛みながら食べると尚いいそうです(約20秒)。そういえば昔小さい頃牛乳も噛んで飲みなさい!と言われたような・・?やりませんでしたが(笑)

ロイテリヨーグルト、皆様も見つけたらお試しください。なかなかいいお味でした。

科学者が人間であること

もう随分前、この著者・中村桂子さん(東大大学院ご卒業後、三菱化成生命科学研究所人間・自然研究部長)を何かのTVで拝見し、その静かな雰囲気、豊かな言葉で話される内容に感銘受けました。

その後折に触れTVで拝見した時、研究者でありながら主婦でもあり、お庭の手入れもなさりながらで身近に感じられ、なお一層ご発言が気になる方となりました。
堅実でステキな方だなぁと。

立ち読みしてこの本に出会えたのも幸運でした。

「人間はいきものであり、自然の中にある」このあたりまえの原点。
日常感覚と思想を持った科学者が育つ社会づくりへ、と本の帯にはあります。

問題は人間だと。

命を持つ生きものの一つであり、自然の一部である人間。

それから重ね描きのできる人間。

これあっての科学、そして科学技術であり、社会であるわけだと。

今は「経済成長が重要でありそれを支える科学技術を振興する」と言う亡霊のような言葉が飛び交っている。ここには人間はいません。経済成長とは具体的にどのようなことで、誰の暮らしがどのように豊かになるのか、幸せになるのかという問いも答えもありませんと。

したがって科学技術についても、イノベーションという言葉だけしかないところに大きな予算をつけることが「振興」とされ、その研究や技術開発によって人々の日常がどのようななるかということは考えられていません。

私たちって人間なんですというあたりまえのことに眼を向けない専門家によって動かされていく社会がまた始まってるとしたら、やはり「科学者が人間であること」という、あたりまえすぎることを言わなければならないと思うのです・・と。

さらに「生きていること」に向き合って「どう生きるか」を考えるというテーマに終わりはありません、と。

「社会の役に立つ」という言葉が、現代科学のあり様を考える上で、重要なキーワードになってるが、視点を「社会」の側に移し、それが科学や科学技術をどう扱ってきたかを考えて見ると・・。過去にスリーマイル島やチエルノブイリで事故は起き、思いがけない自然の力で、思いもよらず深刻な事故が日本で起きました。自然に対して想定はありませんから、事故はいつでも想定外で起きるものだと言えると。

興味深い例としてイギリスで人気の「きかんしゃトーマス」と日本で愛されている手塚治虫の「鉄腕アトム」の主題歌をあげています。

    空を超えて ラララ 星の彼方
    ゆくぞ アトム ジェットの限り
    心やさしい ラララ 科学の子
    十万馬力だ 鉄腕アトム

    耳をすませ ラララ 目をみはれ
    そうだ アトム 油断をするな
    心正しい ラララ 科学の子
    七つの威力さ 鉄腕アトム

    町角に ラララ 海のそこに
    きょうも アトム 人間まもって
    心はずむ ラララ 科学の子 
    みんなの友だち 鉄腕アトム  (谷川俊太郎 作詞)

手塚さんも谷川さんも思慮深い方であり、単なる科学礼賛者ではない。手塚漫画には、生命の視点から科学技術を考えるという課題がその底に流れていると。しかしアトムは子供たちに夢を与えるものであることが求められているので、どうしても「ラララ 科学の子」になるのです・・と。

一方、イギリスで子供に人気のテレビ番組「きかんしゃトーマス」のテーマソングの一つに「事故が起きるよ」という一節があるのだそうです。

 「じこはおこるさ」

    ・・・・じこがほら おきるよ いきなりくる
    ちょうしにのって やってると
    バチがあたる

    じこがほら おきるよ
    いいきになってると
    そうさ よそみしてるそのときに
    じこは おきるものさ

    おもいつきでやると
    きっと しっぱいするよ
    こううんのめがみは きまぐれだから
    ウキウキしてると まっさかさま
    わすれないで きをつけてね いつだって

    ・・・・・”ひょうしきはいくつもあるのにさ、
    だいじなものばかりみおとすね”
    そんなとき かならずやってくる
    にどとやらなければ いいけど・・・・ 

                   (マイク・オドネル、ジュニア・キャンベル
                    訳・山田ひろし)

この歌は、技術、特に等身大を超えてどんどん大きくなっていく技術には制御の難しさがあることを心にとめておかなければならないという基本を示しています。特にいい気になってると事故になるものだよ、だから気を引き締めなければならないよとストレートに子供たちに伝えています。
ここで言ってるのは人間の問題です。

このように、中村さんは本の中で、科学者だけでなく、現代社会に生きる人皆が、それぞれの立場で、日常感覚と思想性に基づくバランス感覚を発揮してこそ、新しい文明、新しい科学への道が開けてくるのだと思うと述べておられます。

日本人の自然核を大事にしながら「重ね描き」の科学を実践していくために子供の教育にも触れ、吉本隆明の自然観にも触れ、吉本が好きな宮沢賢治の考察を実に魅力的と述べています。

賢治のテーマは常に「本当の賢さ」と「本当の幸せ」です。それは生命誌のテーマでもあると。人間は生き物であるという事を基本に置き、そこから人間らしく生きる道を探すとしたら「本当の賢さ」と「本当の幸せ」以外にはないと。

中村さんのこの本は、深く静かに「私たちって人間なんです」という当たり前のことに眼を向けて、又この当たり前のことに眼を向けない専門家によって動かされていく社会がまた始まっているように思えると危惧をし、やはり「科学者が人間であること」という、当たりまえ過ぎることを言わなければならないと思うと繰り返し述べておられます。

小さな新書ですが、中身は重く尚且つ軽やかに、訴えるものが強く心を打ち
手放せない一冊が増えました。

 

 

 

 

大人の虫歯が増えています!

昨今のオーラルケア(虫歯や歯周病の予防)の意識の高まりを受けて、子供たちの虫歯は年々減り続け、虫歯罹患率は一本を切りました。

一方、成人の虫歯は増加傾向で、高齢になるほど顕著です。

実は、昭和50年代半ばの小中高生は、ほぼすべての人が虫歯を経験しています。つまりこの世代、現在40代以上の大人は、このような虫歯の経験から、再び虫歯になるリスクが高いという見方が出来ます。又予防の意識が浸透し歯科医療技術の進歩により、自分の歯を維持できる人が増え、年齢重ねても残存する歯が多くなった今だからこそ!虫歯の予防が不可欠な現状です。

近年特に、大人の虫歯として注目されている「根面う蝕(むし歯)」は、さまざまな要因で歯茎が下がり、歯の根元の象牙質が露出した部分に発生します。象牙質は非常にデリケートで、歯冠部(歯ぐきから上)の表層を覆う、エナメル質に比べて酸にとても弱いのです。加えて根面う蝕は、自分では気づきにくい上、進行しやすく、歯を失う原因になりやすいのです。又、当時の虫歯の経験から、金属などの詰め物が多く、詰めたから安心、虫歯にならないと思っている方がまだまだ多い現状です、

予防のためには、日々の、毎回のブラッシング時に、デンタルフロス・ワンタフトブラシ・歯間ブラシ・適正量(大人なら1450ppmf)のフッ素の歯磨き剤を頻回に正しく使うことです。
昔ながらの横磨きをして歯を削らない事。硬いブラシは使わないこと等です。

そして、その方のお口の中の状況によりますが、予防に通じた歯科衛生士のいる歯科医院で定期メンテナンスを受けることです。

このように、痛くなくとも、不具合がなくともプロのケアをきちんと受け、次の定期ケアまで、日々ご自分でセルフケアの手を抜かない習慣を実行なされば、快適なお口の中をキープできるかと思います。

よく噛んで食べる・・など、お口の中を快適に保つに必要な要件は数々あれど、まずはご自分でご自分のお口の中を面倒見ることです。その際、自分好みでケアグッズを選ばず、
定期ケア受ける歯科医院で、ご自分の口の中に有用なグッズを選んでもらい、楽しんで続けて下さい。気持ちのいいお口の中になると、気分爽快です!

そうしていても、生活環境・ストレス・病気になるなど、お口の状況が大きく変わることが起きます。その際でも、定期メンテナンスしていれば、小さな変化や不都合にまずご自身が気づき、かかりつけの歯科医院や、病気でかかる医師達と連携も出来、口の中に手当てができます。

自分の口の中をご自身が知っていること。
プロのケアとセルフケアで現状把握し、歯を失う速度を遅らせましょう。その為にやることはたくさんあります。ですが、出来ることばかりです。
いかに生活習慣に取り入れるかどうか・・です。

応援してくれる歯科医院を味方につけて、頑張りましょう!

なさればどうにかなります!
やらなければ、歯は失う方向に近づきます。
なさってみて下さい。

ソフトバンク2020・10月全面禁煙!

すばらしいニュースです。

あのソフトバンクが、社員の健康増進の為、2020年10月新社屋への移転をめどに、全国の事業所内の喫煙所を撤廃すると表明しました。あのソフトバンクのこの英断に、大きな拍手を送りたいと思います。それと同時に、ガンの通院治療が必要な社員に対し、治療の為の休暇を設けるとのことです。大きな拍手!

これに先立ち、2019年4月から、プレミアムフライデーの就業時間中!?の喫煙を禁止!10月からは毎週水曜日にも喫煙禁止となるようです。と言うか就業時間中の喫煙があったことが驚きでもありますが・・、この決定には拍手したいと思います。

大和証券グループに続き、野村フォールディングスも・・既に実施しているようですが、ソフトバンクではこの決定とともに、社内にCHO(最高健康責任者)を置いて進めていくようです。

海外に比べ遅きに失した感ありの日本の禁煙対策ですが、こうして有名大企業が決断することによって、多くの会社が続くことを願っております。

禁煙対策とがん罹患社員への応援体制は、例のアフラックに出てらっしゃる岸田さんの活動が、多くの人々を動かしているようです。マギーズ東京の鈴木さん、そのほか芸能人の方等様々な体験者が、ご自分の経験を踏まえ、予防とがん検診を呼びかけています。特に
AYA世代のがん患者さんへは、理解と協力が特に必要です。二人に一人と言われるがんの罹患。自分事としてみんながとらえるようになるといいですね。

禁煙支援・受動喫煙防止をうたう、朝霞中央歯科としては、ソフトバンクの英断に拍手しながら各社が続くことを願い、祈りたいと思います。

「タバコをやめられないあなたが悪いのではありません」→タバコをやめられないのは、脳の依存だからです。医師や専門家を受診することによって、適切な治療が受けられ、禁煙は出来ます。私達歯科医院でもご協力できます。

どうぞ早くタバコとご縁を切って、きれいな空気を味わって下さい。

 

 

COPD

先日12日にアップした「大きな新聞広告」というブログで、COPDでなくなった師匠が、肺気腫の管を鼻に入れながら高座に上がられた写真で、禁煙を呼びかけてらっしゃり、亡くなられてもなおこのように公共に訴えられ、ご立派なことだと拝察しブログに上げさせていただきました。その翌日には新聞に、樹木希林さんとこの師匠が、社会に向かって発信されること自体に、本当に大きな意味がある!という記事がありました。

先日はテレビで、COPDの特集しており、偶々見ることが出来ましたが、やはり今でも530万人の患者数があり、その中でCOPDの治療を受けているのはたった26万人!と。

まずは禁煙ですが、正直医療関係者の中にも、まだまだ喫煙者が居り、率先して啓蒙すべき立場の人達が出来ていない状況です。恥ずかしいことです。禁煙支援せずして「高血圧ですね、心臓の具合が悪いですね・・」と生活習慣に関わらず・踏み込まずして検査と投薬だけのドクターがいらっしゃるのも現実です。その医療関係者がご自分の健康管理せずして、喫煙していては説得力はありません。

例えば糖尿患者さんが、好き放題食べたり飲んだり、運動もしないでいて、糖尿の薬を出したところで意味はありません。

私達歯科医院も、ご自分で自分の口の手入れもしない方に、からだを考えない食生活の方に、いくら口酸っぱく言って、定期メンテナンスに来ていただいて汚れを取っても、それは気休めの一回限りの「掃除」でしかありません。患者さんご自身が日々のホームケアをなさり、生活習慣を見直される。その上で、プロのケア(細菌のコントロールは単なる掃除ではありません)を定期的に受けてこそです。なぜなら生活習慣の上で起こるのが、むし歯・歯周病だからです。喫煙習慣と似ています・・。

喫煙は、ND(ニコチン・ディペンダンス)ニコチン依存症と呼ばれます。ですので改善が可能です。早い対応が必要です。タバコの害に熟知し、禁煙・受動喫煙防止に力を入れている医療機関は未だまだ多くはありませんが、全国に結構居られます。きちんとサポートして下さる医療者を見つけて下さい。

COPDは呼吸が出来なくなる病気ですので、ともかく早い取り組みが大事です。喫煙してる方はもちろん、禁煙された方も是非一度検査を受けてください。できれば呼吸器内科か禁煙治療していますというクリニックを受診ください。

対応できることが沢山あります、改善できることも山ほどあります。要はアンテナ貼って現実をきちんと把握し、サポートするプロの医療者を見つけ、自分の生活習慣を見直す機会になさればよろしいようです。
今一度、生前日野原先生に頂いた言葉をご紹介します。成人病と言っていたのを「生活習慣病」に変更される先鞭切った方でした。

     習慣がつくる

     こころも

     からだも            日野原重明

男性の喫煙率3割切る!

