酒田のチームミーティングで泊まるホテルの朝ごはんは中々です。地元の新米始めつや姫も別にあり、ゆで野菜もカラフルだし、そばの実とか、もって菊のおひたしとか、酒田ならではが味わえます。
今年始めて登場したのは「イナゴ」の佃煮。事務局の方が「旨いですよ。食堂のおばさんがそこで捕まえてるんだから!?」と冗談言うので皆で食べてみたら、きれいでホントに美味しかったです。それに味しめて、スーパーに行ったら普通に売っていたので喜んで買って帰ったら・・。
一般用には足も手も?ついてて(笑)イナゴのまんまでした!ホテルのは足などとって綺麗に下ごしらえしてあったんですね。でもせっかくなので長ーい足ついたイナゴの佃煮頂きました。カルシウムバッチリ!酒田の人は身体にいいもの、”歯にもいいもの”食べてるなぁと感心しきりでした。
勉強したあとの夕食が楽しみなのです
酒田へミーティングに出向いた日の夕食が毎年楽しみです。
この日もまずお刺身の盛合せ食べましたが、スタッフに魚に詳しい者がいて、盛合せのチョイスが最高でした。特に胆と一緒に食べた「カワハギの薄づくり」がメチャ美味しくてお代わりしました。更にサンマも頼んだらこんな素敵に作ってくれ、わがままいって骨センベイと頭も素揚げにしてもらいかぶりつきました。いかを特別に漬けた丼物も最高!
カザエビのから揚げとか・・旬を堪能。
当院スタッフは食べること大好き人間ばかりですので、現地の食材に毎年ながら魅了されます。お魚堪能したあと、松茸の土瓶蒸しを一人一人タップリ頂き、山の秋も満喫しました。こんな楽しみがあるので海外からの演者招いたご講演など、結構な量の勉強にも耐えられます。ノートも必死にとりましたよ。
渡ってきた白鳥が鳥海山バックに飛ぶ姿にも癒されました。酒田はいいなぁ。
スターウォーズ
2016 チームミーティング参加してきました
プロフェッショナル・カンブリア宮殿に出演し、全国にお口のメンテナンスの大切さを
伝えた、熊谷崇先生率いるオーラルフィジシアンのチームミーティング。10月15・16日の二日間、山形の酒田市で一年に一度の集まりに参加してきました。
1日目はスウェーデンからいらしたヤン先生。インプラント周囲炎から始まって、現在のスエーデンでの歯周病の取り組み及び治療について分かりやすく、とてもスタンダードなお話しを丸一日して下さいました。久しぶり丸一日英語漬けでしたが、おなじみの岩上さんの名通訳でとても分かりやすかったです。日々の診療にたくさんのヒントを頂きました。貴重な講演を聞くチャンスをありがとうございました。
神子島
2日めは、福利厚生に歯科検診を取り入れ始めている各企業の方々からのお話しで、多くのCEOはじめ、進んでいるところでは、既に”CHO”(社員の健康担当)がいらっしゃるそうで、企業側の、進んだ健康への取り組みを伺いました。「健康経営」ということで企業内で歯科検診の啓蒙活動をしていたりと、今後の健康保険の破たんのリスクを示唆した対応に驚きでした。私たち歯科医院も頑張らなきゃ!と思いました。
小室
劇団四季
秋咲きしました
秋の一皿
ボブ・ディラン ノーベル賞!
「風に吹かれて」フォーク世代は絶対ソラで歌えるはず・・。
なんともな~の心地よいメロディ。ステキだったあの時代。
なんと言ってもそこここに、ステキな人がいっぱい居ました!
あの格好・あの歩き方、あのバックの持ち方、あの立ち方。すべてグッとくる人が
いっぱい居ました。音楽もおんなじ、歌う歌そのものがグッと来たり、その立ち居振る舞いがグッときたり。歌詞が「今そうなんだよ。僕たち思ってること・・」だったりしたものです。その一人がボブ・ディランでした。
ボブ・ディランは歌詞がステキだった。詩人だと思う。
そのディランが、ノーベル文学賞に輝いた。
こんな素敵なことはありません。
しばらく「風に吹かれて」始めディランの歌がテレビで流れるでしょう。嬉しい!!
