歩き出す言葉たち

今まで気づかなかったんだろうか?ステキな小さなコーナーに目が留まりました。お作りになったのは横浜在住の「短歌人」属する小俵鱚太さん。お名前もギョッ(魚っ)!の1974生まれの方の作品です

・花は散る 小俵鱚太

 ・旅さきの博物館はしんとして居たい気持ちに靴音がある

 ・散るとすぐ変色をしてしまうか黄昏にコブシが咲いている

 ・バーというところは豆を剥くところ ピスタチオ剥く指シンクロし

 ・カレー屋の隣に住めば春の午(ひる)なにかをおもいつつ眠るはず

 ・北国から戻れば桜が満開の人ごみに曳くスーツケースよ

これらが紙面の右下にこっそりあって、鱚太さんの小さな写真があって、へーっ!この方がこういうふうに詠まれるんだぁ~「ふ~ん」とおもって、その紙面の上を見たら

■さらなるガザ攻撃・殺戮を直ちに阻止せよ
  この殺戮を許してはならない。国連総会決議では圧倒的多数の諸国がガザ地区の即時停戦を繰り返し求めてきた。ガザ停戦を直ちに、文字通り直ちに阻止しなければならない。藤原帰一さんの切なる文だった・・・・・

鱚太さんの歌と世界で起こっている対比に、息をのむ五月もあっという間に
二十日過ぎ・・・・・