厚労省は9月11日公表の2017年国民健康・栄養調査で、成人男性の喫煙率が初めて3割を切り、29・4%・女性は7・2%。成人全体では17・7%で過去最低になったと報じました。タバコやめるのは大変ですのに、喫煙者にご理解が広まってきたこと、そして禁煙する方が増えてきたこと本当にすばらしいと思います。

当院でも、当初は歯周病に取り組む上で始めた禁煙支援でしたが、それだけではない!と内科的歯科医院(オーラルフィジシアン)の活動通して、歯科医院だからこそ言えること、お伝えしなければならないタバコによる健康被害(特に口腔内)と、ずっと禁煙支援続けて)おります。

今回の調査は20歳以上の男女6600人に「タバコを毎日吸っている」「時々吸う日がある」と答えた割合の算出です。男性では30代・40代が40%位と高く。女性では40歳代が12%と、50代が9%・30代が8%と続きます。若い喫煙者がまだまだ多いのは危惧されます。
喫煙者の内、タバコをやめたいと思う男性は26・1%。女性は39%だったそうです。

過去1カ月以内に受動喫煙の機会があったか?の質問には、飲食店が42・4%と最も多く、遊技場37・3%、路上31・7%。職場30・1%でいずれも3割を超えていたとのこと。
ご存じのように、”受動喫煙の方が更なるリスクがある”のです。飲食店や遊技場は行く人だけですが、路上や職場は空気は選べません。路上は幼児や妊婦さんもいます。空気は誰もが吸いますから、漂うたばこの煙に大きな健康被害があることを認識頂き、喫煙者は今少し気配りを願います。自分の身体も傷め他人にも被害を及ぼすのがタバコです。
禁煙支援している私達ですが、タバコを吸う方のからだを一番に心配しています。

対話する医療

「医療のAI化が進む現代では、患者さんとの対話がより重要になる」孫大輔先生と言う方の本から抜粋です。

2000年代に入ってから、医学教育にコミュニケーションが本格的に導入され、OSCEと言うロールプレー二ングによる実技試験も行われ、一定レベルに到達しないと進級できず、ようやくコミュニケション能力が重視される時代になりました。

こうしたコミュニケーション教育がなされる前と後の世代では、患者さんや医療スタッフへの接し方や基本的なマナーが明らかに違うと言う声が現場から数多く上がっていて、教育の効果が再認識されているようです。

元々日本の医学は実験医学を中心としてきたため、コミュニケーション教育はなく、もっと早くコミュニケーションを学んでいれば、患者さんにより的確に接することが出来たのに・・とこの孫先生でも思われているそうで、学んでいれば、患者さんが何を求めていて、どういう対応が適切なのかを考えられた・・と振り返られています。

今後の医療について、患者さんと医師の関係性がよりフラットに近づいて行くと述べておられます。両者の関係は、昔は医師が良いと考える治療法を一方的に伝えるパターナリスティック・モデルでしたが、その後、患者さんに情報を提供して、詳しく説明するインフォームド・モデルなどが提唱されてきました。今後は、患者さんと医師が対等の立場でお互いの考えを理解しあう形の、デリベラティブ・モデルが潮流となると仰っておられます。

かつて医師は地域コミュニケーションの中に溶け込み、病気を治すだけでなく患者さん一人一人と対話し、病気を抱えながらもより良く生きていくのを支えていましたが、医療の高度化とともに医師は病院に集約されていきました。

しかしこれからは先進医療をAIで行うような時代です。本来医師に求められていた「人が人を診る」部分が、改めて大事になってくると孫先生は述べておられ、人のつながりが健康に及ぼす影響・患者さんの立場から見た理想の医師像・共感力による治療効果などにも言及しています。

耳の老化は、抜け毛だった!?(イヤホン・ヘッドホンご注意)

T たかな→さかな
S しろじ→いちじ
K かとう→さとう
P パック→バック
H 拍手→握手
 
これらは左の言葉を言って、聞こえたのが右の言葉だそ
うで、年配者だけでなく若者にも起きてるそうです。
これらTSKPHは高音域が聞き取りにくいのだそうです

これがいわゆる耳の老化で、耳の奥の蝸牛と呼ばれるカタツムリみたいな
部分に生えた「毛」(0・005ミリ)が抜けるのだそうです。
➀長時間大きな音(80db以上)を聞いたり
②加齢によって抜けたりで、抜けると二度と生えてこないというのですから
大変です。だってこの毛が神経細胞につながってるというのですから。

基準になる80dbで見ると
ゲームセンター 88db
パチンコ    90db
飛行機     77db
掃除機ダイソン 82・4db
ピアノ     80~96db
イヤホン・ヘッドホン なんと!100db超える
これらに時間の長さも関係するようです。

このような現状に、耳鼻科医の先生方が、この10年で15歳から20歳で
イヤホン・ヘッドホンによる難聴が倍増していると警告をはじめました
WHOの発表では、世界中で11億人が該当するようです。

WHOでは たばこ問題・ワクチン対策に次いで、この耳を守る対策を新たに始めました。まずはミュージシャンにイヤホン使うことを推奨しており、
アメリカミネソタ州では。耳栓の配布を義務付け、ヨーロッパのコンサート会場では92db以上のコンサート会場では耳栓を配布し、スイスでは耳栓義務付けだそうです。低音域は体で感じ、高周波はの音はカットするみたいでした。音は最終的に脳で認知するとかで順応を導き出す方法があるとの事でした。

いずれにしても常にイヤホン・ヘッドホン使用は難聴の心配があるので、騒音(聴いてる方は騒音と思ってないかも?)聞いたら最低耳を48時間休ませることと提唱していました。

耳を守るには「サングラスと同じように、耳栓をうまく使って」とライブで有名なキュウソネコカミというグループも、ライブ用耳栓の使用を会場で促してるそうです。耳鼻科医は、新幹線・飛行機に乗る時も耳栓なさるそうです。もっと気軽に耳栓を使い、耳の「毛」を大切にして、難聴予防を訴えていました。電車に乗っても多くの方が、イヤホンとスマホですものね。
二度と生えてこない耳の奥の「毛」を大事にしましょうというより
傷まないように、難聴にならないように、耳を休ませましょう。      

食道の組織 一見正常でも・・・

喫煙・飲酒で遺伝子の異常増  こんな記事を先月新聞で目にしました。
国立がんセンターが確認したそうです。

食道がんのリスクを高める喫煙や飲酒をしている人は、食道の組織が正常にみえても遺伝子の細かい異常が起き始めているそうで、がんになるリスクを発症前に予測することにつながると期待されます。喫煙者やお酒を沢山飲む人はそうでない人に比べ、食道がん発症のリスクは5倍近く高いと報告されています。粘膜が正常でも、DNAの文字がひとつだけ変わる「点突然変異」や遺伝子のスイッチ役の異常が増えていることがわかったそうです。今回の検査を組み合わせれば、がんのリスクの高い人をより正確に見分けられるようになると期待されますと結んでいます。

いろいろわかってきましたが、いずれにしても喫煙はリスク以外の何物でもなく、飲酒も過ぎたるは及ばざるがごとしですね。

復活した「脳の力」・ジル脳科学者のお話

以前の放送を見逃し、しょげていたら偶々深夜に巡りあいました。NHKBSカフェの再放送「脳科学者再生の記録」です。遅い時間でしたがこれもセレンディピティ。ラッキーと見てしまいました。

インタビュアーは、あの中村桂子さん。こちらも科学者ですから相当スゴイ内容でした。でもとてもわかりやすく話されていて、ある意味、患者さん・そのご家族に光明ともいえる番組でした。

主人公ジルは、バリバリの脳科学者。彼女がある日脳卒中になったのです。そのジルが言うには、世話してくれるドクターやナースが
「どのような目で私を見るか?」
「どのような態度で接してくれるか?」
「適切に扱ってくれるか?」  →が患者にエネルギー(生きる力)を
                与えてくれた・・と言うのです。
                脳卒中患者は敏感ですよ!と。

番組見ていて「エーッ」て思いました。脳はわかってたんだと・・。

今現在日本では、自治医大などで、「脳には柔軟性があり、接続ポイントのシナップスが再構築される」という研究が進んでいるそうです。
即ち、脳の回路が作り直される=赤ちゃんと同じように脳卒中の患者さんの脳も再編成される=ダイナミックな修復が行われるということです。すごいことですね。朗報です。

闘病中もジルは、数学者である母が
「出来ないことはくよくよせず
 できることを伸ばそう」と積極的なサポートされたそうです。
著名な脳科学者が、パズルの意味も裏表もわからず、苦戦している画像が流されました。表に絵や色がついてる認識もなかったと。

巷では、脳卒中の患者さんは三年たつとリハビリは天井!?と言われるそうですが、この番組では「頑張る患者さんは三年たっても戻る!」と言ってました。その方の状況にもよるとは思われますが、希望が見えますね。

想像超えて六年目にジルは、一段飛ばしで階段が上がれるようになり
     八年目ついに日常生活に戻れたそうで、今ではステンドグラス
     作りにも励み、視覚的な、芸術性もかなり戻ったそうです

ジルの母は、脳卒中のカギは「意欲」だと伴走を続け、ジルとともに
・脳卒中のリハビリは最初の6か月が大事。
・脳の柔軟性と学習性を信じましょう。努力すれば生活の質は向上する!と
 笑いながら伝えています。

・五感を通して感じる情報を大切にすると、より情報が沢山入ってくるとの経験を経て、積極的に犬を連れて・森などの散歩をしているそうです。

自治医大での研究も、失った記憶や脳を取り戻す研究で、言葉を話すことができるようになる脳の柔軟性に、期待しているようです。

☆出来ないことはくよくよせず、できることを伸ばす

脳卒中から復活したジルからのドキュメンタリーは、ご自身が脳科学者だけに「明るく希望に満ちた」ものでした。

患者さんが、周りで世話するものが「どのような目で見て、どのような態度で接してくれるか・・」に敏感という話は、先日勉強した「ユマニテュード」に通ずるものがあり、「脳も復活するのだ」という深夜の再放送は大きなギフトでした。皆さんがご覧になれる時間の再々放送が望まれます。

認知症 歯周病で症状悪化 1月6日朝日新聞

脳の「ゴミ」増える!

国立長寿医療センター(愛知県大附市)、名古屋市立大学などの研究グループが解明したところ、歯周病菌の毒素がアルツハイマー病の原因とされる脳の「ゴミ」を増やし、認知症の症状を悪化すると英専門誌の電子版に発表掲載された。

認知症の6割を占めるアルツハイマー病は、脳の神経細胞の中にアミロイドβというたんぱく質の「ゴミ」がたまり、神経細胞が徐々に死滅することが原因とされる。

名古屋市立大学(病態生理学)の道川教授によると、歯周病のマウスの脳内では、歯周病菌から出ている毒素や、免疫細胞が細菌を攻撃するために出すいろいろなたんぱく質(サイトカイン)が増えていた。それによって、アミロイドβが作られる量が増えたという。
道川教授は「歯周病の予防や治療で、アルツハイマー病の発症や進行の抑制につながる可能性がある」と話しています。

歯が痛む!? 狭心症の早期発見

年間20万人もいる狭心症の患者さん、心筋梗塞で死亡する方は4万人もいるそうです。

あえてこのブログでお伝えしようと思ったのは、胸の痛みはなく、歯が痛むという初期症状の為、見逃すこともあるというニュースでした。以前から
良く左の奥歯が痛むのがサイン・・と聞いたことはありましたが・・。

2007から2014の急性心筋梗塞から48時間以内に入院した1063人の内、78%は胸の痛みあったものの、なんと”22%の方は全く胸の痛みはなく”心筋梗塞起こされたようでした。

☆歯が痛くなる(関連通と呼びます)→狭心症・心筋梗塞のサインでもあり   
                  ます。

特に毎朝階段の上がり下りで、毎回奥歯が痛む
  散歩中、坂道で毎回背中が痛い      など運動時に起き、再現性
                      ある場合はサインかもです

これらは心臓の周辺にある何本かの神経が脊髄に集まって、刺激が別の神経に移るからで、感じ方を誤解するのです。

奥歯・喉・肩・腕・みぞおち・背中等、左側に多く症状が発生します。
このような関連痛を自覚したときは、油断せず狭心症のサインかも?と
ぜひ受診ください。

☆また症状を感じにくいタイプで「息苦しい」だけというのもあるそうで
 糖尿病の方や、高齢者に多いそうです。糖尿病の方は腎臓機能も落ちてる
 ことが多いのです。
 70歳以上の方・タバコを吸う方は年1回の心臓の検査をお勧めします。

冠攣縮性狭心症という、強い痛みや圧迫感顕著な狭心症もあります。
 これは安静時(深夜・寝てるとき・早朝に40%)に起きるそうで、強い痛みで目が覚めるほどで、寝ている間の突然死もこれだそうです。
喫煙者に多いとのことです。

突然死と言えば、子供の突然死も「受動喫煙のリスクが大きい」と言われています。タバコは吸う人ご自身にも、周りの方にも様々なリスクをもたらします。まず禁煙!です。
喫煙は狭心症・心筋梗塞だけでなくあらゆる病気の引き金となります。
「自分のからだは自分で守る」禁煙は必ずできる有効な予防です。

誤嚥性肺炎は脳に原因があった!