PS 村上さんのファンの方ごめんなさい。村上さんも更に近づいているはずですね!
絵皿
ハロウィーン
PPAP
イヤー!参りましたね! ピコ太郎!
先週見るともなく、キッチンでお料理してたら、なんともな・・?の音楽。
地味っていえば地味だけど、妙に心に残る単純な音楽。
それに、全身をシフォンのヒョウ柄。なんじゃこれ!と思いながら
「アプペン🎵」と口ずさんしまった私。
”ぐでたま”より大人っぽいぞー!(笑)と思ってしまいました。
こりゃ世界中に一瞬で拡散するわけだなぁ!と確信しつつ、「パイナペン🎵」とまたまた口ずさんでいました。恐るべし。PPAP!
80歳!
秋の夜長、読みたい本ばっかりでつい夜ふかし。こっそりテレビつければ、何ともすばらしいオケやってるではありませんか?
見たことある指揮者。そうズービン・メータ。鋭い眼に掘りの深いお顔の指揮者です。客席がアップになると、どうも普通のコンサートではないご様子。メータの80歳の記念コンサートでした。もう80歳になられたんだ!と見れば、とてもそうは思えない若々しい指揮ぶり。若々しい音を編み出されてステキでした。イスラエルフィルも和やかな雰囲気で演奏しており、ハッピーバースデイ!で締めくくられました。
ムンバイの沢山の聴衆の熱い拍手の中、独特のお花のレイをかけたメータ。とっても嬉しそうにしてらして、それにも増す聴衆の皆様の誇らしそうなお顔が印象的でした。客席の皆様、お国柄でしょうかカラフルなお洋服にアクセサリー。音楽をこよなく愛し、メーターを誇りに思っていらっしゃる空気に満ちて、画面から伝わってきました。音楽ってリラックスして楽しむものですね。
深いことば
巷で豊洲問題やオリンピック問題が賑やかなのとは裏腹に、違う、良い意味で、脚光浴びてらっしゃるノーベル賞候補とも言われる生命科学者がおられます。
全く新しいがん治療薬・「オプジーボ」の生みの親、本庶佑先生です。今回は幸運にもうまくいきました・・と謙虚におっしゃる1942年生まれのステキな学者さんです。
分子生物学者でおられ、難しくて私には良くわかりませんが、インタビュー記事などを読むと非常におおらかな方で、あれほどの方でらっしゃるのに、とっても普通(失礼ないいかたですが)なところが、とても素晴らしいと感じます。
特にこの点です。
「狙ってできない ブレークスルー(飛躍的な進展)。たくさん種まきを」
素人は ”常識にとらわれずにすみます” とおっしゃって・・。
ブレークスルーはデザイン出来ません。つまりねらってできるものではないんです。
どこをどうやったらいいか、誰にもわからない。「ここ掘れワンワン」という訳にはいかないんです。ですから大切なのは、そういうチャンスをなるべく多く作ることですと。そして、若い人たちの情熱とエネルギーが幸運を呼び込むような環境つくりが大切とも、述べて居られます。
ノーベル賞の 候補に挙がる凄い方が、こんな平易な言葉でお話し下さる贅沢な時代。
なんでも、毎日の積み重ねだなぁ~それと好奇心だなぁと凡人はただただ思うのです。
緑の壁だぁ
おかげ様で余命が延びました
先ほど上顎義歯出来上がった患者さん。お帰りの際の言葉です。
16年ほど前、現役でお仕事されてる時が初診。それ以来お忙しい時も、バイクで駆けつけ
メンテナンス続けてきた方です。初診で既に詰め物沢山でしたが、その後上は部分入れ歯にしました。お手入れもきちんとなさり、頑張ってらっしゃるなぁと思った矢先、ガンの発病。確定診断つくまでが長かったので、げっそり痩せ気持ちも落ち込んで、こちらも途方に暮れそうでした。
