今年もみなさまのお口の健康をお守りする中央歯科スタッフです。
だるませんべい・・・
縁起物のダルマの袋に、いろんなおかきが入った楽しいおせんべいを頂きました。
抹茶味 ほろ苦い思い出もあったかな・・
胡麻味 自分の気持ちをゴマ化しちゃいけないな~
辛子味 時には辛口に語ってみようか!
白砂糖味 やっぱり世の中そんなにあまくないよな~
梅ざらめ味 スッパイ(失敗)が財産になったね!
青のり味 まだまだ青いね、さあ、これからだ!
サラダ味 サラっと一歩、踏み出してみよう!
正油(醤油)味 正しく歩めば立ち上がれるぞ! のダルマのつぶやき付き。
あ~疲れた!
でもこれ考えた方は大変だったんでしょうね。
和風総本家
お正月早々でしたか?大好きな和風総本家は本当に感動的でした。ご存じのようにこの
番組は、日本の職人さんのお仕事をつぶさに紹介するものですが、私も日本人なのに全く
不勉強で知らない事ばかり。大量生産大量消費の真逆ともいえるこのような、職人さんた
ちがまだまだ頑張ってらっしゃる様子は、誇らしいものです。この日は”新潟”ののこぎり
職人さんでした。その方の商品がどこで注目されているかと言うと、遠く離れたイタリア
しかもviolinの修復工房でした。信じられないほど小さくすばらしい刃物のそののこぎり
が、あのストラスバリウスの修復に貢献していたのです。イタリアの工房での取材のビデ
オを新潟の職人さん家族にお見せすると、「信じられない。イタリアの有名なviolinの修
複の役に立っていたなんて!」とびっくりしながら戸惑っているご様子。そのご様子を
撮ったビデオを逆にイタリアの工房にお見せすると、その職人さんご一家のお人柄に
感動され、ついにノーアポで来日され、新潟の職人さんを突撃訪問されたのでした。
企画されたとはいえ、そこには「いいものを作りたい」という職人さん同士の誠実さと
仲間を得た満足な思い。テレビをとうして十分伝わりました。海外にもその道のプロは
たくさんおられるでしょうが、日本の職人気質と言いましょうか、妥協のないきっちりし
たお仕事ぶりは海外での評価が高まるばかり。商品に凝縮された誠実さが海外の方の
心をとらえるのでしょう。オートマティックなITに代表される商品があふれる中、人間
の鋭い感覚・たゆまぬ努力に裏付けされた職人技にただただ「スゴイ!」と見入るばかり
でした。日本人の感性は世界中で秀でたものです。職人さんたちが途絶えぬよう、私達は
大切にしないといけないことを番組は伝えています。見終ると心が豊かになり、日本人と
して誇らしくなる外せない番組です。小さい頃嗅いだ大工さんの鉋屑のにおい!薄く削ら
れたかつぶしのような鉋屑をもらってあそんだものです。炊き立てご飯を移したおひつの
蓋。木のにおい。おひつに移したご飯の美味しさ。いろんなものを思い出しました。
「の」の字の哲学 (渡辺和子さんの言葉より)
なかなかできないけれど、渡辺さん仰る「の」の字の哲学という言葉には納得しました。
夫が仕事から帰ってきて「ああ疲れた」と言ったら、「疲れた”の”」、
夏に「ああ暑かった」と帰宅したら、「暑かった”の”」と言って上げて下さい。「私だっ
て疲れてます」「夏だから暑いのは当たり前でしょ」と言っては元も子もない。「の」を
心がけるだけで全然違ってくる。子供に対しても同じ。子供が帰ってきて「お母さん、今
日つらかった」と言ったら、「そう、つらかったの」と聞いてあげる。「あんたが悪いか
ら」とつい言いそうになるのを抑えて、まず相手の気持ちを酌んであげる。相手の気持ち
に沿ってあげる。そのゆとりを持つことが大事だとおっしゃっています。自分の言いたい
事を抑えて、相手の身になる自由。これは自分自身との戦いを必要とするとも言ってお
られ、いずれにしても私には難しいことばかりですが、心がけてみようと思いました。
チャレンジです。
ゆらゆら・・・
誕生会していただきました(*^_^*)
黒いカラス
今朝、出勤するのでベランダのガラスを閉めようと思ったら、おおきなカラスが手すりに
。以前だったら、朝から黒いカラスなんて「縁起でもない」とがっくりしていました。
偶然目があったら”カァ―ッ!”と大きな声でひとなき。ヤレヤレそんなに大きな声で鳴か
なくともわかるわよ・・!とつぶやく自分がいました。随分前「カラスが黒くなかった
ら」というエッセイ読んで、「カラスだってもし黒でなく白かったらこんなに嫌がられま
せんね」と言うびっくりする考察に笑いながらうなづいたことでした
”カァ―ッ!”とひと鳴きして飛び去ったカラスを見送りながら、挨拶しに来たんだ・・友
達とはぐれたのかしら・・と勝手な解釈して笑いながら出勤しました。
昨年は人生最大の盛りだくさんのイベントが起こり、にも関わらず無事に年を越せたこと
に心から感謝しました。たまたま出っくわしたステキな言葉「運命をお楽しみください」
に大いに勇気づけられ、温かい友人に恵まれ立ち直れました。どんなことも「心の持ち
よう」「自分のとらえよう・・」だと。
随分前にも書かせていただきました、上智のアルフォンス・デーケン先生にお目にかかっ
た時おっしゃって頂いた「にもかかわらず笑ってね」の言葉、又思い出しました。
ものはとりよう、気分よくおもしろがって過ごしたいと思います。
週末なのでお許しください
今朝テレビで(又テレビ!)「馬鹿やろ!」を連発していました。朝からなんでしょ!と
思わず見入ると、なぜか外国の方が言ってます。なんだか威勢のいい人たちが!ギリシャ
の市場でした。得意になってあげた右手に見慣れたお魚。アレっ”鱈?” お魚のタラを一
本持ちながら「バカやろ」と叫んでいます。バカやろって鱈のことだったんですね(笑)
そういえば、スペインではニンニクのこと”アホ”って言うんだと知って笑ったものです。
なんだか楽しくなって、出勤してきました。
妄想料理なる番組があって、結構気に入っていますが、言葉もさることながら外国を知る
のって本当に興味深いです。花の終末に、乱暴な言葉の連発!失礼しました。