テレビに健康番組様々あるので、とても追いつきませんが、今日は「誤嚥性肺炎」でしたので、急いで帰ってみました。

専門家として登場は、東北大学の佐々木教授。
以前、脳血管障害と口腔ケアでしたか?セミナーでお話伺い、大変興味深かった先生。何しろ、高齢者にラーメン食べていただく時は「必ずコショウを振ってね。それが刺激になるのよ」と笑っちゃうようなことを仰ったので覚えていたのです。なるほど、当時まだ80台だった父に実践すると、コショウのにおいに「いいねェというと同時に、ハックション!」となって、刺激されるに違いないと思ったことでした(笑)。
それから時はながれ、すごい事実が判明したようです。

”サブスタンス P”という、正常に食べ物を飲み込んだり、咳したりできるように神経に働きかける、”神経伝達物質” がわかってきたようです。
サブスタンス=物質という意味 Pはペプチドで、11個のアミノ酸からなる神経ペプチド。感覚の伝達物質で、三叉神経や硬膜の血管にも分布するとか。なので炎症にも関係しています。
通常は、喉や気管の神経の中に蓄えられているが、これが低下すると嚥下や
咳の反射が鈍くなる。神経組織だけでなく、腸管にも分布するようで、血圧降下・唾液分泌・腸にも活性効果あるようです。

そして、この ”サブスタンスP” カプサイシンの唐辛子・黒コショウが増やす食材として注目あびてきました。

逆にサブスタンスPを作れない、無症候性脳梗塞(自覚症状のない)の方に、誤嚥性肺炎やせき込むといった症状がみられ、唐辛子のカプサイシン・黒コショウを食事に取り入れることで、随分改善がみられているという報告でした。
無症候性脳梗塞の20%の方が、このような努力で改善みられ。又高血圧のACE阻害剤がサブスタンスPの分解酵素も阻害するので、ACE阻害剤2年ほど服用の方が、不顕性肺炎を起こしていない・・というデーターも出てきており、高血圧予防が肺炎予防につながってるのでは?と注目されています。

唐辛子は嚥下の見方!!とばかり、蜂蜜の山田養蜂場が初の製品化に成功したようです。

何年も前に、「高齢者がラーメン食べるときに、コショウ入れてあげると
脳に刺激いっていいんですよ!」とおっしゃった佐々木先生が、研究を深められ、このように気軽に・手短に改善できる方法を発表なさるとは、なんだかうれしいニュースでした。唐辛子の刺激は強いですが、黒コショウは粒を買ってその都度グリグリして香り高いすり黒コショウが楽しめます。

この情報スタッフと共有し、患者さん方にお伝えしようと思います。ただ激辛はダメですね。胃に負担になるほどなさいませんように。
なんでも過ぎたるは及ばざるがごとし!です。

 

 

クラッカーサイン

ある雑誌に面白い記事がありました。
冬でなくとも口が乾いてる人が多く、幼児でなくとも口呼吸の人も多いというのです。

・唇が乾いてしょっちゅうリップクリームが離せない方・・

・茶渋・コーヒー・赤ワインなどで歯が着色しやすい方

・話していると、声がかすれる方

・口の中がいつもネバネバしている方

・おせんべいやクッキーが、飲み物なしでは食べにくい方

これらを「クラッカーサイン」と呼んで、いくつか当てはまる方は、一度自分がお口を閉じて「鼻呼吸」しているか?
何か食べる時に、何気に飲み物の助けを得て食べたり飲み込んだりしていないか?振り返ってみてください。きっと気づくことがあると思います。このことは案外重要で、虫歯・歯周病になりやすいだけでなく、今後 飲み込みにトラブル起こしてからだと大変です。

繰り返しになりますが、
・常に口は閉じて鼻で呼吸する
・よく噛んで唾液を出して”ごっくん”する。何か飲みもので流さないで食べる→水洗式咀嚼
「水洗式咀嚼」に慣れてしまうと噛まずにらくーに飲み込む癖がついちゃいますね。 

食事は楽しく・美味しく・口全体使って食べましょう。お口周りの筋肉をよく使うので、「美容」にもいいいことがわかってきました。よく噛むと美味しさ倍増です。

口は見られている!?

まだまだ寒いものの、陽射しは春めいて、桜の話題も飛び交うようになってきました。
あるメーカーさんのサイトに面白いデーターがありました。商品の販促狙ったものかもしれませんが、意外と真実かも?です。

「自分が思ってる以上に口は見られている」と題し、初対面で異性のどこを、最初にチェックしますか?との問いに,

目元 46・2%  口元と歯 43・2%  髪8・2%だったそうです。口元と歯は目元と同じくらい真っ先に目にはいるのですね。

口臭があるなんて論外ですが、当院に通う皆様のように、年に数回プロケア(メンテナンス)を受けられ、後はお家や職場で各々にあったホームケアを徹底されている素晴らしい習慣の方は、自信を持ってお仕事にプライベートに充実した時間をお過ごしと思います。明るい陽射しと共に、ツヤツヤの歯がお口元からこぼれる魅力的な方々が、ますます増えますように。
アメリカ大統領就任式を見ていて、つくづく歯がキレイだなぁ!と思いました。日本ももっともっとお
口元と歯に手間暇かけたらもっと素敵になりますね。だって肌のきめ細かさは世界一なんですから。歯も同じように綺麗にできるはず。いいえ綺麗にしないともったいないですね!

タバコからの脱却 (「毛細血管は」増やすが勝ち!根来秀行著より)

歯科で仕事をしていると、歯周病の管理に重点おいてやっていると、また禁煙支援していると、どうしても歯茎のことが気になります。歯茎はそう毛細血管の集まりです。なので「毛細血管」は増やすが勝ち!という本を見つけると、すぐ買ってしまいました。面白いおもしろい。東大からハーバード大・パリ大とご活躍の先生ですから、旬な情報引き出しいっぱいの根来教授本です。

さて本題 ”タバコからの脱却”です(この本の抗ストレス実習から引用紹介致します)

喫煙する人の多くは、心を鎮めるためにタバコを吸うようですが、言うまでもなく、健康にとっていいことは皆無です。喫煙によって体内でフリーラジカルがつくられますが、タバコ自体にもフリーラジカルが含まれていて、ダブルパンチで毛細血管を酸化させます。また、タバコに含まれる一酸化酸素は、血管の内皮細胞をダイレクトに傷つけ、動脈硬化を促進します。ニコチンは、交感神経を刺激して、血圧や心拍数を上げるだけでなく、血栓を増やします。タバコの本数が多く、喫煙期間が長いほど、動脈硬化のリスクも高まり、タバコを吸う人は吸わない人に比べて、虚血性心疾患や脳卒中、呼吸器疾患や肺がんをはじめとするがんのリスクも高くなります。

タバコにお酒が加わるとさらに最悪です。タバコを吸うと肝臓のエネルギー源である血液の量が減り、仕事量が増します。そこにアルコールの代謝という仕事が加わると肝臓は更に酷使されることに。
日頃は禁煙してるのに「お酒の咳だけ一服」という人も多いようですが、お酒を飲みながらの喫煙によるダメージは、飲まないときの2倍以上に高まるのです。

喫煙は副流煙によって、周りの人の健康も脅かします。受動喫煙者は、心筋梗塞や狭心症で死亡する危険性が1・3~2・7倍にもなることがわかっています。また、親が喫煙者であると、その子供はタバコの煙に慣れ、将来喫煙者になる可能性が高くなるという報告もあります。
誰にとっても、タバコは百害あって一利なし!と心得て、スパッと禁煙を!がんばれ!

どうですか?
2001年から禁煙支援している当院ですが、近々受動喫煙防止法が国会にも上がるようです。健康被害を鑑み、働く方の健康維持という視点からも禁煙は必須と思われます。
し好品を国でとやかく言われたくない・・と言う声も聞かれますが、思った以上にご本人だけでなく、周りへの健康被害が明らかなのです。
当院で禁煙に成功された方が後で決まっていう言葉。「前行ってた店には、もう行かない。だって臭いんだもの・・」つい先日までご自分が吸っていた時には残念ながら気づかなかったのです。タバコをやめてしばらくすると、吸う方のタバコの臭いが鼻につくようになり、以前足しげく通っていた飲みに行くお店がどうも居心地悪く感じるようになるようです。そうなんです。吸ってると気がつかないのです。タバコ臭!!!

怖いのは臭いだけでなく、有害物質もまき散らしている・・と言う事実です。
どうぞ、空気の良いお店で、お酒もお料理も楽しんで下さい。きっともっと美味しく感じるはずです。レッツ・トライ! 応援団はいっぱいいます。早く健康取り戻して下さい。

それに、禁煙してタバコ吸わない方が Cool!ですよ。

妊娠中の歯のケア (子どもの虫歯予防につながる)

妊娠中の女性のからだは様々変化しますが、お口の中も例外でなく、むし歯や歯周病に成りやすい状態です。

妊娠なさると体内でエストラゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが多く分泌されるようになり、歯周病の原因菌が実は「女性ホルモンを好んで栄養とする」ので口の中で増えやすくなります。
そうして増えた歯周病菌が早産や低体重児出産につながるという報告もあります。又唾液が少なくなったり、つわりでご気分悪く歯ブラシできないなど、むし歯が出来やすくもなります。

お世話する周りの方のお口の中に虫歯菌があると、子どもの歯が生えてきた時、同じスプーン使ったり、哺乳瓶から、またスキンシップするうち、唾液を介して虫歯菌が移ることがあるので、妊婦さんだけでなく、お世話なさるご家族にもお口のケアが必要です。

ですので、妊婦さんのお口の状態をよくすることは、生まれてくるお子さんのむし歯予防にもつながるのです。第一子を出産後このことを知ったお母さん「上の子供の世話で歯みがきがおろそかになりそうだったが、妊娠中のはみがきの大切さをしって、意識してするようになったら、自分自身も気持ちいいし子供にうつさないで済むから合理的」とおっしゃるお母さんもおられます。

妊婦さんは口内環境や、レントゲン、薬の服用できないなど妊娠中はいろいろ制限があるので、治療には神経を使います。必要な治療は原則5~7か月の安定期に、十分な考慮の上なら診療受けることはできますが、お腹のお子さんが専一ですので、応急処置にとどまることも否めません。ですのでなおさら、妊娠を希望される方は、普段から定期メンテナンスを受け、お口の中をよい状態にしておくことが何より大切です。

随分前ブログにも登場いただきましたが、ご夫妻でメンテナンスに通われていたお二人から、妊娠希望であること。奥様に埋もれた親知らずがあって時々症状がでることの相談を受け、ご夫妻と良くお話しさせて頂きました。出産後はご実家の近くに住む予定で当地を離れることも伺い、奥様の親知らずを抜歯することに合意しました。難しい状況にあった親知らずも難なく処置でき、最小の抗生剤だけで炎症も程なく収まりました。何回か傷口の消毒をし、ケアを続けた数か月後 「ありがとうございました」とご懐妊の喜びの報告を頂き、それからご実家に帰られるまでご夫妻で定期メンテナンスを続け、すばらしいお口の習慣を身につけられて、引っ越されました。しばらくして可愛い男の子とのご家族写真が届き、元気そうでお役に立ってよかったと安堵いたしました。

ですので、今から妊娠をお望みの方は、ご夫婦でお口のチェックを受け、必要な虫歯は最小の処置をして治しておき、お手入れもしてホームケアの習慣を身につけてからでも、遅くはないなぁと感じています。

たったのむし歯のことでしょう? 
今痛くないし・・。
歯のことばっかりやってられませんよ!

こんな言葉を耳にした事もありますが、今、ご夫婦でお仕事しながら子育てする時代。
ご両親が傍にいてみてくださる方ばかりではありません。へたすると、まだまだお若いおじいちゃま・おばあちゃまはそれぞれお仕事している場合もあります。保育園に預けるったって、むし歯があってはみんなとご飯もおやつも頂けません。

歯は本当に大事。
歯の具合いが悪いと思う以上に治療に時間がかかり、何よりストレスです。
それよりお口の中をきれいにするために歯医者に通う! この方がお気持ちが楽です。

どうぞ、妊婦さんでお口のケアしてない方は、体調見て汚れを取りにいらして下さい。
歯周病菌の汚れは女性ホルモンを栄養にして、お口の中で増える一方し、虫歯菌もお子さんに移りますので、きれいにしておいてご損はないですよ。。

 

こどもにお話しする前に (親が病気になった時)

親が病気になった時、子供にどう説明しますか?

・こどもの視点から

  ・お父さん・お母さんはなぜ入院していて、いつおうちに帰れるの?
  ・ぼく・わたしが悪いことしたから病気になったの?
  ・今までどおり触ったり甘えてもいいの?
  ・ぼく・わたしはどうしたらいいの?

