29日朝「病院ラジオ」ファシリティ・ドックのいる病院・ぜひご覧ください

ご案内です

連休中ですが、29日㉀朝8時15分からのおなじみ「病院ラジオ」サンドイッチマンお二人の軽妙なトークで、患者さん方にお話伺う番組ですが、この日は小児病院特集です

都立小児総合医療センター、副題に「ファシリティドックのいる病院」とあります。ご存知でしょうか、ファシリティドック?

実務経験5年以上のナースであるハンドラーと共に、病院で小児患者さんの治療に付き添う、働く犬です。タイムカードもあります

アメリカのプログラムに則り、アメリカで研修受けたトレーナーさんに2年余りにわたる訓練を受け、晴れて現場に出る働く犬です。さまざまな医療現場に立ち会いますのでともかく清潔第一。犬とハンドラーの熱い絆で、仲良く活動させて頂いております。一時間仕事したら必ず休憩をとって・・。心身ともに良い状態で犬もハンドラーもお仕事させて頂いています

13年前から私共、ささやかなご支援開始。待合室には当時日本に二頭しかいなかったベイリーとヨギの写真集置いて皆様にご紹介し、本や写真集を貸出ししたりもしました。又窓口に募金箱おいて皆様からご協力も頂きました。今はベイリーは虹の橋を渡り、ヨギも引退してハンドラーさんと暮らしています。

続いて育った犬たち、今はまだ全国に4頭・4か所の病院でのファシリティドックですが、ご支援とご希望増えて、現在訓練中の犬たちが育っております。小児患者さんの心の友になるべく、団体(SOK)もがんばっておりますので、この機会に、ぜひファシリティドックの活動を知ってください
この度、呼び名の前にホスピタルがついて「ホスピタル・ファシリティドック」と認められました。未だ未だではありますが、犬たちの活躍が認識頂けるようになって本当に有難く、更に真摯に安全に活動をと、関わるもの皆さん思っております。主催団体は「シャイン・オン・キッズ」です

どうぞ、連休中の朝ですがお時間ありましたら、29日の「病院ラジオ」NHKテレビご覧頂ければ幸いです。編集次第なので、ファシリティドックがどのくらい出るかわかりませんが、出たとしてもチョビっと?かもしれませんが、入院患者さんのお話しには出るやもしれませんね。大いに期待しているところです
いま活躍中の4頭、それぞれ個性もあって楽しい見事な犬たちですが、この都立病院の犬はアイビー!大橋ハンドラー、絶妙コンビです 
どうぞよろしくお願い致します。

足の爪ご用心

ある日都内に出かけて帰宅途中、左足の親指がなんだか痛いなぁ~と思いながら帰宅。家に着き靴脱いだらジンジンと痛み増して・・!
見てもさほどの外見上の異常はないものの、これはマズい!かも?と、荷物投げ捨てて診療終了にならないうちに・・と駅近の皮膚科さんへGO!

子どもや保育園帰りの幼児が沢山。大人は少ない。皮膚科に着いたら更にジンジンしてきて、あ~間に合って良かったぁと初診の手続きして待つこと30分・・

ナースに呼ばれ、現状を話し待つこと更に数分、現れた女医さん、左足の親指見るなり「アッ、陥入爪(かんにゅうそう)ね!痛かったでしょう?」「そうなんです、歩き回って帰宅したら急にジンジン痛くなって・・。処置お願いできますか?」と言うと、か細い女医さんやおらスゴイ先っぽのペンチ状のもので、「ちょっとだけ痛いですよ!」と言いながらエイや!とばかりに一瞬爪の脇にペンチ突っ込んで、パッチン「ハイ終わり」!
あまりに一瞬で痛くとも声も出ず、「すごい名医だわ」といたく感心した私

「あと清潔にしておけばどうってことないと思うけど、お薬少しだけ出しとくわね。陥入爪といって、足の指の、爪の脇は、なかなか切れないし、だんだん前にかがむのがしんどくなってくると切らないから、そうなるのよ」と
そうそう前かがみって、だんだん辛いもんね、と妙に納得の私、ホッ。

最近とみに、足の指の間は清潔を心がけて大事にする事、脳トレにも足の指と言われる昨今、マッサージしたり心がけてるけれど、足の指の「爪の脇まで」注意が及んではいなかった、反省反省。やっぱり美容サロンにでもいって、お手入れ受けないとダメかなぁ~等など考えた一日でした