オッチョコチョイ
春は来ます
配慮
すばらしい年賀状
2015 佐野成宏さんで幕開け
思いがけずお天気に恵まれ、今年も新年早々の佐野成宏さんの小さなコンサートで幕開け
しました。いつもの青山のイタリアンレストランです。ここには日本で一台しかない
イタリアのフェリーチェというすばらしいピアノがあり、床はテラコッタ。最高の環境で
す。このピアノ・フェリーチェ、名器ストラディバリウスと同じトウヒの響板を内蔵。
40人の熟練した職人が、一台を3年がかりで作り上げる最高品質のピアノ。縞黒檀仕上
げのグランドピアノは比類ない品と美しさです。昨日は蓋を開けた中も見せて頂き、
ブーニンはじめ著名なピアニストのサインがありました。そのピアノを昨日は佐野さんと
名コンビの河原忠之さんが弾く。これだけでも期待感いっぱいです。ナポリの歌4曲
に続きおなじみのトスティの2曲・朝の歌・そして外せない「忘れな草」でした。河原
さんもすばらしいピアノを前にいつになくのってらして、エナメルの靴が踊るようにペダ
ル踏む様子一番前の席で見て取れました。そのピアノに乗って佐野さんの歌も絶好調。
年々美味しくなるワインのように、円熟味を増してレストランのガラスがビリビリする
ような迫力でした。アンコールでは初めて「見上げてごらん夜の星を」を歌って下さり
イタリア人もびっくりのイタリア語のように、佐野さんの日本語は本当に美しいので
惚れ惚れ聴きました。長年ファンの80歳を超えるおばさまのご提案で、2月生まれの
佐野ちゃんにハッピーバースデイをみんなで歌いました。天皇皇后両陛下のご成婚記念
御前で歌を披露した経験ある佐野さんは、本当にジェントルマンなので、その声を聴くと
お人柄がにじみ出て大きな幸福感に包まれます。この日もいらしたどなたもそう思われた
に違いありません。お帰りになる時のお顔を見ればわかります。そんな方々とご一緒でき
ることも又幸せです。今年も佐野さんのように、いい気持ちの行ったり来たりができます
ように。みんなで頑張ろうと思います。
暮れに歯科衛生士が、熊谷先生のところにお邪魔して頂いてきた言葉。
「歯科医院が手を抜けば、患者さんの健康が遠のく」
本当にその通りです。
患者さんお一人おひとりとよく向き合って、お訴えを聞きご不自由さを伺い、どうしたら
宜しいかをご相談しながらお役にたってまいります。それぞれの生活があっての人々。
医療は暮らしに根ざしてこそです。
本年もよろしくお願いいたします。
麗しのシャトー物語
又々テレビの話で恐縮です。この1996年に放送されたボルドーワインの番組が、アー
カイブスで再放送されました。たまたまでラッキーでした。Latour のワインは厳格だが
品格があり、ハーモニーがすばらしい。音楽に例えるならバッハとのことでした。長い番
組の間、名だたるシャトーのオーナーがインタビューに答えておられましたが、どなたも
「ワインはブドウから作られ、醸造家がつくるのではない。成功の秘訣の70-80%は
ブドウの実。醸造家はそのブドウの能力を最大限引き出し、スマートに演出し、瓶の中に
表現するだけ。テクニックだけではだめですよ」とおっしゃっておられました。そのブド
ウがよくなるためには、土壌とのこと。砂利と粘土。ブドウの育成に合った土と気候で
ブドウは苦しまなければならず、苦しんでこそ美味しい実りがあるのです・・と。
ボルドーワインは実にエレガントと評判ですが、ワインが出来上がるまでの過程と
哲学に触れると、より美味しさと味わいを増すような気がしました。
テクニックだけではだめですよ!の言葉は私達の仕事を含め、すべてに通ずる事とあらた
めて思い、ワイングラスに入った一杯のワインにも、ストーリーとヒストリーがあるこ
と、なんと奥深い豊かな飲み物であるかとおもいました。思いを馳せ乍らワインを頂く。
ゆったりした極上の時間。
そんな時間を楽しみながらメリハリある毎日を過ごして、来年も頑張ろ!。
開高健と越前蟹
又テレビの話で恐縮ですが、開高健と越前ガニという番組に出くわしました。もともとこ
の地方出身でらっしゃる開高さんがベトナムでの取材を終え、こころに重荷をしょった
あと訪ねられたんだそうです。お迎えする伝統ある旅館のご主人もどうしたら開高さんに
喜んでもらえるか、どうしたら越前ガニを堪能頂けるか、板長さんと考え抜いたようでし
た。画面いっぱいに写し出されるお料理は、シンプルで豪快ながら繊細。食材を知り尽く
した人のみが考えられるものばかりとお見受けしました。最後の日供された大きなどんぶ
りには、これぞ!越前ガニという何の衒いもない蟹尽くし。でも今まで見たこともありま
せん。このようなどんぶりを考えつくこと自体、すごい料理人だとわかりました。
大満足して帰られ、色紙に「ここの蟹は裏切らないよ」と書き示した開高さんでした。
放送の中で、越前そばというご紹介もあり、大根おろしで頂くようでした。ちょうど
新そばで、色が緑っぽく白い大根おろしがキレでおいしそうでした。今年の年越しそばは
おろしにしましょう!と家族で話していたら、今日たまたま知人より「越前そば」です。
大根おろしで召し上がってください・・と頂戴しました! ひぇー! 番組見たこと
言ってないのに・・と ”念ずれば通ず”という言葉を、嬉しく有難く繰り返すばかりの
年の瀬です。思いは通ずるのですね(笑)蟹から話が飛びました。すみません。
ぜひ海辺の旅館に、越前蟹、堪能しに伺ってみたいものです。
古田織部
長年磁器に絵をつけて楽しんでいたけれど、土もの(陶器)も大好き。なんといっても
土ものはその変幻自在のフォルム・色・景色など不思議な魅力があります。年の瀬の連休
騒々しいテレビ番組とは一郭をなして、古田織部をやっていました。
注目は「黒織部沓茶碗」テレビの前にたたずんでしまいました。織部にお詳しい茶人が
国宝級のお茶碗で茶を供され、番組進行の井浦新が居住まいを正してお茶を頂戴してい
ていて、好感持てました。その茶碗の中のお茶の色の美しいことといったら!!
