60代独身女性 職業欄の肩書は

60代の独身女性が職業欄を書く際に「主婦」でよいと言われた経験を新聞に投稿された方に、多くのお便りが寄せられたそうで、それを読むといろんな事が見えてきました

もとはこのような投稿です(要旨)

・とある申込用紙に商業欄があり、4月からアルバイトを始めるので「アルバイト」と記入したら、担当の若い男性が「主婦でいいんですよ」と言ったそう。結婚してないし、主婦はどうなんだろう、自分は定年退職し所謂、無職の身だと。その時、結婚してるしてないに関わらず、家の事をしているって「主婦」又は「主夫」では?と思ったと
最近の投稿を見ると「年金受給者」「元〇〇」という肩書も。自分に置き換えると「元会社員」「休職中」。もしかしたら私も「主婦」なのか?家事はしている。一人暮らしでも生活はしている。独身でも主婦。皆さんはどう思われますか? (川崎市 佐野ときえ 検討中 62歳)というものでした

これに対し兵庫県66歳の方。現役時代は何の迷いもなく職業欄に「会社員」と書いた。定年直後に「無職」と書くことに一抹の寂しさを覚えた
職業欄を「生活の糧を得るための生業」と考えると今の自分は「年金受給者」?と思う。「ただ、無職と記入する時の、どこにも帰属していない、なんとも言えない解放感も捨てがたい

携帯電話の契約カウンターで似た経験をした60代の方
自分自身は「専業主婦」の分類と思ったが「無職」にチェックしようと思ったら有無を言わさず「主婦ですね!」と言われ違和感覚えた。自分と同じ年恰好でも、定年退職したばかりの無職の男性には「主夫ですね」とは言わないだろうと思ったから
「家事は女性がやるものというという感覚が、未だ世の中にはあるのでは」
しかも家事は社会的、経済的な営みなのに、「主婦という言葉の中には”社会や経済から遠い存在”のような古いイメージがこびりついている」とも感じる。世の中の意識が変わって「主婦」の言葉が自然消滅することを、期待していると言う

60代の独身女性が職業欄を書く際に「主婦でよい」と言われた経験を投稿なさって、「皆さんはどう思われますか」と問いかけただけで、こんなにさまざまなご意見が集まったんですね。興味深く読ませて頂きました

最期に男性からの投稿もあり、71歳の岩国市の方は「家守」と称し、読み方は「かしゅ」「やもり」どちらでもいいそうです。縦のもの(家事)を横(ハウスキーピング・ハウスキーパー)にして、再度縦にしたらこうなったと・・
役所などの「正式な」書類は仕方ないので「無職」。炊事洗濯、子どもや高齢者の世話と言った、世の中で産業になっていないことを家でやっているだけ。だから「無職」は違うんだけど、と思いつつと。

いろいろな思いをもって、さまざまなやり取りとお考えを拝読しました
私も「主婦」「無職」「元何々・・」モヤモヤです。気持ちがモヤモヤなので、文も何だかなぁ~歯切れの悪いことで失礼しました
仕方がナイチンゲール(笑)

焦らずに目薬・日薬・口薬 (帚木蓬生さん)

病気と長く付き合わなくてはいけない患者さんと向き合う時、「治そう」という考えだけでは、どうにもなりません。私が逃げ出さずにやってこれたのは、約40年前に出会った「ネガティブケイパビリティ(負の能力)」という言葉に支えられたからです

どうにも答えの出ない事態に直面した時に、性急に解決を求めず、不確実さや不思議さの中で宙づりの状態でいることに耐えられる能力、を意味する言葉です
もとは19世紀の英国の詩人キーツが、詩人が対象に深く入り込むのに必要な能力として使った言葉でした

ネガティブケイパビリティによる処方を、私は「目薬・日薬・口薬」と言います。
「あなたの苦しみは私が見ています」という目薬
「なんとかしているうち、なんとかなる」という日薬
「めげないで」と声をかけ続ける口薬

患者さんは難しい状態にあっても、なんとかこれでやり過ごせます   
             作家・精神科医 帚木 蓬生

折々の言葉 1031(2018・2・24新聞掲載)

大事に大事にしていた古い切り抜きが見つかりました。なんと2018年!
あのすばらしい絵をお描きになる日本画家、堀文子さんです

 群れたり、慣れたり、頼ったりすると、迎合しなくてはなりません。力を抜いて心を空っぽにすることができなくなります。 堀文子

だから、ほめられそうになれば逃げると、日本画家は言う。「誰かと一緒にいて感じるさびしさ」や、「感性の違う人と過ごすつらさ」は、独りぼっちよりしんどいもの。つねにマニュアルなしの生き方を求め、70を前にイタリアにアトリエを構え、さらに中南米やヒマラヤを訪ね歩く。「99歳、ひとりを生きる。ケタ外れの好奇心で」から。

これを書いていて、ちょっと違うかもしれない?けれど、まったく違うかもしれないけれどこんな言葉も思い出しました。(堀文子さんご無礼致します・・)
  ・もてはやされている人に、擦り寄らない
  ・汗でおぼれることはない。かいた分だけ応えてくれる
                 あの・・草だんご屋のおかみ

 

指揮はドライブじゃなくてキャリー・カラヤン

この6月、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と初共演し、喝采を浴びた指揮者の山田和樹さん(46)が、世界最高峰の楽団との濃密な時間を振り返られた。平常心を飛翔の糧とした。「いつもと同じ、出たとこ勝負。オケの変化にワクワクしました」

「第一級のソリストが100人集まり、それぞれが好き勝手に弾いている。それが一体となったとき。うねるんです。音楽も、見た目も、互いにリンクして。うまくいけばいくほど、とてつもなくうねり出す」

「僕が考えていたのは、どうやって空気をハーモニーの中に含ませていくか。そんなアプローチは、みんな経験したことがなかったみたい。珍しいことやろうとしてくるな、よし、試してみるか。そんな感じで向き合ってくれたみたいです」

2011年に振った佐渡裕さんが熱く興奮を語っていたのとは対照的に、山田さんの語り口はふんわりとした空気をまとっていた。
「フランスものをやったらいいんじゃないの、と背中を押してくれたのは、10年から第一コンサートマスターを務める親友の樫本大進。何といっても、ぼくと楽団の両方を熟知している唯一無二の人ですから」とイタリアもの(レスピーギ「ローマの噴水」)・武満の「ウオーター・ドリーミング」・サンサーンスの交響曲第三番オルガン付きを選んだ

演奏中、東京混声合唱団音楽監督の前々任者で、自身もベルリン・フィルを振った経験のある故・岩城宏之さんから聞いた逸話を思い出したという。
芸術監督時代のカラヤンが、「指揮はドライブ(運転)じゃなくキャリー(運ぶこと)だ」とよく言っていたのだと。それが、初めて腹に落ちた。
「自分がコントロールするんじゃないんだな、と。ある意味、オケって車じゃなく、お馬さんのようなものかもしれない。馬自身に強烈な意思がある。それを尊重しつつ、乗っかるわけです。行き先は示すけど、強制するわけじゃない。完全に対等で、100人全員と常に一対一。指揮者の合図なんかなくてもこのオケは大丈夫っていう、この感覚こそが、カラヤンに培われた伝統だったと思い知りました」

山田和樹さん、ベルリン・フィルとの初共演終え、これから楽しみたのしみ・・♪

再放送されました病院ラジオ・都立小児医療センター編

この五月にご案内、皆様に見ていただき「再放送はいつですか?子供に見せたい・・」とお声いただいたサンドイッチマンの病院ラジオ・府中の都立小児医療センター編。昨日10日再放送でした。後先になって申し訳ありません・・
再び、見逃し配信でご覧ください

番組最初と途中に、ファシリティドック(この度ホスピタル・ファシリティドックと改名)のアイビーと、ハンドラーの大橋ナースも出ています
困難伴う病気闘病中の子供たちが、先生はじめ医療スタッフの心あふれるサポートにより、子供たちなりによく理解し、前を向いて立ち向かう言葉と姿に、こちらこそ力をもらい、「よ~し私もがんばろ」という気持ちになります
摂食障害を克服した女子の、素直に語る言葉の数々にも、その道中寄り添った医療スタッフの心のケアのあったかさがあってこそと心揺さぶられます
自分の言葉ですなおに語る、闘病中の小児の患者さんにこちらこそエールをもらい、病院の環境だけでなく、スタッフ皆さんの明るいあったかいご尽力に感動致します

3か月たっての再放送です、ぜひに見逃し配信でご覧ください

クスノキ・福山雅治さん

わが魂は この土に根差し
決して朽ちずに 決して倒れずに
我はこの丘 この丘で生きる
幾百年超え 時代の風に吹かれ
片足鳥居と共に
人々の営みを
歓びを かなしみを
ただ見届けて
わが魂は 奪われはしない
この身折られど この身焼かれども
涼風も 爆風も
五月雨も 黒い雨も
ただ浴びて ただ受けて
ただ空を目指し
わが魂は この土に根差し
葉音で歌う 生命の叫びを

昨日は長崎被災80年の式典で、この「クスノキ」が子供たちによって歌われた。先日クローズアップ現代で福山雅治さん自ら歌われ、そのクスノキの歴史的逸話も伺った・・
9日の放送の中で、被災された96歳のおじいさまが、こうおっしゃった!

 「全世界が一つの船に乗ってるようなもんですよ」
 
教職に就いたばかりの若い女性は子供たちに「地球市民の視点で」教えたい・・と
子供たちが一生懸命歌う「クスノキ」聴いて自分事としなければ・・と思うばかりでした

編集視点で考える

”知のエディターシップ”、言いかえると、頭の中のカクテルを作るには、自分自身がどれくらい独創的であるかはさして問題ではない。もっている知識をいかなる組み合わせで、どういう順序に並べるかが緊要事となるのである
      
                          「思考の整理学」  外山滋比古

100歳の入居者 目が輝いた瞬間  (介護福祉士の方より)

私が働くサービス付き高齢者住宅に、寝たきりで介護が必要な100歳の女性が暮らしている。ある日、彼女に京都・天橋立の近くで育ったと聞き、私は耳元で「大江山~」とささやいてみた。すると即座に、「いく野の道の遠ければまだふみも見ず天の橋立」と、はっきりとした声が返ってきた。彼女の目が輝いて、空気がふわりと明るくなった。
それ以来、私たちは車椅子で食堂に向かうひと時、百人一首を詠み交わしている。「あまの原~」「ちはやぶる~」と続き、エレベーターを降りる頃には、他の入居者も声を合わせて楽しい唱和になる。
これは実は、誤嚥を防ぐための嚥下訓練でもある。高齢で難しい発声練習も、百人一首なら楽しみながら自然にできる。彼女の記憶と誇りを呼び起こすことで、心身の力が引き出されるのだ。

介護とは単なる作業ではなく、心を通わせる何げない時間こそが大事で人生を豊かにするものだと、私は彼女から教わっている。
100歳を迎えた彼女は今、「いにしへの奈良の都の八重桜」の歌のように、静かに、そして誇らしく咲き続けいる。

           介護福祉士 鈴木百合子 (神奈川県 64)

という投稿でした。すばらしい取り組みです。しかし誰でもできることでもないし・・。介護に従事下さる年齢にもよりますし・・、百人一首でなくとも、その方の「推し」を探ることはできるかも・・・

