真央ちゃんのほうが大人です

ソチが終わっても、感動が続いています。

15歳のメダリストはじめ十代の選手の落ち着いたコメント、冷静な発言にびっくりする

やら感動するやら・・。このような選手達がみんな、早いうちから海外に出て研修している

ことをあげ、海外に出ることにより、自分を見つめ自分の考えを述べたりすることが普通

にできるようになってくるのでは?とコメントしている方がありました。

真央ちゃんの外国特派員協会のインタビューも実に大人でしたし、海外のメディアの方が

真央ちゃんのファンであることが空気で伝わり、誠実でウイットに富み若いけれど配慮の

ある発言に関心しきりでした。見ている私達もますます真央ちゃんファンになりました。

森元総理大臣の失礼な発言に対しても「ご自分で後悔してるのでは・・?」とさりげなく

にこやかに言う真央ちゃんのほうが、ずーっと大人です。特派員の方も好感もって聞き、

とても穏やかで品のいい空気感でした。

舛添さんといい、森元総理といい、本当に腹立つ品のない思いやりにかけた発言である

と女性は怒っていますね。このような方がトップで、オリンピックという大きな目標に

向かっていくというのはなんだかちょっと恥ずかしいです。

今朝は真央ちゃんのコーチ、佐藤信夫さんが淡々と語っていました。「練習は嘘つかない

」と。真央ちゃんんは天才ですか?の質問に、「努力の人です」でもだから「天才かもし

れません・・」と。余計なこと言わず自分でしっかり考えて逃げない。コーチを頼まれた時

世界で一番を2度もとった人に教えることない・・と断り続けるも、亡き真央ちゃんのお母

さまに是非と言われお引き受けになったとのことでした。淡々と語るその中に佐藤コーチ

と真央ちゃんのかたいきずな、プロ同士の信頼をみました。今回のソチは、感動と学びの

ソチでした。希望も頂きましたね。がんばられた皆さん、心からありがとうございます。

 

 

ラフマニノフのピアノコンチェルト第2番

ソチの閉会式を観ました。開会式は全部観られませんでしたが、ロシアの威信をかけた

のでしょう。開会式では国の歴史を表現し圧倒されたので閉会式も期待して観ました。

費用も膨大だったと思われますが、色彩も表現の多様さもスケールもスゴいものでした。

カンディンスキー・シャガールの世界をびっくりする演出で表現したのには驚きでした。

するとアレッ!真央ちゃんの曲が!ラフマニノフのピアノコンチェルト2番です。

なぜか曲聴くだけでまたもらい泣き。ソロに加えてたくさんのグランドピアノが登場。

真央ちゃんのフリーの大成功を思い出し、涙が止まりません。閉会式にこの曲が組まれて

いた偶然。ウルウルした目で観ていると、ボリショイ劇場・コリンスキー劇場のバレエの

競演。ロシア芸術の奥深さに魅入っていると、今度はたくさんの書物とともにトルストイ

チェーホフ・プーシキン・ドストエフスキーと文学の紹介です。曲は代って

「ハチャトリアンの仮面舞踏会のワルツ」。覚えていますか?これも真央ちゃんの

バンクーバーの曲ですよね。試合を終え閉会式の客席で真央ちゃん、どんな思いで

ラフマニノフ・ハチャトリアン聴いていたでしょう。この2曲が閉会式で流れたことも

今回の真央ちゃんを称えているように思えてまた涙。サプライズで美しい閉会式は、ソプ

ラノがゴンドラで歌う下で、たくさんの子供達が手に手に黄色のミモザの枝を振り、観客

席のブルーとミモザが金色に輝きそれはそれは美しいゴージャスな花火のようでした。

 

聴きたくなって、辻井君と佐渡さんのラフマニノフのピアノコンチェルトを聴きながら今

書いています。たまたまCDジャケットにある言葉の数々がまるで真央ちゃんを物語って

いるようで抜粋してみます。(ラフマニノフピアノ協奏曲第2番辻井・佐渡・ベルリン響)

 

ラフマニノフのピアノ協奏曲、特にその第2番と第3番と言えば、古今で最も難しいピア

ノ協奏曲として知られている。若いピアニストがこの作品を演奏するときには「挑戦」と

いう言葉が使われるほどだ。別に若手でなくとも、多くのピアニストにとってラフマニノ

フの協奏曲はチャレンジな作品であり、様々な技術的課題を克服しないと演奏が難しい作

品であることは間違いない。しかし今回辻井君が録音した演奏を聴いて、難局に挑む気負

いといったものを感じることは無かった。むしろラフマニノフの音楽の中に自然に溶

け込んでいって、その音楽の果実を無心に頬張っているような親密な雰囲気に溢れていた

。辻井君のピアニスティックな音の美しさに加え、指揮者・佐渡裕の優れたサポートによ

って音楽のうねりが見事に一体化され、絶妙な呼吸が生まれていた。辻井君は音楽に対す

る新鮮な感動を常に忘れない。隅々まで自分と音楽を一体化させ、この作品を演奏するま

での、様々な努力の過程が秘められているはずだが、それを演奏の力に変えてしまう魔法

を持っているかのようだ。(片桐卓也より抜粋)