古田織部の茶碗は装飾性を重んじても、「使う」ということを失わない・・と言うコメン
ㇳが流れ、「用」を失わないのだなぁと吸い寄せられるように画面のお茶碗を見ました。
無心でつくる。
こびない。
だから作為的ないやらしさがない。
若い頃父に連れられて、陶芸家・田村耕一先生の工房を何度もお訪ねし、お茶など頂き
ました。ご自分で作られた湯飲みや抹茶茶わんで頂戴したとき、「口に当てるところが
肝心。垂れないでしょ」とおっしゃっていました。「普段に使って欲しいのよね」・・と
よく言っておられ、ブラックの絵や、目の覚めるようなメキシコの織物。題材になさる柿
の木やホタルブクロのお話。釉に使うお庭の樹の葉なども見せて下さいました。庭に咲く
ホタルブクロなどに誘われるように作りたくなるのよ。テレビで古田織部のお茶碗を見な
がら、遠い昔の田村先生との楽しい時間を思い出しておりました。
古田織部の作品展が年明けまで、都内でやっているようです。なんとしてでも見に行こ
うと、カレンダーとにらめっこしています。楽しみです
クリスマスに
可愛いカトレアの芽が
外は大さむ!日本列島大雪なのに、二階にある中央歯科冬は温室です。眠くなっちゃう位
あったか。ユニットの座板もヒートシートのように暖かくなっています。日の当たるうち
にお花に水をと見れば、あら、衛生士さんの個室の窓際のカトレアの鉢に可愛い花芽発
見!丁度ウサギの飾りが覗きこんでるようです。外は冬でもちゃんと日光のあたたかさに
応えてるんですね。全国の雪で大変な皆様にも一日も早く落ち着いたお天気になるようお
祈り致します。申し訳ないくらいの暖かな診療室から、お見舞い申します。忙しい年の瀬
ですが、天皇陛下も昨日おっしゃっておられたように、転ばないように足元お気をつけて
過ごしたいものです。ちっちゃい花芽ご覧になれますか?
ナンシー関の17年
毎晩8時過ぎに帰る生活していると、テレビなど見る時間ありませんが、テレビは私に
とって欠かせないものなので、厳選して(笑)見逃さないようにしています。こんな気持
ちを神様が察して、フラリとテレビをつけると「待ってましたー」と言わんばかりにすっ
ごくいい番組に出くわすことも多く、”呼んでるなぁ”と思うこともしばしばです。ですの
で、夕食の支度をしながらの”ながら見”も多く、片付けないといけない用事もすべて”な
がら”時間がいくらあっても足りません。積み残し積み残しの毎日ですけれど、その時々
「今でしょ」の番組ってあるんですよね。14日日曜の「ナンシー関のいた17年」もま
さにそうしたものでした。選挙速報を各局がここぞと仕掛けても、ナンシー関より優先
するものなんてありません。天才消しゴム版画家のナンシーさんはその風貌からしても異
彩を放ち、その、人と社会の本質を抉り取る言動は今日の選挙速報にあわせて、また是非
ちっぽけな政治家にコメント寄せてほしかったです。ドラマ仕立てになった放送は、安藤
なつというナンシー演じる俳優によって、ナンシーさんの半生を如実に映し出していまし
た。コラムニストでもあったナンシーさんは、ずっとテレビを見続けながらもきちんとテ
レビと距離を取っていたことがわかりました。どうしてこのような人が今居て下さらない
のだろう。もしナンシーさんが生きていたら今回の衆院選をどう書かれたか、テレビに映
る政治家にため息つきながら思ったことでした。
親交あった、いとうせいこうさんと、リリーフランキーさんが喪失感あふれる言葉を言っ
ておられ、それがまた、ナンシーさんのいない大きな穴の埋められなさを物語っていまし
た。妹さんの視点から描かれたことにより、小さな消しゴムに凝縮された彼女の鋭い感覚
がよみがえってくるようでした。再放送が望まれます。
もうすぐ冬至です
22日は冬至。今年は19年に一度の特別な冬至だそうです。「朔旦冬至」新月と冬至が
重なる、すなわち太陽と月の復活のお目出たい年のようです。ほくほく南瓜を食べる日位
にしか思っておりませんでした。患者さんのお庭からかわいい柚子をたくさん頂きスタッ
フともどもそのいい匂いに感動してましたが、19年に一度の特別な冬至ですから柚子湯
にしましょうか。頂いた柚子は小さいのに、すごく瑞々しくてジュースがたくさんのすば
らしい柚子です。庭師さんが入られるほどのお庭の柚子なので、日ごろのお手入れがきっ
と良質の柚子になっているのでしょうね。柚子湯たのしみです。
おもわず胸に刺さるぐでたま哲学
プロムス音楽祭
先日読んでいた本が止まらず、相棒にテレビをつけたら、なんと7月のプロムス音楽祭を再放送しており、読書どころでなくなりました。
なんといっても「人々にクラシック音楽を」というこの音楽祭は、規模も何も凄いのです。グラスゴー・ベルファスト・スウォンジー・ハイドパークの4野外会場を結んで「ハロー」とやるのですから・・。BBCオーケストラとジャニーヌ・ジャンセンというバイオリニストが大活躍でした。
指揮はサカリオウモさんで、何とも愉快で誠実な方。いつも乍らタキシードの中のチョッキは国旗柄です。
会場設定も楽しいうえ、観客はそれぞれ好き好きな格好、仮想大会と見まごうほどのラフさです。国旗を着ているなんてザラですし、後ろの人が困るんではと思うような帽子をかぶった人も、大きな旗を振る人もいます。こんな会場で、エルガーの威風堂々とか聴けるんですから幸せですね。メリーポピンズメドレーなどもあって、みんなで呪文を唱えて歌うなんて、日本のコンサートではありえません。こんな風に老若男女、野外でクラシック楽しめるなんてステキです。
郷里・足利のココファームワイナリーの収穫祭で、古沢巌さんがバイオリンを弾き、坂田明さんがサックスを奏で、過去には山下洋輔さんがピアノを弾いたこともありました。ワインの飲みながらの野外音楽会のステキさは、経験した皆が認めるところです。
深夜のプロムス音楽祭の再放送は、BGMとして聞くにはあまりに楽しくて、つい読書の手を止めて聞き入ってしまいました。再放送聴けてラッキーでした。
テレビの力
一昨日テレビの健康番組をふとつけると「認知症の予防」やってました。どれどれ・・と
みると何とも元気なご年配の方々。それぞれの地方に昔から根付いている食材が紹介され
ていました。その中でも、私も大好きな”高野豆腐”の粉にはびっくりするも、おろし金で
おろせばいいやんか!と思ってみていたら、長野のある地方には、既におろしたものが
売ってるんですよ。ですから当たり前に皆さんよく召し上がる食材でした。いいなぁ。こ
の辺でも売ってくれないかしら?と次を見ると、例によって「油・オメガ3」の紹介でし
たが”認知症に効果絶大”とは知らなんだ。ふむふむ、エゴマ油に亜麻仁油。なんだ近所の
サミットに売ってたし!と昨日のんびり帰りによれば、エゴマ油も亜麻仁油もまったく消
えておりました!みんな見てたんですね、あのテレビ。ガンも怖いけど認知症はみんなが
心配している誰もが行く道ですものね。何とか予防したいという気持ちわかるわかる。と
いう訳で認知症予防に効果的な油買い損ねた顛末でした。しばらくは”オリーブオイル”と
”あいうべー体操”で乗り切ろうっと!