 
 今ホームにいる私の母の状況をみても、人手が足りておらず、中年の経験ある介護士のもと、若い介護士の方々が踏ん張り、頑張っておられます。百人一首かぁ~と思いながら、この投稿された介護士さんのようにはなかなかいかないなぁ~と思いつつ、その世代世代の生活を知る事で、教えてもらって引っ張り出すことで接点が見いだされ、眠っていた思い出や事象が蘇って、それは年齢云々、認知機能云々を超えて、ふわっと蘇るものなんだな・・とつくづく思ったことでした。そう言えば、母も昔の唱歌などは、歌詞もしっかり覚えていますものね。
先日は訪問の折、とても暑い日でしたので、板ずりしたきゅうりを棒状のまま、美味しいお味噌をタッパーに入れて持っていきましたら、「よく海に行く時持ってって、海辺で食べておいしかったわね」と、自分の歯で美味しいおいしいと、お味噌をぬって、きゅうりをポリポリ楽しんでいました。
思いつきで持参したきゅうりとお味噌で、懐かしい話が沢山出来ました。いい時間でした・・

そうそう、丁度咲いた鉢植えのアマリリスを持って行きましたら、すぐ口をついてでたのは「ラリラリラリラ♪、調べはアマリリス♪」の歌でした
それ聞いた若い介護士さんが「え~可愛い歌ですね、いつ頃ですか?」とアマリリスの歌を知らない介護士さんに言われ、得意になって母は、思い出して歌詞を紙に書きました。全部は思い出せずとも、とてもいい時間でした

また先日はたまたま新聞で見つけた歴史的なページ、なんと横須賀の防空壕の写真。なんとその防空壕をご自分の車庫にしようとなさった方がいて、防空壕に小さな愛車を納めた写真でした。そこに若い介護士が通りかかり、「何ですか?この穴!って。
母は得意になって防空壕の話をしました。目を丸くして聞き入る若い介護士さん。「また教えてくださいね、ちっとも知らなかった・・」と。母のうれしそうな得意そうな顔・・

世代を超えて、いくらでも会話のきっかけはあるんだとつくづく思ったことでした。

イチローさんの「ありがとうございます」

大リーグで19年プレーし、通算3089安打を放ってアジア選手初の米野球殿堂入りを果たしたイチロー選手(51歳・本名鈴木一朗さん)。28日はテレビも新聞ももちきりでした。ニューヨーク州で行われた式典に出席なさって、おおよそ3万人のファンらを前に堂々ジョークにとんだ英語でのスピーチも伝えられました

中でも「野茂さん、ありがとうございました」とここだけは日本語でおっしゃって、先達の野茂英雄さんを称え感謝を伝える「ありがとうございました」に感激しました
なんてPoliteな「ありがとう」でしょう!
本当にイチロー選手のすばらしさを痛感しました。さまざまスポーツの世界で「心技体」が言われる中、この「ありがとうございました」はこちらまで誇らしく聞きました

イチローさん!おめでとうございました!
こちらこそ楽しませてくださって「ありがとうございます」

折々のことば 3402

しょっちゅうご案内している、「折々のことば」ですが、少し前のこの3402 藤本義一さんのお名前みつけて感慨無量でした
なぜってあの昭和のワイドショー・11PMの司会者(1965年から1990年)作家・脚本家の藤本義一さんだったからです。当時もおっしゃることごもっともで、若い私にはダンディーなおじさまという印象でした

  ★ルールについて、日本人は大きな間違いをしてると思いますね。本来、ルールより先にマナーがあるものなんです。 藤本義一

戦争を挟んで、掟に従わぬ者は国民ではないと言われ、ルールが変わったとたん人格が変わるのを嫌というほど見てきたから、何かといえばルールというのに不信感があると作家は言う。議論においても、相手の発言に耳を傾ける、つまり対話の土俵を死守するという態度が先にあるはずだ。
       「面白く生きる知恵」は山ほどあるさ から

な~るほど、藤本義一さんが仰るからこそ意味ある言葉
あの11PMの司会者は他に、大橋巨泉・愛川欽也・小島正雄・三木鮎郎いろんな方の名前が思い出されます。藤本義一さんは、プロデューサー、ディレクター、ADさん等など製作スタッフとよく泊まり込みで議論したと当時よく伝えられたと記憶。懐かしい方の言葉をここにみつけ、その言葉に感じ入りました

あの頃の余裕のある議論、豊かな対話を若いなりに聞き入ったものでした・・。面白く生きる、遊びって必要ですね

 

 

お酒を一杯飲んだら必ず・・

気になりますよね、この書き方・・
そんなの邪道だよ!と言われそうです。お酒を1杯飲んだら必ず1杯の水を飲み、血流不足を回避する (小林弘幸先生)

若い頃は私(小林弘幸先生)もよくお酒を飲みましたが、今ではせいぜい週に2,3回になりました。適度の飲酒は疲れをやわらげてくれますが、当然ながら飲み過ぎは重大な病気の元になります
ただでさえ加齢によって副交感神経の働きが下がっているのに、毎日アルコールを摂取していると、胃腸などの細胞が疲弊します。また、飲み過ぎたあとに全身がだるくなるのは、まさに血流不足が原因。お酒を飲んでる時は気持ちよくても、結果として、血流が悪くなり自律神経が乱れているのです

さらに、アルコールは肝臓で分解されますが、分解の際に水分を消費し利尿作用まであるので、体内の水分がどんどん失われて脱水症状に近づきます。血管が収縮しているうえに脱水まで進み、血液がどろどろになります

お酒が好きな人が無理に断酒をしようとすると、かえってストレスになってよくありません。そこで、お酒を1杯飲んだら、必ず1杯の水を飲むことを心がけて下さい。それだけで脱水症状を予防し、血管の収縮をやわらげることができます。

お酒に強い人ほど、同量の水を飲むのは面倒かもしれない。でも、いい大人の飲み方は、お酒だけを格好つけて飲むことではありません。健康を損なえば、元も子もないのですから。    
          「心と体の免疫力を高める最強習慣」より

・出来るできない、やるやらないは別として、スマートにこの小林先生のアドバイス聞いてやるのもまた一興かも。「楽しんでるのに水差すなよ!(笑)」と言われてもサラリとカッコよくやれればいいかな?
お酒を人生の友として、ワインの色や香り、マリアージュを楽しむ友と思えば、少しでも長く楽しんでいたいからこそ、体を壊しては何にもならないので、スマートにお水を取りつつやってみようっと
乾杯!

「ええかげんでいいんちゃう?」土井善晴さん

この7月2日見るともなしに見た土井善晴さんの「ゴーヤーチャンプルー」、今ではポピュラーな家庭料理となったこのチャンプルーを、あえて土井さんが?興味津々でみました

チャンプルーといっても、全部をいっぺんに炒めるのでなく、食材ごとに炒めて焼き色をつけたり、それぞれの美味しさを引き出してから、たっぷりの卵でしかも二度に分けてとじる。やってみたら今までの我が家のゴーヤーチャンプルーとは別物でした。美味しい!

その上、出来上がっていよいよ盛り付け。「引力を利用して盛り付けます」には笑った笑った!そうおっしゃって土井さん、大きなお皿にフライパンを傾けると、「鍋からササッと引力利用して盛り付けます」とコツ?を説明。軽く菜箸を添えるだけで、お皿に流すように移し替えられました
「お茶目な土井さん!」その日ネットには「大うけ~!!土井さんのゴ-ヤーチャンプルー」の声多数。家庭でのお料理は「ええ加減で」いいんですよ・・と土井さん

この放送の言葉にホッとした人多いんじゃないかなぁと思っていたら、8日クロ現に土井さん登場!
「土井流・自由に生きる極意」とありました。な~るほど

先ずは、桑子さんをお相手にいろんなありあわせお野菜でお味噌汁。ピーマンの種も取らず、ナスのへたのとこの身も削り、ありとあらゆるお野菜入れて、だしも取らず・・。びっくりの桑子さんの様子を楽しむ土井さん。「不揃いでいいですよ」「体裁整えなくていいですよ、正解はないんだから」、ただただびっくりの桑子さん

今はお母さんが料理の責任を負いすぎる、自分を追い込んでない?
「ええ加減でいい、ご自分の感性を大切にやってれば、ちょうどいいところが見つかりますよ」「まっいいか!」と。自分に合う丁度いいところを探って、整えればいいんじゃないですか・・と優しい土井さん

日本料理の土井勝さんを父に持ち、フランスに渡ってフランス料理も学び、帰国してレシピ通りに作るお料理を研鑽してきた。でも何かに頼ることで自分の「勘」を失ってきた・・。それで失敗を面白がってみたと
今までこうしてきた・・ことをやめて見えたことがあった・・と

例えばナスを油で焼くとき、「どのくらい油がいるか?はナスが教えてくれる」ちゃんと見てればわかる、自分の感性を大切に・・と

昔は均一に整える美しい料理。宮大工みたいに1ミリにこだわる料理だった。その延長で一つの答えに縛られる家庭料理でよいのか?そう思った時に、「民芸」に出会った。素朴な品々、作為がない!

今まで何でも「早く!」「早く!」で生きてきた
時間から解放されて、人間の都合で作る料理を・・と

今の人が何もしないで、お金で食べるものを得てる毎日。3分でチンとあっためて食べる、その道中はどうなってんの・・?

料理して食べることは、自分を大切にすること
「ええ加減」でいいから、自分で考えて、自分で判断して、自由があるでしょ?自分で「ええ加減に」考えることが幸せになる力では?と

自分でも料理をするある男性、「失敗しても堂々と料理続ける土井さんにショック!受けた。仕事でも手順から外れてもいい、どうやって修正するか?なんですよね」と。経済思想家という斎藤幸平さん「本質的なものを捨てていく時代に、土井さんの考えはとても意味がある。マネーとか利益とかに反映されない土井さんの料理には、とても意味がある」と様々若い方がおっしゃっていて興味深いことでした

2024年9月7日に「素麺イタリアン」としてこのブログに土井さんの「一汁一菜」紹介させて頂きましたが、ず~っと家庭料理の姿を考えておられ、愛を持って軽やかに「ええかげんでいいんちゃう?」と提案くださる意味がまたよくわかりました

そういえば最近「目見当」という言葉も聞かないなぁ・・。いつぞやこのブログに、料理番組でのアナウンサーと料理家との「かさ」という言葉の、ちぐはぐなやり取りの話題を載せましたが
ええ加減は、いい加減・・ではないんですよね

「自分の五感を大切に」
「こうしてた・・をやめる!」土井さん、伝わりました

ささやかなこと面白がる 石井哲代さん104歳の言葉

再び「仕方がナイチンゲール」石井哲代さん104歳です
4月16日このブログに「自分のさいご?考えたことナイチンゲール」(笑)としてご紹介しました。そうしましたら私の知ったかぶりで、すごーい有名人・人気ぶりと6月21日の新聞で知りました、あ~恥ずかしい・・

広島県尾道市在住・105歳になられた石井哲代さん。彼女の生活を撮影したドキュメンタリー「104歳、哲代さんのひとり暮らし」は公開する映画館が100か所に達し、観客動員数4万7000人のヒット!地元尾道で歴代興行収入一位になったと。コロナ禍以降足が遠のいていた70~80代の観客が来ていて、高齢の観客も哲代さんに比べればまだまだ若い。人生の先輩から元気をもらって帰っていってると。みずみずしく生きる哲代さんは「老後の不安を安心に変えた」「人生100年時代のロールモデル」と言われてるそうな

映画を見ても本(文芸春秋社から出てる「102歳一人暮らし」「103歳、名言だらけ。なーんちゃって」)を読んでも、自分の人生は自分のものという姿勢に胸が熱くなった。デイサービスやヘルパーさんの助けを借りるようになっても「してもらうんが当たり前になっちゃいけんといつも思うとります」と一人で暮らす

イヤなこと、不安なことがあっても「仕方がナイチンゲール」と、だじゃれにして受け流す。すぐに気持ちを入れ替え、次の場面に進んでいく

モヤモヤ感っていうのかな、「そうは言っても」と過去を引きずる人の方が多い。これってなかなかできることではナイチンゲールだ(笑)

ユーモアを欠かさず、「自分がしっかり笑ってないと、相手を笑顔にできませんからなぁ。とにかく湿っぽくて深刻なのはいけません」と、率先して笑って人を和ませる

自分だけでなく周囲の人たちも幸せでないと、人は幸福になれないのかも

あの年齢になっても周囲に対して何が出来るか、いつも考える。デイサービスでも、ぶっちぎりで最高齢の利用者だけど、ムードメーカーを買って出る。運動する時も歌う時も「頑張りましょう」と皆さんに声をかけてるそうね

本心でないことはできない。年とると代わり映えのない毎日が続く。「でも、ささやかなことも面白がって明るいほうを私は見ていたいんですね」との言葉に強い意志を感じた
「笑って生きても泣きながら生きても、同じ一生ですね。最後にすがすがしいのはどっちでしょうか」「長う生きてきた集大成が今の自分です」・・・どれもこれも金言だらけだわ

高齢者も社会貢献できることはある。「年寄りが機嫌よく笑っていると、地域が明るくなりますなぁ。そういうムードっていうんかなぁ。年寄りは意識してつくっていかんといけません」と言っていた。僕も書こうかな、ファンレター!

