ノーベル医学生理学賞 おめでとうございます

またまた日本人がノーベル賞!
しかも医学生理学賞の単独受賞は、29年ぶりとのこと。すごいことなんですって。

東京工業大学 栄誉教授 大隅良典教授。71歳。

名誉教授というのは聞いたことあるけれど、「栄誉教授」というの今回初めてお聞きしました。まさしく栄誉!

きれいな白鬚はやされた大隅教授。またまたお優しい方のようで、奥様に言わせると
結構いたずらなのよとのこと。

「人のやらない事をやることが、研究を支える」と教授はおっしゃって、いつもいつも
お座りになっているというデスク・顕微鏡の周りには、奥様はじめ、影響受けた研究者のお写真。それに教え子からのプレゼントなどが飾られ、普通の凄-い方なんだとテレビは伝えています。

受賞した「オートファジー」の”オート”とは自分の事。”ファジー”は食べる(自食作用)のこと。細胞内のタンパク質を分解してリサイクルみたいなものかなぁ・・と素人の私。いずれにしても今後、がん・パーキンソンなど様々な病気の解明に大いに貢献するようです。スゴイ貢献になるんですね!患者さんに朗報です。

大隅先生と同じ教室の準教授の方が、「四葉のクローバー集められるのが趣味で、見つけると下さるんですよ」と、ふだんのノーベル賞受賞者のご様子を嬉しそうに話されていました。頂いた四葉のクローバー。頂いて押し花にしたのが、本からハラッと出てきたりすると、大隅先生のお顔が浮かんで「よし頑張ろう!」って思っちゃうんですよ・・の言葉に、研究室の大変な毎日の中にも、和んだ雰囲気でらっしゃるんだなぁと感動しました。

大隅先生ノーベル賞受賞 おめでとうございます!!!

追記 昨夕のご夫妻そろっての記者会見で
   「科学を人間の文化と思って、社会が支えてほしい」とおっしゃった大隅教授。
   受賞のこのような場で、後に続く科学者の卵たちへのエールでもあり、国への
   提言と思われる、心温かい科学者としてのお人柄を垣間見ました。