立ち止まり、明日へ向かう(いとうせいこうさんのエッセイより)

(雑誌のエッセイより勝手な抜粋です)

感染者ゼロにならない中、アフターコロナという言葉もよく聞かれるようになった。全世界共通認識として、ここで一度本格的に立ち止まるべきでないかと私たちは考えている。サスティナブルな生活へと舵を切らねば、同じ災厄が起こるのではないかと。あるいはこの停滞を打ち破って、コロナ以降の世の中で頭角を表そうと張り切る人たちもいるだろう。

どちらにせよ、コロナ禍の最中にいやおうなくとどまっている。ステイホームとは言い得て妙で、まさに経済も交際も娯楽も無駄な散歩も親孝行も何もかも、ステイさせられていた。

この「ステイ」の体験こそが人類を変えると思う。どんな動機を持ってる人であれ、私たちはみな「立ち止まらされた」。

けれど、急に外に出るなと言われ、割と同じような気楽な服で過ごし、自分の本当に好きなレトルトは何かに気づいたり、ズーム飲み会をしてみたら誰と気が合うかが違って感じられたり、あんなにおっくうだった腿のトレーニングにいそしんでみたり、読まずに放っておいた文学に手が出てみたり、どうしても花屋の店先で花束が欲しくなったり、朝起きた窓の外で小鳥がよく鳴くことにときめいてみたり。

それはみな、「立ち止まらされた」から出てきた変化である。驚くことに、人間はほんの二週間も「立ち止まれば」生活が変わる。考え方が変わり、あれよあれよという間に固い皮がむけて、学生時代の自分のみたいなものが出てくる。逆に言えば、私たちは「走らされてきた」のであり、その間に自分の好きでもないことに背中を押され続け、不本意な暮らし方を受け入れていたのだ。

それが、いまは違う。もしアフターコロナになって以前と同じように「走らされて」も、もう私たちは「立ち止まった」時の自分たちの変化を忘れることはできない。

これは地球規模でそうなのである。・・・・グレタさんが言ってたのはこういう気づきのことだった、と私たちはもう体感で十分知っている。

収入の問題はある。しかしなんとか切り抜けられるなら、そのあとに私たちが要求すべき世界像へ共に向かおうではないか。すでにその力が今、「立ち止まって」明日を待っているというべきだと私は思う。

・・・このエッセイ読んで、近所の本屋さんに 
カミュの「ペスト」と石牟礼道子さんの「苦界浄土」を注文しました。振り返り後ろを向くでなく、前に進むために、貴重な教訓に耳傾けるのも必要・・かと。

ある患者さんは、緒方貞子さんの本を持参されていました。
どなたも、この貴重な機会を前に進めようとしてるんですね。同じ気持ちです。

不自由さと辛抱が、学びを得て!次のステップへと生きますように!
感染者がまた増えている今こそ、手洗い・ソーシャルディスタンス・立ち話などでお喋りは控える・・等など、三月・四月のあの凄まじい時、有名な方々が亡くなってショックを受けた時を忘れず、端折らずに、丁寧にやることやって乗り切りましょう。

私一人は、決して一人じゃないことを心にとめて・・。

 

懐かしい風刺画タイルが出てきて・・

 

これっていつの?
かの昔 スペインで面白がって買いました。

ジョークとは言え、予防が言われる今とんでもない絵ですよね。でも何故か笑える!風刺したようなタイル画ですが、今のこの時期単純に笑ってしまい、なんだか呆れてふ~っとなりました。

stayホームで子供たちにも少なからず、からだに微変が生じてるようです。からだを動かしてすき~に遊べない昨今ですし、高齢者もお外に出られず刺激もなくて、足腰だけでなく、心身に不調が目立っているようです。フレイルです。オーラルフレイルも心配ですね。

ある記事でこんなこと言ってました。
笑うだけ、電話で話すだけでも「オキシトシン」出るそうです。オキシトシンは別名 ♡幸せホルモン♡ ですね。

そうかぁ~。
生身のコミュニケーションがどれほど大切か?コロナで思い知った私です。
皆さんそうではないでしょうか?