 ・以上沢山、たくさん受け取られた方々の言葉が載っていました。私が知ったのはつい最近でしたが、本二冊も出され映画もつくられ、今の時代の大ヒーローなんですね、遅まきながら哲代さんを知ってラッキーでした
今までこのブログでも、柏木哲夫先生のユーモアの話や、度々アルフォンス・デーケン先生の言葉「にもかかわらず笑う」など紹介してまいりました
    

デーケン先生に1994年日医大の研究会でお目にかかった時ご挨拶は
「私はデーケンと言います。何もでーけん!」でした。その場のみんな大笑いし、すっかり打ち解けました。いつぞやはご勤務の上智大(四谷)で集まりがあった時、帰りが少し暗い時間になったら「気をつけて帰ってね、ここは本物の四谷怪談(階段」だから・・」と階段降りる足元を心配されながらの特上ユーモアでした

すぐ、哲代さんの真似は出来ないけれど、それも「仕方がナイチンゲール(笑)」自分の人生は面白がって生きなきゃですね

「猫背をやめる」ただそれだけ 小林弘幸先生

この6月4日今大変注目されている「オーラル・フレイル」について、科学大・戸原玄先生の情報を紹介しました。その中で舌骨上筋に注目され、オーラル・フレイル予防の提案がありました。その第一が➀「猫背は危険」というものでした。先ず正しい姿勢で・・と

そうしましたら偶々あの、自律神経の第一人者・小林弘幸先生も、猫背の事を書いてらっしゃったので、ご紹介します

・「猫背をやめる」ただそれだけ 

自律神経が乱れていたり、胃腸の働きが弱っていたりすると便秘になる人が大勢います。私がやってる便秘外来に訪れる多くの患者さんに共通しているのが「猫背」です。健康にとっていいことがありません

血流が悪くなりますし、内臓が圧迫されることで胃腸の働きがさらに悪化します。猫背の場合は頭が前に傾いていて、常に首の筋肉に負担がかかっていています。そもそも首は脳と胴体をつなぐ神経、血管が多く通っている場所なので、そこに負担がかかっている状態は体全体のコンディションを悪くします。
とにかく意識して猫背をやめる・・なのですが、猫背は長年にわたって体が覚えてしまった形で、習慣、かなり意識しないとやめられないのです

そこで、★シンプルにおすすめなのは「30分経ったら、一度立つ」を習慣にすることです。

おフィイスで仕事をしている時も、30分経過したら一度立つ。家でテレビを見ていても、読書をしていても、何をしていても30分経ったら、一度立ち上がって下さい。これが猫背を意識するスイッチです。

その時できれば「肋骨ゴシゴシ体操」を追加してみて下さい。やり方は簡単で両手を軽く握って、手のひらで肋骨を左右にゴシゴシ擦るだけです。

背筋を伸ばし、正面を向いて、大きくゴシゴシすれば、それだけで背中は伸びますし、肩甲骨も動き、肋骨が刺激されたことによって内臓の動きも活発になってきます。
とにかく猫背をやめてみる。今すぐできる簡単で、おすすめのリセット術です

          リセットの習慣より 「悪い流れを断ち切る」
                           小林弘幸

オーラル・フレイル予防にまずは猫背を改善・・と戸原先生のご提案は、自律神経や腸の疾病予防にも大事なんですね。口腔と全身の関りは切っても切れない、みんな繋がっているんだぁとあらためて納得。猫背予防心がけたいものです

私はこれでしばらく生きられる

この投稿は3月20日過ぎ目に留まったもので、高額療養費の自己負担上限額引き上げが見送られることになった頃の投稿でした、投稿なさったのは大橋洋平さん・医師(三重県 61歳)ご自身が緩和ケア医でらっしゃいます

医療費の患者負担を抑える「高額療養費制度」で、今年8月からの自己負担上限額引き上げが見送られることになった。
上限額の引き上げに反対して下さった関係者の皆様には、ただただ頭が下がる。私は、本制度のお陰で再び命をもらったひとりだ。
2018年6月に胃の消化管間質腫瘍でほぼ胃全摘手術を受け、10か月後に肝臓に転移。今抗ガン剤治療中で、高額療養費の真っ最中だ。多数回該当にも入る。治療のかいあり生きてこられた。ありがたい。

体がしんどい時もある。抗がん剤の副作用や胃手術後遺症などからだ。そんな折は心の持ちようでなんとかしのいできた。他者との出会いから元気をいただく。もし本制度の自己負担額が増えれば衣食住は当然、行動に関わる出費も制限される。
出会いなど無くすしかないのかと諦めていたところだった。ただ、これからの道筋は不透明で手放しでは喜べない。しかし来年の命は保証されていない治療中の身、今この時が満足できれば私は十分だ。いずれ自己負担額が引き上げられるとしても、しばらくの猶予を与えられた。これで私はしばらく生きられる。

 

折々のことば 3394

「不運と不幸は違います。不運でも幸福になることは出来るのですよ」

              病院詰めの聖職者(チャプレン)

娘の早逝にともに耐えてきたその妻にも病で先立たれた記者・中村俊介さん。
人並みの幸福さえ望めぬ僕はやはり不幸ですかとチャプレンに訊くと、こう言われたという。幸福には「偶々」という面があるが、それは運不運だけでなく誰かとの巡り合わせをも意味する。ある人と出逢うことで人は不運を乗り越えてもきた。昨年11月16日付の新聞beの「それぞれの最終楽章」から

丁寧なお仕事・・

いつだったか?この春、石川県の方の小さな投稿に目がとまりました。

・心に残る 励まし寄り添う言葉ー石川県76歳女性の投稿です

「お悔やみのひとことで救われました」(という4月4日付の方)の投稿読み、私には今も心に残る経験があります。2年前に、投稿者の方と同じく夫を亡くしました。悲しむ間もなく押し寄せる手続きをイライラしながら進めていた中、年金の手続きで社会保険事務所を訪れました。中年の女性職員が対応してくれました。年金はその人の働き方が分かるものです。若い頃に電気工事会社を興した夫を、経理や庶務で支えてきた私の来し方を察してくださったのでしょう。
「奥さまも頑張ってこられましたね」と言ってくださいました。そのひとことが弱っている心に沁みて目頭が熱くなりました
心のこもった対応というのはこういうことで、丁寧な仕事をされている印象が深く心に残っています
さりげないひとことが、人を励まし、寄り添うことになるのだと、新社会人の方々にもお伝えしたいと思います

・・というものでした。なぜかず~っと心に残っています。状況、場ををわきまえつつ、とっさにこのような優しい言葉をさりげなくかけて差し上げられるようにありたいと思いました。
いたわる(労わる)、ねぎらう(労う)という言葉、同じ漢字なんですね・・ 

わざと関心からはずす

 何かやってうまくいかなかったらいい加減でそれをひとまずお預けにする。そして面白そうなことを何かやってみる。その間に、はじめやっていたことが路傍の石のように見えてくる。いいかえると、セレンディピティを起こしやすい位置に見える。しばらくしたら、また帰ってきてもう一度試みていると、こんどは案外すらすら進む。
                   「知的創造のヒント」   外山滋比古

僕も皆さんに応援してもらってきたから・・長嶋監督

あのミスタージャイアンツ長嶋茂雄さんが三日亡くなって、野球好きな方だけでなく、ぼうーっとしているのは私だけではないはず。昭和が終わっちゃった・・と言う方、野球好きだけでなく、男性が彼を偲んで涙声なのも・・も見ました

各局が特集組む中、2004年脳梗塞で倒れられてからの、過酷なリハビリ中の画像が頻繁に伝えられます。正直すごいなぁ~と目を見開いてしまう過酷なリハビリ、黙々と必死に頑張る長嶋さん!すごい!

翌4日、同じ脳梗塞治療中の方々から長嶋さんのリハビリ見て「頑張らなきゃ!と思った・・」というご意見が沢山載っていました・・

・16歳で脳梗塞患い、修学旅行にも行けず差別的なことを経験したという女性。当時障害があるって悪いことだと思っていた・・と。しかし長嶋監督が同じ病に倒れそれを公表し、リハビリ頑張る姿さえも公表され、「病気を言っていいんだ」と思ったとのこと、今は身体障害者福祉協会要職をつとめ、小中学生に「長嶋さんと同じ病気でね」と言うと「わかるわかる」と子供たちも反応してくれると

・又67歳の脳梗塞経験者の方は、失意の中でも「ぼくも頑張らなきゃ」と思い、「歩けるようになるんだ」と背中を押された気になりました・・と

・脳梗塞患者さんの復帰を後押しする作業療法士60代の女性は、「カッコいいところだけじゃない、見せたくない気持ちがあってもおかしくないない、つらい訓練も積極的に見せてくれ、そんな長嶋さんの姿に、皆さん勇気をもらえたんじゃないか」・・と

このようなご意見に呼応するように、見てるだけでもお辛そうなリハビリ中の画像がテレビに出た時、当時の長嶋さんご本人がこうコメントされていました

「野球の練習頑張ってる姿は見せたくなかった。でもこのリハビリはお見せしようと思った。だって僕は野球やってる間、皆さんに応援してもらったものね」と

これぞ、ミスタージャイアンツ・長嶋茂雄さん!
あの声と、笑うと目じりにしわが寄っていかにも嬉しそうになさる笑顔がなんともすてきでした

これを書いている時、急遽帰国した松井秀喜選手が長嶋さんにこう言われたと・・。「お客さんあっての松井秀喜と言うことを忘れるな」

最期の東京オリンピックで松井秀喜さんと聖火ランナー勤めた長嶋さん。右マヒの長嶋さんのベルトを掴むがごとく一心一体となって聖火をはこぶ松井選手のおもいが、そのベルトを掴む情景にあふれ出て涙が止まりませんでした

今も、「リハビリは嘘はいわない、嘘はつかない」長嶋さんが言っていたとテレビが伝えています
長嶋さんは、宝物な言葉を発する方でした
特別の野球ファンではない私にも、長嶋さんってやっぱり特別な方だったんだな・・と今思います。何より言葉の一つ一つがクリアで心に響くこと。穏やかな表情でいつもあの声で。たくさん楽しませて頂き、大きな器と言うものを見せて頂き有難うございましたとお伝えしたく思います

※2024/ 12/12当ブログに、免疫学者多田富雄さんが2006年同じリハビリ中に、「リハビリは社会復帰に向けた人間の尊厳の回復です」と行政に訴えた記事も書かせて頂いております・・。その身になられた方々が、切実に感じられたおもいが届きますように。医療現場も大変な昨今ですが、患者さんが主人公の医療に向かいますように

オーラル・フレイル 噛む・のみ込む・話す機能が落ちること

盛んに言われるオーラル・フレイル
今までなんでもなく出来ていた噛むこと、のみ込むこと、話すことなどが思うようにできなくなることです。身体の衰えフレイルだけでなく、お口の機能が衰えることを言います、重大ですよね!
いつまでも自分の口で歯で、食べたいですもの🤤

東京科学大で、オーラル・フレイルの臨床研究している戸原玄先生が、かいつまんでお話しなさった記事がありましたので、ご紹介します

オーラル・フレイルとは、お口まわりの筋力低下、虫歯・歯周病・歯の喪失・唾液(つば)の分泌量減少により、口や舌(べろ)を滑らかに動かす力や、食べ物を噛んでのみ込む「嚥下力」が衰えることだと。えらいこっちゃ!