落ち葉カサコソ・・
院長先生のお誕生日
昼休み院長先生の誕生日を祝って、ピザランチ祝いをしました。3種類のピザと先生の大
好物のチョコレートケーキに、患者さんから頂いたカラフルなマカロンとミルフィーユを
飾りました。ルッコラ・イタリアンパセリ・ブロッコリースプライトの入った手作りのサ
ニーレタスのサラダもたっぷり頂きました。ドレッシングは先生が大学時代からおなじみ
のドレッシングです。こんなにお腹いっぱいになって午後の診療頑張らないと・・(笑)
スタッフからメガネ入れ兼スタンドになる優れものとグッズのプレゼントでした。メガネ
をどこに置いたかいつも探されているのと(笑)メガネを下げる皮の紐は「冷くないよう
に!」とスタッフの心遣いからで、ガンガン食べながら大笑いのランチでした。ちなみに
中央歯科の入社条件の一つは ”食べることの好きな人”です。今日は鎌田先生がお休みの
日なので、チョコレートケーキはしっかり取っておいてあげました。「冷めたピザ」は美
味しくないので話だけでーす。院長先生お誕生日おめでとうございます。ローソクは四捨
切り捨てで6本だけでした・・うん?
ホンダさんのクリスマスツリー
和光市の本田技研工業・和光ビルの名物ともいえるのが、巨大なクリスマスツリーです。
昨年から電飾がLEDにかわりその数15000球!12月1日点灯されました。この樹
メタセコイアは1963年(昭和38年)創立15周年に従業員一同から、本田社長・藤
沢副社長に贈られたものだそうです。その当時の誓いが「夢と若さと枯れることないアイ
ディアが、今後のホンダをますます発展させるであろうことを約束する」というものだっ
たそうです。その後1989年(平成元年)頃「地域と融合した開かれた工場を目指す」
施策として”この樹をクリスマスツリー”にと発案されたのだそうです。いまでは従業員や
地域の誰もが楽しめるイベントに欠かせないものになっています。お近くに通りがかりの
時にはちょっと足を延ばして大きなツリーを見上げ、「ほーっ」とよい気持ちになってく
ださい。なかなか見事です。点灯する前LED照明をつける作業も大変だったでしょう。
ツリーを見るとなぜか祈りたくなりますが、あれだけ大きいとなおのことつい祈ってし
まいます。どうぞ穏やかな年の瀬になりますように。
今年のクリスマス飾り
毎年Velvet Yellowさんにお願いして、バーンロムサイのチャリティ、クリスマスリースを手配します。今年はスワッグというタイプを頼みました。バーンロムサイはタイのHIVに母子感染した孤児たちの生活施設です。そこで作られた端切れから可愛い手作りクマさんも届きます。何とも可愛らしいクマさんです。今年の花材は特別。伊勢神宮で行われる遷宮の時に使う木材、神宮備林(伊勢神宮で20年に一度行われる遷宮の時に使用する木材として古くから守られてきた特別な森・加子母の森)の貴重な杉と檜の間伐材で作られたそうです。ですので花材を生かしてシンプルなスワッグになったそうです。深い緑のスワッグは樹の香り・緑の匂い・たくさんの見たことない木の実の枝がふんだんです。ダイレクトな自然のパワーを感じるせいか、午前中の患者さんが手を合わせてらっしゃいました。この時期に飾る「マトナ」のあったかい赤い額ともぴったりです。皆様に平安が届きますように。
言葉と別品の国
広告を通し、軽妙且つ鋭い視点で世相を切り取ってきた天野祐吉さんが亡くなって一年。
数々の残された言葉が未だ多くの人を引き付けてやまないようです。天野さんといえばい
つも言葉が「生活者の視点」であったことを強く思い出します。言い古されたことですが
「男はアタマでしか考えられない欠陥動物なんですね。専門的な目でしか、モノが見えな
くなっちゃうんですね」とブレーキかけてらっしゃいました。生活者の目線で・・天野さ
んの場合はうたい文句でなく、常に私達の心にしっかり届くものでした。最近アナウン
サーの言葉もスーッと目の前を通りすぎるような言葉ばかりで、それを「ことばが”から
だ”を失っていく」と天野さんは表現されました。もっと匂いのある言葉。温度のある言
葉。表情のある言葉。「世界で一位とか二位とか、何かにつけてそんな順位を競い合う野
暮な国より、戦争も原発もない”別品”の国がいい。道をすっと照らしてくれる語り部のよ
うな人でしたとたくさんの方が語っておられます。また「楽しめば得」ということも多く
のディレクターさんなどに伝えてらしたようで、「天野さんだったらなんて言うかな?と
思うことがよくあってと。もっと大真面目にふざけなきゃダメだよ」の言葉にひゃーっと
頭が真っ白になった。見透かされたと感じましたと述べてらっしゃいます。広告は風景を
変える。人の顔を変える。若い人の顔が小さくなったのは広告のせいだ。「消費者の立場
に立って」とか「生活者の目線で」といった言葉を、調子のいいうたい文句としてではな
く。言葉を過小評価してはいけない。言葉は時に人に希望を与え、その物事をよい方向に
変えると書き留めたノートにあったそうです。成長から成熟へ。もっともっと言葉を大切
にして別品の国を目指したいものです。
ふなっし~のプロ根性
昨夜、行列のできる法律・・になんとあのふなっし―が!以前ブログに書きました。
なかなかの物知りとプロ根性。着ぐるみなんて言ってはいけませーん(笑)。
この日もオリンピック選手の体感トレーニングをしている方が、ふなっしーのジャンプ力
と体の柔軟性を褒めちぎっていました。ご存じのような柔軟性。単なるトレーニングの
賜物なのかと思っていましたが、目標とするアーティストがいたのです。その名はオー
ジー・オズボーン。知る人ぞ知るアメリカのスターだそうです。番組でふなっしーの望み
を叶えようとオズボーンの自宅を訪問することになり、ふなっしーがアメリカに飛びまし
た。ビバリーヒルズの豪邸前で興奮したふなっし―を有名なオズボーンが迎えた瞬間響き
合ったのか、飛んだり跳ねたりするふなっしーに、オズボーンがノリノリになってバケツ
の水をふなっしーに浴びせ、プールに投げ込みました。このバケツの水を観客にかけるパ
フォーマンスが、「なし汁ブヒャー」のルーツでした。ふなっしーの体当たりの一生懸命
さにオズボーンも「今度日本に行ったら一緒にやろうぜ!」と。言葉を超えてふなっしー
の”人を楽しませたい”という強い気持ちが伝わったようでした。プールに投げ込まれ救い
出されたビショビショのふなっしーが「重い!」と水をたっぷり吸い込んだ着ぐるみで
もらした一言には大笑いしましたが、それでも憧れの大スターに会えて認めてくれたこと
に大満足のようでした。ご当地キャラを超えたふなっしーの”物知り度”と一生懸命さにま
すますファンになりました。先日の阿川佐和子さんとの対談も超絶もので、あの阿川さん
もたじたじでした。年収8億うんぬんより、オファーに甘えることなく楽しんでもらおう
と、一心腐乱の努力するふなっしーはスゴイと思いました。参りました!