いろいろ便利なものを使いこなしながら尚且つ、「密にならぬ工夫して」生身のコミュニケーション失わずにがんばりましょう。

再考すべき”当たり前”と、工夫して残すべき”当たり前”をみんなで考え、思案しつつ前に進んでいくといいですね。
考えるのも、又楽しからずや・・。

頑張りましょう

ネガティブ・ケイパビリティ

「答えの出ない事態に耐える力」    
  随分前にこのコラムでも紹介した本を、又引っ張りだしています。

そうだ!あの本にあったっけ・・と思いついて、又ページを広げてみました。本を読める幸せも痛感します。

本は有り難いです。

受診前のご協力、宜しくお願いいたします

コロナでまず大事な手洗い。

余計なものは置きたくありませんが、せめて・・と。院内の鉢から失敬して小さな蘭をガラスにさしました。

患者さん皆さま、本当に丁寧な手洗いをやって下さって有難うございます。その後のアルコール消毒・アンケートお答え・・とご協力感謝いたします。

手洗いの蛇口は肘でも開け閉め出来ますので、触らずに済みます。お行儀悪いようでも手の甲や肘でご利用なれます。

いろいろお願い事の多い昨今ですが、やるべきことはきっちりやる!やってはいけないことは我慢する!で乗り切りましょう。ご協力感謝致します。

子どもたち

予約時間前にちゃんといらして、嗽・手洗い済まして下さる幼児と小学校低学年のお子さん。お母さんもパートをやりくりして、時間差でうまくお連れになるご一家です。

このお母さんの頑張りを見るにつけ、虫歯など作らないように、出来ないようにと願います。キチンと脱いだお靴に我々の気持ちもシャンとします。

コロナでおもちゃも、ご本もなし、合間に遊んであげることも出来ないけれど、距離とってパントマイムしたり、エアーで意志疎通はかりました。

この小さなお子さん方の幸せな未来を祈り願うばかりです。尚一層感染予防に心尽くそうと改めて思います。今は辛抱だけどきっと次の充実した日々がちゃんと来ますように。

手放せない本です

題名読むとドキッ!ですよね。
村上和雄先生はずっと前から何かと気になる先生で、この本は2008年に買いました。

この題名ですから買うとき勇気いりました。でもすごい本なのです。英語で副題付いていて、Stay Honest , Stay  Stupidとなっています。

村上先生は元々遺伝子研究者で「くさらない、おごらない、屈しない」と常に書いてらっしゃいます。サムシング・グレートと言う生命の摂理にしたがって、私たちは生きているのではなく、生かされているのだと自覚すること。それが人間のおごりや思い上がりを抑制して、私たちに節度やつつしみ、「おかげさま」の心をもたらしてくれることは確かだと思う・・と。

一つ、心にとどめておいていただきたいのは、目に見えるものだけを信じるあまり、目に見えないものは「存在しない」と切って捨てないことです。生命思考の観点からは、命にとって大事なものほど目に見えないものかもしれない。    

そうした創造力の余地を残しておくことは、私たちの思考に幅や余裕を与え、生や命を充実させてくれるはずだからです。何度読み返しても手放せない・そばに置きたい本です。

ムナーリのことば

久しぶりに引っ張り出したムナーリの本。

どのページもハッとするけれど今日の気分はこのページ

あなたが食べている その卵
それ ニワトリから生まれたんだよね
私たちのなかに
どのくらいのニワトリがいるものかしら
その目つきとか
その歩き方とか
その態度とか

あなたが食べている そのハム
それ もともとブタのからだの一部だったんだよね
私たちの中に
どれくらいブタがいるものかしら
その食べ方とか
その鼻息とか
そのどん欲さとか

     貧しい芸術家は
     ごみ箱の中から見つけた
     ちびた鉛筆で
     素晴らしい詩を書く
     金持ちの芸術家は
     純金のペン先のついた
     高級万年筆で
     つまらない詩を書く