お口まわりの筋肉の中でも、特に顎(あご)のすぐ下にある「舌骨上筋」の衰えが大!で、顎と喉ぼとけを繋ぐ筋肉で、口を開けることに加え、物をのみ込む際に喉ぼとけをもち上げて気管を閉じ、食道の入り口を開けて、食べ物や飲み物を消化器官に送り込む働きをするそうです

舌骨上筋は、加齢により筋線維の数が減り、細くなることで衰えるようです
「口と全身の健康維持は表裏一体。フレイル段階で気づき、できるだけ健康な状態に引き返すことは可能なので◎、すぐに対策を始めましょう!

①まず「猫背は危険」です、正しい姿勢で舌骨上筋機能を維持しましょう
猫背になると、顎(あご)が前に出る→舌骨上筋がのびて会話や嚥下(えんげ・のみ込むこと)の際うまく機能しません
先ずは、立ったり座ったりの時に、「背筋をまっすぐ伸ばす」ことを意識しましょう→これだけでも舌骨上筋が機能しやすくなります

②また 思いっきり大きく口を開けるトレーニングもいいです
「あ~~~」と大きく口開けて声を伸ばしてみて下さい

③筋肉の材料となるたんぱく質、吸収を促すビタミンを取ることも大切です

④毎回のお口のケア(歯間ブラシ・フロスも)に加え、定期的なプロのお口のケアも必要です
・又、口腔の機能低下は病気が潜んでいるケースもあるので、2~3週間上記に書いたようなお口のセルフケアしても改善なければ、オーラルフレイルに対応する歯科医院や、神経内科での相談受診を勧める・・としています

こう読むと難しいことのようですが、以前ここに何度もご紹介した、★早口言葉・★パタカラ体操(特に「カ」の発語)など毎日やっていると、少しずつ出来るようになるから不思議です、今一度トライしてみて下さい、中断しちゃっても、何度でも又やればいいんですよね、思い出したらやってみましょう
猫背にならぬよう正しい姿勢を心がける。これならやろうと思えばできますね

ご自分の口で、歯でベロ(舌)で、食べ物を楽しんで食べられるように、ちょっとずつやってみませんか?頑張ってレッツ・トライ!
自分で食べられるって、幸せですものね!

一人でも多くの方がご自分で、美味しいって楽しんで召し上がれますように💓

つむじ曲がり

青葉も育ち湿気も増えてくると、気になるのは髪のこと・・
先日馴染みの美容院に行った時の会話。長くお付き合いしている、私よりちょっとお若い先生と笑ってしまいました

というのも、「つむじ」がどこにあるかによって、カットに工夫もいるし、自宅でブローするにもコツがいるっていう話になったところ・・

そう言えば、昔「つむじくさいこと、言わないで」って言いませんでしたか?と先生。そう言えば「つむじ曲がり」ならよく言ったけど・・と
そこから出るわ出るわネガティブな言葉ばかり。気難しい・へそ曲がり・素直じゃないこと・ひねくれてる?・根性が悪いってこと・意地っ張り・・等など

そうしたら先生が「つむじがいくつもある方がおられるんですよ」と、エ~ッ!それはスタイル整えるの大変ねぇと同情しつつ盛り上がり・・

そう言えば「つむじの具合いが悪い」とか、「つむじ風」とも言いますよね。と会話止まらなくなり大笑い。もう一つ「あまのじゃく」っていうのもつむじが曲がってるんでしょうかね・・に出尽くした感ありで、大笑いしてシャンプーに入りました。この会話私よりずいぶん若い!?美容院の先生とですが、もっと若い方達とだったらこんなに盛り上がらなかったでしょうねぇ
いい悪い別にして、日本語の豊かさと、微妙なニュアンスの差に、美容院の先生と二人して大笑いでした

緑も日に日に更に濃くなって、雨音も続くようになる今日この頃、まだ時折ヒヤリとする中美容院を出ました。日本語の奥深さ、ステキさを話せる方が居て下さって、大笑いして幸せな時間でした。日本語って豊かですねェ

帰宅したらニュースで、「頭皮にカビ増殖が増えている」と、エ~ッ!
うそ~?つむじどころの騒ぎじゃないわ・・!
イヤハヤ大変大変・・

考える基礎は ”生活”

長い間、考える基礎は知識であると信じていましたが、知識から思考の生まれることはまれで、生まれる思考は小粒で非力です。

思考は、生きている人間の頭から生まれるのが筋です。研究室で本を読んでる人は思考に適しません。生活が貧弱だからです
                         「50代から始める知的生活術」              外山滋比古

歩き出す言葉たち

今まで気づかなかったんだろうか?ステキな小さなコーナーに目が留まりました。お作りになったのは横浜在住の「短歌人」属する小俵鱚太さん。お名前もギョッ(魚っ)!の1974生まれの方の作品です

・花は散る 小俵鱚太

 ・旅さきの博物館はしんとして居たい気持ちに靴音がある

 ・散るとすぐ変色をしてしまうか黄昏にコブシが咲いている

 ・バーというところは豆を剥くところ ピスタチオ剥く指シンクロし

 ・カレー屋の隣に住めば春の午(ひる)なにかをおもいつつ眠るはず

 ・北国から戻れば桜が満開の人ごみに曳くスーツケースよ

これらが紙面の右下にこっそりあって、鱚太さんの小さな写真があって、へーっ!この方がこういうふうに詠まれるんだぁ~「ふ~ん」とおもって、その紙面の上を見たら

■さらなるガザ攻撃・殺戮を直ちに阻止せよ
  この殺戮を許してはならない。国連総会決議では圧倒的多数の諸国がガザ地区の即時停戦を繰り返し求めてきた。ガザ停戦を直ちに、文字通り直ちに阻止しなければならない。藤原帰一さんの切なる文だった・・・・・

鱚太さんの歌と世界で起こっている対比に、息をのむ五月もあっという間に
二十日過ぎ・・・・・

寝させる

思考の整理法としては、寝させるほど大切なことはない。思考を生み出すにも、寝させるのが必須である。
長い間、心の中であたためられていたものには不思議な力がある。寝させていたテーマは、目をさますと、たいへんな活動をする。なにごともむやみと急いではいけない。人間には意志の力だけではどうにもならないことがある。それは時間が自然のうちに、意識を超えたところで、おちつくところへおちつかせてくれるのである。
          「思考の整理学」   外山滋比古

1杯のホットコーヒー、1杯の温かい緑茶

以下、小林弘幸先生の「心と体の免疫力を高める最強習慣から」です

わたしは、基本的にいつも常温か、温かい飲み物を飲んでいます。なぜなら、体の冷えは想像以上に悪影響をもたらすから。冷えによって血流が滞って、腸の機能が低下すると、相関する自律神経のバランスが乱れます

そこで私は、ホットコーヒーや温かい緑茶を多くの人にすすめています。

先ずコーヒーには抹消神経を拡張させる作用や、抗酸化作用があり、血流を良くしてくれ、大腸のぜんどう運動も促し、腸内環境がよくなって、全身に血液が流れやすくしてくれるからです。ハーバード大学の研究によると、コーヒーには幸福感に関わる快楽物質である、セロトニンやドーパミンを増やす作用があり、適量のコーヒーには抗うつ作用まで見込まれるというのです

緑茶については、「テアニン」というアミノ酸に注目です。テアニンを摂ると、脳の「α波」が増加するとわかっており、α波が増えると副交感神経の働きが活性化して、抹消の血流が改善されます。α波はリラックス状態を示すので、気分がふさいだりイライラしたりするときには、一杯の温かい緑茶が最適でしょう

 

折しも、新茶の季節。
先日新茶のコーナーでは、茶葉をそのまま食べさせてくれました。私は日本茶を買う時には必ず、茶葉を食べさせていただくので、「ラッキー!」とばかりにお味見しました、「う~ん」なんて甘くて瑞々しい柔らかい香り!自宅用と、友人に。あと仕事してらっしゃる方にお仕事場で召し上がれるように、とティーバックになった新茶も買いました
小林先生おっしゃるように、α波が出てリラックスなさり、ゆったりなさってお仕事進むでしょうか・・

先日友人宅に新茶を持参した時には、「ちょっと待って・・」といって、大事にしまってあった五月の兜の絵柄で、裏には菖蒲が描かれた九谷のお茶碗出し、器をあっためて丁寧に新茶を入れて下さり、幸せな香りに包まれました。
小さな、けれど大っきな充足感につつまれました・・
新茶は香りもさることながら、その若葉のような緑色がまさに新茶。α波が溢れ出るようで、幸せ感につつまれました

 

母の日に心の豊かさを・・

先日の母の日に、こんな言葉が書いてありました

 ★心の豊かさは、その人が「何を経験したか」「何を心に留めたか」によって決まる
今日は母の日。みんなを見守ってくれた、母の心に残ったものを思いたい。たくさんのことを見つめていたはずの、心の豊かさを。

短い文章ですが、感慨深く読みました

甲状腺機能減少・・

まだ寒さも残る春の日、あのいしだあゆみさんの急逝に私もビックリ致しました。アンニュイな雰囲気で、名作ドラマでは心のひだを演じ独特の声で歌う歌詞が沁みました・・

訃報が甲状腺機能減少・・と伝えられたので、更にびっくりした方も多かったのではないでしょうか?私の周りにも甲状腺機能減少・甲状腺機能亢進治療受けている友人も結構いるので、ザワザワし驚きました

甲状腺の症状よく言われるのは、★倦怠感・動悸・夏でも寒気したり、気分の落ち込みだったり、急な体重増加などなど、更年期や、加齢による変化に似ていて気づくのが遅れがち、未だ未だ若くとも、ついストレス多くてねぇ~とかたづけてしまいがちです
又、一般の血液検査の項目に、甲状腺は含まれてないようで気づくのが遅れるとも言われています。ですので上記のような不定愁訴のような、疲れともとれる、更年期症状ともとれるような状況あらば、血液検査して調べるのが簡単で有効なようです

以前私共の患者さんで、上記の症状が複数お訴えがあった時、血液検査をおすすめしたり、甲状腺専門医をご紹介したりして3~4人の甲状腺疾患がわかり、それぞれ細かな対応、コントロール頂いて仕事にも生活にも支障なくなって、安心なさった例もありました。

著名人の報道などでビビってしまいますが、更年期や疲れなどとせずに、受診なさって現状を把握し「案ずるより産むが易し」、先ずは血液検査でわかることもありますから、どうか上記★の症状でお悩みの方は甲状腺関連も調べてみて下さい。まずは自分のからだの声に耳済ませ、ご相談して採血からなら、気が重くとも踏み出せますね

頑張り過ぎないで下さい・・
新年度始まってウキウキ半分、不安半分、慣れない職場・環境だったり、又気温差も大きくストレスも大きいですよね
おからだ専一です、どうぞ無理なさらないで下さい

オーラルフレイル予防に!パ・タ・カ・ラ体操再掲載いたします

先日、東大の高齢者研究エキスパート・飯島勝矢先生がテレビに出ていらして、言い古されたことながら、あらためて地道な、普段できる「オーラルフレイル予防の体操」を言ってらしたので、この三月掲載したパ・タ・カ・ラを再掲載させて頂きます。一日一回でも、やらないよりやった方がいいですよね。最初はむずかしいですけれど、やってるとちょっとずつ出来るようになるから不思議です。では、以下再掲載いたします。

★今回は特にパ・タ・カをお話ししたく、本来はパ・タ・カ・ラ、もう20年以上前から言われている、パタカラ体操です

皆さまご存知の、お口を動かす体操です。発表された時はなんだかなぁ~位でしたが、この数年高齢者施設でもやって下さるようになりました

私も、患者さんに提案する立場としてやっておりましたが、頻度はかなりいい加減でした、それがそれが、最近年齢と共に必需体操!になりました💦
やらないと始まらない。やれば口は動き、大きく開けられ、発音もハッキリできもちろん一番肝心な「飲み込み」も問題ありません

さらに「誤嚥」という言葉が、とても知られるようになりました、大きな災害で日をおかずに予期せぬ「誤嚥性肺炎」が悪さをしたとわかってからですね

さて、なぜ、パ・タ・カを特に申し上げたいか?というと動く箇所が、はっきり違うからです、特にこの三つ!