小さな言葉かけ
3歳弱から93歳の方まで、本当に様々な年齢の患者さんに来院頂いています。ありがと
うございます。このところ急に寒くなって、風邪ひいてらっしゃらないか?血圧の具合は
如何か?手術の後のお食事は召し上がれているのか?気になることは山のようにありま
す。「オーラルフィジシアン」という立場で診療している当院では、患者さんの生活感
を大事にしますので、治療中のお病気の具合・服薬の状況・ご家族のことなど・・患者さ
ん方も協力下さりお話し下さって、全身の中のお口というスタンスで拝見しています。で
すのでスタッフも大変ですが、本を読んだり、セミナーに出たり、毎日の朝礼・終礼で連
絡し合うように心がけています。そうした毎日ですので、お迎えしたり、お送りしたりす
る時に、自然と言葉が出て応対しているのを見聞きするとスタッフ同士嬉しいものです。
例えば 「朝夕寒くなってきたのでゆっくりお布団から起き上がって、血圧が急に上がら
ないようにして下さいね」「胃の手術して、お食事を何回かに分けて食べてるかと思いま
すが、お手入れどうしてますか?」「糖尿病の数値は落ち着いてらっしゃいますか。宴会
シーズンですから、大変ですよね」「雨で滑りますから、気をつけてお帰り下さい」時に
はドアを出てから歩き出すまでお見送りするときもあります。先日は小学生のお子さんに
「むし歯にしないようにね。一生使う歯だから」と受付があたたかく話しかけていて、う
なづくお子さんをみました。小さな言葉ばかりですが、きっといつか心に届いて伝わる
と信じています。オーラルフィジシアンミーティング(酒田・熊谷崇先生主催)では、
歯科だけでなく、各業界で抜きんでた方をお呼びしご講演を聞く機会に恵まれます。日本
にとどまらず海外からの演者のこともあります。そのような前向きな方々にお会いしてい
つも思うことは、皆様礼儀正しく、教養のある言葉の数々と言葉が的確であたたかいとい
うことです。優れた通訳の賜物でもありますが、お話される姿・佇まいが既にステキで
す。このようにミーティングに伺って頂くのは歯科情報だけでなく、人として魅力的であ
ることもぬきんでた方々の特徴だという学びです。このようなたくさんの刺激も頂戴し
て、患者さんがたに折々いろいろな言葉がけが出来るようになることは、互いに嬉しいも
のです。自慢話になりましたが、私達オーラルフィジシアン(内科的歯科医院)は医療的
データーEBMだけでなく、その方の生活感バックグラウンドを踏まえてというナラティ
ブNBMを大切にしています。このNBMを進めるには、日ごろのお声がけと双方の会話を
通じた信頼関係以外にありません。これからも一言を大切に、患者さん方が安心してお話
し下さる医院づくりを目指して、みんなで学んでまいりたいと思います。アメリカ人の患
者さんに休日前「Have a nice holiday」とお声かけしたら「Same to you」とおっしゃっ
て頂きました。ステキな習慣で、真似させて頂こうと思いました。学びは真似るです。
タンピン・カンリ
今日本のコンビニのサービスが、世界中から注目されているようです。日本型コンビニの
祖は有名なイトーヨーカ堂の鈴木さんです。ハーバードのビジネススクールでも最近
「タンピン・カンリ」という言葉で通るようです。びっくりです。客が欲しい時に欲しい
ものが手に入る。お客様の便利を優先したのが日本型コンビニです。以前のような十羽
ひとからげのサービス・皆と同じサービスでは生き残れない、という現代。いろんな意味
でゾゾっとします。サービスの提供側でもあり、時には客の立場になる自分としても思い
つくことはたくさんあります。ですけれど、やはりこれも誰かが旗振ってこうしましょう
と同じサービスしては元の木阿弥で、お客様が提供側に何を期待しているか?を感じるこ
とがまず大切です。
感じる心・感性は一口では言い表せず出来るものでもありません。ショートカットの
近道もありません。常日頃から自分が多くの人と関わること。アンテナを高くかざすこ
と。好き嫌いにかかわらずいろんなこと経験したり覗いてみて、楽しんだり、やだなー
と思ったり、イチョウの樹を見てワッきれいな黄色!と眺めたり、原宿のかわい系の
増田セバスチャンさんの舞台装置(ぱみゅぱみゅさんの専任の方)みてびっくりした
り!自分の好きなことばかりでなく、俗に言う”視野を広げる”がイイと思います。
日本型の主従のウエットな関係はダメだと思います・・と言いきる若い専門家に聞いてみ
たくもなりましたが、大変なチャンスとも感じています。どんなに便利になっても人間が
人間にサービスするのでここが大切です。いずれにしても大変な時代になりましたが、自
分がお客様の立場だったらと思うと、合点したり思いつくこともたくさんあります。工夫
することは楽しいことです。又その工夫を相手の方が喜んでくださった時には本当にうれ
しく思います。行ったり来たりのコミュニケーションですね。
風邪
日本語の達人・齋藤先生によると、「風」=人の肉体に何らかの影響与えるもの
風邪 =邪な気を運んできた
風邪を引く =邪気を引き込む と理解して軽く考えずに何かのサインと受け止めると
よいとのことでした。又「風邪」は経過するものとの意味もあるそうです
ついでに、お口の中をきれいにすると、インフルエンザや風邪にかかりにくいと言われます。よく噛んでゆっくりお食事すれば、唾(唾液)も出て、尚お口の中の抵抗力を増します。お口の手入れには
ブラシだけですと 58% の汚れが取れるのですが
デンタルフロスを加えると 90% も取れるとのデーターがあります。
細菌の汚れは手ごわいので、お口に合わせて使ってみてください。フロスは使うと
とてもお口の中がさっぱりきれいになります。お口の中きれいにして風邪予防!!
