コロナで痛感したお口の重要性・・

自粛解除になっても、何かと心穏やかならぬ今日この頃です。みなさまはいかがお過ごしでしょうか?

5月中旬より診療再開しました。
といっても、やれる範囲・できる範囲での診療です。

久しぶりにお会いする方々の、お元気なご様子に安堵すると同時に、「オヤッ!」と思われる微変ある方も見受けられ、ヒヤッとすることも度々でした。
といいますのも、いつもお願いしている”うがい・手洗い”の手順がのみ込めない方、出入り口で戸惑う方、会話のやりとりがおぼつかない方等など・・。

ある親御さんからは、お子さんの今までにない身体状況の変化のご相談を受けました。

お子さん方も、ステイ・ホームの間おりこうさんにしていて静かになってしまったお子さん・逆に、外出が久しぶりで、他人に久しぶり会ってはしゃぐお子さん・・。

大人も子供も、ステイ・ホームは今までに経験のない時間だったと推察されます。

ソーシャルディスタンシング心がけながら、今の状況と、大変だった三月四月のお過ごしになり様を、ゆっくりと伺い、できるケアに努めています。

それにしても急激に太られた方が多く、ストレスも加味して、動脈浄化・糖尿病・心疾患等など心配です。メンタルケアが必要な方も見受けられます・・。

しかしながら、長年のメンテナンスを経て、当院にいらっしゃるのは数カ月に一度でも、「ホームケア」を心得た方が多く、来院できない時にも、おうちでのケアを頑張ってらした方が殆んどで、お口の中に大きな変化はない方が多く、安堵しました。

反対に、日ごろからホームケアの手を抜きがちな方、いいやいいや・・で忘れてしまう方などは、ビックリすほどお口の中が汚れていて、体調も優れぬご様子でした・・。

事々左様に今回のコロナで、お口のケアが如何に大切か!!もっと大切か!が浮き彫りになりましたので、皆様とともに今後に備え、ホームケアの大事さ・ご自分のからだにもっと関心持つこと!を肝に命じるチャンスにしたいと思います。

開業当初に看板に書いた「歯も大切なからだの一部です」は今も変わらずですが、全身の入り口であるお口の中に関心持ち、ご自分でやれる事はきっちりなさって、その上でプロケアを受け、恙無い日常を維持する。年齢重ねる中で、「より効果的なお手入れ」を受け入れ、関心持って手を抜かない・・事かもしれません。

その為に、患者さんと私達はコミュニケ―ションを十分とる必要があり、歯科医院にはセラピストの意味合いも含まれる・・と感じています。

しかしながら今後のコロナの動向により、対面のチャンスは減るでしょうが、”自ら会得されたご自身のお口のケア”と、”ご自分のからだへの関心”は、受診出来ない日があっても、皆さまのご健康を自ら支えるに違いない!と確信します。

歯ブラシなさる際、時々は”手鏡”お持ちになって、ご自分が「なさりにくいところを確認」してください。部分磨きのブラシを使って汚れをとれば、スッキリなさいます。

歯周病の進行は、歯の根の面に、汚れが付き、バイオフィルムになり、細菌の死骸が歯石化してシェルターを形成します。歯の根の面をきれいに保つことが専一です。ですのでホームケア&プロケアの両輪がいるのです。
毎日のホームケアが重要なのは言うまでもありません。

有事になっても、おうちでやれる事はきっちりなさって、お口の健康を守り、何とか乗り切りましょう!