パは→唇の動き

タは→舌の前の方

カは→ ★舌の根 (実はこちらがとても重要です、衰えに気づきませんから・・)先ほどお話しした、「誤嚥」って喉のゴックンのところ「カ」の発音ですね!

なので、私はパ・タ・カ・ラ体操のついでに、「カ」をギャロップで発音したり、テンポを変えたり負荷もかけてやっています。パ・タ・ラに比べ「カ」の発音は本当に疲れますが、やらないでいると「できなくなるので!」お風呂での発語がお勧めですが、長風呂は危険ですから、のぼせないように、ほどほどに・・

そうそう、以前お相撲の「若隆景」を何べんも発音するのもいいですよ!とお勧めしました。「わかたかかげ」「わかたかかげ・・」スピードアップしてもう一回「若隆景」!段々言えるようになりますね

お風呂でのぼせない様に気をつけて!ですがついでに、お風呂に入る前に「コップ一杯のお水を飲んでから!」もお伝えします。大事ですよ~!

 

 

折々のことば 3388 今永昇太

「丁寧に扱ってもらわないっていうのが、僕の中では一番の理想なんですよ」
                      今永昇太

大リーグ・カブスの左腕は本拠シカゴでの開幕戦で八回途中まで投げ、白星を挙げた。監督は選手の体を慮り、適当な時点で交代させるものだが、今永はその日、監督に続投を願い出た。
「Trust me」(私を信じて)と。

彼は調子のよい時も悪い時もそれなりに試合をつくるから放っておけ、と言われるのがプロとしての矜持?   4月14日朝刊のスポーツ面から。

※野球ファンではないけれど、カッコいいなぁと思う時はしばしばある。大谷のスーパーな活躍は置いといて、こんな折々のうたに目が留まるのはなぜか・・
海外で日本の選手が活躍するようになって久しいが、私の記憶では野茂選手がスタートだったと思う、あの独特の風貌に投球ポーズ。私はまったく詳しくないので見た目でしか物は言えない

そう思っていたら、新聞の、本の案内に「広岡」の文字。広岡ってあの広岡?ショートの?私、MCI心配されるとし頃なのに妙なことだけ覚えてる・・
「93歳まで錆びない生き方」という本を幻冬舎から出版。93歳になられた懐かしい温厚な広岡さんの顔写真が「最後までやれる事をやろう」苦しい欲望と楽しい欲望。どうせなら楽しい欲望を持って生きる・・と微笑んでいる
欄外に、「考えた方一つで人間は変わる。運命は等しく拓かれることを証明した、成功と幸福の哲学・・」と

ヤレヤレ・・私、広岡さんに弱いのです。大昔お世話になっていた社会保険労務士でとても温和なオジサンが、ある日私に言ったのでした。「あなたのような方は広岡監督の本を読んでください。きっと勉強になります」と
信じた私は素直にその本を買い、読み切って私にその本を勧めたオジサンの凄さに感謝したものです。まさしく私のウイークポイントが的確にわかり、どんなお説教より効きました。なので広岡監督はある意味、私に道を示して下さった恩人なのです。読後の効果あったかどうかはわかりませんけれど・・

折々の歌で今永昇太さんの言葉に触れた日に、野茂選手がふと浮かび、広岡さんを思い出し、その本を読みなさいと言ってくれた社労士さんを思い出し、野球好きな方からは笑われそうな話だけれど、これもセレンディピティ!と感謝の一日でした

「病院ラジオ・ファシリティドックのいる病院」見逃し配信明日6日朝9時迄です!

4月26日このブログにご案内したNHKテレビ「病院ラジオ」(サンドイッチマン)5月1日放映。

たくさんの方見て下さって有難うございました。ご覧になった方皆さん「涙なしに見れなかった!」「小児患者さん、少し上の年の患者さん方皆さんが、医療者の皆さんと十分なコミュニケーションとられて、自分の病気をしっかり把握され、前を向いて頑張ってらっしゃる姿に涙止まらなかった・・」と。また「再放送はいつですか?子供にも見せたいし、友人にも知らせたい」と連絡頂きましたが、再放送は未定です。

でも明日6日の朝9時迄、見逃し配信でご覧になれます。
サンドイッチマンのお二人の、素晴らしい!言葉を繋ぐと言いますか、心を繋ぐと言いますか・・絶妙の間合いに、小さい患者さん、成長期にあるお子さんの患者さん、看病する親御さん皆さんが、ホッとなさって、「何とかやっていこう」と前を向く姿に涙涙・・でした。思わず画面に向かって「頑張れ~」って

医療スタッフの方々の何気ないしぐさや、ご配慮がすばらしいこと!

副題にあったファシリティドック(病院で働く犬)のアイビーは、サンドイッチマンが傍に来ても、のび~するほどリラックスして、いかに都立小児医療総合センターが居心地いいのかを即座に感じました

見逃した方明日朝までです。どうぞ・・

まごわやさしい

随分前から言われて久しい「まごわやさしい」!
身近でない方は「何のこと?」かもしれません

これはバランス取れた和食と言いますか、食生活の基本の頭文字をとった造語です。今般小児科医でらっしゃる83歳の家森百合子先生のご指南をみつけました
今でも87歳のご主人のお弁当を、これに則ってお作りだそうで、すごい!としか言いようありません。言い古された「まごわやさしい」ですが、もう一度思いだしてみましょう

「ま」  豆・おから・高野豆腐

「ご」  ごま

「わ」  わかめ・ひじき

「や」  野菜・(ドライ)野菜

「さ」  魚・かつおぶし

「し」(干し)しいたけ

「い」  いも・(干し)いも

私が習った20年くらい前と随分表現が変わっています、お元気な高齢者が増えた今、83歳の小児科の女医先生が乾物(干し・・とあり)をうまく利用なさって、見事なご提案にビックリしました。身近にある乾物をうまく取り入れればいいんだぁ~、そっかぁ~と気が楽になったというか、さすがでらっしゃるなぁ~と先輩の知恵に感心しきりです。最近は焼き芋が小さいパックで、スーパーで売ってますものね、便利でおいしい!

野菜のところでドライ野菜とは!スゴイ発想にビックリ!それ聞いてスーパ―覗いてみたら、ドライ野菜って売ってるんですね。人参の千切り干したのもありました、超便利!お味噌汁やお吸い物用にワカメまで入ってるのもあり、いろいろに使えそうです。お饂飩とかにゅう麺とかにも・・すぐ使えるし!

83歳の小児科先生のアイディアに脱帽です。すぐ真似させて頂こうっと
干しいもも、保存できるし美味しいですよね。こういう風に考えれば、無理なくできそうです

柔らかい頭と発想、それに好奇心。すごいなぁ~!カッコイイなぁ~!

 

 

29日朝「病院ラジオ」ファシリティ・ドックのいる病院・ぜひご覧ください

ご案内です

連休中ですが、29日㉀朝8時15分からのおなじみ「病院ラジオ」サンドイッチマンお二人の軽妙なトークで、患者さん方にお話伺う番組ですが、この日は小児病院特集です

都立小児総合医療センター、副題に「ファシリティドックのいる病院」とあります。ご存知でしょうか、ファシリティドック?

実務経験5年以上のナースであるハンドラーと共に、病院で小児患者さんの治療に付き添う、働く犬です。タイムカードもあります

アメリカのプログラムに則り、アメリカで研修受けたトレーナーさんに2年余りにわたる訓練を受け、晴れて現場に出る働く犬です。さまざまな医療現場に立ち会いますのでともかく清潔第一。犬とハンドラーの熱い絆で、仲良く活動させて頂いております。一時間仕事したら必ず休憩をとって・・。心身ともに良い状態で犬もハンドラーもお仕事させて頂いています

13年前から私共、ささやかなご支援開始。待合室には当時日本に二頭しかいなかったベイリーとヨギの写真集置いて皆様にご紹介し、本や写真集を貸出ししたりもしました。又窓口に募金箱おいて皆様からご協力も頂きました。今はベイリーは虹の橋を渡り、ヨギも引退してハンドラーさんと暮らしています。

続いて育った犬たち、今はまだ全国に4頭・4か所の病院でのファシリティドックですが、ご支援とご希望増えて、現在訓練中の犬たちが育っております。小児患者さんの心の友になるべく、団体(SOK)もがんばっておりますので、この機会に、ぜひファシリティドックの活動を知ってください
この度、呼び名の前にホスピタルがついて「ホスピタル・ファシリティドック」と認められました。未だ未だではありますが、犬たちの活躍が認識頂けるようになって本当に有難く、更に真摯に安全に活動をと、関わるもの皆さん思っております。主催団体は「シャイン・オン・キッズ」です

どうぞ、連休中の朝ですがお時間ありましたら、29日の「病院ラジオ」NHKテレビご覧頂ければ幸いです。編集次第なので、ファシリティドックがどのくらい出るかわかりませんが、出たとしてもチョビっと?かもしれませんが、入院患者さんのお話しには出るやもしれませんね。大いに期待しているところです
いま活躍中の4頭、それぞれ個性もあって楽しい見事な犬たちですが、この都立病院の犬はアイビー!大橋ハンドラー、絶妙コンビです 
どうぞよろしくお願い致します。

足の爪ご用心

ある日都内に出かけて帰宅途中、左足の親指がなんだか痛いなぁ~と思いながら帰宅。家に着き靴脱いだらジンジンと痛み増して・・!
見てもさほどの外見上の異常はないものの、これはマズい!かも?と、荷物投げ捨てて診療終了にならないうちに・・と駅近の皮膚科さんへGO!