・子どもの気持ちに寄り添って

  ・なぜ入院していて、いつうちに帰れるのか?
      具体的なことをお話ししましょう。
       (例)*おなかの痛いところを治してくる
          *手術で悪いところを取ってくる・・などを聞くことにより
           こどもなりに心の準備ができます

  ・誰かが悪いわけではないこと
      特に幼児は、自分のせいで大切な人が病気になったと思いこむことが
      あります。患者さん自身を含め、誰も悪くないことをこどもに伝えること
      で、こうした思い込みや罪悪感を取り払うことが出来ます。

  ・病気のため痛いところ、苦しい時があること
      痛い・痛くない部分を示し、抱っこが無理な時は手を握る、そっと触るなど
      「今まで通りできること」も伝えると、こどもなりに工夫してスキンシップ
      をとれるようになります。

  ・手伝えることを具体的に子どもに伝えること
      こどもなりに、「お父さん・お母さんにしてあげられること」を一生懸命に
      考えています。小さなこと(物をとってもらう、片づけを手伝ってもらうな
      ど)でも、こどもができることを伝えてあげましょう。

*こどもに病気の話をするときに大切なことは、病気になった人の「気持ち」を伝えることです。

時には病気の話より、目の前でがんばってるお父さん・お母さんの思いを知ることの方が、子供の安心感につながることがあります。
病気の話をするときには、「あなたがいてくれるだけでうれしい」「学校や習い事でお友達と楽しく過ごしているのが何よりうれしい」と、必ず伝えて下さい。そうすることで、子どもは安心して、こどもらしい日常生活を送れるようになります。

お父さん・お母さんのケアの輪に子供もしっかり入れた上で、そのことをこどもに伝えましょう。そうすることで、こどもの自尊心や達成感、思いやりの心がより大きくなります。  以上、がんセンター よろず相談より引用

たまたま来院の患者さん(保育園の園長先生)とこのパンフレットについてお話ししました。実際親御さんが病気で入院・手術という家庭も少なからずあって、こどもたちへの対応には苦慮していますが、この内容はいいですね・・と一部お持ちになりました。いろいろな方々と連携しあい、知恵を出し合うことが必要ですね。少しでも子供の不安が払しょくできれば幸いです。

 

フレイルとサルコペニアについて(ダイジェスト)

フレイル

開業30年たつと、お通いの患者さん方も歳を重ねられながらメンテナンスに通われるようになりました。それでも2階にある当院にいらっしゃれるのですから、お元気でらっしゃいます。自宅でのお手入れもよろしく、定期メンテナンスも欠かさないのでお歳にしてはお元気な方ばかりです。お口の手入れが功を奏していると思われうれしいです。

           歳重ね丸くなるより固くなる
           診断は昔過労で今加齢
           デパ地下にあること知ったグルメ旅

                   全国老人福祉施設協議会の「還暦川柳」の収録作です

年齢とともに衰え行くのはいかんともしがたい状態、歳をとり、筋力や活力が低下した状態を「フレイル」というそうです。もろさ・はかなさ・弱さを意味するとか。いっとき言われた「脆弱化」をわかりやすくいったものでしょうか?それにしても悲しくなる言葉ばかりです・・。
日本老年医学会は「健康と病気の中間的な段階をフレイルと呼ぶ」ことにし、これをそのまま放っておくと、介護が必要になる状態で、「疲れやすくなる」「歩くのが遅くなる」「体重が減る」といった要件が三つ重なると認定されるそうです。ただ元に戻らないわけでなく、早めに気づいて栄養とったり、ストレッチなどの運動したりして回復も可能とのこと。フレイルという言葉によって予防意識が高まって、要介護のお年寄りが減ることを目指すというものの、広まりそうもないですねこの言葉。馴染みなさ過ぎ、いかにもお役所の発想かな・・。 英語のスペルからとったことはわかりますが・・。
ともかく予防に効果的なもののひとつはタンパク質ですが、お肉でなくとも美味しくよく噛めて食べられれば、よく吸収されからだは喜び元気でいられます。工夫と心の持ちようも大事ですね。いずれにしても、アンテナ広く高く張って、いいと思うことは積極的にやって行く、好奇心というか気持ちの若々しさを保つことではないでしょうか?
昔アルフォンス・デーケンさんに頂いた言葉「にもかかわらず笑う」と同じように「にもかかわらず、前を向いてあきらめない」気持ちを維持することでしょうか?人との接触もなくなると家に閉じこもりがちですので、隣近所で声かけあう、こんな些細なことが大事かもしれません。一番悲惨で悲しいことは「孤独」と感じることです。お声かけ合って、元気の交換しましょう。「いいお天気ですね」「昨日はスゴイ雨でしたね」「紫陽花がきれいですね」「新しいスーパーが出来ましたよ」「お足元気をつけて」「帽子よくお似合いですね」。ちょっとした一言が元気につながるかもしれませんね。

サルコぺニアってどんな病気

「サルコぺニア」 この言葉を最近よく聞くようになりました。高齢化が進む中で、要介護や寝たきりの要因として今もっとも注目されています。サルコぺニアとはギリシャ語で「肉」「筋肉」を表す sarco と「減少」「消失」を意味する peniaを組み合わせた「筋肉の減少」という意味だそうです。
広義のサルコぺニアは加齢によるものなので65歳以上の4〜5人に一人、80歳以上では2人に一人がサルコぺニアになっているという報告があるそうです。サルコぺニアは病気一歩手前の状態、結構深刻な健康問題とされ、寝たきりにつながるといわれます。
以前このブログで 「フレイル」(虚弱)という言葉をご紹介しました。今はどうにか日常生活を行えている、いわば”病気の一歩手前”の状態を言います。要介護状態へは、フレイルを経て進むことが多いと考えられています。このようにサルコぺニアになると体が動きにくくなり活動量が減ります。活動量が減ると食欲が低下し、低栄養となります。
低栄養とは健康な体を維持するために必要な栄養(エネルギーやたんぱく質)が不足している状態のこと。低栄養になるとサルコぺニアがさらに進行します。つまりサルコぺニアがサルコぺニアを加速させるという悪循環を引き起こしてしまうらしいのです。以前、ライフプランニングセンターの道場先生に、脆弱化のスパイラルと教えていただきました。そのことに似ています。
私事ですが、93歳で倒れ幸運にも復活した父が全くそのとうりです。関心持ってこのフレイルとサルコぺニア勉強しながらお伝えしていこうと思います。

サルコぺニア2

前回の続きです。
高齢化が進む中で、要介護や寝たきりの原因として今もっとも注目されている”サルコぺニア”は加齢などによる筋肉量減少で誰にでも起こりうる症状です。特に足の筋肉が減少するとちょっとした段差にもつまずき、転倒しやすくなります。
60歳代になると20歳の時と比べて一般的に腕の筋肉量は10〜15%。足の筋肉ん量は40%も落ちるそうです。サルコぺニアの人は」今はどうにか日常生活を行えている、いわば”病気の一歩手前”の状態なのです。この状態をフレイル(虚弱)と言います。この段階で、あるいはその前に筋肉トレーニングや栄養改善を行えば通常の生活に戻ることが可能になります。一般にはロコもの方が言葉としての認知度は高いのですが、ロコモの方はサルコぺニアになっている可能性が高いと考えられます。
又筋肉の減少というと、痩せた人を思い浮かべますが、サルコぺニア肥満も話題です。筋肉量の減少に加えて志望が蓄積してイル状態です。サルコぺニアに該当し、なお且つBMI25以上の人を指します。小太りといった感じですが、このサルコぺニア肥満になると、糖尿病のリスク19倍、女性は高血圧のリスク約2倍になるという報告があります。
ところがサルコぺニアはまだ「保険病名」として認められておらず、検査を行っている医療機関はほとんどありません。食事指導も低栄養を引き起こさないような「リハ栄養」という新たな考えの指導が必要です。

・筋肉量のチェックには
①握力計を使う
②横断歩道を青信号で渡り切れるかどうか
③指輪っかテスト(簡易な筋肉量テスト)があります。両手の親指と人差し指で、ふくらはぎのもっとも太い部分を囲みます。

指がくっつかない人  サルコぺニアの可能性低い
指がぴったりくっつく サルコぺニアの可能性あり
指が重なってしまう  サルコぺニアの可能性高い だそうです。やってみて下さい

・サルコぺニアの予防・改善

①筋肉トレーニング・・と言ってもお家で出来そうです

・ハーフスクワット 椅子に座って123数え立ち上がって123ゆっくり元に戻る
・爪先立ち 腰巾に足を開き背筋伸ばして123でかかとをあげ、123で元に戻る
・ももあげ 椅子に座り背筋を伸ばし椅子の座面を両手でツ゚k差観123と片足の膝をゆっくりと引き上げる。123と声出しながら元に戻る

②筋肉の材料となるたんぱく質の摂取です。肉・魚・乳製品・大豆製品です
③禁煙です。 詳しいメカニズムはまだ完全ではありませんが。喫煙者はサルコぺニアに

なりやすいとという研究結果が多く報告されています
いずれにしても生活の質を落とさないためにも「病気になる前の元気な状態に戻る」ため
にも、過度の安静や低栄養は好ましくありません。この点の改善の為、管理栄養士の奮起
が望まれます。医師・歯科医師・看護師・管理栄養士・歯科衛生士・理学療法士・言語療法士等
皆さんとの連携が望まれるところです。

まだ自力で戻れる崖っぷち状態の悪循環 それがフレイル

寝たきりになりたい人なんていないと思います。そうなってしまう確率を、自力で下げる方法があることご存じですか?
frailtyこのコーナーで何度も取り上げているフレイル。ひとたびフレイルの状態になると図のようにどんどん衰えていく悪循環になり、容易なきっかけで取り返しのつかないことになります。
ブログで何度もご紹介済みですが図の真ん中にある言葉。サルコぺニア。「筋肉量がへって筋力か身体機能が落ちている状態」を指し”フレイルの中核を占める状態”です。悪循環を注意深く見て頂くと、活動度の低下と食欲・摂取量の低下があることに気づくでしょう。「運動しない・栄養的にも十分な食事をしない」ということだそうです。この循環は図の方向に回るだけでなく、ご本人の努力次第では逆方向にまわすことも十分可能だそうです。
と言うのはどんなに高齢であっても、適切に運動すれば筋肉は増え、筋力も上がるそうです。筋肉の材料、すなわち食事が欠乏しているとせっかくの運動が無駄どころか毒になる可能性もあるようです。お食事が大切です。
ここでいう「運動」とは?特別なものでなく誰でも使える運動メニューなのです。きわめてシンプル。毎日のウォーキングで、歩数を一か月に一割ずつ増やしていく、これだけでいいそうです。騙されたと思って、やってみてください。もし上限を決めなければ、一年後には今の約3倍歩いている計算になるそうです。下記のもう一つの表をご覧下さい。

※英語ではfrailty(フレイルティ)ですが、日本老年医学会では「フレイル」と
呼ぶことを提唱しています。

要介護の原因疾患 (上位5つ 平成25年国民生活基礎調査より)
1脳卒中   21・7%
2認知症   21・4%
3高齢による衰弱  12・6%
4転倒・骨折    10・9%
5関節疾患    6・8%→このうち3・4・5は「フレイル」から容易に移行します。

こんな言い方もなんですが、”手厚い介護は、助けてもらう瞬間は嬉しいが、虚弱の人が自立にもどるチャンスを奪い、虚弱や要介護の期間を長期化する。介護に頼り過ぎない生活を目指せば、ピンピンころり型で老いて行く可能性が高いという福祉からの見方もある事を付記致します。
よく言われる”お大事に症候群”かもしれません。理論的にはわかりますが、独居のお年寄りもいらっしゃるわけで、難しい問題を含すんでいますが、日常のちょっとしたことで、身体能力を維持可能だとわかってきたということです。やるかやらないか。少しでも早く気づくか放っておくかで、ずいぶん違ってくる事がわかってきたようなので、お伝えしました。(以下の図は順天堂医院院内ニュースより引用)

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①オーラル・フレイルを予防して健康長寿を目指しましょう!

昨日届いた、日歯広報(所属する日本歯科医師会広報)に上記件名「オーラル・フレイル」の文字が。先日3月26日開催の理事会で新たな考えとして示された・・とあり本当にうれしくなりました。
当ブログでも、医科からの発信を受けて、今年初めから「フレイル」「サルコぺニア」について何度か書かせて頂きましたので、いずれ歯科でも動きがあると目論んでおりました

良かったぁ!
からだの健康寿命を言う時に、まずお口から!と思っていたので、これで医科との連携が少しでも進めば嬉しいですね。そしてもっと国民に向かってこのことが広く伝わるようにしないとなりません。その時になってから慌てても、なかなか難しいです。
今は小さい時、子供のころから「食べること」「からだを作る食の事」を伝えなければならないとつくづく思っているので、あちこちでこのような動き歓迎です。まず、歯科医院の多くが治療だけでなく、お口の役割をもっともっと伝えて、「いい人生につながるお口の大切さ」を担って行ければと思います。日歯のこの提言大賛成!

フレイル予防 歯の噛み合わせ大切

歯科医師会のオーラルフレイル提案もあり、心強くなってきました。当ブログでは、数回にわたりフレイル・サルコぺニアをお伝えしていますが、もう一度あらためて書きます。

高齢になり軽い病気やケガがきっかけとなって、急激に体力が衰え、介護が必要になったりします。要介護と健康の中間にある状態を、2014年に日本老年医学会の提言によれば、75歳以上の多くはこの状態にあるとしています。
加齢と共に筋力が衰えた状態を「サルコぺニア」とよび、これに認知機能障害やうつなどの心の問題、一人暮らし、経済的問題などが加わると「フレイルになりやすい」と言われます。日本には統一基準がまだないのですが、米国老年医学会の評価法「フレイル」と呼び

・一年で4キロ以上体重が減った
・疲れやすくなった
・握力の低下
・歩行速度が秒速1メートル未満
・身体の活動性の低下
の5つのうち3つに該当するとフレイルとしています

日本では国立長寿医療研究センターの調査解析によれば、熟睡感がなく目覚めの悪い人・奥歯で噛めない人・地域活動しない人はそうでない人に比べ、フレイルになりやすかったとのことです。
しかし適切な対策さえとれば健康な状態に戻る可能性はあり、寝たきりになるのを遅らせることを知ってほしいと伝えています。

そのほか大事なことは大きな大げさな運動でなくとも
・横になったままグーチョキパーと足の指を動かしたり
・背伸びをしたり
・家事や歯みがきの際、かかとをあげたり下したり・・
・三度の食事でタンパク質をしっかりとること     そして

★奥歯でしっかり噛めるようお口の中を整えておくことです
奥歯でかみ合わせが出来ないと、咀嚼に必要な筋肉が減っていってしまい、軟らかいもの・食べやすいものばかり食べていると、口の周りの筋肉が衰えて、本当に食べられなくなります。無理のない範囲で、シャキシャキ・サクサクと言った食感の生野菜なども召し上がると、意外と食欲出たり、楽しいものです。
手のひらを頬にあて、奥歯で噛み合わせ、頬の筋肉が動くかどうか、確かめて下さい。お口の周りの筋肉が働いてくれるかどうか、噛むだけでなくゴックンと飲み込む時にも筋肉が必要です。

