最近はお子さんの発育もいいので、奥歯が早く生えるようです。寿命が延びた今、すり鉢の役目の奥歯を大事にしないと、大変な事になりますね。出典は平成17年千葉県歯科保健実態調査からです。少し古いですが・・
それによると、下の第一小臼歯は61・4歳
第二小臼歯は58・3歳
第一大臼歯は54・3歳
第二大臼歯は49・8歳
ということは平均健康寿命前に男女とも奥歯を失うということですね。これは大変です
ウサギさんじゃないのですから、前歯で噛んだりしてるわけにいきません。
ではなぜ、奥歯を失う確率が早いのでしょうか?
①お口が小さい
②頬粘膜が硬い(ほっぺたの筋肉が広がりにくい方です)
③嘔吐反射がある(すぐオエ-ッとなる)
④矯正装置が入っている
⑤親知らずがのぞいてる・・。斜めに生えている
⑥舌が邪魔して毛先が当てにくい などの理由で奥歯が磨きにくいからです
なので、・ブラシが届きにくい奥歯の奥も楽に磨け
・上や下の奥歯の外側・内側にも届く 歯ブラシ及び部分磨きブラシが必要
そのようなホームケアを毎日して頂いた上で、定期メンテナンスで歯科衛生士に取れていない汚れのコントロールをしてもらうことです。
前歯で噛み切って、奥歯の臼で咀嚼する。小さい時学校で習った通りです。
お口の中はそれぞれ役目があります。お口は皆さんの大事な食器です。いつもきれいにして、美味しくお食事を召し上って、またきれいにして次のお食事に備える。よく噛んで召し上がれば唾液も出て、飲み込みにもご不自由なく、お口の中も中和されます。この繰り返しがスムースにいけば、生涯にわたってご自分のお口で召し上がれることが可能になります。奥歯は召し上がるだけでなく、「イザッ」という時、踏ん張り時に噛めなくては仕方ありませんね。無駄な歯は一つもないのです。理屈に合ったお手入れして大事に致しましょう。










三寒四温の中にも陽ざしは随分と春めいてきました。4番診療室の額も「ぜんまい」の春らしいものに変えました。患者さんでプロのカメラマンさんの作品です。親子のように2本のぜんまいが向き合って、何とも力強くも可愛らしい自然の姿。そろそろ山菜がお店に並び始めました。今日は3月11日。あの日から4年がたち様々なレポートが各地から流れています。被災されても、未だ仮設に住まわれても、強く生きられている東北の方々に、そのお気持ち察するに余りあり、振り返って自分のやんごとない日々に感謝をするものです。それぞれに沢山の思いを胸に、ようやく前を向けるようになりましたとおっしゃる被災された皆様の、ご健康と幸多かれと祈るばかりです。今日もメンテナンスの個室の窓に、明るく陽ざしが注いできました。毎日いろんなことがありますけれど、家で朝ごはんが頂け、あったかいお布団に寝られる幸せ。ああだのこうだの言い合える家族や仲間・友人。かけがえない日々に感謝をしつつ、今日もお役に立つ時間が過ごせれば幸いです。東北の皆さま、おからだ大切にお元気にお過ごしください。日本中・世界中のみんなが応援団です。応援させて頂けることも有難い幸せなんですね。もうそこまで春が来ていますよ。もう少しもう少しです。




院内の飾りも、男の子のお節句になりました。毎年金太郎さんが鯉にまたがったのは人気です。
