「丁寧に扱ってもらわないっていうのが、僕の中では一番の理想なんですよ」
今永昇太
大リーグ・カブスの左腕は本拠シカゴでの開幕戦で八回途中まで投げ、白星を挙げた。監督は選手の体を慮り、適当な時点で交代させるものだが、今永はその日、監督に続投を願い出た。
「Trust me」(私を信じて)と。
彼は調子のよい時も悪い時もそれなりに試合をつくるから放っておけ、と言われるのがプロとしての矜持? 4月14日朝刊のスポーツ面から。
※野球ファンではないけれど、カッコいいなぁと思う時はしばしばある。大谷のスーパーな活躍は置いといて、こんな折々のうたに目が留まるのはなぜか・・
海外で日本の選手が活躍するようになって久しいが、私の記憶では野茂選手がスタートだったと思う、あの独特の風貌に投球ポーズ。私はまったく詳しくないので見た目でしか物は言えない
そう思っていたら、新聞の、本の案内に「広岡」の文字。広岡ってあの広岡?ショートの?私、MCI心配されるとし頃なのに妙なことだけ覚えてる・・
「93歳まで錆びない生き方」という本を幻冬舎から出版。93歳になられた懐かしい温厚な広岡さんの顔写真が「最後までやれる事をやろう」苦しい欲望と楽しい欲望。どうせなら楽しい欲望を持って生きる・・と微笑んでいる
欄外に、「考えた方一つで人間は変わる。運命は等しく拓かれることを証明した、成功と幸福の哲学・・」と
ヤレヤレ・・私、広岡さんに弱いのです。大昔お世話になっていた社会保険労務士でとても温和なオジサンが、ある日私に言ったのでした。「あなたのような方は広岡監督の本を読んでください。きっと勉強になります」と
信じた私は素直にその本を買い、読み切って私にその本を勧めたオジサンの凄さに感謝したものです。まさしく私のウイークポイントが的確にわかり、どんなお説教より効きました。なので広岡監督はある意味、私に道を示して下さった恩人なのです。読後の効果あったかどうかはわかりませんけれど・・
折々の歌で今永昇太さんの言葉に触れた日に、野茂選手がふと浮かび、広岡さんを思い出し、その本を読みなさいと言ってくれた社労士さんを思い出し、野球好きな方からは笑われそうな話だけれど、これもセレンディピティ!と感謝の一日でした