いつまでも…終わってほしくないほどのものが、幸福な生なのに、終わるからこそ
幸福であるというパラドックス
古東哲明
面白い映画も、果てしなく続けば「退屈どころか、不気味だ」。マラソンもゴールがあるから苦役にならない。同じように、ずっと続いてほしい幸福な人生もエンドマークがあるから愉しめるのだと、哲学者は言う。眼の前の光景も「死」という終わりの方から見つめると、「とたんにやさしい光をおびて」くると。(思考の平均律)から。
お寒さ増す折、皆様尚一層、おからだおいといください
来る年が、よいお年でありますように