病名がはっきりし手術に臨むことになり、「終わったらメンテナンスにきますよ!」と仰ったものの、体力も落ち歩行もおぼつかずでお気の毒でした。そんな中「口の中が気持ち悪いけれど、いきたくても歩けない」とご本人からの電話もあり、”お家で出来るお手入れなど話し、待ってますよ!”とお葉書差し上げました。途中奥様がお手入れ用品を買いに見え、ご家族の連携が素晴らしかったです。
しばらく間を置いて「行ってもいいですか?口の中さっぱりさせたい」と再びご本人からお電話頂いた時、それは嬉しかったです。その日衛生士の、体調と病気に配慮したケア受け「アーさっぱりした」とお痩せになったお身体でしたが、ファイトが出てきてらっしゃるようにお見受けしました。抗ガン治療受け乍ら、無理ないケアを再開なさり、「しっかり食べたい」という意欲も出てきて、部分入れ歯を作り直すことになって、今日出来上がりました。
アシストしたスタッフに「今日は天ぷら食べるんだ」とおっしゃって、こちらを労って下さったとのこと。お帰り際「寿命?いや余命?」と笑いながら訂正なさって「余命が延びました!」と喜んでお帰りになりました。慣れるまで新しい義歯は大変かと思いますが、いつでも調整いたしますよ・・と申しあげたら、ニコッとなさいました。多少でもお役に立てたかと、スタッフ一同嬉しい一日となりました。美味しく召し上がれますように総力上げてサポ―トさせて頂きたいと思います。これから食欲の秋ですものね。
セミナー報告
はじめての編みバック
ノーベル医学生理学賞 おめでとうございます
またまた日本人がノーベル賞!
しかも医学生理学賞の単独受賞は、29年ぶりとのこと。すごいことなんですって。
東京工業大学 栄誉教授 大隅良典教授。71歳。
名誉教授というのは聞いたことあるけれど、「栄誉教授」というの今回初めてお聞きしました。まさしく栄誉!
きれいな白鬚はやされた大隅教授。またまたお優しい方のようで、奥様に言わせると
結構いたずらなのよとのこと。
「人のやらない事をやることが、研究を支える」と教授はおっしゃって、いつもいつも
お座りになっているというデスク・顕微鏡の周りには、奥様はじめ、影響受けた研究者のお写真。それに教え子からのプレゼントなどが飾られ、普通の凄-い方なんだとテレビは伝えています。
受賞した「オートファジー」の”オート”とは自分の事。”ファジー”は食べる(自食作用)のこと。細胞内のタンパク質を分解してリサイクルみたいなものかなぁ・・と素人の私。いずれにしても今後、がん・パーキンソンなど様々な病気の解明に大いに貢献するようです。スゴイ貢献になるんですね!患者さんに朗報です。
大隅先生と同じ教室の準教授の方が、「四葉のクローバー集められるのが趣味で、見つけると下さるんですよ」と、ふだんのノーベル賞受賞者のご様子を嬉しそうに話されていました。頂いた四葉のクローバー。頂いて押し花にしたのが、本からハラッと出てきたりすると、大隅先生のお顔が浮かんで「よし頑張ろう!」って思っちゃうんですよ・・の言葉に、研究室の大変な毎日の中にも、和んだ雰囲気でらっしゃるんだなぁと感動しました。
大隅先生ノーベル賞受賞 おめでとうございます!!!
追記 昨夕のご夫妻そろっての記者会見で
「科学を人間の文化と思って、社会が支えてほしい」とおっしゃった大隅教授。
受賞のこのような場で、後に続く科学者の卵たちへのエールでもあり、国への
提言と思われる、心温かい科学者としてのお人柄を垣間見ました。
デカイ!
金木犀でした
うまいんだな、これが!