高齢者の中には、びっくりするほどお元気な方もおられ、そのような方には、年配者が集まる場などで、指導役を任せる取組みも始まっているようです。助け助けられの意義を最大限生かすには、一人でも多くの方が新しい知識を持ち、気づき合うことだと思います。
誰もが迎える「老い」。みじめな思いが少しでもヘリ、生活の質が少しでも維持できて、「ありがとう・おかげさま が行き交う世の中」になるといいですね。理想かもしれませんが、やる意味はあるようです。ちょっとずつでも・・。

②オーラル・フレイルを予防して、健康長寿を目指しましょう(日本歯科医師会)

先日このブログで、日本歯科医師会のオーラルフレイルへの取り組みをご案内しました。さらにマスメディアなどを通じて、多くの国民に伝えていくことになったようです。

歯周病の治療や歯を失ったときの治療を受けるのはもちろんのこと、「滑舌の衰え」「食べこぼし」「わずかのむせ」「噛めない食品が増える」などのささいな口腔機能の低下を軽視しないことが大切です。このわずかな口の衰えは、身体の衰えと大きくかかわっています。
日本歯科医師会は、「8020運動」に加え、ここにオーラル・フレイルの予防という新たな考え方を示し、健康長寿をサポートしてまいります・・とあります。

これからもこのブログで、お口の中に定まらず、皆さんのおからだ全体にお役に立つ情報をご案内していきたいと思います。

今日は本当に春らしい暑いくらいの陽気となりました。まだ4月ですが、紫外線は相当強いようです。外に出るときには、サングラス・帽子などで予防いただき、いつでも取れる水分も携帯ください。
そうそう近所の内科の先生から伺ったことですが、「モーラステープ」というパップ剤張った方が、日光を浴びて湿疹出る方が散見されてるようです。日光疹の既往なくともご注意ください。

タバコをやめた瞬間に (こんなにいいことが増えます)

20分    血圧が下り始め、脈もゆったりに。
        手足の温度が正常にもどり、血流がよみがえる

8時間   血液中の一酸化酸素が正常になり、酸素濃度が上昇し正常になる

24時間  心臓発作を起こす可能性が少なくなる

48時間  食べ物の味が良くわかるようになり、においにも敏感となる

2週~3か月 血行が良くなり、肺機能が改善する。歩行が楽になる

1~9か月 咳や息切れが改善する

10年   肺がんにかかる危険率が喫煙者の十分の一になる
     (口腔がん・食道がんの危険率も低下する)

15年  心臓病にかかる危険率が吸ってない人とほぼ同じになる

            アメリカの肺がん協会データーより抜粋
            SGセンター薬剤師 中垣繁監修リーフレットより

瞬時にいいことがありますので、「いまさら~」と思わず、次の一本に火をつける前に
おいしいお茶(今は様々な種類のおいしいお茶がありますよ)やお水飲んで、ニコチンを
体から排出してください。そうこうしてるうちに、”脳の一日●●本分のニコチンがなくてもよくなり” 減煙から禁煙 と成功なさると思います。

決して吸ってる方の「意志が弱いのでタバコやめられない」ではありません。
脳がニコチンの量を記憶して依存してるだけです。
応援しますので頑張ってみてください。必ず禁煙できます!

雪原の白ウサギを探すようなもの(再掲載)

医療の世界では○○認定医が大流行ですが、「マンモによる乳がん読影認定医試験」というのがテレビで紹介されていました。芸能人の乳がんの告白などから、検査はしてても・・という風潮を踏まえ放送されたと思われます。よい番組でしたのでお知らせします。

マンモグラフィー検査は、検査自体が患者にはかなりつらいので、エコーで済ましてしまう人も多いようですが、エコーもマンモも両方必要だというのが大方の見方です。エコーはばらつきが多く、観るドクターの技量に左右されるので単独では判断できない。技術・知識・集中力がものをいうそうです。当院の院長も常日頃言っていますが、「画像は読影が命」と。正しく撮影されたものを慎重かつ精密な読影には相当な技量を要するものです

私事ですが、かの昔ある専門病院のドクターは、放射線専門医が読影し報告してきたものを、主治医がさらに拡大鏡を近づけてみて、今度は石灰化の小さな粒の間隔を図って記録判断くださいました。今の時代はずいぶん違うと思われますが、基本的に見る目があるのとないのでは雲泥の差です。

この日の番組で紹介されたこの認定医試験。合格率は60%だそうです。決められた時間に100枚だったでしょうか?マンモの読影を強いられみなさん真剣そのものでした。対象は医師と放射線技師です。私たち女性のために頑張っていただきたいですね。このような医療現場での研鑽の裏で、乳がん検診30%という低さも問題です。先生方も頑張ってくださってるんですから、積極的に乳がん検診受けたいものです。

ですので乳がん検診は、医師や技師の技量が勝負。発見できるドクター・発見できないドクターがいるとはっきり言っておりました。マンモグラフィーによる乳がんの読影は
「雪原の白ウサギを探すよう」とはこのようなことを指しているのですね。私たち患者側も医師の技量を見抜くくらいの患者でありたいものです。なんでも”お任せにしない”ことですね。大切な自分の身体。大切なそれぞれのパーツ。かけがえのないものです。賢い患者にならないと・・。

水洗式咀嚼!?  (岡山大学・小児歯科岡崎先生より)

今注目の、また唾液の話です。   

”唾液” 文字通り 口から垂れる液です

   ”よだれ”も 唾液が余って垂れるから ”余垂れ(よだれ)”というらしいです。

岡崎先生によれば
  以前は、子供が口を開けると唾液が沢山出てきて、防湿の為にラバーダムというものをつけた。それでも横から漏れ出すので、その下に排唾管挿入して治療した。ビショビショに唾液出る子供が多かったので、正直治療する方にしてみれば、唾液は厄介者だった。

ところが、最近の子供は、口を開けていても唾液(つば)がたまらない。おかげで治療はとても楽になったが、そうも言っていられない。どう考えてもこれはおかしい。どうして!?

一つに食生活の変化を上げておられ、特に

  常に水やお茶など飲み物を飲みながら食べている。流し込みながら食べているので
  これを”流し込み食べ” =水洗式咀嚼 と呼んでいるんですよ。唾液でなくなります

  昭和30年代まで、食事中にお茶飲むと「行儀悪い」と言われたものです。調べたら
  サザエさんの漫画にも、食卓に”湯のみ”は置かれておらず、お茶は食事が終わったら
  みんなで飲むものだったと記憶しています。
  今はファミレスでも、席につくとまず水を持ってきます。

  マウスの実験でも、水分の多いエサを与えると、耳下腺・顎下腺の発達が悪かったそ
  うです。
  同じことが、いま私達の子供たちに起こってるのではないだろうか?と案じてらっし
  ゃいます。

そういえば・・と自分でも小さい頃を思い出すと、いまよりもっともっと「よく噛みなさい」と言われるまでもなく、噛み応えの多い食事があったように記憶しています。おかげで、「良い食材を味で覚えたせいか?」今どこへ行っても、何を食べても美味しく味わえ
お店の方とも食材談義も事欠きませんし、友人同士で食事をしても、豊かな食材で育った幸せは何事にも代えがたい・・と親に感謝するばかりです。

お仕事もつお母さんも増えてきて大変だと思いますが、食事の経験は生活習慣として、大きく響きます。
どうかこの岡崎先生のご指摘に耳を傾け、親御さんもご一緒になさって下さい。お母さん方もお若くても、どんどん唾液は減ります。お子さんとご一緒に、お食事時の水分の取り方をちょっと工夫されて、唾液が出るように思い切ってトライしてみましょう。お水・お茶などをお供にせずとも、良く噛めば必ず唾液は出ます。やらなければ出ません。唾液でなくなるばかりでなく、飲み込み困難になります。

唾液が少ないと虫歯も俄然増えます。
知らないでいて不自由になるのは、もったいないですね。

 

 

 

 

 

サルのむし歯に思う

allある動物園のリス猿(小さいですね)の右目の下が、プクンと腫れて見るからに痛そう!獣医さんが診たところ虫歯が進んでいて、歯の根のところを切開して腫れは引いたそうです。最近お客様からお菓子の投げ入れがあり、ついサルたちも口にしてしまうようです。 人間もサルも一度甘いものを口にしてしまうと、美味しいものに目がなくなっちゃいますものね。

本来サルは、自然の食べ物をよく噛んで食べ、唾液を出して洗い流しているとのこと。今人間に言われていることと同じですね。 日光の猿軍団も人間のものを頻繁に食べるようになって、同じように虫歯に悩まされているとか・・・。 本来野生動物は”飢えとの戦いなんです” と解説された言葉が、人間にも同じだなぁと つくづく感じいったことでした。

人間の方は ”いつでもどこでも何でも手に入るようになり” お腹すいたらちょっと食べしてるうちに、きちんと食事をとらない子ども達も増えてきているようで、 ”好きなものだけドカ食いするなど”「飽食の栄養失調」と言われて久しい人間への警鐘と似たところがあります。

20年も前の話ですが大阪の片山恒夫先生から教えられて手にした「食生活と身体の退化」未開人の食事と近代食・その影響の比較研究 W,A, Priceには、開発が進みそれに伴って持ち込まれる先進国のし好品(砂糖の入ったお菓子など)で、原住民の歯が虫歯になって行く過程が示されていました。その本の強烈な内容を思い出しました。

習慣は人がつくる 心もからだも (日野原重明)

あなたのからだは、あなたの食べたもので出来ている

まさに私達は、口にするものによって大きな影響を受けています。食べるものによって 病気がつくられてしまうことを心しなくてはなりませんね。 (下記の写真は 上記にご案内したプライスの赤本
表紙と、開発が進むことにより原住民に増えた虫歯の画像です)

2016/ 4/ 8 16:21 2016/ 4/ 8 16:21

鼻水だけでも医者に行く? (細谷亮太さんのお話しより)

元聖路加国際病院・小児科部長の細谷亮太先生は、子どもに対する姿勢とお気持ちの大きさに圧倒され、又ごくごく自然に子供をとらえて、丈夫な子供に育ってほしいというお気持ちにあふれていらっしゃるので、ついお書きになったものに目がいってしまいます。

この新聞記事も ★「食う寝る遊ぶ」が出来れば平気★ と副題がついています。そして

健康とは、何でしょうか?私が子供の頃、日本はまだ貧しく子供はみんな、鼻水を垂らして遊んでいましたが、今のお父さん、お母さんの中には、「鼻水が出たら医者に診てもらわないといけない」と、子どもを病院に連れてくる人がいます。
でも、”食う、寝る、遊ぶが出来ていたら人間は大丈夫です”。食欲がちゃんとあり、すやすや寝られて、機嫌よく遊び、熱もなければ、病気ではないんですよ。

小児科の外来は、危ない場所です。インフルエンザの子供や、水疱瘡の子供がいる可能性もあったり、お父さんお母さんの安心のためだけに、危ない場所にこどもを連れて行くのはやめておいた方が良いのです。ただし子供が幼いうちは特に、小児科の専門医をかかりつけにして置き、いろいろ相談できる関係つくりをしておくと安心です。医者を次々と変える「ドクター―ショッピング」はお勧めできないので、お医者さんが医学的なことはもちろん親よりよく知ってるわけですが、よい関係をつくって、子どもの症状の急変に相談できるようにしておくことが大切です。医者の判断だけに限らず、「どうもおかしい」「ただ事じゃない」と気づけることが、とても大切です。
と上手なかかり方を提案していました。

大事に至ったらどうしようと親だったら思うのは当然ですが、この細谷さんのお話し伺うと,本来人間って強いものなんですね。ただし「食う・寝る・遊ぶ」が出来てれば平気と
いう細谷先生の言葉を頭に置いて・・ですが。
子供を思えばこその細谷先生のお考え、参考になればとご紹介いたしました。

 

 

 

朝食抜くと脳出血のリスク3割増

朝食を抜くことが多い人は、毎日食べる人に比べて脳出血のリスクが3割以上高まるとの調査結果を、国立がんセターなどの研究チームが発表した。(2月5日付け新聞)
8県の男女約8万人(45歳から74歳)を平均で13年間追跡した。その間、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)を発症した3772人と、虚血性心疾患(心筋梗塞・急性心臓死)を発症した870人について、朝食との関連を調べた結果、

「朝食を週に0~2回」は脳出血を起こすリスクが1・36倍・脳卒中全体では1・18倍高かった。心疾患では優位差は見られなかった。

チームによると、朝食を抜くと空腹によるストレスなどで、血圧が上がることが知られている。高血圧は脳出血の大きな要因で、中でも早朝の血圧上昇がリスクを高めるという。解析した阪大・公衆衛生教授・磯博康さんは「そうした背景が脳卒中を引き起こす原因につながってる可能性がある」と指摘しています。

当院でも朝食抜きの方に伺うと、夜遅いので食べないとか、朝食べると電車に乗って気持ち悪い!?とかいろいろおっしゃいますが、朝起きてネバネバのお口を手入れ後、ヨーグルトにバナナでも、スープにパンでもいいので、何かしら召し上がって体にエンジンかけてくださいと申し上げています。朝食抜くと、糖尿病のリスクも上がるので是非召し上がってと、唾液検査などしながらお話しします。食事することは、その方の体を作ることですが、歯科的に言うとお口の掃除と言っては何ですが→噛む(咀嚼する)ことは、脳にも歯にも歯茎にも、さらに申し上げれば、「心」にも大切なのです。

ですから、病気を呼ばないために、朝起きたら、カーテン開けて部屋に光を取り込み、
脳を起こして、朝ごはん召し上がってください。少しづつ召し上がってみるうちに、その方の朝ごはんスタイルができて、一日がスタートするようになることを祈っています。

