ふんころがし (お食事中の方ごめんなさい)

たまたまつけたテレビ、どうして私こういうのに当たっちゃうんだろう!です
番組の題名「へんてこ生物アカデミー」

なんでも、日本にも「ふんころがし」はいるそうですが、ふんを転がさないので「ふん虫」と呼ぶそうです・・ふんを転がさないふん虫は多数の種類いるそうです。へ~っ!
よくテレビ、図鑑などで見るふんころがしは、その名の通りヨイショヨイショってまあるいふんを虫が転がしてるけど・・。それにふん虫はえらく美しいのだとか!
 
雨季に成虫になって出てくるそうな、ふんころがしさま
「なぜ、ふんをころがすのか?」
100メートル先のふんを感じると→我先にふんを丸めて持ち去りたくなり(早く運んで独り占めするため)→その時を見て運ぶ方向を決める。月出てない日は天の川見て決める・なんと!→土の中に埋めてゆっくり食すんだそうです
このルールのように丸めて動かすことから、「太陽を動かす神」としてみられ、再生の神、古代エジプトのケプリ神の化身と称されていて、ファラオの装飾品にはモチーフになってる「ふんころがし」。名前にびっくりだけど、すごいんだぁ~

また日本の奈良公園、この公園に鹿が1300頭もいるそうです(エ~ッ!)、そうすると大体ふんの量は1トンにもなるそうですが、ふん虫(ふんころがし)のおかげでいつも奈良公園はきれいなんだとか。鹿のふんが落ちてくると「ふん虫」がキャッチ分解してそれは土にかえり、肥料となって公園の美しい植物・緑を支えてくれてる「スーパーヒーロー」なんだと。ふん虫がんばってるね!
「神の化身」として崇められていた位だから偉いんですね
 だからなんだと言われれば、それまでですが・・
以上「へんてこ生物アカデミー」でした

おまけ・この番組にはもっと変わった研究者も出られて(いい歳してこのような番組見る自分の方がよっぽど変かも・・)本当のクモを捕まえて糸を取りなんと「ネイチャー」に発表! 10000本束ねバイオリンの絃にし、バイオリンを習って演奏まで出来るようになり、そのクモの糸束ねて吊るしたハンモックに乗って登場!の、とんでもおじさま・奈良県立医大コラーゲン研究科の先生もお出になりました、そののめりこみ様に、そこまで夢中になれることにもびっくりしてすごいなぁ~でした。ぶっ飛んでらっしゃいましたね。すごいすごい

「生きながらえる術」(2019年折々の言葉から)

☆生きるということは「面」をもつことだ

 繋がるとか、結ばれるとか、「糸」で束ねられた人の姿を浮かばせる言葉はたくさんあって、まるで裁縫箱のようである。「絆」も大切な牛馬を逃さないための「引き綱」が元の意味であったとか。そう言えば厄介な縺れも糸偏である
横に繋がったわたしたちは表面の上を巡り、転びそうな時は他者に支えられ、支えることもできる土俵を持つことが肝心であると著者は言う

 「折々の言葉」鷲田清一さんが紡いできた様々な言葉の中から、日本文学研究者のロバートキャンベルさんが、琴線に触れた「ことば」三つをえらんだ一つ

縺れなどという言葉さえ忘れていた私
「土俵を持つことが肝心かぁ~」とふり返れば先日テレビで見たお相撲、海外からのお相撲さんが修行を積み、技を磨いて番付を上り、それこそ本物の土俵の上で堂々と勝負し、インタビューにびっくりするほど丁寧な日本語で、今終わった自分の相撲を語っている・・

意味は違っても、土俵が大事・・
横に繋がった私たちは表面の上を巡り、転びそうな時は他者に支えられ、支えることもできる土俵を持つ
つくづく、「面」ということを考えたことでした