今日は雨の後の小春日和。気持ちのいい朝です。紅葉した葉も本当にきれい。富士山も
真っ白でしたが凛々しい姿がベランダから見えました。しっかり召し上がって、お口のお
お手入れして、お元気に12月を迎えましょう。
健さんとマウスピース!
みたび高倉健さんです。生きるために俳優になったという健さんですが、任侠ものが立て
つづいた時「自分が心を入れてない映画に、観る人が興奮している。怖いメディアだと
思ってフリーになった」はぐらかさずに自分が納得できる映画だけやろうと心に決め、
名優と言われる方から”佇まい”を学ばせて頂きましたと語っておられました。お芝居と映
画は違う。生き方が全部出るんだからちゃんとしないとね。人の命は限りがあり、身を
捨ててでも悔いがない人間であったかどうかですよ・・。一度キリを生きるんですよと。
パッと私達の前から姿を消されて、今になってどの言葉も心に深く響きます。
プロフェッショナルとは?に「生業です」と。Disciplineという言葉が浮かびました。
そんな中、足を衰えさせないためにウォーキングなさっていたようですが、「マウスピー
ス(4ミリ)は歩くとき欠かさないよ。歯がイカレたら歯の方が高いんだよ」と冗談いう
方でもあったようです。今、噛み合わせや歯周病・食いしばり・・いろいろな意味で、マ
ウスピースのご利用が増えてきました。何の分野でも健さんはしっかり本物を見極めて、
必要なことはしてらしたんだと感じ入りました。
山本周五郎さんをご愛読とか。人の生き方から知恵をもらい糧にするとおっしゃる健さん
から逆に、どれほど多くの方がその生き方からたくさんのものを頂いたことでしょう。
”はぐらかさない” 久しぶりに聞いた日本語でした。
祈り
お魚三昧!
ジャン・ギャバンのパネル
高倉健さんのお人柄をしのぶ声が、日を追ってあちこちで紹介されています。どなたもそ
のお人柄を称えるというより、特に男性からは尊敬にも似た、ご自分の目標だったという
声が多いようです。コーヒーがお好きだったそうで、撮影中行きつけのお店には、高倉さ
んが「お店の雰囲気にあうので飾ってくれますか?」となんとジャン・ギャバンの写真の
パネルをお持ちになったそうです。ジャン・ギャバン若い方はご存じないかもしれません
が、健さんらしいと思いました。その写真の前の席に座られてコーヒーお飲みになり、必
ず「美味しかった。ごちそうさま」と店を出ていかれるそうで、店主が「男が惚れる男で
した」と偲んでらっしゃいました。生きるために俳優になりました・・と言ってはばから
ない潔さ。お笑い番組ばかりの軽妙なテレビに、久しぶりにガツンと目が釘付けになりま
した。「不器用ですから」が口癖とのことですが、礼儀正しい高倉健さん。役柄を演じる
のでなく、その方そのものを深く知って心を演じられたんだと思います。
23日の「あなたへ」の再放送楽しみです。
蜷川実花さんと椎名林檎さんの会話
日本のカルチャーを世界へ!とそうでなくとも元気な若い二人が、テレビで盛り上がっていたので、「ナヌナヌ・・」と聞き耳立ててみれば、2020年のオリンピックについてでした。聞けば蜷川実花さんは、オリンピック委員会のなんと理事に抜擢されたらしいです。「へーっ知らなかった」と写真家としての彼女しか知らない私は、お父様を考えても並外れた才能と行動力を買われての事と納得しながらも、二人の会話を聞いていました。蜷川さんに言わせれば、委員会に出ても”プレイヤーばっかりで、プロデューサーがいないんだよね”と若者らしい率直なご発言。新入りなのでまずは、真ん中のテーブルに入ることを試みていて、「こういう人います・こんなステキな人います」ってアピールしてるんだけど・・・とのことでした。黒縁メガネで落ち着いた林檎さんも、先日はサッカーチームへのエールの歌を作られたそうですが、応援歌でなく、軍歌だろう?との批判も
あったそうです。NIPPONという歌を披露されましたが、それぞれ第一線にいる若い
女性二人の会話がとても新鮮で面白かったです。はじける才能たくさん持った若者が
出てきて、ポップなだけでなく、自分だったら何ができるんだろう・・と考えて発言して
いる様子が何ともステキでした。真面目なお二人から目が離せません。
活躍が楽しみです。
あなた
高倉健さんの訃報が伝えられました。
どなたからのコメントも、言葉少ない中にも健さんへの惜別の思いにあふれています。
町のインタビューにもそれは同じで、ある方は「新幹線でわっイイ男!と思って足の先か
らずーっと見たら健さんだった。これぞ日本の男と思った」ときっぱりおっしゃって居ま
した。その時の興奮が伝わってきます。
行く道は精進して 忍びて終わり悔いなし という座右の銘も伝えられています。
天台宗の僧から教えて頂いた言葉とのことですが、その方が「あのお方は、何かにつけて
結果や報酬を期待しない。あのお方は何でも命かけている。軽く受け流すことはしない。
お侍さんや」とおっしゃっていました。決して努力はやめない。我慢し続けて一生終えて
も悔いはない。という意味だそうです。ある方はその誠実なお辞儀の仕方を振り返り、
ある方は「ニコッとして黙ってるんですよ」と偲んでらっしゃいました。役柄が多かった
せいで、何度も刑務所を慰問なさったそうですが、その時に「あなたの大事な人のところ
に帰ってやって下さい」と話されたそうです。”あなた”という映画を観たくなりました。
街頭インタビューで聞こえた”日本の男”という言葉が、黄色に染まり始めた街路樹と
ハラハラ落ちる桜の樹の赤い葉っぱの季節にズシンと響きました。男の人が惚れる男
でいらしたんですね。多くの人の心に何かを残されました。
初ハプナ!