池袋のお祭りに行ってきました
妊娠中の歯のケア (子どもの虫歯予防につながる)
妊娠中の女性のからだは様々変化しますが、お口の中も例外でなく、むし歯や歯周病に成りやすい状態です。
妊娠なさると体内でエストラゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが多く分泌されるようになり、歯周病の原因菌が実は「女性ホルモンを好んで栄養とする」ので口の中で増えやすくなります。
そうして増えた歯周病菌が早産や低体重児出産につながるという報告もあります。又唾液が少なくなったり、つわりでご気分悪く歯ブラシできないなど、むし歯が出来やすくもなります。
お世話する周りの方のお口の中に虫歯菌があると、子どもの歯が生えてきた時、同じスプーン使ったり、哺乳瓶から、またスキンシップするうち、唾液を介して虫歯菌が移ることがあるので、妊婦さんだけでなく、お世話なさるご家族にもお口のケアが必要です。
ですので、妊婦さんのお口の状態をよくすることは、生まれてくるお子さんのむし歯予防にもつながるのです。第一子を出産後このことを知ったお母さん「上の子供の世話で歯みがきがおろそかになりそうだったが、妊娠中のはみがきの大切さをしって、意識してするようになったら、自分自身も気持ちいいし子供にうつさないで済むから合理的」とおっしゃるお母さんもおられます。
妊婦さんは口内環境や、レントゲン、薬の服用できないなど妊娠中はいろいろ制限があるので、治療には神経を使います。必要な治療は原則5~7か月の安定期に、十分な考慮の上なら診療受けることはできますが、お腹のお子さんが専一ですので、応急処置にとどまることも否めません。ですのでなおさら、妊娠を希望される方は、普段から定期メンテナンスを受け、お口の中をよい状態にしておくことが何より大切です。
随分前ブログにも登場いただきましたが、ご夫妻でメンテナンスに通われていたお二人から、妊娠希望であること。奥様に埋もれた親知らずがあって時々症状がでることの相談を受け、ご夫妻と良くお話しさせて頂きました。出産後はご実家の近くに住む予定で当地を離れることも伺い、奥様の親知らずを抜歯することに合意しました。難しい状況にあった親知らずも難なく処置でき、最小の抗生剤だけで炎症も程なく収まりました。何回か傷口の消毒をし、ケアを続けた数か月後 「ありがとうございました」とご懐妊の喜びの報告を頂き、それからご実家に帰られるまでご夫妻で定期メンテナンスを続け、すばらしいお口の習慣を身につけられて、引っ越されました。しばらくして可愛い男の子とのご家族写真が届き、元気そうでお役に立ってよかったと安堵いたしました。
ですので、今から妊娠をお望みの方は、ご夫婦でお口のチェックを受け、必要な虫歯は最小の処置をして治しておき、お手入れもしてホームケアの習慣を身につけてからでも、遅くはないなぁと感じています。
たったのむし歯のことでしょう?
今痛くないし・・。
歯のことばっかりやってられませんよ!
こんな言葉を耳にした事もありますが、今、ご夫婦でお仕事しながら子育てする時代。
ご両親が傍にいてみてくださる方ばかりではありません。へたすると、まだまだお若いおじいちゃま・おばあちゃまはそれぞれお仕事している場合もあります。保育園に預けるったって、むし歯があってはみんなとご飯もおやつも頂けません。
歯は本当に大事。
歯の具合いが悪いと思う以上に治療に時間がかかり、何よりストレスです。
それよりお口の中をきれいにするために歯医者に通う! この方がお気持ちが楽です。
どうぞ、妊婦さんでお口のケアしてない方は、体調見て汚れを取りにいらして下さい。
歯周病菌の汚れは女性ホルモンを栄養にして、お口の中で増える一方し、虫歯菌もお子さんに移りますので、きれいにしておいてご損はないですよ。。
ごっくん!
巾着田
程よいランチ
新型?
隠れた名本
カレンダー
流行りのもち麦で
母と
差し入れ
柿の葉
歯の着色!
患者さんに好評の金具のない義歯(入れ歯)です。歯の着色見えますか?