 

今後も真央ちゃんのフリーを観るたび、佐藤コーチとの気持ちのやり取りと強い信頼関係

を思い出し、この辻井君の演奏を思い浮かべるでしょう。初演から100年以上経っ

た名曲が私たちにさらに魅力的であるのは、こうした若い方達の共感力によるのだろうと

片桐氏は述べています。辻井君のCDジャケットに図らずも見つけた

「チャレンジ」の言葉は深く心に届きます。芯の強さにエレガントさが加わってきた

真央ちゃん。みんながとりこになりました。もう一度、ありがとう。映像見るたび

曲を聴くたび、しばらくお化粧、涙で取れちゃいますね。

ラフマニノフのピアノコンチェルト第2番

ありがとう

真央ちゃんのフリーの演技すばらしかったですね。終了直後の顔見て思わずもらい

泣きです。日本中がそんな思いではなかったでしょうか?背負ってきたものが重すぎて

胸が詰まります・・とは同じ年代の子供を持つ友人ママから。これまでの苦労がこの後の

人生を花開かせる種になるといいですねとエール送っています。ホントにそのとうり。

自分にしかできないジャンプにこだわって、「きっとできる」という強い信念で最後ま

でチャレンジ忘れない真央ちゃん。たくさんのこと私達に教えてくれてありがとう。

オリンピックという選ばれた人ばかりの晴れ舞台・勝負の緊張度。計り知れませんね。

たまたま今、テレビで高血圧の特集していますが、ストレスの事を話しています。

「唾液」によるストレス度チェック だそうです。唾液って虫歯・歯周病だけでなく今、

注目されています。それによるとあるTVのアナウンサーの

     休日のストレス度を   1 とすると(数字が大きいほうが強いストレス)