なんで今、この二編の詩を選んだか自分でも不明
でも ムナーリって

子どもの心を 一生のあいだ
自分の中に持ち続けるということは
知りたいという好奇心や
わかる喜び 伝えたいという気持ちを
持ち続けるということ

って
背表紙のことばにある  なぜか共感。
コロナの不安の中
本はありがたい・・

 

好物・・

お煎餅、中でも揚げせん好きな院長に、美味しそうだし、袋もかわいいし・・とスタッフからの差し入れ。

麻布十番と言えば昔からの「豆源」かしら?エッすぐそばに新しく出来たお店の揚げせんでした。いずこの世界も競争大変ですね。

この日は人身あって出勤電車も遅れて混んで大変だったのに、わざわざ差し入れ持ってきてくれて、ありがとう!がんばろ!

 

甘い香り・・

朝起きたら、フワァ~と甘い香り!
昨日買った大石プラムでした。

熟すまで樹上で・・とあったので、味がボケてるのでは?とおそるおそる買いましたが当たり!でした。

薄甘くて何より幸せな甘い香り!ひとときの幸せです。

このところ感染者増加し、大雨被害の被災地の方々もある中、こんな素敵でおいしいものが頂けるのは幸せですから、コロナ禍ですが、日々一生懸命丁寧に過ごそうと思います。

 

はしょらずに・・

自粛解除になって、少し感染者は減ってはいるもののと思いながら、下がったり上がったりに不安な日々を過ごしていたら・・・、ここへきて東京では200人を大きく越える日もあります。無症状感染者の増加も、市中感染も言われています。

当院では、一人一人が丁寧に感染予防に努める以外にない!と、はしょらずに院内の消毒・換気、バックヤードでの丁寧な消毒・滅菌に心砕いております。お昼休みも気を抜かず同様の注意です。何より来院患者さんのご理解・ご協力に感謝申し上げます。

大変ですが、やるっきゃないです。
端折っても何の得もありません。

きちんと、きちんとやるのみ!

タラタラしたい時もあるさ、でも・・

自粛解除になっても消えない不安。というかこのところの都内はじめ、感染者の増加に不安な日々。

3月からの休診や時間変更余儀なくされた毎日過ぎても、やることはやり、やってはいけないことは律義に守ろうと暗中模索の毎日。
一時期流行ったこのスナック、食べ忘れてこっそり出てきたけど、タラタラしてるわけじゃないよ!って感じです・・。

このスナック見て笑い飛ばした昨年が懐かしい。

「笑う!」「冗談を言う」って余裕ないと出来ないものですね。でもでも「にもかかわらず笑う!」と、あのアルフォンス・デーケン先生はおっしゃった。
そうだそうだ、何でもいいから笑ってみましょう。

からだも気持ちもほぐれそう。

今朝出勤する時、アゲハがヒラヒラ飛ぶのを見つけ、暫し車に乗るのを忘れ見入ってしまいました。何処かに柑橘類の木があるのでしょうか?
アゲハを見ただけで嬉しくなっちゃう自分を笑いました・・。
自由に飛ぶ姿羨ましかったんですね。
きっと!

タラタラするときも、ダッシュするときも両方あったっていいですよね。
人間だもの・・。

でも、今の現状、国が言っても言わなくても、一人一人が「意識高く!
モラル高く!」ブレーキかけながらやるしかないですね。

端折れない!

先ず、命に向きあおう!

今の状況踏まえ、こんな提言をされました。

 

     先ず、命に向きあおう!  中村桂子さん

 

思いがけずつけたテレビで、科学者である中村桂子さんがこのように
発言されていました。

「人間は生き物であり、自然の中にある」この「当たり前」の
原点から、東日本の震災を経験したのに我々は再生できているか。
科学者が一個の人間であることによって出来ることがあるのでは
ないか・・と。

科学者が人間であること(岩波新書)という本を書かれているそうです。
探してみようと思います。

世界の女性リーダーたち(4月21日付・ワシントン・ポスト紙より)

今一時、終息したかに見えるコロナですが、この頃の感染者増加を見るとそうとも言っておれません。第二波が心配される中、国のリーダーシップに「?」極まりないこの頃です。