他にも足の爪に起こる不具合の写真見せて下さって、他に巻き爪とか水虫とかいろいろあるのよと、黄色サイン出して下さり勉強になった一日でした。皮膚科さんて範囲広いんだなぁ。直ぐに処置下さって感謝~でした

足の爪のトラブルは、思った以上に沢山あるようでしたから、即受診してよかったよかった、今日中に対応頂いて有難かったでした。

皆さまも足の指の爪よ~く見てあげて下さい

自分の最後?考えたこと、ないちんげーる(笑)

皆さま、この表題のウイット!どなたがおっしゃったと思われますか?広島は尾道の石井哲代さん、なんと御年104歳でらっしゃいます

ある日の新聞のキャッチは「ご機嫌104歳 さびずに生きる」!
記事をそのままご紹介します、痛快痛快!

・みんなのため、道の草一本でも抜ける なーんちゃって(笑)
今の想いを哲代さんに聞いた。

映画になってうれしいような、恥ずかしいような。どう年をとっていくのか、、お手本になれるよう、しゃんとせんといけんですね。とにかく一生懸命生きることだけを思ってきました。自分の人生を明るくまっすぐにと。悩みもありました。子どもがいないんで、期待にこたえられんで、すまなかった。家を出ようとまで考えました。でも、(夫の)良英さんが、自分一人で背負わんでいいと。

悩みは言うても解決できんのやから、人にも不愉快な思いをさせるだけやから、情けないことは、おさめとくんです。年寄りはグチを言うもんじゃない。

長生きしたくない人がいるんですか?せねばならないことをせずに、お先にごめんなさいなんて、もったいない。生きとったら、道の草を1本でも抜けるでしょう。なーんちゃって(笑)。草取りを欠かさないのは、きれいにすると、みんなのためになるから。

自分の最期?考えたこと、ないちんげーる(笑)。マイナスなことは考えないことにしているんでございます。きょう一日生きることを考えています。

ええ人生、いただいとります。もうすぐ105歳。おとぎ話のよう。まさかここまで生きるとは、びっくらじゃ。びっくりでございます(笑)

めいや、地域の人たちがようしてくれて、車に乗せて楽しませてくれることもあるんです。
ひとり暮らしを続けるのは、やっぱり、家が落ち着くけん。自分でできることはやろうと思うてます。自分たちで建てた家やし、仏さんもあるし、墓守もしっかりせんと。

 

若い頃小学校の教員。同僚の良英さんと結婚して尾道に移り、53歳で地域の人が集う「仲よしクラブ」を立ち上げ、お寺の掃除に精を出し、高齢者施設でボランティアをするなど地域の為に尽力してきた哲代さん。ご主人見送ってから一人暮らし。99歳で要介護認定受けデイサービスに通うも、今は一時的に高齢者施設に入居していても、いずれ自宅に戻るつもりと言う。この苦労も笑顔にかえる哲代さんに魅せられドキュメンタリーの映画となり、「104歳、哲代さんのひとり暮らし」18日から全国で順次公開らしい
姪の坂永さん「若いときから人のために労を惜しまない人でした。人のために心と体を動かすことで元気を保ってきたのだと思います」とおっしゃっているそうです。

自分の最期?考えたこと、ないちんげーる(笑)
とっさに!こんなこと仰って大笑いさせてしまう哲代さん
最高にス・テ・キ!です

折々のことば 3374  「最高の二番手」

同じ場所で太く長く生きて行こうと思ったら、
「最高の二番手」になるべきだ。
                    堺正章

仕事が「ゆるやかに下り坂」になる時期が誰にでもある。不安でも、己を知る良い機会だと歌手・俳優は言う。彼が取ったのは「二番手」というポジション。トップを競わなければ、「ガツガツ」した焦燥感から解放されるし、自分がまだ通過点にいると思い努力し続けられると。誰もが一位を目指す社会より、一級品の二番手が多い社会の方が堅牢だ。 ”最高の二番手”から。