     出勤直後        9

     出勤4時間後      14

     出演本番直前      25 だそうです

真央ちゃんのようなアスリートの緊張も計り知れませんね。オリンピックという海外での

舞台。羽生選手が宿泊は二人部屋です・・と言ってましたが、選手村の生活・練習場の確保

会場の雰囲気・観客の興奮度・・すべてを受け止めて実力発揮しなければならないそのスト

レス度。私など想像するだけでストレスになりそうです。TVに移るソチの会場の異様な

雰囲気。いつの時代もそうなんでしょうが、平常心を維持することすら大変でしょう。

その中で真央ちゃんが納得できる表現ができて、おもいが形になって本当におめでとう。

「支えて下さった皆様に感謝を表したかった」というけれど、応援する観客の私たちも

「ありがとう」です。メダルの為に安全策とって難しい技へのこだわりを捨てるという

選択もあったでしょうに、今まで進んできた芸の道・鍛錬の時間を、美しく表現できて

本当によかったです。言葉軽いけれど、ナイス・チャレンジでした。ありがとう。

牡蠣の季節

ソチで盛り上がっていますが寝不足の方多いのではないでしょうか?今夜はいよいよ真央

ちゃん。プレッシャーの中「トリ」務める重圧はどれほどでしょうか?あの細い体で頑張

ってる姿。みんな応援したくなりますね。強敵がいっぱいと思いますが、真央ちゃんらし

くのびのび音楽にのってご自分の表現されたらそれだけで「金メダル」拍手です。

今までのメダリストが「日本の代表として・・」とか健気にコメントする姿に感動しながら

も複雑でいろいろなおもいが致します。皆さん本当に頑張っていらっしゃいますね。

さて、無類の貝好きですが、この季節はやっぱり「牡蠣」です。王様は牡蠣フライ。カリ

ッジュワッ!あーもうたまらないですね。タルタルソースもいいですが、私はやはりシン

プルにウースターソースです。山盛りのキャベツと。それとフロランティンヌ・どうって

ことない旬のほうれんそうと一緒のグラタンです。この相性も抜群です。それと・・・・

我が家のカキ鍋(写真なくてすみません)はちょっと変わっています。土手鍋でなく

お味噌汁より薄いみそ味だしに牡蠣・千切りねぎ・千切り油揚げ・千切りこんにゃく。この

4品だけを煮ては食べ煮ては食べします、お出汁がだんだん濃厚になってきてうまー

い!材料の千切りがめちゃくちゃ大変ですが、これ大事なのです。こんにゃくの千切り

が面倒だからと「糸コン」にしたら、まったく違う味になって、やっぱり手間かけないと

食べるの一瞬だけど!と反省。すべて材料食べきった後のお出汁をお雑炊にするともう

夢心地です。(うーん唾液でます)お雑炊にする前、飲み残しの日本酒をお鍋に入れるの

忘れないでくださいね。くれぐれもご飯入れてとき卵流したら、すぐ火を止めて蒸らすよ

うに。お出汁多めのサラサラが美味しいですよ。くれぐれもおじやにしないように。

牡蠣ももうすぐシーズン終わります。ぜひお試しください。買う時にお水に浸った

パックのカキでなく、むき身の計って買う牡蠣のほうが断然美味しいです。探すのも大変

ですが明らかにお味に差が出ます。お値段はそうかわりませんので、回転のいい魚屋さん

かスーパーで、パックでない牡蠣でぜひお試しください。20年以上前雑誌「ミセス」に

この作り方が載って以来の我が家のカキ鍋ご紹介しました。歯科的にお話すれば、牡蠣に

はご存知のように「亜鉛」が特に豊富で、亜鉛は味覚を感じるのにとても必要です。亜鉛

不足は極端いうと「味がわからなくなります」とても大事な栄養素です。牡蠣だけでなく

サプリでなくとも多くの食品に含まれていますので、心がけてとりたいものです。昔から

牡蠣は「Rの季節」と言われますが、生産者の努力により他の季節でも食べられる場合も

あるようですね。でも四季のある日本人としては、季節を大切に愛でていただくと美味し

さ格別です。産地で取れ立てを炭火で焼き牡蠣したら卒倒する美味しさでしょうね!

 

牡蠣の季節

牡蠣の季節

グランジュテ

ソチオリンピックで寝不足の方いらっしゃるのではないでしょうか?今夜はいよいよ男子

シングル。待望の高橋大輔さんも登場し、羽生くん・町田君と日本は実力者ばかりで本

当に楽しみです。高橋選手バックの音楽にチャチャが入りましたが、負けずに頑張ってく

ださい。昨年の怪我も演技に支障なくいくことを願っています。彼はとても大人ですね。

女子の美しい演技を見ていると、スローなバラードに乗った滑るようなゆったりした技も

さることながら、やはり注目はジャンプです。練習では完璧でも本番でこけてしまったり

本当に紙一重の繊細な技のようですが、見ている私達としては「神業」のようなジャンプ

にただただため息です。夢中になって見ていると自分も跳んでいるような気にさえなりま

す(笑)。出番前の選手を見ると楽屋裏の床で跳んだり回転して練習されていました。

HPコーナーの名前「グランジュテ」はバレエの跳躍・飛躍から取って名づけました。

悩んでいないで、一歩跳んでみませんか?フィギュアの選手みたいに3回転半・4回転

でなくとも、ちょっとの勇気をもって今の現状からちょっと「跳んでみる」「ジャンプし

てみる」今までと違う風景が見えてきて、「よし!」と思って、一歩も二歩も前に進むか

もしれません。 もし進まなくとも、ジャンプした価値はあるし、選手たちのように何度

もトライするうちに、出来るようになったり前進するでしょう。要はあきらめずに挑戦

することではないでしょうか。前を向いて進む人にきっと神様は微笑む・・と聞いたことが

あります。ちょっとだけ跳んでみませんか?現状が変わるかもしれません。チャレンジ

すればチャンスをものにできると信じます。フィギュアのみなさんを応援しながら、寒い

ですけれどご一緒に頑張りましょう。

 

 

バレエも快挙!若い人頑張ってますね!

 

もうみなさんご存知のように、ローザンヌバレエコンクールで、日本の男女の高校生

二人が一位・二位を占めました。実に伸び伸びと踊る姿・落ち着いて堂々たるお二人の

バレエにびっくり致しました。インタビューにもちゃんと答えて「バレエ始めた動機

?好きな女の子がやってたから・・」このフレーズも屈託なくていいですね。このロー

ザンヌバレエコンクール、以前より実はひそかにファンで、随分前から観て(聞いて?)