少し前ですがこの記事では、「コロナ禍で、良識の代弁者として称賛される世界の女性リーダーたち」とあります。カリブ海のシント・マールテンで感染者数が増加し始めた時、シルベリア・ヤコブス首相は後手に回るどころか、迷いのない迅速な指揮をとり、国民へのビデオメッセージでは、単刀直入な指示をだした。
「Simply・Stop・Moving(シンプルに、動かないでください)。もし家に好きなパンがないなら、クラッカーを食べてください」
この的確な言い方のおかげで、たちまち話題になった。ヤコブス首相はじめ、複数の女性リーダーがvoices・of・reason(良識の代弁者)として高い評価をうけている。

その他ニュージーランドのアンダーソン首相・ノルウェーのソルベルグ首相・アイスランドのヤコブスドッティル首相・ドイツのメルケル首相・そして台湾のツァイ総統が、コロナを抑え込む為に取った行動が紹介され、国民とどのようなコミュニケーションしたかが書かれている。

彼女らが今回の危機で示したリーダーシップで共通したのは、「冷静さを保つこと」「効果的な一貫性あるメッセージ」「迷いのない断固とした行動」。
彼女達が国民の不安と心配にempathy(共感)を示す姿勢が見受けられ、又国民の印象に残るような演説も目立ち、科学に基づく論理的な判断も共通している。

この女性リーダー達が注目を集めている大きな理由の一つは、彼女らの行動とその結果が男性リーダーたちと、著しい対照にあるからだと。

世界で最も突出したリーダーと言われる人達でも、ウイルスへの対応は「大言壮語」で、中にはウイルスの拡散を許してしまった失策もあり、批判の的となっていて、母国トランプ大統領を見ていると、リーダーの影響を強く感じ物悲しい思いとロッシェル・カップ氏は書いている。

日本でも識者や政治家の間でかなりの混乱が見えたが、極めるところ生活感をもち!尚且つ良識もって一貫性のある的確な発言できるリーダーが居ないことに気づかされた事は、悲劇を招いたが、この気づきをどう私達が生かすかにかかっていると思う。日本の奥ゆかしい文化はそれとして、有事にあって、曖昧模糊はいけない!とつくづく思う。

(朝日日曜版より)

谷中生姜あれこれ・・

「谷中の茎切ります?」「ううん、切らなくていいわ」「消臭剤にするの?」只積み上げ並べた八百屋さんの奥さんとの会話。このお店毎日売りっ切りなので、とても新鮮!です。

谷中生姜も程よい太さ。早速ぬか漬けにしました。一緒に買った蕪の柔らかいこと!葉っぱもぬかに漬け、刻んであったかいご飯にのせるのが我が家風。この八百屋さんの蕪は大きくても筋もなく、柔らかくて甘い。

こんなちょっと漬物があると幸せですよね。谷中生姜も最近は知らない方多く、葉生姜?と言われると私は何だかピンと来ません。茎を切って匂いを嗅ぐと初夏のかおり・・。

よく父達と森戸の海に行く時は、おにぎりに添えて、胡瓜のスティックと谷中生姜も一緒で、お味噌をつけて頂きました。暑い夏にとびきり美味しいしょっぱさと爽やかな香りとピリッとした辛みでした。以前飼っていたダックスフントの雌が、何故か谷中の香りが好きで、茎と葉っぱにからだを擦り付け、白目出して夢心地になってた不思議な光景を思い出します。