子どもや保育園帰りの幼児が沢山。大人は少ない。皮膚科に着いたら更にジンジンしてきて、あ~間に合って良かったぁと初診の手続きして待つこと30分・・

ナースに呼ばれ、現状を話し待つこと更に数分、現れた女医さん、左足の親指見るなり「アッ、陥入爪(かんにゅうそう)ね!痛かったでしょう?」「そうなんです、歩き回って帰宅したら急にジンジン痛くなって・・。処置お願いできますか?」と言うと、か細い女医さんやおらスゴイ先っぽのペンチ状のもので、「ちょっとだけ痛いですよ!」と言いながらエイや!とばかりに一瞬爪の脇にペンチ突っ込んで、パッチン「ハイ終わり」!
あまりに一瞬で痛くとも声も出ず、「すごい名医だわ」といたく感心した私

「あと清潔にしておけばどうってことないと思うけど、お薬少しだけ出しとくわね。陥入爪といって、足の指の、爪の脇は、なかなか切れないし、だんだん前にかがむのがしんどくなってくると切らないから、そうなるのよ」と
そうそう前かがみって、だんだん辛いもんね、と妙に納得の私、ホッ。

最近とみに、足の指の間は清潔を心がけて大事にする事、脳トレにも足の指と言われる昨今、マッサージしたり心がけてるけれど、足の指の「爪の脇まで」注意が及んではいなかった、反省反省。やっぱり美容サロンにでもいって、お手入れ受けないとダメかなぁ~等など考えた一日でした

他にも足の爪に起こる不具合の写真見せて下さって、他に巻き爪とか水虫とかいろいろあるのよと、黄色サイン出して下さり勉強になった一日でした。皮膚科さんて範囲広いんだなぁ。直ぐに処置下さって感謝~でした

足の爪のトラブルは、思った以上に沢山あるようでしたから、即受診してよかったよかった、今日中に対応頂いて有難かったでした。

皆さまも足の指の爪よ~く見てあげて下さい

自分の最後?考えたこと、ないちんげーる(笑)

皆さま、この表題のウイット!どなたがおっしゃったと思われますか?広島は尾道の石井哲代さん、なんと御年104歳でらっしゃいます

ある日の新聞のキャッチは「ご機嫌104歳 さびずに生きる」!
記事をそのままご紹介します、痛快痛快!

・みんなのため、道の草一本でも抜ける なーんちゃって(笑)
今の想いを哲代さんに聞いた。

映画になってうれしいような、恥ずかしいような。どう年をとっていくのか、、お手本になれるよう、しゃんとせんといけんですね。とにかく一生懸命生きることだけを思ってきました。自分の人生を明るくまっすぐにと。悩みもありました。子どもがいないんで、期待にこたえられんで、すまなかった。家を出ようとまで考えました。でも、(夫の)良英さんが、自分一人で背負わんでいいと。

悩みは言うても解決できんのやから、人にも不愉快な思いをさせるだけやから、情けないことは、おさめとくんです。年寄りはグチを言うもんじゃない。

長生きしたくない人がいるんですか?せねばならないことをせずに、お先にごめんなさいなんて、もったいない。生きとったら、道の草を1本でも抜けるでしょう。なーんちゃって(笑)。草取りを欠かさないのは、きれいにすると、みんなのためになるから。

自分の最期?考えたこと、ないちんげーる(笑)。マイナスなことは考えないことにしているんでございます。きょう一日生きることを考えています。

ええ人生、いただいとります。もうすぐ105歳。おとぎ話のよう。まさかここまで生きるとは、びっくらじゃ。びっくりでございます(笑)

めいや、地域の人たちがようしてくれて、車に乗せて楽しませてくれることもあるんです。
ひとり暮らしを続けるのは、やっぱり、家が落ち着くけん。自分でできることはやろうと思うてます。自分たちで建てた家やし、仏さんもあるし、墓守もしっかりせんと。

 

若い頃小学校の教員。同僚の良英さんと結婚して尾道に移り、53歳で地域の人が集う「仲よしクラブ」を立ち上げ、お寺の掃除に精を出し、高齢者施設でボランティアをするなど地域の為に尽力してきた哲代さん。ご主人見送ってから一人暮らし。99歳で要介護認定受けデイサービスに通うも、今は一時的に高齢者施設に入居していても、いずれ自宅に戻るつもりと言う。この苦労も笑顔にかえる哲代さんに魅せられドキュメンタリーの映画となり、「104歳、哲代さんのひとり暮らし」18日から全国で順次公開らしい
姪の坂永さん「若いときから人のために労を惜しまない人でした。人のために心と体を動かすことで元気を保ってきたのだと思います」とおっしゃっているそうです。

自分の最期?考えたこと、ないちんげーる(笑)
とっさに!こんなこと仰って大笑いさせてしまう哲代さん
最高にス・テ・キ!です

折々のことば 3374  「最高の二番手」

同じ場所で太く長く生きて行こうと思ったら、
「最高の二番手」になるべきだ。
                    堺正章

仕事が「ゆるやかに下り坂」になる時期が誰にでもある。不安でも、己を知る良い機会だと歌手・俳優は言う。彼が取ったのは「二番手」というポジション。トップを競わなければ、「ガツガツ」した焦燥感から解放されるし、自分がまだ通過点にいると思い努力し続けられると。誰もが一位を目指す社会より、一級品の二番手が多い社会の方が堅牢だ。 ”最高の二番手”から。

この折々読んで堺正章さんの「星三つです!」のノリを知ってる私の世代、「ゴタイゴ♪」知ってる私の世代、マチャアキと呼んでる我々の世代は合点!だと思う。最近たまにテレビで拝見すると、いとも軽やかに品のいい笑いをとってあとくされがない・・。それにいつもなんともしゃれた格好してらっしゃる。さすがオールドカーのコレクターだと妙に納得
ご家庭でもいろいろあったのに、これも又いとも軽やかに良い関係作っていらして、拝見したりお話伺うとさりげなく気持ちがいい・・

先日は最近はやりの街歩きの番組・銀座編だった、なんと!「ケネディハウス」に立ち寄られた。私にとって、ワイルドワンズは青春の思い出そのもので、随分前大学時代の楽しい仲間と「ケネディハウス」に集まり、ワイルドワンズと「思い出の渚」合唱したものだった、その時リーダー加瀬さんが皆ががんになったから「ワイルドガンズ」なのよと妙な冗談おっしゃったのを思い出す。その後彼は急逝、グループはどうしてるんだろうと思っていたら、堺正章さんの街歩きでワイルドワンズと再会場面に出くわした。加瀬さんいなくて三人でどうしてるんだろうの危惧は一瞬で吹き飛んだ!なんと加瀬さんのご子息がグループに加わってて4人で頑張ってる!泣きそうになりました。

そこで凄いのがマチャアキ・堺正章さん。
顔をくちゃくちゃにして、加瀬さんの息子さん加わってることを喜び、飛び込みで、キー合わせもせず一緒にがんがん歌って踊って?喜びを表わされた
この人(マチャアキ)って本当のエンターテナーだと思ったばかりだったから、この折々のことばを目にして、彼は歳を重ねて現在進行中なんだ、しかもカッコよく進行中!楽しみ楽しみ・・となんだか嬉しかったでした

マチャアキは、どなたとの会話のやり取りでも、決して人に嫌な思いさせないお気遣いとやさしさで、いつも感心しきりです。
最高の二番手! 星三つです!

 

再掲載させて頂きます・「死んだ男の残したものは」谷川俊太郎作詞・武満徹作曲

昨年亡くなった谷川俊太郎さんの「死んだ男の残したものは」を昨年11月29日掲載させて頂きました。年かわりこの3月17日、劇作家・脚本家の長田育恵さんがこの詩を再び取り上げてらっしゃるので、ご紹介します。

長田育恵さんは2015年茨木のり子さんの初演戯曲を出筆中、谷川さんにお目にかかった。その時の長田さんの無力感(生きた戦後の体感なしに戯曲を書くことの恐怖)に気づいた谷川さんが、「詩人は言葉を使って人間の忘れてはいけないこと、本来備わっているけれど光が当たらない部分を呼び起こす。お医者さんや大工さんと同じ、生活に必要なひとつの職業なんだ・・と言うことを話して下さった
その後戯曲を出筆中、傍に置いていた谷川さんの詩は「死んだ男の残したものは」だった。第一連と第二連で「戦争をしてはいけないことはわかっている」と冷静だった自分が、第三連で打ちのめされた

死んだ子どもの残したものは・ねじれた脚と乾いた涙

この後、詩の視点は「死んだ兵士」、「かれら」と引いていきつつ、今「わたし」に出来ることは何かと、読む人に突きつける。劇作が果たすべき仕事も、ここに凝縮されていると感じる。
異なる時代を繋いだり、過去について考えたりする「媒介」になるために、私はここにいる。そのことを、谷川さんは気づかせて下さったんだと思うと、長田育恵さんは「異なる時代つなぐため わたしはここに」と書いておられます
そう言えばこの曲は随分昔、筑紫哲也さんの夜のニュース番組で石川セリの歌で流れ衝撃を受けたことを思い出します。世界では未だ争いが続いています・・

※以下は、昨年11月29日に掲載させて頂いたものです。

11月13日亡くなった谷川俊太郎さんに、詩人の伊藤比呂美さんがその魅力を語っている。谷川さんの詩はわかりやすいと言われるが、読み終わった時に人間の本質的なもの、暗いものに気付かされることが魅力と

そんな谷川さんの詩は、多くの作曲家にに手渡され、メロディ―となって羽ばたいた、その中で、故武満徹さんが曲を付けた「死んだ男の残したものは」は、20世紀を刻印する稀代の反戦歌となった。「すぐに曲をつけて欲しい、明日の市民集会で歌えるよう」。谷川さんの想像力は、無辜の命が奪われている「いま」を起点に飛翔し、国も時代も超えた普通の祈りへと到達した
詩は、六つの連からなる

死んだ男の残したものは
ひとりの妻とひとりの子ども
他には何も残さなかった
墓石一つ残さなかった

死んだ女の残したものは
しおれた花とひとりの子ども
他には何も残さなかった
着物一枚残さなかった

死んだ子どもの残したものは
ねじれた脚と乾いた涙
他には何も残さなかった
思い出ひとつ残さなかった

死んだ兵士の残したものは
こわれた銃とゆがんだ地球
他には何も残せなかった
平和ひとつ残せなかった(続く)

「残さなかった」から「残せなかった」へ。個の意思を奪い、すべてを虚無とする。これが戦争の本質なのだと「さ」と「せ」のたった一文字の違いで語り尽くしてみせた。最も大切なものを失った人の痛みを、どう自分事として感じるか。谷川さんの永遠の自問に、様々なジャンルのアーティストたちが連なり、この曲を歌い継いだ。そうして谷川さんは、世界に壮大な連詩を築いた。私たちはいま、それを未来へと手渡す言葉を持ち得ているだろうか、と谷川さんを偲びつつ、伊藤比呂美さんは投げかけておられる・・

再び、武満とのCDをかけてみる。谷川さんの言葉にいつも触れさせていただいた幸運に心から感謝しつつ、伊藤さんの言う未来へと手渡す言葉を持ち得ているだろか?という問いかけに、戦禍を伝える毎日の新聞記事見ながら立ちつくしてしまう・・
ここ数日ニュースで流れる、神宮の銀杏の黄色が青空にきれいすぎる映像に、未来へと手渡す言葉・・、ないがしろにはできない
(※からここまでは昨年11月29日掲載したものです)

米相互関税発表の日の川柳

4日、トランプ大統領が米相互関税、日本は24%と発表した日の、新聞(柴門蔵人選)の傑作川柳!