乳ガン専門医から

年一回指定された乳ガンの精密検査と診察に行ってきました。検査なのに行くまで気の重いことと言ったら!それでも都内に住んでいる35の時から、良い先生に恵まれつつ今日まで来ました。

芸能人や有名人の乳がん報道に外来は沢山の患者さんでした。幸い私は今回もパスでしたが、主治医である女医先生と骨粗鬆症の薬の話などしながら、当院の取り組みHPに情報載せたことを、連携有りがたいわぁ!と仰って下さり、添付の図も使って宜しいと下さいました。

私も初めて知りましたが「炎症性乳ガン」と言うもので、突然同心円描いたように赤くなり、皮膚は夏ミカンのようになるそうで片方だけだそうです。こんな時は直ぐ受診してほしい、放って置かずにね。是非そちらのHPで広めて下さればとラフスケッチ下さいました。

ガン検診は行くまで気が重いけれど、後で後悔は残念なので、毎日のお風呂上がりの自己チェックと専門医による定期検診受けましょう。丁度blogに”雪原で白兎を探すようなもの”というマンモやエコーの読影の難しさを書かせていただいた直後だけに、女医さんの
きっぱりした言葉はとても有り難く思いました。早ければやれること沢山あるのよ!の助言には女性の大切な乳房失わせたくないと言うあったかいお気持ちを感じました。

皆さんも乳ガン検診受けましょう。今は女医さんも沢山おられます。乳がん検診怖いより、受けないでいるほうが怖いです。案ずるより産むが易し。ぜひ受けましょう。

 

2016/ 2/ 9 15:45

 

美しい死

資料整理していたら、大事なコピーが見つかりました。当時いつもバックにしのばせていたのですが、歯科予防の集まり・熊谷崇先生(日吉歯科診療所)主催の会に出向いた折、熊谷先生がこの同じ記事をスクリーンに大写しにされ、同じ思いでいらしたことが嬉しかったのを覚えています。今でも十分通ずる良い記事なので、ご紹介いたします。

「美しい死であったと感じました」ガンでなくなった先輩学者の病理解剖に立ち会ったとき感想を求められ、思わず口をついて出た言葉だったという。「なぜ美しいと表現したのか。自問自答しました」こんな切りだしで始まった森亘日本医学会長(元東大学長)の話は味わいがあった。先日、東京で催された日本医師会創立50周年記念大会での「美しい死。品位ある医療の、一つの結果」と題する特別講演である。

森さんは病理学が専門。「優に千を超える」解剖の体験をもとに「必要にして十分な治療を施された遺体には、それらが見事に反映し、それなりの美しさが感じられる」という。
なぜか。「その疾患の結末としてべく起こるべくして起こった変化の集まりであり、大きな修飾は感じられない」からで、「節度ある医療であり、品位ある医療である」。
逆に「脳死状態に陥った後も長く心拍動、呼吸を保ち、脳や脊髄が融解しつくすまでに至った患者の病理解剖所見は、美しいとは映らない」とも。
「節度ある医療は、知識、教養、品位を併せ持った医師によって初めて下しうる。今日の医師にはこうした高度の素質が求められる」と訴えた。

さらに、言外に一部医師の過剰診療を批判して、「医師に与えられている大きな裁量権は、良識を欠く行使の下に置かれるならば、やがて取り上げられてしまう」と警告した。講演は、制度改革や医療界を心配する心情にあふれ、「医師には、医学的力量とともに人間的教養と品位が求められている。このことを、ぜひ後輩たちにおしえてほしい」と結ばれた。演壇を降りた森さんに「感銘を受けました」という声が寄せられていた。 
          朝日新聞 「窓」論説委員室から 平成9年11月7日号

18年経った今でも、心突き動かされる文章です。
そして、熊谷崇先生が新しい歯科の会を立ち上げた時「本来虫歯・歯周病は稀な病気である」とおっしゃったこと。事が起こってから修復処置をするのが歯科ではなく、そうならない為にお口の中のバイオフィルム(原因菌の汚れ)の破壊と除去=取り除いてよい状態にすること が大事であると予防の会を立ち上げたコンセプトに通ずるものがあって、歯科としての新しい取り組みの必要性と共に、なおのこと森先生のお話しに感銘を覚え共感したことでした。古い記事ではございますが、紹介させていただきました。こうして時間が経っても読むたびに、心に重く響き新たな気持ちにさせて頂けます。

 

スメハラ

先日日吉歯科の熊谷先生先生の研修に行ってきましたが、まだまだ会合などに行くと「何とも言えない口臭?タバコ臭?ひどいんだよね。よく本人平気でいられるよ・・」と憤慨してらっしゃいました。私達も実際電車に乗ったりして、お隣の男性が”あくび”でもしようものなら、「ウッ」と息止めることがあります。独特の口臭。歯科のメンテナンス受けてるの?と聞きたくなります。

若い方でも顔や髪形に時間とお金かけてるのに、口開くと「エッ」という方も散見します。最近ではこのような、まわりに迷惑かけるようなにおいを発することを「スメハラ」
「スメルハラスメント」というそうです。

定年退職されたお父さんが家にいるようになると、口臭ひどくてイヤだから外出するの・・とおっしゃる奥方の理由は別(単なる言い訳)だと思いますけれど・・。いずれにしても口臭などないように、ホームケアと歯科医院で定期的に受けるプロケアが必須です。スメハラと書いてるだけで臭ってくるようで、筆を止めます!

喫煙者の方は口臭だけでなく、歯を失う速度がすごいのですから、タバコ臭含めた口臭だけでなく、健康損なう最大リスクのタバコから早く逃げ出しましょう。当院は禁煙支援診療室です。ご相談ください。

 

日吉歯科に行ってきました

お正月松開けて間もなく、早朝の飛行機で山形県酒田市の日吉歯科に研修に行ってきました。何年か前、冬出向いたときは大荒れのお天気で、羽田にひっ返すかも?と言われ随分遅れて到着したこともありました。

今回は順調な離着陸で、全国から50人程が集まり、朝8時半から熊谷先生の研修受けてきました。いつも時代の先を読み、どうしたら皆様の口腔の健康に役立つ歯科医療になるか。常に考えて私達を導き励ましお力貸して下さって、頭が下がる思いです。日吉歯科のスタッフさんも全面協力体制で感謝するばかり。私達も日々精進し、患者さんに利益をもたらす本来の歯科と言うものを、手綱緩めずに実行して参りたいと心に誓いました。毎日が学び。皆様の口腔のお役にたつべく頑張ります。
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なんでもっと早く言ってくれなかったの!

長年メンテナンスにお通いの方が、「母が亡くなりました。長いことありがとうございました」と。86になられたお母様は、ご主人を見送って7年。しばらくはメンテナンスにおいでになっていたものの、家に閉じこもりがちになってましたが、ご長女はじめお子さんお孫さんのお力で静かに暮してらしたようです。

連れ合いのご主人は、たばこに起因する病気で、7年前他臓器に転移して亡くなりました。最後のご来院の折、もう病気も告知されておりましたが「なんでもっと早くタバコのこと言ってくれなかったの!」とおっしゃられたことを昨日のことのように思い出しました。 最初の肺の病気が見つかる前から歯茎の状態が良くなく、たばこの害が懸念されたので申し上げましたが、こちらの力不足もあり聞く耳を持って頂けませんでした。肺の病気が見つかった時も、依存が強く受診終わってドアを出てすぐ、タバコに火をつける有様でしたので、ND(ニコチン・ディペンダンス)だったと思われますが、当時歯科医院でたばこの害を言うところは極めてまれでしたので、自分の勉強不足もあってそれ以上進みませんでした。

今日その奥様の急逝を聞き、胸膜炎と伺って「水が溜まって苦しかったのではないですか?」とお聞きしましたが、「我慢してたようです」とおっしゃるお身内に、ただお悔やみ申し上げるだけでした。

たばこの害は全身です。肺や胃だけでなくあらゆる病気の原因です。今お口の中の細菌が全身の病気に悪さすると言われますが、タバコは口から吸うのですから、一番の被害はお口の中なのです。これからも当院は禁煙支援をすすめ、近所の内科医院さんも引き続き協力連携下っています。長く通われた高齢者の急逝の報に、連れ合いの亡き患者さんの声を思い出しましたので書かせていただきました。

28日カンブリア宮殿で熊谷崇先生が話されると思いますが、今歯科は、皆さまの「生涯にわたる健康支援」が使命と感じています。
ですので「禁煙の必要性」も、「歯を失わないための歯科受診」も、早く!広く!伝えなけれならないことと痛感しています。

日吉歯科診療所・熊谷崇先生カンブリア宮殿に初登場されます

当院所属する、オーラルフィジシアンの代表・熊谷崇先生が、1月28日カンブリア宮殿に登場されます。昨年10月のプロフェッショナルでは大きな反響があり、先日再放送なりました。

痛 くなってから、詰め物取れてからなど、ことが起こってからの歯科受診でなく、そうならない為の、お口の中を、歯を歯茎を守るための歯科受診が本来の歯医者 の利用の仕方と言うことを再度お知らせなさるようです。口の中の細菌が悪さして身体の病気を引き起こしていることが明らかな昨今、今一度、私達歯科の現場 からのメッセージをお聞きになってください。歯科の本来の役割を知って頂き、熊谷先生の診療室からのレポートが皆様の全身の健康維持にお役に立てれば何よ りと思います。遅い時間ですが、是非ご覧ください。

2016/ 1/10  8:34
2016/ 1/10 8:34

ミカンを食べる・・この単純な行為!

お正月、地方の老健にいる義母を訪ねました。お正月らしい玄関入ると、いつもお世話になっている職員のお迎えの笑顔がいつもながら有難く思えました。お正月といえども、職員の方々大変なお仕事だと思います。義母は昼食中で「今日もごちそうなのよ」と嬉しそうでした。終わるまで部屋でまちますよ・・と日当たりのよい個室で待っていました。

好物をいろいろ持っていったので、それぞれ開けては大喜びし、きれいな包装紙もきちんとたたんで取っておく・・と嬉しそうで、義父の遺影にお供えするにも、どのお菓子にしようかと悩んでいる様子も微笑ましく、有難く思って眺めていました。

義母は無類の柑橘類好きで特におみかんに目がありません。手の平が黄色くなるほど食べるの・・と笑っています。日本の冬と言ったら炬燵とミカンですよね。
昨今炬燵と言うのも珍しいでしょうか?

さて、義母がミカン食べるのを見て、「ミカンをたべる」と言う行為そのものがスゴイ
口の動きなんだとつくづく見入ってしまいました。

おもての皮をむき、房を取り、白い筋のようなのを取ってひと房を持って口に運ぶ、口に入れたら上下の歯を合わせ、中味を口に入れ唇でしごいて房だけを出す。この行為が出来て初めてミカンが頂けるんですね。素晴らしい口の動きです!

90歳になる義母の口元をみて、ミカン食べられるのって,スゴイことなんだ!と痛感しました。ナイフを使わず気軽にいただける日本のミカン。それにもまして「歯があってこそ」頂けるミカン。「甘いわねえ」と次々とミカンを口に運ぶ義母をみて、召し上がれて喜んで下さってよかったぁ!と思ったことでした。私達が帰った後もきっと召し上がっているに違いない。手の平が黄色くなるまで・・と帰りの車の中でなんだか嬉しい私達でした。好きなものが食べられるのって、一番の幸せではないでしょうか?「極楽極楽」と言って見送ってくれた義母に手を振りながら、「食べられてこその今の健康」とお世話下さる方々に感謝するばかりです。

唾液が出るようになってきました

先ほどメンテナンス終わられた患者さん。三年前舌癌と診断され手術を受けられました。メンテナンス担当の歯科衛生士が、粘膜の微変に気づき、院長と慎重に対応した結果でした。

オペ直前もオペ後も、耳鼻科の主治医先生が口の中のフォロー無しなので、当院で
慎重かつ念入りにフォローしてきました。とはいえオペなさったのは大学病院ですので
あくまでも出来る範囲ですが・・。耳鼻科と歯科との連携の難しさは今も昔も変わりません。これでは患者さんが気の毒です。途中もどかしいと思うところもありましたが、主治医にもよるのでしょう・・。この患者さんの主治医先生は、「オペしたところだけにしか関心のない方」のようで当院がしっかりサポートしようとスタッフで話してここまで来ました。

オペ後は沁みたり違和感多く、通常の洗浄もスケーリングも難しく、ただただお話し伺って寄り添い、少しでも口から召し上がれるように、「出来ることしか出来ない」日々でした。その中で再発・転移におびえる心落ち着かない日々もありましたが、それでもいらしてお話し下さる患者さんに、こちらは多くを学ばせていただきました。良かれと思う衛生士の処置が受け入れて下さらなかったり、ご不満をおっしゃる日もありましたが、それもこれも”ガンになった”という事実と悲しい孤独な思いが、十分にサポートされていなかったからと、今思えば理解できますが、その時には、患者さんの心の思いが十分に理解できていませんでした。臨床心理的に言えば、「怒り」に近い感情がおありだったと思います

今日メンテナンス終わって、随分晴れやかなお顔でしたので、お声掛けしたところ
「唾液が出るようになったの!」と何度も何度もおっしゃるのです。「あのね、お口の中こうしてきれいにして頂き、食事もだんだんよく噛める食事に戻ってきて、そうするとね唾液って出てくれるのね!」とおっしゃいました。

「唾液が出るとね、よく噛むでしょ。味もわかるようになってきて、口の中もさっぱりするのよ」と教科書に書いてある”唾液”の効能をぜーんぶ言って下さいました。
私もこれを聞いて、嬉しかったです。

三年経ったのねえ・・とおっしゃる患者さんに、「よかったわあ、よく頑張られましたもの」と申しあげて喜び合いました。当院の力は微々たるもので、全て患者さんが現状をぶつけて下さり、教えて下さった結果です。
そして何より、普段寡黙なご主人が良くなさって、そばにいらした結果です。奥様と別に「どうしたらいいでしょう・・」と食事や、ご本人の心の不安について相談に見えたこともありました。そのご主人のお気持ちに感じ入って、何度かお悩みを聞くだけでしたが
、ヒョンな一言やアドバイスをとても喜んでくださったこともありました。

今日メンテナンス終わられて、晴れやかなお顔で「唾液が出て来たの」とおっしゃって下さった患者さんの嬉しそうなお顔を励みに、これからも個々の状況に対応できるよう
スタッフ全員で学び、その方が日々おいしく召し上がれることが使命と認識して、精進してまいりたいと強く思いました。
ご自分で食べられていれば、力も希望も湧きますね。
患者さんに教えて頂きながら、得たことはまた他の患者さんにもつなげて、お役にたてれば幸いです。共に頑張りましょう。、

Q 摂食嚥下障害に気づくためには、どんなことに気をつけたらよいでしょうか?