歯茎のピンク色もうっすらブルーに!慌てますよね。犯人は(笑)美味しい巨峰(ぶどう)でした。この季節特に美味しいですし、最近は皮のところにとっても栄養あるとのことで、皮ごと食べる人も多いようです。
入れ歯にこれだけ着色するのですから、ご自分の天然歯にももちろん色はつきます。召し上がったらお口ゆすいでおくこと必死ですね。又硬い歯ブラシや、取り替えるのが遅れて毛先が荒れた歯ブラシで、日頃磨いてらっしゃると、歯の面に細かい傷つけていて、色が滲みやすいのでお気をつけ下さい。
ぶどう色に染まった患者さんの義歯。きれいに汚れをとって差し上げ喜ばれました。毎日色々なものを頂きますから、色の濃いもの召しあがったら、ゴブゴブゆすいでおいてくださいね。但し日頃歯ブラシ怠ってると、ゴブゴブしてもダメです。それは歯の面に汚れがくっついたままだからです。日頃の毎回のお手入れ肝心です。
(画像一枚目はブドウで染まった義歯・二枚目は汚れをきれいにして差し上げた画像です)
笑う門には福来る
よくお散歩したね。
心に響いた言葉
当院のある朝霞は、和光市のお隣。和光市と言えばホンダ技研さんがあり、当院にも長くメンテナンスにいらしている社員さんが多いです。そのHondaの創業者である本田宗一郎さんの言葉が、ある本で目にとまりました。親父!と社員に慕われた伝説の方です。
自分の喜びを追及する行為が
他人の幸福への奉仕に
つながるものでありたい 本田宗一郎「やりたいことをやれ」より
冬瓜三昧
患者さんの冬瓜
けれんみ
外連味。私もしばらく忘れていた言葉です。他のスタッフもほとんど知りませんでした。
リオオリンピック閉会式で披露された、青森大学 新体操部のパフォーマンスがあり、その後、青森大学を取材するテレビに出くわしました。
青森と言っても、私高校の修学旅行で、奥入瀬に行ったくらいしか知りません。でも冬など雪深い地方ですから、きっと辛抱強く一生懸命な風土もあるのでしょうね。冬以外ではきっと有り余る自然の豊かなところが多いでしょうから・・。
披露された現新体操部員とOBの演技は、本当に身が洗われるような清らかさで、思わず「外連味のない演技だなぁ」と感じいった次第です。俗受けを狙ったいやらしさがなく、見ていて気持ちのいい演技でしたので、「けれんみ」という言葉を思い出したのです。今後も観る人にこのような感動を届けていって頂きたいと、この時世だからこそつくづく、心から思いました。
見たことない 雲!
勘違いってあるよね。
川越市場
小江戸花火大会2016
気象の変化が大きいと、1~2日後に歯周炎悪化
☆生気象学により、気圧や気温が生体に及ぼす影響が明らかに
気象が生体に影響を及ぼすことは、古くから言われていたことですが、実は1950年代より「生気象学」として体系化され、様々な疾病においてあきらかになってきています。
口腔の分野でこの度岡山大学の研究グループが、慢性歯周炎の急性期症状の発生と気象の変化に関連性があることを突き止めました。
人間を取り巻く環境が生体に影響及ぼすことは、ヒポクラテスの時代から言われていましたが、「生気象学」(Biometeorology)という学問になったのは1950年、日本では1962年に「日本生気象学会」が発足しており、特に気管支喘息・頭痛・関節痛・心筋梗塞・脳梗塞・うつ病・リウマチ・顎関節症などと気圧や気温との関連性が徐々に明らかになっています。
歯科領域においても、「飛行機に乗ると歯が痛くなる」ことはよく言われており、気象の変化が急性の歯周病を引き起こすのではと考えられていました。
☆気圧・気温・風速の3つが慢性歯周炎の急性増悪に関連
そこで岡山大学予防歯科学で、2011年11月から2013年11月までの2年間、延べ2万人の慢性歯周炎患者さんに、急性増悪した全員を対象に調査しました。このうち、急性増悪した原因を口の中や体の状態になかった153人に、気象状況との関連を時系列分析した。気象データは気象庁が発表した岡山地方のものを利用して153人の症状が出始めた日の気温・気圧・風速・湿度・降水量・日照時間を元にした研究です。
その結果、「気圧」「気温」「風速」の3つが慢性歯周炎の急性増悪に関わっており、「気圧の毎時減少変化の最大値が大きい日の2日後」
「気温の毎時増加変化の最大値が大きい日の翌日」に慢性歯周病の症状悪化が見られ
「最大風速が大きい日の3日後」では症状悪化は少ないという結果も出ました。