   ・トランプに商品券は効かないし 
               東京都 堀江昌代さん

尊重し合える 真の国際人に

「オーサー・ビジット」という新聞のコーナーから
ジャーナリスト 池上彰さんが、札幌聖心女子学院での授業の模様

この62年の歴史を持つ学校にとって、この日の授業が最後。生徒たちが入学した年には、閉校が決まっていたという。カトリック系の同校には寄宿舎があり、宗教の授業もある

池上さんはまず、パレスチナ・ガザ地区での紛争問題を取り上げた。概してユダヤ教とイスラム教の宗教対立ととらえられがちだ。しかし池上さんは、元をただせば「2千年前から続く土地の奪い合い」だと指摘した
そもそもユダヤ教とイスラム教、キリスト教には、「自分たちは神によって生かされているという共通概念がある」と。自身は「なんちゃってブッディスト(仏教徒)」だとしながらも、信仰しない宗教であっても、その宗教を知り、尊重することが大切で、それは言語の違いにも当てはまる、と言及した
池上さんは、ロシアによるウクライナ信仰の背景を、言語を例に解説した。ウクライナにはウクライナ語だけでなくロシア語を使う住民もいるが、ウクライナ政府がロシア語を制限するような動きを見せた。これに、ウクライナ東部のロシア語圏の住民が反発、ロシアにつけ込む口実を与えたとした上で、「宗教であれ言語であれ、リスペクトしあえてこそ本当の国際人では?」と問いかけた

最後に質問が殺到した
英語の他に習得すべき言語について聞かれると、「外国語を話せること以上に重要なのは、”語るべきもの”を持つこと。そこに教養が表れる」
目的意識を持って入学し、「しんがり」を務めることになった生徒たち。池上さんは期待を込めて激励した

*授業を終えて*
伊藤理央さん 「宗教の授業がどう役に立つのかわからなかったけれど、その意義を教わり、すっきりしました」

山本優奈さん
「語るべきものを持ちなさい、というメッセージが特に響いた。その為にもよく調べ、本を読み、教養を身につけていきたい」

池上さん
「国際社会において、宗教の基礎を学ぶことは必須の教養になり、強味にもなることが伝わったなら良かった、皆さんの言動にはこの学校だからこその学べた、その蓄積が現れていましたよ」と
真綿のように水含むがごとく、水光る若葉のような若い方々のように、私も言葉を大事につかって話したいなぁと思ったことでした

桜も咲いて、春が来ました・・

 

 

桜と菜の花

三月半ば過ぎ、突然の雪のあと急に暖かくなり、25日過ぎから桜が咲き始めました.。プツプツ咲き始めたと思ったら思いがけない暑さに、一気に咲く勢い!でも気温差あるので、お花が長持ちするかもしれません
私たち日本人にとっては富士山と桜は別格ですね

昨年の話ですが、近所の古木の桜が満開に近くなったある日、たまたま通りがかり「随分な大木になったなぁ」と少し離れたところから見ていたら、桜の木の下でこちらに手を振っているご年配の奥様が。「どなたかなぁ、存じ上げないなぁ」と何気に近づくと車いすにご主人様かな?うとうとしておいででした

「あ~よかった!あなたがお召しの黄色いセーターが菜の花に見えて、やっぱり桜と菜の花よね」と思ったの・・と思いがけない言葉。その方の田舎では桜と菜の花はセットなんですと仰られました。初めてお会いする方でした・・
車いすのおじいちゃまはずっとうとうとしてらして、この会話も聞かれたかどうか?なんだかまったりした時間が流れました

たまたま着ていた山吹色のセーターが、このようなやり取りになるとは!思っても見ませんでした。ほっこりまったりの時間でした。「こちらこそいいお話伺えて嬉しいことでした・・」とご挨拶してその場を離れました。相変わらず車いすのおじいちゃまは、うとうとしてらして会話をお聞きになったかどうか・・?でも、聞こえたに違いないと歩を進めると後ろから、「またね」とその奥様が手を振られていて恐縮しました

めったに色物を着ない私が山吹色のセーター着た日の、思いがけないご縁に、なんだか桜は笑ってるようでした。

今年も到来した春を超えた暖かさと満開の桜に、あのご夫妻は如何してらっしゃるかしら・・「桜と菜の花はセットなの」とおっしゃた穏やかなご夫妻を思い出し案じたことでした。桜って不思議なお花ですね。皆なにがしかエピソードがあるような気が致します

小さな子供たちが、桜咲く中を走り抜けていきました

地域ケアの新しい試み・生老病死を支える 方波見康雄著

ちっとも進まない断捨離中です。古い資料に加えたくさんの本を見つけては、パラパラ、ページめくっているからちっとも進まず、断捨離ハウツー本に書いてある通りの有様です・・💦

方波見康雄さんの「生老病死を支える」-地域医療の新しい試みー2006年版に目が留まりました。第6章・老いを生きるということ 最後の成熟に向けて・・から少しご紹介いたします

・そろそろ惜別の人生を覚えなければならない年齢になっている。過ぎ去った日々の記憶を、ただの追憶に終わらせてはならない。心臓手術によって、危うきところで死を免れたいま、「ぼくが、まだ若かったころ」の暗中模索の人生のあゆみの経験を、これからの新たな蘇りのよすがにと、ひたすら思っている。
セネカは指摘するー「生は短く術は長し」とヒポクラテスは言うが誤りである。われわれは短い人生を受けてるのではなく、我々がそれを短くしているのである。人生は使い方を知れば長い(「人生の短さについて」茂手木元蔵、岩波文庫)。後期高齢者と言えどもなお、人生に成熟と余熱のゆとりがあるということである。再び茨木のり子の詩を引用して、どこにでもある、だれにでもある、このささやかな物語をおえることにする。

ー自分の感受性くらいー

ぱさぱさに乾いてゆく心を
人のせいにするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにするな
そもそもが、ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ  (茨木のり子「自分の感受性くらい」花神社)

馬場あきこさんの選者退任を惜しむ歌

馬場さんに選ばれるのが夢だった死ぬまで歌は詠むだろうけれど
                             (大田市)安立聖さん    永田和宏選

※小さなコラム・佐藤ママの「きらりヒント」にも、以下「言葉を研ぐ」感覚身につけて・・として載っておりました

朝日歌壇選者の馬場あき子さんが退任されるとの記事が載っていました。短歌の提携である五七五七七という様式は、「言葉を研ぐ砥石」と馬場さんはお話しされています。定型の様式の中で「言葉を研いでいくうちに、こういうことを私は言いたかったんだという深い思いが歌の奥から出てきます」と説明され、そのために何度も句のつながりを考えるとのことでした。最近の家庭では砥石そのものが珍しくなりましたが、記事の中に見つけた「言葉を研ぐ」という表現にしばし見とれてしましました

昨今、思ったことをそのまま書き込んで世間にばらまく、ということが日常茶飯事です。ネットをみると、発言の自由という名のもとに他人を傷つける言葉があふれています。じっとしているだけで、目や耳に飛び込んでくる多くの言葉たち、何の悪気もなく放った言葉でも、受け取る人は傷ついて血を流すこともあります。心の傷が癒えない場合もあり、言葉は非常に危険なものともいえるのです

またその反面、かけられたほんのちょっとした言葉が、心を温かくし、人の人生を最後まで支えることもあります。人は一言の言葉を握りしめて一生元気に生きていくことが出来る生き物なのです。さまざまな立場の人の気持ちが理解できるようになり、とっさの場合でも言葉を選ぶことが出来るような鋭い感覚を、沢山の文章を読んで身につけて欲しいと思います(佐藤ママこと、佐藤亮子さん)

※2024年9月11日このブログにも、馬場あき子さん選の三句、素敵なので掲載差せていただいております

慣れたら難易度を上げましょう!懲りずに早口言葉

もうこりごりの皆様
しつこく早口言葉ですよ
定番だけど難しい早口言葉8選です🌸

レベル1
・この釘は引き抜きにくい釘だ

・瓜売りが瓜売りに来て
 瓜売り残し売り売り帰る

・裏庭には二羽 庭には二羽 にわとりがいる

・桜咲く 桜の山の桜花 咲く桜あり 散る桜あり

レベル2
・お綾や母親に お謝りなさい

・この竹垣に 竹立てかけたのは 竹立てかけたかったから 竹立てかけた

・親亀 子亀 孫亀
 親鴨 子鴨 孫鴨

・客が柿食や 飛脚が柿食う
 飛脚が柿食や 客が柿食う

フーッ!お疲れさまでした、しんどいですねぇ~
初めはゆっくりでいいので、口をおおきく開け、お腹からしっかりと声を出すことを意識し、徐々にスピードを上げていかれるといいようです・・と言われますが。先ずはご自分のペースで、お休みしながらでもいいので、続けてみて下さい

やらないよりやった方が、結局はお得です、と言うのは簡単、フーッ!

折々のことば 3344

共感のやり取りでは批評という言論が育たないし、磨かれていかないですね。
                         川野里子

今の人は、他人と密着するようなコミュニケーションツールに馴染みすぎ、批評すれば傷つくんじゃないかとびくびくしていると、歌人は言う。だが、批評は攻撃でも共感でもない。互いに練磨しあう過程を回避して、小さな共感の「島宇宙」に閉じこもるのは危ういと。”納富信留との対話「哲学と詩歌の怪しい関係?」(川野の対話集”短歌って何?と訊いてみた”所有)から

感じることを閉じずに

照らす月の写真と、たくさんのお魚が青い海に泳ぐ写真とともに、「光のたまごたち」と言う写真家・石井麻木さんのコラムに吸い込まれました、ご紹介します

この方は、子供だった時に起きた阪神・淡路大震災が脳裏に焼き付いているのが大きいと。30年という長い年月をかけて、神戸の街が、その街で暮らす人々が教えてくれたもの。懸命に伝え繋いてきてくれたものを、止めたくないと書かれています

能登に向かい、能登の人たちがいま必要としているもの、困っていることを伺う。能登を訪ねるたびに、この13年間の東北の人たちの涙やもらった温かい気持ち、子供たちの笑い声、毎月待っててくれる笑顔も心の中に連れて行く
小さかったあの子は先日東北で成人式を迎えた。戻れない故郷、解体されてしまった実家は戻れなくても記憶の中で確かに生きていた

思い返すと中越地震も熊本地震も西日本豪雨も全国各地の地震や豪雨災害現場にも足を運んできたのは、現地に行かなければわからないことばかりだからだ
能登の水族館。空へと泳いでいってしまったサメやイルカ。避難して戻ってこれた生き物たち。生き残った魚たちは揺らぐ光の中を泳いでいた

被災された方、支援する方、境目はない。共に生きている。それぞれの生活があり。それぞれの守りたいものがそこにあるけれど、想うきもちは誰にも壊せない。照らす月は誰にも隠せない

灯りのなくなった街で見あげた、目が眩むほどの星空。眩い星たちはいつだって、見えなくてもそこにある
不在の存在も、無意識の意識も、永遠の今も、感じることを閉じずにいたい。小さくても繋いでいく

草食のウシはなぜ筋肉質なの?

★科学ページ・栃木県Fさん(90)からの質問
ののちゃんと、麻布台助教先生とのやりとりから抜粋

のの・牧場で牛の乳しぼりを体験した。間近で見たおっきな体、すごい迫力だった。で、思ったんだけど、ウシは草ばっかり食べてるでしょ。それなのに、なんであんなに筋肉もりもりなんだろう

先生・じゃあ、筋肉を作るのに欠かせない栄養成分は何かわかる?

のの・タンパク質!

先生・正解!牛の飼料となる牧草にはいくつか種類があって、タンパク質を多く含むマメ科のものも含まれている。なので、草食だからと言ってたんぱく質が取れてないわけではないよ。とは言え肉食動物のえさに比べたら少ないことは確か

のの・じゃあ、どうしているの?

先生・秘密はまず胃にあるの。ウシは胃を4つ持っていて、第1の胃の中には細菌や真菌と言った微生物が沢山すんでいる。ここで、肉食動物や私達ヒトでは利用できない栄養素を分解して、アミノ酸というたんぱく質の材料に変えてしまうんだよ。そしてそれを栄養源にして、微生物自体が大量に増えるの

のの・へええ

先生・この微生物は第4の胃に運ばれ、ここでドロドロに溶かされて、小腸でアミノ酸などとして吸収される。微生物がウシの筋肉を作る材料になるってわけ。「微生物たんぱく質」と呼ばれてるよ

のの・お肉を食べる代わりに微生物の力を借りて、筋肉の材料を自分のおなかの中でつくっちゃうんだ、ビックリ。

先生・まだあるよ。老廃物となったたんぱく質は、尿素という物質になって血液中を流れるんだけど、ヒトではやがて尿や便として捨てられてしまう。でもウシでは一部が「唾液」になって、タンパク質の材料として再利用されるんだよ。似たようなしくみはウマにもあるとされるけど、ウシよりも分かってにことが多いみたい

のの・人間とは全然違うんだね

先生・それがね、パプアニューギニアという国の高地に、サツマイモが主食で、たんぱく質をとる量は、他と比べてとても少ないのに、筋肉質のたくましい人たちがいるの。これまでの調査で、この地域の人たちの大腸には独特の腸内細菌が住んでいて、ふつうなら廃棄されるはずの成分をアミノ酸に作り替えるなどして、タンパク質を確保していると推測されているんだよ。

のの・おなかの微生物すごい!