おりました。

ダミ声の厳しいご年配と思われる女性の審査員がいて、そのコメントが痛快で観ていた

(聞いていた)のです。例えばドンキホーテですごいパフォーマンスをする者がいても

「アラアラ、どうしてあそこであんな風に踊るかしら。それにあの衣装・田舎くさくて彼

を台無しにしてるわ!」など辛らつな批評が結構的を得て、人気?でした。最近の審査員

のコメントは以前に比べ大変穏やかです。

なぜこんなに日本人は強いのか?に熊川哲也さんがこう答えています。「勤勉な上、日本

ではコンクールが商業的にしょっちゅう行われ、アピール慣れしている。又海外ではオー

ディション受けて国立のバレエ学校に入って始まるが、日本では「習い事」として気楽に

スタートし皆平等にチャンスがある」とのことでした。習い事として通わせているお母様

は、バレエ始めて粘り強くまた・美しい音楽を聴き心が豊かになるとおっしゃっていまし

た。体格も欧米と引けを取らなくなったと熊川さんも言っています。オリンピックのスノ

ーボードのニュースにも15歳・17歳が話題です。先日の小保方さんに続き、若者の話

題は、ぶり返した寒い中にぽっと咲く梅の花のように、「やるなあ!」とステキな話題で

した。世界の強豪の中でのびのび演技する日本の若者に未来を感じ、豊かな時代の到来を

感じました。 もっと多くの方にチャンスが広がるといいですね。日陰に雪が残る今日こ

の頃、近所の紅梅が満開となりました。これからロイヤルバレエ等に留学して、研鑽積ま

れるのでしょうが、吉田都さんのようなご評価を得て、ますますステキに活躍されますよ

うに。ブラボ!ブラバ!

 

 

この雪の中、頭が下がります

予報どうりの大雪(と言っても雪国の方には笑われてしまいますが)朝から電車をはじめ

混乱しています。こんなお天気の中、おひとりのキャンセルもなく、メンテナンスに

ご来院です。お一人世田谷からの患者さんが「行きたいけれどどうにも・・」というお電話

。残念だわーのお声にお取り直ししました。来院の患者さん方雪用のコート来て長靴はい

て重装備?でご来院です。

この雪の中ご予約通りに来て下さる患者さんに、当院は何をすべきか?問われます。

有難いを通り越し「お役に立たねば」と心から思います。おりしも身内の高齢者が

転んで顔面骨折。オペを受けましたが当然のように口の中にも被害が出てきました。

見ればプラークが歯にも入れ歯にも・・。聞けば不都合あって直す事以外に歯医者には行っ

てないとのこと。入れ歯を作った歯科医院も「何も言わなかったのか!」と腹も立ちまし

たがこれが現実です。前にも書きましたが、メンテナンス受けている方は全体の2%とい

う日本の現状。当院のメンテナンス患者さんには総義歯の方もおられます。入れ歯の方も

お口のお手入れ必要だからです。お口の中を・入れ歯を清潔にし、かみ合わせをチェック

し、食べられるお口に整えておくことが大切で、その必要を歯科医院は患者さんにお伝

えし、お教えしなければなりません。歯医者は修理屋だけではないのです。皆様の大切

な「命」「食」を支える任務があります。プラークコントロールされていない、汚れのた

まったお口の中・入れ歯で緊急入院した身内が情けない顔してベットに横たわる姿・

「前歯を失い、ヒビの入った入れ歯で食事せざるを得ない」患者さんを目の当たりにして

「歯を保つ・お口の中を維持する」ということは「人の尊厳を維持すること」と強く感じ

て病院をあとにしました。看護師さんと打ち合わせして無理のない口腔ケアをお願いし

て・・・。

この大雪の中、メンテナンスに見える「健康感にあふれ。自分の体は自分で守る」と理解

くださった患者さんのお気持ちにお応えする様に、切磋琢磨してお役に立ちたいと心から

思いました。皆さん足元気を付けてお帰り下さいますように。このお天気の中ご来院本当

に有難うございます。当院もお役に立つよう頑張ります。感謝。

 

この雪の中、頭が下がります

この雪の中、頭が下がります

この雪の中、頭が下がります

折にふれ、みんなで検討します

当院では、患者さんのデーターなどいつも仲間で検討します。ちょっとの合間にもこのよ

うに。ドクターとも同様です。いろんな目で見たり付き合わせしたりするのって大事だと

思いませんか?デジタルレントゲンだけでなく、CTがありますし、口腔外科出身の院長

もよく教えて下さるので、勉強になります。

 

衛生士CT画像検討中

患者さんの傑作です

今日もホームケアのフッ素のペーストをわざわざ買いに見え、この季節のお便りを届けて下さいました。健康観にあふれ自分の歯を守りたいと頑張る皆さまに支えられ、当院もがんばります。

患者さんの傑作です