この折々読んで堺正章さんの「星三つです!」のノリを知ってる私の世代、「ゴタイゴ♪」知ってる私の世代、マチャアキと呼んでる我々の世代は合点!だと思う。最近たまにテレビで拝見すると、いとも軽やかに品のいい笑いをとってあとくされがない・・。それにいつもなんともしゃれた格好してらっしゃる。さすがオールドカーのコレクターだと妙に納得
ご家庭でもいろいろあったのに、これも又いとも軽やかに良い関係作っていらして、拝見したりお話伺うとさりげなく気持ちがいい・・

先日は最近はやりの街歩きの番組・銀座編だった、なんと!「ケネディハウス」に立ち寄られた。私にとって、ワイルドワンズは青春の思い出そのもので、随分前大学時代の楽しい仲間と「ケネディハウス」に集まり、ワイルドワンズと「思い出の渚」合唱したものだった、その時リーダー加瀬さんが皆ががんになったから「ワイルドガンズ」なのよと妙な冗談おっしゃったのを思い出す。その後彼は急逝、グループはどうしてるんだろうと思っていたら、堺正章さんの街歩きでワイルドワンズと再会場面に出くわした。加瀬さんいなくて三人でどうしてるんだろうの危惧は一瞬で吹き飛んだ!なんと加瀬さんのご子息がグループに加わってて4人で頑張ってる!泣きそうになりました。

そこで凄いのがマチャアキ・堺正章さん。
顔をくちゃくちゃにして、加瀬さんの息子さん加わってることを喜び、飛び込みで、キー合わせもせず一緒にがんがん歌って踊って?喜びを表わされた
この人(マチャアキ)って本当のエンターテナーだと思ったばかりだったから、この折々のことばを目にして、彼は歳を重ねて現在進行中なんだ、しかもカッコよく進行中!楽しみ楽しみ・・となんだか嬉しかったでした

マチャアキは、どなたとの会話のやり取りでも、決して人に嫌な思いさせないお気遣いとやさしさで、いつも感心しきりです。
最高の二番手! 星三つです!

 

再掲載させて頂きます・「死んだ男の残したものは」谷川俊太郎作詞・武満徹作曲

昨年亡くなった谷川俊太郎さんの「死んだ男の残したものは」を昨年11月29日掲載させて頂きました。年かわりこの3月17日、劇作家・脚本家の長田育恵さんがこの詩を再び取り上げてらっしゃるので、ご紹介します。

長田育恵さんは2015年茨木のり子さんの初演戯曲を出筆中、谷川さんにお目にかかった。その時の長田さんの無力感(生きた戦後の体感なしに戯曲を書くことの恐怖)に気づいた谷川さんが、「詩人は言葉を使って人間の忘れてはいけないこと、本来備わっているけれど光が当たらない部分を呼び起こす。お医者さんや大工さんと同じ、生活に必要なひとつの職業なんだ・・と言うことを話して下さった
その後戯曲を出筆中、傍に置いていた谷川さんの詩は「死んだ男の残したものは」だった。第一連と第二連で「戦争をしてはいけないことはわかっている」と冷静だった自分が、第三連で打ちのめされた

死んだ子どもの残したものは・ねじれた脚と乾いた涙

この後、詩の視点は「死んだ兵士」、「かれら」と引いていきつつ、今「わたし」に出来ることは何かと、読む人に突きつける。劇作が果たすべき仕事も、ここに凝縮されていると感じる。
異なる時代を繋いだり、過去について考えたりする「媒介」になるために、私はここにいる。そのことを、谷川さんは気づかせて下さったんだと思うと、長田育恵さんは「異なる時代つなぐため わたしはここに」と書いておられます
そう言えばこの曲は随分昔、筑紫哲也さんの夜のニュース番組で石川セリの歌で流れ衝撃を受けたことを思い出します。世界では未だ争いが続いています・・

※以下は、昨年11月29日に掲載させて頂いたものです。

11月13日亡くなった谷川俊太郎さんに、詩人の伊藤比呂美さんがその魅力を語っている。谷川さんの詩はわかりやすいと言われるが、読み終わった時に人間の本質的なもの、暗いものに気付かされることが魅力と

そんな谷川さんの詩は、多くの作曲家にに手渡され、メロディ―となって羽ばたいた、その中で、故武満徹さんが曲を付けた「死んだ男の残したものは」は、20世紀を刻印する稀代の反戦歌となった。「すぐに曲をつけて欲しい、明日の市民集会で歌えるよう」。谷川さんの想像力は、無辜の命が奪われている「いま」を起点に飛翔し、国も時代も超えた普通の祈りへと到達した
詩は、六つの連からなる