挟間美帆さん
このところあちこちで見かける凄い人。挟間美帆さん。ちょっと前からジャズピアニスト
の山下洋輔さんが絶賛して可愛がってらしたので、ただ者ではないぞ!と注目してました
が、本当にすごい。静かそうな若い女性ですが、ひとたびピアノの前に座ると、あふれん
ばかりに音がこぼれてきて、ピアノの巧さもさることながら、そのセンスといったら!挟
間さん独特のアイディアが、たとえば弦楽器と一体となって、ジャジーなピアノに弦楽器
が見事に呼応し、発展させ、挟間さんのピアノのタッチが誘い水となって弦楽器がとても
ダイナミックになったりと、なんだか生きる力みなぎるといった感じです。挟間さんの作
曲ポリシーが伝わってきます。アメリカ留学中も頭角を現したようで、山下洋輔さんが嬉
しそうにしてらっしゃるのがよくわかります。あふれた才能に出くわして、ライバルでも
あり親のような気持ちで応援してらっしゃるのが見て取れます。新進の音楽家を顕彰する
「出光音楽賞」も当然!のすばらしき若き才人です。チャンスあったら
ぜひお聴き下さい。
寝不足
錦織君すごいですね。なんというかもう神がかってます。一回一回大きくなってる感じ
技術・メンタル・体力に加え持って生まれたセンスもあるんでしょうが、このところの
彼を見ていると、人は育つんだなぁと感動します。チャンコーチとのゆるぎない信頼関係
どんなスターやアイドルより顔もよりハンサムに見え、目がイキイキしています。みなぎ
る強い気持ちと自信!インタビューも実に紳士的で頼もしい若者です。当分寝不足です。
重かったでしょう?
先ほどいらした患者さん。よーいしょ!と重たそうな荷物。採りたての”冬瓜”と柿です。
あまりの重さと大きさに受け取ったスタッフもびっくり。収穫までも大変なのに、当院階
段ですからお持ち下さって恐縮しました。冬瓜ってラグビーボールのような細長いものか
と思っていたら丸いのもあるんですね。南瓜かと思いました。同じつる性でどんどん伸び
ていくんだそうです。柿はよほど美味しいらしく、昨年は殆ど持っていかれてしまい朝
起きたら柿がもぎ取られていて、地面にはたくさんの100円ライターが落ちてたんです
よ。暗がりをライターつけてもぎ取って行ったんだね!と笑っていらっしゃいました。自
宅から大きい包丁持ってこないと皆で分けられません。その位の大きさです。しっかり
お出汁とって薄味で煮て頂こうと思います。重たいのにありがとうございました。
にんじんしりしりー
にんじん好きなので、以前にも書いた記憶がありますが、昨日TVで見て沖
縄ではここまでポピュラーとは知りませんでした。しりしりー器というおろ
し金のようなものまで各家庭にあるようです。野菜カッターと同じと思った
ら大違い。太めの千六本と思いきや、切った断面がザラザラで味がしみるよ
うに計算されたものです。しりしりーとは、この棒状に切ったにんじんをフ
ライパンでオイルで炒め、ツナ缶を加えて塩をし、軟らかくし過ぎないうち
に卵を割り落として、混ぜて終わり。子供もお歳よりも大好きなソウルフー
ドとのことです。簡単で美味しそうで、ビタミンAもしっかり取れ、何より
子供がおいしい美味しいとお皿からかきこんで食べてましたのでぜひ一度お
試し下さい。各家庭でツナの代わりに、コンビーフ・はてはニンニク・葱と
違うようですが、放送で見たツナと卵のシンプルさが私的には気に入りまし
た。何でもいじりすぎない方が美味しいです。
待合室で・・
「あの、この間のテレビ見ました?中央歯科さんで言うことと同じこと言う先生が出てま
した。痛くならないように通うって。」と久しぶりの患者さん。10月27日の熊谷先生
ご出演が発表になってすぐ、待合室とHPでお知らせしたものの、どちらもご覧になれな
い方には申し訳なかったです。ですので冒頭のような会話になりました。僭越なことで
す。「実はあの熊谷先生が私達ご指導頂いている、オーラルフィジシアングループの代表
です」と申しあげると「やっぱりねぇ、いつも中央さんがおっしゃることが同じだも
の・・」とあくまでも当院が主なおっしゃり様なので、「あちらが私達の先生です」と申
しあげてようやくわかって下さいました。患者さんが当院のポリシーを理解下さっていた
こと、ありがたく思いました。この会話をきっかけに、知らない人同士が、「あなたは何
年ケアに通ってるの?私はここに移転する前のかれこれ26年かな?」「私は駅前に移っ
てからだから20年ちょっと・・」と和やかな雰囲気でした。衛生士のメンテナンス受け
終わった患者さんが「中央歯科に来たから先生の顔も見て帰らないと(笑)」と元気な高
齢者もいらっしゃいます。このような皆様が通い始めた頃の20代30代40代の患者さ
んにも良い習慣が伝わって若い方のご来院が増えてきました。頼もしい限りです。70過
ぎて美容室を続けてらっしゃる患者さんは、お店開いて50年だそうです。いつ閉めよう
かと悩んでいるけれど、髪を染めカットしてきれいにしてあげると、いらした時のしょぼ
しょぼしていたお年寄りが”ニコッときれいに若々しく笑って下さるのよ。私も役立って
いると思うと嬉しくてね。近くで髪いじるからこうしてお口のケアしてもらって、口臭も
ないしね」こんな会話を日に何べんも聞かせて頂いていると、お口のケアさせていただい
ていて、こんなに喜んで頂けているのかと嬉しくなると同時に、患者さん方が意識をお変
えになって、自分の体は自分で・・と積極的になっているのがうかがえて、これもまたう
れしいことです。私達も常に学ばせていただきながらお役に立てれば幸いです。
錦織君スゴイ!