先生・微生物の謎がもっとわかれば、健康にも役立ちそうだね。でもまずは、君たちは、お肉も野菜もバランスよく食べてね

奥歯のかみ合わせ悪いと死亡リスク大(大阪大の調査より)

副題・75歳以上18万人調査 入れ歯の状態も大切

75歳以上のお年寄りで、奥歯のかみ合わせが悪いほど、同じ期間内に死亡するリスクが高く、状態の悪い入れ歯を使ったり、入れ歯をしていなかったりする人は、リスクがさらに高まると、大阪大などの研究チームが、20万人近くを対象の調査で明らかにし、国際専門誌に発表した

高齢化に伴い、歯を失った高齢者は増えている、入れ歯は低下した食事機能を助け、健康維持に役立つと考えられているが、入れ歯の状態と死亡リスクの関連について、残る歯も考慮した大規模な追跡調査はこれまでなかった

研究チームは。大阪府歯科医師会等の協力を得て、同府内在住、2018~19年度に歯のチェックを受けた後期高齢者18万6893人を、平均3・2年にわたり追跡。
1万5955人が亡くなっていた

歯のかみ合わせは奥歯(16本)や前歯(12本)の状態から10パターンを想定。年齢・性別、高血圧や糖尿病、認知症などの有無、喫煙、肥満など、他のリスクの影響を取り除く手法で分析した

その結果
奥歯のかみ合わせが、1か所以上ない人が全体の7割近くを占め、かみ合わせパターンが悪くなるほど死亡リスクが高まり、奥歯のかみ合わせがすべてそろう人に比べて、最大1・83倍になった

一方、噛み合わせのパターンが同じでも、入れ歯の状態が悪かったり、入れ歯をしてなかったりする人は、入れ歯の状態が良い人に比べて、死亡リスクが高く!最大1・56倍となった

研究チームの豆野智昭・阪大助教(高齢者歯科学)は、入れ歯は、はめた時にガタついたり、食事の時に簡単に外れたりせず、汚れもない状態が望ましい。「奥歯のかみ合わせが少ない人が入れ歯を作ることは、食事を摂る上で重要であるばかりでなく、健康的な食事を介して、寿命の延長に繋がっている可能性を示せた。自分の歯を保つことに加え、歯を失った場合でも、”適合した入れ歯を使うことが大事”で、定期的に適切なメンテナンスやケアを受けてほしい」と呼びかけている

と言う記事でした。高齢になっても見事に8020を達成し、これからは8028を達成なさる高齢者もいるであろう昨今、でもでも残念ながら失った歯がある方も多い現実。昨今はインプラントばかりがもてはやされますが、上手な義歯に出会えれば摂食のチャンスは増えますし、もちろんご自分で手入れだけでなく、介護が必要になっても外して洗う、手入れをすることは可能です。
うっとおしいと嫌われがちな義歯(入れ歯)ですが、歯を失った後の選択肢に必要だと思われます。歯学部で義歯の授業が少なく関心も低いとも聞きますが、歯を失った後の選択肢の一つとして、歯科医師にも義歯(入れ歯)への関心と義歯製作技術への研鑽を望むばかりです「高齢になって入れ歯の手入れは誰が!どうするんだ・・」「入れ歯にも口と同じ細菌が付着するから,手入れ悪ければかえってリスクが増す!」との議論があるのも承知しておりますが、でも噛んで「食べる・食べられる」喜びは計り知れない大きなものです

この大阪大の調査を見ても、歯を失ったままにしないで、奥歯がある意味と噛み合わせの重要性をあらためて認識し、今一度!なくてはならない奥歯に光が当たりますようにと願うばかりです。食べられて手入れしやすい事を優先して。
さらに義歯製作が上手な、腕のいい歯科技工士さん達への応援と、更なる活躍も望まれます

折々のことば  3334

古いこと、昔から知られたこと、誰でも見て見落としてきたことを「はじめて発見されたように」見るということ      ニーチェ

これが「真に独創的な頭脳の持ち主を特徴づけるもの」だと、19世紀の哲学者は言う。同時代の誰もが当たり前のこととして前提にしている思考の初期設定、ないしはフォーマットを解除し、あらためて虚心で眺めると、事物はこれまでになかった相貌で立ち現れてくる。
      ”人間的な、あまりに人間的な”(浅井昌男・手塚耕哉訳)から。
                   

忘れな草 テノール佐野成宏さんを偲んで

忘れな草  Non ti scordar di me     ディクルティス作曲 
                                                                    フルノ作詞
                     訳詞:佐野成宏

寒く太陽もない私の国から つばめ達は去っていった
すみれの花咲く春と愛と幸福の巣を探し求めて
僕のいとしいつばめも去ってしまった
さよならも 別れの口づけもなく

僕を忘れないで
僕の人生は君と結ばれている
きみを いつももっと愛し続ける
夢の中には いつも君がいる

僕のことを忘れないで
僕の人生は君とずっと結ばれている
僕の心の中には君のための 愛の巣がいつもあるから
僕のことを忘れないで

 

2月18日、今日は佐野成宏さんのお誕生日。還暦をお迎えの予定でした。光り輝くテノールは飛び去ることなく、ずっと私たちの心にあります

※この曲を、佐野成宏さんの声を!初めて耳にし衝撃を受けたのは、日野原重明先生が立ち上げられた「癒しと安らぎの環境」フォーラムでのことでした
当時、医療施設等はともすれば、機能に重きを置くばかりに、患者さん方々にとっては無味乾燥な施設になりがちで、その頃ようやくクオリティ・オブ・ライフ(QOL)が重視されるようになりました。施設の環境も、癒される、あるいはやすらぎを得られる場であるべきではないのか、という意識が醸成されつつあった中発会し、この活動を普及させていく為、広報活動の一環として当フォーラムの名誉会長である日野原先生が総監修、当フォーラム実行委員・テノール歌手の佐野成宏さんのご厚意により出来上がった、チャリティのCD「幸福の歌」の中の一曲です
ピアノはあの河原忠之さん、指揮は佐藤正浩さん、音楽監修・編曲は大島ミチルさんという豪華メンバーの素晴らしい、祈念すべき貴重なCDとなりました

あいまい表現が生む「良い加減」

擬態語や擬音語、目分量。わかるようでわかりにくいお料理の言葉
あいまい表現編が紹介されていました。あいまいだからこそ、自分ならではの味ができるのかも・・・?

・ひたひた
食材が水や出汁などに9割方、つかっているような状態。
「かぶる」は食材全部がぎりぎり水面下にある状態

・少々
親指と人差し指でつまんだ量
一つまみより少なく、塩なら0・3~0・6㌘程度
少々は塩以外にもよく使う表現で、㌘で表しにくい、ごく少量を指す言葉

・とろ火
(最も弱い火加減。とろ火、弱火、中弱火、中火、強火の順に強くなる。とろ火~中弱火までは鍋底に炎は当たらない。強火は鍋底全体に炎が当たる

・ひとつまみ
親指、人さし指、中指の3本でつまんだ量。塩で使うことが多く、0・6~1㌘ほどで、幅がある。軽量スプーンで言えば小さじ10分の1~6分の1程度

・ぐらぐら・グツグツ
ぐらぐらは、水蒸気の大きな泡が至る所で上がり、激しく沸騰している状態。
グツグツは、煮物などを中火~強火で煮る時によく使う表現

・ふつふつ・コトコト
ふつふつは、鍋底のところどころから水蒸気の細かな泡が立ち上がる「微沸騰」が続いてる様子。コトコトはシチューなどを弱火でじっくり煮込んでいる様子

・耳たぶ位の硬さ(白玉団子作る時によく言われますね)
滑らかで軟らかだが、まとめた時の形を保ってくれるくらいの硬さ。白玉団子やうどんの生地の硬さの目安

・雪冷え
常温は「冷や」、冷やしたものは「冷酒」。冷酒のなかでも5度程度にキンキンに冷やすと「雪冷え」
10度くらいなら「花冷え」、15度くらいなら「涼冷え」

               監修=東京聖栄大教授・福留奈美さん
               協力=料理研究家・渡辺あき子さん

わ~っ難しい、普段何気にやってることも文字で書くとかえって難しい・・

そう言えば、先日よく行列出来ている洋菓子売り場が、珍しくすいてたので試しに買ってみようと、そこにいた少し年長の店員さんに「どんなお味なのですか?」と聞いたら、「甘じょっぱいんです」と。それですぐ想像できましたが、そういえば今「甘じょっぱい」って若い方言うかなぁ~と思いつつ買って食べたら、チーズの塩気にクリームのほろ甘い味がうまくマッチした、「甘じょっぱい」お味で人気が伺えました(関係ないかぁ~)

FAST! 知ってることが大事!

FAST!

朝テレビでやっていたので、慌てて見ました
このFAST 実は20年以上前から待合室の、患者さんが良くご覧になる新刊本の横に、目立つようにファイルで置いといたものでした
脳卒中の気配に気づく「サイン!」です

F →face  お顔のゆがみ

A →arm  腕
      両手を前に出し、どちらかの腕が下がらないかどうか
      

S →speech  スピーチ・ろれつが回らない
            言葉が出てこない・・などないか

T →time   時間  ①上記FASTの症状が見られれば、少しでも早い 
          対応が必要です
          躊躇せずに救急車です→その際、
          ②もう一つの「タイム」
          ★その症状が ”起きた時間のメモ” があると
                                    救急処置に大いに役立ちます

このような文面で、大きく書いたファイルを、どの新刊本より目立つ様においておきました。「変な歯医者ねぇ」とよく言われましたが「知っておくと、存外役立つことってある」が院長の口癖でした。特に脳卒中の類や、くも膜下出血では時間が勝負です

当院では、禁煙支援活動もしておりましたから、喫煙は脳卒中のリスクの一つでもあるので、皆様がちょっとでも知って、頭の隅にあれば・・と思っての事でした。お役に立つことなく、緊急性がなければそれに越したことありません
久しぶりにテレビで見て、「アッ脳卒中のFASTに違いない」と思い老婆心ながら書くことにしました

番組では、お一人住まいの方が救急車に電話しようにも、「119」が出てこない方・・の例も紹介され、日ごろ傍から携帯を離さずにとも言ってました

又、「仮面高血圧」の方も居られるので、血圧を自宅で測る際、座って測るほか、立って測ることもして、比較下さいとも言っていました、違いがあるんでしょう、その違いに日頃のサインがあるんですね・・

又★自分で小さいカードに、名前・生年月日・緊急連絡先・治療中の疾患・服薬・アレルギーの有無を書いて、お財布に入れておくのはどうでしょう?と医療者からの提案もありました、役立つこと大なり!★救急安心カードですと

ストレスフルな昨今にこの寒さ、しっかり食べて水分もとられ、睡眠を十分とって、体を労わってやりましょう

★★令和7年2月、急な寒さと地方によっては大雪の現在。あちこちの番組でヒートショックや、脳梗塞のサインなどやってましたので、このブログも再々掲載させて頂きました

・令和6年も再掲載しました(令和5年初掲載でしたが、梅雨が明け再びの猛暑に他局でも再び「FAST]やっていましたので再掲載させていただきました
救急車どうしよう・・と躊躇せず、#7119に電話!と案内されていました)