食べ物って、何故かあの時この時のストーリーがあって又違う楽しさ美味しさですね。

暑い夏が来ました。

このあとどうする?・・

演奏会が出来なくなった今日この頃、ある夜NHKで沢山の音楽家のメッセージが音楽と共に流れました。

指揮者の井上道義さんはいつも音楽を通して何か強いメッセージを下さる方ですが、この日は又特別でした。そして、敢えてショスタコービッチの11番を演奏しました。

演奏する方々も表情が違います。
「ショスタコービッチはこの音楽を通して、このあとどうするの?」と聞いてるんだよね!と・・。

コロナで今までの当たり前が、当たり前でなくなり戸惑う私達に、音楽通して問いかけられている気がした晩でした。
音楽の力ってスゴいものです。

NHK3CHより

季節の花が

通るのを忘れていた道に、アラッ!アカパンサス。放射状に咲いた涼しげなブルーの素敵な花。

6月中旬位にスーっといきなり茎が伸びてあれよっと言う間に咲いちゃうのです。花期は短いのかなぁ。

皆さまも見つけたら是非足を停めてご覧ください。素敵な花です。

知恵と慈愛

先日ETV特集で心温まる番組をみました。

台湾の要人の方ですが、お名前は失念しました。何でも副総統を退任されたばかりで、大きな退職金は辞退されたとか・・。コロナ封じ込めの秘策や大改革を話されました。情報開示と国民への理解を求めたこと。専門家を責任者として処遇した体制等など。

コロナを経て、「共感は連帯の心」と仰っておられました。
その上で、自分で感染を申告できる、今後正しい知識を持つように・・と。

それには、「知恵と慈愛が必要」と述べておられました。

どこかの国のレベルと全く違う政府高官の発言を、深く、強く受け止めさせて頂きました。道傳愛子さんの品の良い、的を得たインタビューが光っていました。

「知恵と慈愛」

  忘れないようにいたいと思います。

 

 

 

コロナで痛感したお口の重要性・・

自粛解除になっても、何かと心穏やかならぬ今日この頃です。みなさまはいかがお過ごしでしょうか?

5月中旬より診療再開しました。
といっても、やれる範囲・できる範囲での診療です。

久しぶりにお会いする方々の、お元気なご様子に安堵すると同時に、「オヤッ!」と思われる微変ある方も見受けられ、ヒヤッとすることも度々でした。
といいますのも、いつもお願いしている”うがい・手洗い”の手順がのみ込めない方、出入り口で戸惑う方、会話のやりとりがおぼつかない方等など・・。

ある親御さんからは、お子さんの今までにない身体状況の変化のご相談を受けました。

お子さん方も、ステイ・ホームの間おりこうさんにしていて静かになってしまったお子さん・逆に、外出が久しぶりで、他人に久しぶり会ってはしゃぐお子さん・・。

大人も子供も、ステイ・ホームは今までに経験のない時間だったと推察されます。

ソーシャルディスタンシング心がけながら、今の状況と、大変だった三月四月のお過ごしになり様を、ゆっくりと伺い、できるケアに努めています。

それにしても急激に太られた方が多く、ストレスも加味して、動脈浄化・糖尿病・心疾患等など心配です。メンタルケアが必要な方も見受けられます・・。

しかしながら、長年のメンテナンスを経て、当院にいらっしゃるのは数カ月に一度でも、「ホームケア」を心得た方が多く、来院できない時にも、おうちでのケアを頑張ってらした方が殆んどで、お口の中に大きな変化はない方が多く、安堵しました。

反対に、日ごろからホームケアの手を抜きがちな方、いいやいいや・・で忘れてしまう方などは、ビックリすほどお口の中が汚れていて、体調も優れぬご様子でした・・。

事々左様に今回のコロナで、お口のケアが如何に大切か!!もっと大切か!が浮き彫りになりましたので、皆様とともに今後に備え、ホームケアの大事さ・ご自分のからだにもっと関心持つこと!を肝に命じるチャンスにしたいと思います。

開業当初に看板に書いた「歯も大切なからだの一部です」は今も変わらずですが、全身の入り口であるお口の中に関心持ち、ご自分でやれる事はきっちりなさって、その上でプロケアを受け、恙無い日常を維持する。年齢重ねる中で、「より効果的なお手入れ」を受け入れ、関心持って手を抜かない・・事かもしれません。

その為に、患者さんと私達はコミュニケ―ションを十分とる必要があり、歯科医院にはセラピストの意味合いも含まれる・・と感じています。

しかしながら今後のコロナの動向により、対面のチャンスは減るでしょうが、”自ら会得されたご自身のお口のケア”と、”ご自分のからだへの関心”は、受診出来ない日があっても、皆さまのご健康を自ら支えるに違いない!と確信します。