ATPワールドツアー・ファイナルズでベスト8人に入るだけでも、すごーい
のに、錦織君マレーに勝っちゃいました!アウェー状態でこのような成績あ
げるなんて、本当に今の錦織君はすさまじい精神力ですね。すばらしいコー
チを得たとはいえ、ここまでになるとは誰が想像できたでしょう。でも見て
いると若いのにとても紳士的で、心から応援したくなります。一昨日の新聞
にはベスト8人に入った途端、専用車や持ち物に全部名前がついたりして、
大統領になった気分とのコメントが載っていましたが、それがちっとも嫌味
にも聞こえず、これも錦織君のお人柄だと思います。こんなにがんばってる
んだから、その位いいじゃないと、素直に彼が受けている世界からの賞賛す
る気持ちに、日本人として感謝しつつ応援したくなります。世界の強豪から
比べると、身体的に小粒でもピリリと辛い。インタビューに答える錦織君の
素直な受け答えに、何とも嬉しい今日この頃です。国を超えてたくさんの方
が彼をここまでになさったんですね。又それを大きくものにした錦織君。次
もスゴイ相手ですが、ご自分らしく頑張ってください。応援します。
笑わない人は衰えが早い(美しい歳の重ね方)
誰でもいいので、頭の中で誰かの顔を思い出してみてください。その顔は笑顔でしょうか
か?人は他人の記憶の中に、だいたいいつも同じ顔で保存されているようで、その顔こそ
がその人のイメージと言われています。では、自分自身はどうでしょうか?普段無意識に
相手に向けている”基本の顔”は他者の記憶の中にいったいどんな風に保存されているので
しょうか?自らはいい人のつもりでいても、現実には”不機嫌な人”として記憶されている
可能性もあるわけで、ならばやっぱり笑顔を思い出される人になりたいですね・・と
エッセイストの斎藤薫さんが新聞に書いていました。ちなみに”笑い”にはNK細胞を活
性化する作用があり免疫を高めるので、口角(唇の端と端)をただ上げておくだけでこの
効果があるようです。ところが顔の筋肉は思った以上に鈍りやすく、笑顔が足りないと筋
肉が動かなくなり、動かさないから衰えるの繰り返しで、どんどん笑えなくなるとのこと
で、笑えない人は不機嫌なたるみが固まってしまうのだそうです。怖い話です。気持ちが
弾まないとつまらなくなり。なおのこと笑えなくなりの悪循環。心身にいいいはずがあ
りません。折に触れ唇の端ををキリっと、意識的に持ち上げてはいかがですか?自然に目
もきりっと開きます。眼力も上がって、何か元気になる感じ。そういえば私も朝、お化粧
したら鏡の前で「にっ!」と笑って出かけることにしています。白雪姫の「鏡よ鏡。この
世で・・・」のつぶやきに似ていますが、でもこの習慣は結構気に入っています。お試し
下さい。「にっ!」です。
「ニコッ!」の方が可愛いかしら(笑)
おばあちゃまの手作りです
豊かな人生「食」にあり
話題の「みをつくし料理帖」でくりかえされるメッセージは「食は人の天な
り」です。口から摂るものだけが人の身体を作る。これが原点です。食べる
ことを大事にすると人生が豊かになります。お忙しい毎日男性も女性も
働く時代になって、出来合いを否定するつもりはありませんが、それだけで
はさみしいですね。たとえ塩にぎりでも、炊き立てご飯を塩で握ったおいし
さ、ご飯粒の香り・甘さ記憶に残ります。又食べ物にはいろんな思い出が潜
んでいます。小さい時台所で鰹節を削ってるそのいい匂いに誘われて、つま
んでお行儀悪いと叱られたこと。新鮮なほうれん草が、ゆでるとなお真っ青
になってそれはそれはきれいな濃い緑になること。筍をゆでるときに、糠を
入れるので、より甘いにおいが台所中に広がってわくわくしたこと。ゆであ
がる間、剥いた筍の皮の表面のけばけばを包丁でこそげ、中に梅干を入れて
三角に包み、おしゃぶりして茹で上がるのを待ってたこと。だんだん筍の皮
が赤く変わってきたのをチュウチュウ吸って楽しんでいたこと。
毎日仕事場で衛生士さんが、使った都度自分のスケーラーをシャープニング
しますが、そのシャーシャーという音を聞いて、何か思い出すなあと思った
ら、そうそう昔父が包丁を研ぐ音でした。時々母が「お願いできますか?」
と言うと、喜んでカステラのような大きな砥石で器用に包丁を研いでいた時
の音に似ています。小さい時の記憶ってよみがえるものですね。とりわけ食
べものに関してですと、ベロで感じた味と共にですから、余計鮮明に覚えて
いるようです。最近患者さんともよくお話ししますが、「味がわからなくな
る時」ってあるんですね。たいがいご心配事があったり、体調崩していたり
のようです。体って不思議ですね。試練が降りかかると、ものの味がしなく
なります。「何かを食べてああ、美味しいとおもったら、もう大丈夫」
”食い力”というそうです。からだのサインを見逃さずに、召し上がってくだ
さい。「食べ物さんありがとう」というサトウサンペイさんの文庫もまた取
りだして読んでみましょう。美味しく食べたら元気わきますね。
そうそう、朝霞一のサツマイモ農家さんが患者さんで、この時期サツマイモ
をお取り寄せします。心こもった生産者による作物は、本当においしくて
ただ蒸かしただけでびっくりする美味しさです。ご年配者は蒸かし芋と
ホットミルクで十分お昼になるんですよとおっしゃいます。もしよかったら
蒸かし芋にオリーブオイルつけてみませんか?と提案したりしています。
皆様もお試しください。
鴨肉
お蕎麦と言ったら鴨蕎麦が好きというくらい、鴨肉が好きです。特にその脂
の美味しさと言ったら。あるデパートに、きれいに処理された鴨肉があるの
を発見。初めて買ってみると赤い色が新鮮な上、何ともきれいな切り身な
のです。きっと美味しいに違いないと勝手に決めて買いました。さてとどう
しようか・・?まずはシンプルに焼いてみようと思い、少量の赤ワインに少し
だけ漬け、半量はオリーブオイルでさっと焼き、黒胡椒振ってお塩だけで。
残りは脂を引かずにサッと焼いて、うなぎのたれをからませました。こちら
の鴨肉はコクがあって、きっとなにしても美味しいのでしょう。思いつきの
シンプル料理ですが、「ご飯がすすむ君」でした。そうそう棒ネギも一緒に
焼いて添えました。だって鴨って言ったたらネギですものね(笑)
ブラウンマッシュルーム
久しぶりに、ぷりぷりした茶色のマッシュルームを近所で見つけました。
鼻を寄せるとまぁいい香り!食べたーいと思うと同時に、バターとお醤油
の匂いが頭に浮かびました。他のおかずも煮物もサラダもお漬物も用意した
上でスタンバイ。フライパンにバターをおき、溶けたところでコロコロのマ
ッシュルームを入れバターの香りと艶がでたところで、お醤油をジャッ!う
ーんいい匂い。そこで火を止めすぐお皿へ。ポリポリモリモリ。お料理とも
言えない一皿ですが、マッシュルームのお味が凝縮されて最高!でした。お
皿に残ったバター醤油にご飯混ぜたらこれまた最高!でした。