☆メカニズムは不明だが、気象がからだに与える影響を推察
まず気圧と気温の変化は交感神経を刺激して、抹消血管の血流障害をもたらし、傷みや晴れを引き起こすと考えられます。
又気圧の変化はホルモン環境に影響を与え、特にアドレナリンは歯周炎関連細菌の増殖に関係することがわかっています。
さらに気温は炎症に関わるサイトカイン、特にIL-6の発現に関与し、その分泌が促され痛みや晴れなどを引き起こします。
一方で、培養実験では、病原菌が炎症性細胞を誘引してサイトカイン等を誘導して炎症反応起きるまで2~72時間を有すという時間が、気象の変化から慢性歯周炎の症状悪化までの時間とほぼ同程度であり、培養実験と同様の状態が起こっていることが見てとれます。
いずれにしても、気象の変化が宿主や口腔内の病原細菌に影響していることは否定できず、歯周病が40歳以上の国民の8割が罹患し、歯の喪失の約4割を占める今、慢性歯周炎の急性増悪を予測することは、歯の保存の為にも重要と、この研究をした岡山大学予防歯科教室では報告しています。
この原稿を起こしている昨日今日、大きな台風の後発生したそんなに大きいとは言わなかった台風が、連続して日本列島に接近し大雨と強風をもたらしておりました。すると
当院でも、岡大の報告のように朝から歯が腫れた!噛めない!痛い!といった急性症状の患者さんがあり、特に糖尿病治療中の方、骨粗鬆症世代・血圧高めの方など、該当患者さんの歯周病のデーターを見ながら、炎症と気象が及ぼす影響をつくづく実感しました。このような歯周炎の急性炎症のメカニズムがより詳しくタイトにわかって来れば、歯の保存に生きると思われます (ishikyo Mate No296より、抜粋して引用)
森戸海岸
みりんオン・ザ・ロック
発酵食の記事読んでいたら、まず目に入ったのが、ウイスキーならぬみりんのオン・ザ・ロック!びっくりしました。見た目はウイスキーだもの・・。
昔の女の人たちは、夏の体力維持にみりんを飲んでいたとのこと。江戸時代に、甘酒を夏特に積極的に飲んでいたのは知っていたが、エッみりん。
考えてみれば、お屠蘇はみりんに屠蘇さん入れるわけだし、みりんの材料は麹。麹はアミノ酸もビタミン類も多く含んでいるので、今のようにすぐ病院に行けるわけでないので、女性たちは養生の為におのずと口にしていたんでは?と発酵学の権威・小泉武夫先生はおっしゃっています。
暑くて寝苦しい夜、ナイトキャップとして、みりんオン・ザ・ロック。いいかもしれませんね。結構アルコーㇽ度数高いんですよね。ですからどうぞほどほどで・・。それと「みりん風」ではダメですのでお間違いなく。
アメリカンドック?
患者さんの成長と共に
定期メンテナンス終わった高校生。すっかり大人びて院長に話しかけています。最近家族に加わった犬の写真見せたかった様子。犬好き院長も写真見て大喜び。
犬にも歯ブラシ必要だよ!と言われ、エッどういう風にブラシするのか?聞いて帰られました。自分のホームケアのものや、キシリトールなども買って。高校生になってすっかりお口のケアも生活習慣になったようで、スタッフ一同何よりうれしいです。初めて来院した乳歯の時、虫歯があってピーピー泣いてたのも昨日のことのよう。からだも逞しくなり、礼儀正しい青年に成長した患者さんを見るのも、開業医として最高に幸せなことです。
いろいろな世代の人と会話が出来ること、当たり前のようで難しい昨今。親兄弟以外に、外部と如何に関わっていくかが大切です。世代を超えて声かけあい、お話しできたらいいですね。先日新聞に「放課後の居場所」というコラムがあって、オーストラリアに居住経験のある先生が、中高生の放課後の居場所と言えば日本では部活や塾が中心。一方海外に住んだ経験からいうと、オーストラリアでは、公共の居場所が充実していて、様々な大人が、多感な時期の子供たちを支えているとありました。多感な時期の若者にとって、学校や家庭以外での大人との継続的なかかわりは重要ですともあります。
気軽に話せる・立ち寄れる場所。定期メンテナンスをしている歯科医院にもその役割は担えるかもしれません。そんな場所でありたいとも思っています。
common sense
コモンセンス。
今まで常識・良識とならいました。
昨今、世の中で起こるいろいろな事件・トピックス。
ある番組でこんな事言っていました。
common sense (コモンセンス)とは ”経験からくる思慮分別” だと。
ストンと胸に落ちました。