歯ブラシなさる際、時々は”手鏡”お持ちになって、ご自分が「なさりにくいところを確認」してください。部分磨きのブラシを使って汚れをとれば、スッキリなさいます。

歯周病の進行は、歯の根の面に、汚れが付き、バイオフィルムになり、細菌の死骸が歯石化してシェルターを形成します。歯の根の面をきれいに保つことが専一です。ですのでホームケア&プロケアの両輪がいるのです。
毎日のホームケアが重要なのは言うまでもありません。

有事になっても、おうちでやれる事はきっちりなさって、お口の健康を守り、何とか乗り切りましょう!

スマホご遠慮下さい。

 

皆さまが受診前に、うがい・手荒い・アルコール消毒ご協力くださるのですが、その後受診まで「スマホ」なさる方が多いのです。

一番触る頻度が高く、感染を指摘されているスマホですので、感染危惧して、診療終わるまでスマホに触ることはご遠慮頂く事に致しました。

皆さまご理解ご協力有難うございます。

とびきりのお花を頂いて・・

コロナだけでも参っているのに、梅雨入りして真夏のような日もあれば、肌寒い日もありで・・。

マスクが離せない日常では、どうにも息苦しく、さりとてマスクは不安で外せないし・・。

どうすりゃいいのよ~って毎日ではないでしょうか?

そんなうつうつした防護服の毎日に、すばらしいお花が届きました。友人夫妻からです。あちらにもお取込みがあったのに、お気遣いいただいて恐縮でした。

元気出るビタミンカラーのアレンジは、どこから見ても素敵。黄色って、不思議な力がありますね。

パワーが出るというか、食べたくなっちゃう・・?というか。何れにしてもつくづく眺めて、「いいなぁ~、すてきだなぁ~」って思わせて下さる時間を提供くれますね。

野の花も素敵、こうしてアレンジされたお花も素敵!
「花を美しいと思う心が美しい」ってどなたかが言ってたっけ・・。そっかぁ~。

ゆとりも何も失くしそうな今日この頃。
沢山のことに追われる毎日ですけれど、ホッと深呼吸して、身近なものに目をやる余裕が必要ですね。

溢れんばかりのビタミンカラーの花々に、友人夫妻のあたたかいお気持ち感じて感謝するばかりでした。

ありがとう♡

海にありがとう (再々掲載致します)

不鮮明な添付画像で失礼します。ふと目にしたPR紙にこんな画像。きれいなブルーの海に亀が悠々と泳いでいます。見ると何やら気になるものが!亀が口にしそうとしてるのは、なんと!ビニール袋。

そう言えばニュースで見ました。揚がったお魚のお腹に、ビニールやプラスティックが一杯だったと。最近スーパーのレジ袋やストロー始め、プラ製品の規制や自粛が遅ればせながら始まってますが、自然界では深刻ですね。

二枚目の画像に、我々人間も海に住んでいました・・とあります。すっかり忘れてましたが、人間も自然界の同じ生き物。つい便利さが当たり前になって、大切な事を忘れがちです。あらためて出来ることから始めようと思わせる広告でした。

塵も積もれば山となる。
小さな努力でも、みんなでやれば未だ間に合うに違いありません・・。と信じて出来ることからやろうと思います。最近はスーパーでも、マイバックをもって買い物する人が増え、SDGsの啓発活動がじわじわ広がっています。

新座市の小学生の方が、SDGsの17ある目標の内、16番目の「平和と公正をすべての人に」をテーマに、ラインのスタンプコンテストで賞を取りました。「人種が違っても公正に分け合えば、けんかや戦争、争いがなくなる」と思って描いたそうです。

海亀のとビニール袋。ショッキングな画像も現実と真摯に受け止め、私達一人一人が考える、まさに今その時。猶予はありません・・

(7月1日より、スーパーなどのレジ袋有料化に伴い、再々掲載させて頂きました)