本日配達の1月15日号週刊朝日に良い記事がありましたので、ご紹介いたします。
お答えは、日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック院長 菊谷武先生。
昨年スタッフともども、MCI 認知症のの講座で勉強させて頂いた菊谷先生です。

A 注意点は主に食事時間が長くなっていないか?体重が減っていないかです。毎日
顔を合わせているご家族には、これらの変化を見過ごしがちです。
高齢者の場合、インフルエンザや肺炎・骨折・一過性の脳梗塞・歯の不具合といった
直接は摂食嚥下障害につながらないような不調が重なり、本人も気づかないうちに摂食嚥下機能が低下することがあります。
すると、食べられなくなり、全身の状態も衰え、摂食嚥下機能がさらに低下するという
負のスパイラルに陥っていきます。食事時間や体重の変化などを注視し、早めにリハビリを始めましょう。(菊谷歯科医師)

今のように摂食嚥下が注目される前、聖隷三方ヶ原病院の藤島先生でしたか?飲み込みにくい患者さんには、お食事前に簡単な準備運動するといいですよ!と教えて頂いたことがあります

それはお食事前に

  ・肩を上げ下げして、今から「ゴックン」しますよ!を知らせる

  ・お口を大きくパクパクして食べ物がお口に入る準備をする

                  ★お口やお顔周りの筋肉に信号を送るんですね。

それと同時に、呼吸と嚥下(飲み込むこと)の訓練として、お茶(又はお茶ぜりー)を
口に含んでゴックンしたら、「ハッ」と咳するように息を吐く。
                 →こうして実際の「食べる行為」につなげます。

もう一つ大事なのは、姿勢です。
車いすの方も含めて、足がブラブラで食べぬように、ピアノの”足台”みたいなのに足をつけて召し上がると、姿勢が良くなります。又背中にビーズクッション(又は丸めたタオル)あてるだけでも姿勢が整います。

口から食べることが何より幸せなことです。
あきらめずに「安全に」トライください。

 

介護を学ぶ 米寿の挑戦!(朝日新聞より)

あんまりびっくりしたので!ご存知かと思いますがご紹介します。
川崎市在住の88歳の女性が、介護資格を取得のニュース。約一か月間講座に通い合格なさったそうです。これから介護の現場で働くおつもりとのことです。

講義でも一番熱心にメモを取り、笑いをおとりになるジョークもおっしゃって、受講生たちの飲み会にもご参加とか・・。授業は皆勤だったそうです。糖尿病や心臓病の持病があるので、「勉強しておけば、介護される時に、”相手も楽なはず”」と思い立ってのことだそうです。この発想がまず、スゴーイ。

一緒に学ぶ同級生の若者?も 「高齢者のリアルな体験が聞けて、とても勉強になる」「88歳でも介護サービスを提供する側になれるということに気が付いた」と。

75年ぶりの学校は「教わることをなかなか覚えられないのは困るけれど、新しいことを知ることができて面白い」と88歳の弁。今後は、実際に介護施設で働くことを考えているとのことです。ご本人は「タオルをたたむことくらいしかできない」と控えにおっしゃっているようですが、先生側は「食事の介助や慶弔ボランティアも十分お出来になる」と太鼓判のようで、厚労省の担当者も「聞いたことがない」と驚いているようです。

104歳になられた日野原先生も常に仰っておられるのは、「常に何事にも興味をもち、新しいことを創めていれば若々しくいられる」をこの方は実践され、元気と勇気をいただけるすばらしい記事でした。シーツ交換の手早さには周りがびっくりしたようです。
新聞に載った写真には、介護される側でなくサービス提供側の88歳を取り囲む若い人達の尊敬を持った笑顔がたくさん写っておりました。お仲間にも励みになるんですね。
後に続くお元気な高齢者に「エール」になったんではないでしょうか。ぐだぐだ言ってられないなぁと私も大いに刺激いただきました。ありがとうございます。

子どものサプリ慎重に (朝日新聞19日付記事より)

当院の一階は内科さんです。12月初めご近所や小児の患者さん・保育関係の方から「新しいタイプのノロ」のことを耳にするようになりました。
とある日の朝、一階の内科さんに小学生低学年と思われる男の子が母親に連れられて医院に入るところでした。オヤっと見ると、手に見慣れた赤い小瓶、R1ヨーグルト。今評判のヨーグルト私も愛用しています。サプリとは違いますがR1ヨーグルトは絶大な人気です。でも受診途中に歩きながら飲まなくてもねぇ・・。

いわゆる子供向けのッサプリが随分と売られているけれど、子供に対する安全性や有効性が確認されてはおらず、専門家は慎重にと19日付の新聞では警鐘ならしています。2013年の厚労省のネット調査によると、1歳から6歳の乳幼児を持つ母親2063人の内、165人(8%)が子供にサプリを与えたことがあると。
その理由は「食事だけでは栄養が足りないから」「好き嫌いが目立ち始めた」などだったようです。

一方国立健康・栄養研究所によると、子供向けサプリのほとんどは子供への安全性や有効性を確かめる製品試験は行っておらず、科学的根拠が確認されていない。一般的にサプリは成分を過剰摂取しやすく、健康被害のリスクもあると書かれていてお知らせしたいと思いました。

同研究所の情報センター長は「幼少期から足りないものはサプリで補う・・と安易に与えると、大人になっても適切な食習慣が身につかない。必要な栄養素を取るには、いろいろな食材を食べることに尽きる」と。それはわかってるんですよね。でも好き嫌いの多い子どもが多い、お母さんは仕事もって忙しい・・と言う現実もあります・・。

又栄養士協会の方は 「まずは、何故食べないのか原因を知ってほしい。時間をおいたり味付けを変えたり工夫して、食の楽しみを教えていく事が大事」と言っていられます。
そうは言ってもお母さんも仕事してたりの昨今なかなか大変ですよね。ですがCMで流れているように「あなたの身体は今日食べたもので出来ている」の通りです。学校でも給食の方や、地域の方の協力で、子供たちに様々な食材を食べてもらおうと、協力が始まっています。

まず大切なことは、お父さんお母さんが「美味しいね」と、子供たちを巻き込んでおいしそうに食べることかな。手の込んだお料理でなくとも、ジャガイモ茹でただけでもバターのせたり、お塩振っただけでも美味しい。忙しければジャガイモ安い時に皮付きのまま茹でて冷蔵庫に入れておけば、すぐチンして、あるいは切ってフライパンで焼くだけ、トースターで焼くだけでもいい。ツナ缶開けてのせて食べてもいいいし。
そのままつぶして、ベーコンネギなどくわえて”おやき”にもなるし・・。

人参嫌いのお子さんが沖縄に家族旅行に行って「人参のシリシリ」という炒め物を作るようになった。5歳のお子さんがバクバク食べるようになって、もう何度も作るようになった・・とひょっとしたきっかけでたべれるようになった嬉しいいきさつを新聞で読みました。つい頼りたくなるサプリですが、お子さんにはくれぐれも慎重に。働くお父さん・お母さんの社会のサポートは、食事のことから取り掛かるといいのかもしれませんね。
各地で「子供食堂」の動きが活発になっていることは喜ばしく、お母さん方にどれほど強力な応援団でしょう。

当院でも小児の患者さんの親御さんには、お食事の材料を出来るだけかじって味わうように調理していただく事。食べやすく食べやすくしないでも「美味しい」と子供たちが感じるように頑張って下さい、応援してますよ・・とお話ししています。ちょっとの手間ですがあとは楽になりますよ。

またまた あいうべー体操!

当院で随分前からご案内している、「あいうべー体操」
今日もあるテレビで、男性のドクターがこの季節のウイルス退治にちなんで、推奨してました。そうか!ウイルス退治にもいいんだ!と納得。

ご存じのように大きくお口を動かして、「あ・い・う・べー」と目まで大きく開けて顔面の体操です。これやると随分唾液(唾)がでて、お口の環境整えるのによいので患者さんにお勧めしていました。もう何年前からかしら・・。結局唾液出るので、この季節のウイルス退治にいいということですね。

その上大きくお顔の筋肉動かしますので、いろんな!表情しますからお顔もほぐれて、笑顔が豊かになるように思います。疲れてる一年の終わり。「あいうべ―体操」して、にこやかに師走を乗り切りましょう。寒さもヤなことも、顔で笑って心で泣いて。笑ってるうちにヤなこともどこかへ行っちゃいますよ。You  Look Great!

NHK総合診療科

先日の放送は、歯科の当院にも大変参考になる内容でした。

最終診断は「膿胸」だったのですが、患者さんの主訴がウエストよりの背中の激痛でしたから、まさかこのような診断名とは思いませんでした。それでも指導医の救急医は、運ばれて10分で診断ついていたとのこと!さすがです。

その上救急車で運ばれてストレッチャーから、ベッドに移す際の患者さんの様子をつぶさに見ており、その時に大きなヒントがあったようです。再現ビデオの隅々から、診断に結びつく細かなヒントをたくさん得ており、その救急医としての緻密さに驚きました。その場の研修医にも大きな刺激と勉強になったようです。

膿胸と一緒に感染性心内膜炎の病名が出ましたが、どちらも「お口の中の細菌」が少なからず影響しています。このことが放送で伝わっただけでも大きな意味のある番組でした。

歯ブラシしないことがすべてというわけではありません。喫煙もこの患者さんには大きなリスクファクターです。しかしながら、いま口の中の細菌が多くの炎症性疾患とかかわっていることがわかっています。口の中の細菌が肺炎に大きく関与していることは自明の事実。口の中の細菌だけが原因ではありませんが、この番組でお口の中をきれいにすることの意味を、一人でも多くの方が気づいてくださって、毎日のケアと歯科医院でのプロのケアの重要性をご理解いただければ嬉しいです。

再び日吉歯科診療所

年末調整の書類を揃え、さて休もうかと歯ブラシを手に取った瞬間、「稀代の歯科医、山形県酒田市の熊谷崇・・」と消そうと思ったテレビからの声。
「エッなに?」と歯ブラシくわえたままテレビの前へ。昨年10月放映された「プロフェッショナル」の再放送でした。アップになった熊谷先生のお顔見たら、寝るわけにもいかず(笑)と言うより、見なきゃ!と歯ブラシ置いて、本気で再放送を見ました。

「この歯だったら30年ビクともしませんよ!」と画面いっぱいにおっしゃる潔さ。
定期メンテナンスしてたのに、虫歯出来てしまい、「悔しい!」という担当歯科衛生士に
「冗談じゃないよ。悔しいのは患者さんでしょ」と言いきる熊谷先生。通院15年のデータを振り返り、口の中の汚れが随分ついていたことを正直に指摘しなかった歯科衛生士を窘め、患者さんにも普段の手入れが少々おろそかだったことを明らかにした上で、自分達が至らなかったことを謝ったのでした。患者さんもフロスをさぼったこと、ホームケアが手抜きであったと反省なさりながら、この曖昧にしない日吉歯科の姿勢に、もう一度ご自分のお口の健康は、人任せにせず自分でもやれることはやらないとと確認されたようでした。

このような患者さんとの関係を結ぶまでには、ありとあらゆる努力が要ります。
それは、病気(疾病)虫歯・歯周病の成り立ちをはっきり患者さんにお示しすることです。その上で患者さんご自身のお口のデーター(資料)をとってご自身に知って考えて頂き、つまり意識を変えて頂くことにより、患者さんご自身が気づかれて、”痛くなってから通う歯医者”でなく、「痛くならないようにお口の中を守る歯医者」への定期メンテナンスを習慣になさるようになります。

これを伝え実行に移すのが 「免許(ライセンス)を持つもの責任」と熊谷先生は言いきられます。

医療者として、本当のことを知らされていない患者さんの意向に沿いたい気持ちもわかるが、エンドポイントは患者の利益だよ!とおっしゃる熊谷先生を師として、歯科医療の公益性を重んじてブレずに進みたいと思います。お子さんたちがフロスすると気持ちいい!と言うことが普通になるように。口臭なんてなくして大きな口でしっかりしゃべって
ニコニコ顔でお過ごしいただきたいものです。
夜でなく誰もがごらんになれる時間に、又の再放送を願います。

 

H27/10月3~4日のチームミーティングに参加して

爽やかな10月とはいえ、遠く山形酒田の地に、全国からかくもたくさんの歯科医療従事者が集合する。酒田市のタクシーはぜーんぶ庄内空港と東北公益大学の往復に取られてしまうのではないか?と思うくらいの大人数の大移動です。空港で予約した医院の名前をかざす運転手さんの風景は、やもすれば昔の温泉地?でしょうか。