死んだ男の残したものは
ひとりの妻とひとりの子ども
他には何も残さなかった
墓石一つ残さなかった

死んだ女の残したものは
しおれた花とひとりの子ども
他には何も残さなかった
着物一枚残さなかった

死んだ子どもの残したものは
ねじれた脚と乾いた涙
他には何も残さなかった
思い出ひとつ残さなかった

死んだ兵士の残したものは
こわれた銃とゆがんだ地球
他には何も残せなかった
平和ひとつ残せなかった(続く)

「残さなかった」から「残せなかった」へ。個の意思を奪い、すべてを虚無とする。これが戦争の本質なのだと「さ」と「せ」のたった一文字の違いで語り尽くしてみせた。最も大切なものを失った人の痛みを、どう自分事として感じるか。谷川さんの永遠の自問に、様々なジャンルのアーティストたちが連なり、この曲を歌い継いだ。そうして谷川さんは、世界に壮大な連詩を築いた。私たちはいま、それを未来へと手渡す言葉を持ち得ているだろうか、と谷川さんを偲びつつ、伊藤比呂美さんは投げかけておられる・・

再び、武満とのCDをかけてみる。谷川さんの言葉にいつも触れさせていただいた幸運に心から感謝しつつ、伊藤さんの言う未来へと手渡す言葉を持ち得ているだろか?という問いかけに、戦禍を伝える毎日の新聞記事見ながら立ちつくしてしまう・・
ここ数日ニュースで流れる、神宮の銀杏の黄色が青空にきれいすぎる映像に、未来へと手渡す言葉・・、ないがしろにはできない
(※からここまでは昨年11月29日掲載したものです)

米相互関税発表の日の川柳

4日、トランプ大統領が米相互関税、日本は24%と発表した日の、新聞(柴門蔵人選)の傑作川柳!

   ・トランプに商品券は効かないし 
               東京都 堀江昌代さん

尊重し合える 真の国際人に

「オーサー・ビジット」という新聞のコーナーから
ジャーナリスト 池上彰さんが、札幌聖心女子学院での授業の模様

この62年の歴史を持つ学校にとって、この日の授業が最後。生徒たちが入学した年には、閉校が決まっていたという。カトリック系の同校には寄宿舎があり、宗教の授業もある

池上さんはまず、パレスチナ・ガザ地区での紛争問題を取り上げた。概してユダヤ教とイスラム教の宗教対立ととらえられがちだ。しかし池上さんは、元をただせば「2千年前から続く土地の奪い合い」だと指摘した
そもそもユダヤ教とイスラム教、キリスト教には、「自分たちは神によって生かされているという共通概念がある」と。自身は「なんちゃってブッディスト(仏教徒)」だとしながらも、信仰しない宗教であっても、その宗教を知り、尊重することが大切で、それは言語の違いにも当てはまる、と言及した
池上さんは、ロシアによるウクライナ信仰の背景を、言語を例に解説した。ウクライナにはウクライナ語だけでなくロシア語を使う住民もいるが、ウクライナ政府がロシア語を制限するような動きを見せた。これに、ウクライナ東部のロシア語圏の住民が反発、ロシアにつけ込む口実を与えたとした上で、「宗教であれ言語であれ、リスペクトしあえてこそ本当の国際人では?」と問いかけた

最後に質問が殺到した
英語の他に習得すべき言語について聞かれると、「外国語を話せること以上に重要なのは、”語るべきもの”を持つこと。そこに教養が表れる」
目的意識を持って入学し、「しんがり」を務めることになった生徒たち。池上さんは期待を込めて激励した

*授業を終えて*
伊藤理央さん 「宗教の授業がどう役に立つのかわからなかったけれど、その意義を教わり、すっきりしました」

山本優奈さん
「語るべきものを持ちなさい、というメッセージが特に響いた。その為にもよく調べ、本を読み、教養を身につけていきたい」

池上さん
「国際社会において、宗教の基礎を学ぶことは必須の教養になり、強味にもなることが伝わったなら良かった、皆さんの言動にはこの学校だからこその学べた、その蓄積が現れていましたよ」と
真綿のように水含むがごとく、水光る若葉のような若い方々のように、私も言葉を大事につかって話したいなぁと思ったことでした

桜も咲いて、春が来ました・・