オーラルフィジシアン・チームミーティングもこれで何年になるでしょう。朝4時の自宅近くの羽田行きバスに乗り、朝六時過ぎのヒコーキに乗っていざ酒田へ。9時の開始には全国各地からドクター・歯科衛生士・コデンタルがこんなにたくさん集まるなんて・・!
昨年10月・NHKプロフェッショナルに満を持して登場された、歯科医師 熊谷崇先生んのコンセプトに共感し、歯科医療の改革を目指す我々の集合です。もう10年以上のお付き合いになる先生方、最近ご一緒するようになった先生方。どの方もここに来る労をこぼす人などいません。それよりここに来なければ得られない情報以上に、おなじものを志す仲間との「変わらぬ強い絆」を又結びに来るのかもしれません。
来るたび、会うたびに強くなるその絆は、いつも患者さんへの”まなざし”。緊急になってから、困ってから、何かあってからの従来の歯科受診でなく、患者さんのお口の健康、症状なくとも進んでいる歯周病含め、削ることはすぐ必要なくとも初期虫歯などないか?手を下す前に、守れることがたくさんあることをお伝えして、患者さんご本人に気づいていただき、ご自身の健康は自分で守れることを理解頂けるようにし、患者さんと共に
問題解決に向かうのが今の歯科医療です。

今回アメリカの先生から、あらためて患者さんご本人が参加して初めて、歯科医療が成り立つという基本的なことが再確認出来、そのために医療者に必要なスキル以外の、大切な
要素や知識があらためてわかりました。病気を見ずして人を診よ・・と言われて久しいですが、私達歯科医療従事者の人間も問われていることを痛感しました。

名だたる研究者や臨床医に混じって、今回初めて歯科大学生が発表されました。聞けば
一般職を経験された後、思うところあって人生を考えてらっしゃる時に、熊谷崇先生の
歯科医療のイノベーションを知り、歯科大学に編入された方でした。発表内容にも心打つものがありましたが、この世界しか知らない私達にとって、ビジネス社会を経験された後、歯科医師を目指してらっしゃるその孤高な、崇高な思いを伺って感動しました。発表後称える表彰があるのですが、その場も遠慮されたようで、とても謙虚でわきまえた方だなぁと思いました。このようなことは以前でしたら、大学の医局で先輩方が教えたものですが、医局というものが随分と緩やかな雰囲気?になった昨今、このような”礼儀”や”たしなみ”というものを教える人が少なくなったのはとても残念なことです。このことは、インプラントの第一人者・小宮山先生がご発表の中で、強くおっしゃったことに等しく、医療者としての「立ち位置」と言えることかと思います。

すべての発表者から得るものは大きいものがありましたが、とりわけ小宮山先生が、歯科医療従事者としての「たしなみ」をきちんとおっしゃったことは、何より気持ちの良いものでした。ドクターである前に人としてあるべき姿。スタンダードのステキさを存分に伝えて下さって、今だからこそとても新鮮でした。

どんなに新しい情報や新しい器械揃えても、基本がきちんとできていないことには、いかんともしがたい。それは、たった一枚の情報提供の用紙を書くことから、医科の先生にお伺い立てる時に、同程度の知識を持ち合わせているか・・にまで及ぶものでした。刺激たっぷりの2日間でしたが、あとでレポート読めばわかるでなく、あの場で同じ志の仲間と時間と感動を共有することが、患者さんに正確に意義あるものとして伝わる原動力と思いながら帰ってきました。疲れましたがこの心地よい疲労感は、必ずや患者さんに伝わる「大きな力」になると信じています。スタッフの感想文が何よりそれを物語っています。皆様に還元できるように、医院全体で前に進みます。   院長 奥富史郎

再び ユマニテュード

随分前に、フランス人イブさんの新しいケア?の形、ユマニテュードご紹介しました。その後日本全国で大きなうねりが出来、イブさんも看護士さん・介護職さんへの講習会を頻繁に開かれているようです。フランス滞在長かった人に言わせると「あたりまえのこと言ってるだけよ」とおっしゃいますが、文化の違いもあって日本ではなかなか難しいのでやれていないだけだと思います。

この度NHKで三夜連続「認知症」の番組があり、中盤にイブさんが出演され「ユマニテュード」の実践をされました。
イブさん言う「ユマニテュード」とは①見つめる ②話しかける ③触れる
この三つにつきます。
それならやっています・・と言いたいところですが、頑なになられたり、抑制が効かなかったり・・の方々に、イブさんがこの三つをなさっただけで、ヘルパーさんが
「ウッソー!」と涙出すほど、患者さんが変わられるのです。私も初めてみた時同じように「ウッソー」と思いましたが、よくよくイブさん見ると、①見つめる②話しかける③触れる、が本質的に全く違うと気づきました。

イブさんはまず、”相手を人間として接すること” ”認知出来なくとも、生きる喜びは忘れていないと尊敬していること” これに尽きると感じました。
認知症が進んでも、様々な能力が隠れていることを認め、誰か?はわからなくとも”感情はわかる”と認め、ひたすら見つめる目は強くなく優しく、話しかける言葉には深い愛情あふれ、触れる手は柔かく優しく。

現場でベッド上の患者さんの体位を変えるヘルパーさんが、黙って患者さんを動かそうとしているのでNON!と。「ハーイ、こちら向きましょうね。そうそう、痛くないですか?ゆっくりでいいですよ」と話しかけながらなさることをすすめていました。
そういえば、最近赤ちゃんのおむつを替える際に”一言も言わず” 極端な例がスマホ片手におむつ替える人もあると聞いたことがあります。こちらも一緒で、黙っておむつ変えるのでなく「冷たかったね」とか「気持ち悪かったね」とか言いながら赤ちゃんの目を見ながら話しかけながらがコミュニケーションのスタートです・・と小児科の先生方もおっしゃっておられます。

まぁ日本では、他人とハグする習慣もないし、ハグしたりしたら照れますし、文化習慣の違いとはいえ、イブさんが日本語もお出来にならないのに、見つめたり、さすったり、フランス語で話しかけただけで、高齢者や患者さんがニコッと笑ったり、おだやかになる様子には、本当に驚かされます。まさに魔法のよう!

  ☆深い思いやりを持ってすれば、介護者そのものが「薬になる」
このイブさんの言葉に大いに納得し勇気づけられて、出来ない理由を探さず、出来るほうに向かいたいと思ったことでした。

本を読む学生の患者さん

当たり前と思うようですが、最近待合室でスマホをする方はあっても、若い方で持参の本を読む方はかなり珍しいです。今日の男子学生さんは、予約の時間よりかなり早く見えて「待ちますから・・」と。カバンから出した本を熱心に読んでいます。他の患者さんがご覧になった本をかたずけに行った折「何の本をお読みになってるんですか?」とお聞きすると、照れたように差し出されました。”マッキンゼーの・・” 何やら面白そう。大学に入り授業も面白くこの本はホント面白いんですよ・・とのこと。

中に日本の外交は云々書いてあったので、実はね”日本の医療もそうなのよ。なので私達オーラルフィジシアン”というグループ(熊谷崇・日吉歯科)に属して、患者さんに利益になる歯科医療を勧めたいと思っているの・・と、ちょっと唐突と思いましたが、本の内容にひっかけて話してみました。興味持って下さったので、日本の健康保険が疾病保険と言って、病気を治す為の保険で、予防する保険でない事。その為に削らなくてもいい歯を削ったり、いじらなくてもいい歯を早めにいじったりする医療が後を絶たないこと。そうでなくするために、当院では皆さまにお口の中の資料取りをしてご説明し、ご自身に理解いただいて、どうしたらお口の中をよい状況にできるか?ご一緒に考えて頂き、診療進めていきたいのですと。スタッフも技術もスキルップの勉強もしますが、機会あるごとに、国内外のドクターの講義を聞いて新しい情報なり、今海外ではどのように考え対応されているのかなど、・・外も知って情報収集に努め、見極めて患者さん方に良かれと思うことを提供したいと考えていますと話しました。

学生さんってこんなにわかってくれるんだ!と、真剣に聞いて下さる目を見て、若いって真綿のように吸収早いなぁと感じました。だからこそ、正確で裏付けのある情報を提供したいと思います。

話し終って又、大事そうにページをめくる学生さん。”紙の本”を持ち歩く様子をなんだか嬉しく思いました。スマホやタブレットで本は読めますが、やはり私は紙の本で読みたい。本は紙質・意匠・文字の様子など小さい総合芸術です。本は世界を広げてくれます。
今日は久しぶりに、楽しみな学生さんに会えてうれしいひとときでした。

 

 

 

 

 

 

朝霞地区三師会( 医師会・歯科医師会・薬剤師会 ) で、ピクトグラムシールが出来ました

最近お馴染みになりましたお薬手帳ですが、朝霞発祥!ってご存じでしたか?私達もこの度初めて知りました。この手帳は受診の際情報を共有し、お薬が重複して処方されるのを防ぎ、またお薬同士相性の悪い薬が処方されるのを防ぐ意味があります。また、薬により心配される副作用を軽減したり、のんでいる薬により控えた方が良い医療処置に目を光らせる意味もあります。何れにしても、患者さんご自身に飲んでいる薬への関心を高め、医師とのやり取りがズムーズに行くような情報提供、ある意味カルテ開示にもなり、安心安全に医療を進める上で、とても良いピクトグラムシールです。当地区の薬剤師さんのご尽力により出来上がったものです。全国に広まるといいなぁと願い紹介させて頂きます。患者さんのご子息で薬剤師さんがたまたま携わっており、資料とシールお持ち下さいました。皆さんのお役に立てれば幸いです。(HPトップページ左端に、BP剤のボタンもありますので、そちらもご覧ください)

2015/11/13 15:48

認知症予防にガム!

高齢者が増えていることは周知の事実ですが、このところテレビ・雑誌・果てはスーパーの食品の案内にまで、”認知症予防に・・オイル”とか花盛りです。

そんな中、私たちにも身近な「ガム」も!有効!
朝起きてまず、カーテン開けて、陽の光を浴びたら、「ガムを噛んで咀嚼して脳を起こす」事が有用だそうです。当院でもキシリトールガムは皆さんにご愛用頂いておりますが、虫歯予防だけでなく「認知症予防にも有効」ということですから、あらためてご案内しようと思います。当院のガムは、入れ歯にもくっつきませんし、仮歯(Tek)の方には要注意ですが、唾液を促進するためにも、うまーく患者さんに合わせてご利用いただけるように、ご案内したいと思います。

いずれにしても、噛むこと!(咀嚼)がいかに大切かということですね。

トイレのあと、手を洗わない人 15・4%!

 11月も半ば近く、この辺ではインフルエンザの前に、幼児にかなり溶連菌など出てきました。当院では以前から受診前に石鹸による手洗いをお願いしており、お済みになってから呼びするようにしております。「今家出るときに歯は磨いてきましたよ!」とおっしゃる方にも、恐縮ですがお願いします・・と受付でお願いして、うがい手洗いしていただき
今ではすっかり習慣化しました。

このうがい手洗いの習慣が、転じて歯ブラシ・デンタルフロスへの習慣につながっていると思います。良いことは、きちんと意味を伝えて続けていただこうと思っています。

ところが昨日のテレビによると、なんとトイレのあと手を洗わない人が 15・4%!!

今朝の番組でも、その場のネットの投票で下記のようでした。
  ・石鹸で洗う人     6099
  ・水で流すだけの人  20912
  ・洗わない時もある人  9447
  ・洗わない人      1685

ちなみに、どうせ洗うなら、石鹸で手のひら指の間を洗わなければ意味がないそうです。
トイレ後に手を洗わないなんて、いくらおしゃれしてたりしても幻滅ですね。もしその方が家庭や。お店でお料理する方だったら・・。ぞっとします。

今トイレ後流すのも、蓋しめて流さないと、周りに飛び散ることも証明され伝えられています。周りにもずいぶん飛び散ってるんですよね。

日本では抗生剤の多用により、感染症にお薬が効かなくなってきたと指摘されています。まんべんなく栄養取って、軽い運動して免疫高めても、どんどん強くなる感染症の原因菌から身を守るのは大変です。せめて、トイレの後は石鹸でよく手を洗い、ハンカチやタオルでなく、使い捨てのペーパーで手をふく。この位は習慣としたいものです。

 

過剰歯がみつかった

最近鼻水の治療などで、耳鼻科受診の際、上の前歯あたりとかに過剰歯が指摘され、隠れた状態なので、手術が必要といわれる方があります。どんなものなのでしょうか?

過剰歯とは、本来の数よりも多く歯ができてしまった状態を言います。乳歯から永久歯に生え変わる時期に、歯のもとが正常より多く作られるのが原因です。上の前歯の真ん中あたりが多く、正常な歯と同じように、歯の先が口の中に出てくる方を向いた場合と、逆向き(上の歯が鼻の方に向かう場合)があります。複数本の場合もあります。お子さんの100人に一人位はあります。予防はできません。過剰歯によって、永久歯が生えるのを妨げることや、歯並びを悪くすることがあります。

過剰歯の向きが正常ならば、歯茎の外に出てきてから抜歯します。逆向きでは、過剰歯が歯茎の内部の骨の中にとどまっていたり、鼻の方に向かって動いたりするので、CT画像などで、その位置や形態を確認して手術します。過剰歯の抜歯は健康保険が適用されます。ただし過剰歯に伴う歯並びの乱れの治療は保険外です。

この抜歯は、周りの正常な歯の成長に影響が出ないように、歯の根が十分成長した9歳から10歳ごろが一般的と言われています。個人差がありますので、小児歯科や口腔外科でご相談ください。