ジャズの歴史 (前田憲男 編)

時間さえ合えば、必ず見る「題名のない音楽家」ですが、12日は冒頭にエリック・ミヤシロさんが出たので、これは外せないと、その日の予定をずらしてみました。エリックさんはトランぺッターで、そのすばらしさは言葉では言い表せません。ずーっと前ブログにも書かせて頂き、ハワイの海でイルカに助けられた話は有名です。その立派な体格と黒のヘアバンド。繊細かつダイナミックな音色は、一度聴いたら虜になります。この日は彼率いるスーパーバンドが演奏でした。

案内役は、これも先日雪村いずみさんとのジョイントコンサートでブログに書きました80歳になられる前田憲男さん。いつもの袖口フリルのブラックスーツでニコニコと。

前田さんによるジャズの歴史をかいつまんで書いてみます。

①もともとダンス音楽でした

②ストリート音楽となり、その担い手の黒人たちが不況で失業するようになり

③ディキシーランド・スタイルとなりました。プロもびっくりのこのスタイルの楽しさに、ベニーグッドマンとかが現れたようです。

④その後、グレンミラースタイルとなりました
今のビックバンドの標準で、12人から16人になり、お客様の踊りの音楽ダンスバンドとして、スイングに飽きた人々がジャムセッションを楽しむようになりました。。

⑤ラテンリズムのコンボが出てきました。 ダンス音楽として人気ですね

⑥ビーパップスタイル
オリンピックじゃないけど(前田さん弁)より高くより複雑に・・

⑦ウエストコーストジャズ(アメリカ西海岸)
太陽を浴びて、軽やかに。ニューヨークのドロドロジャズは似合わない

⑧モード(旋法)! コードよりモード
マイルスデビス・ジョンコルトレーンに代表されます

⑨ヒュージョンスタイル
木からエレキへ楽器の改良、ロックンロールの影響もあり、ロックとファンクの融合となった

⑩フリージャズ
あらゆる制約を取り払って、文字通り自由に

(以上番組での聞きかじりで、大雑把な流れですので間違っているとこあれば失礼いたします)

・このような歴史的な説明があって、名曲「枯葉」がそれぞれのスタイルで演奏されました。実感として曲を聞くことが出来とてもわかりやすかったし、当たり前かもしれませんが、エリックさんのスーパーバンドが、その都度自在に演奏され、指揮者佐渡裕さんもびっくりの ”前田憲男教授”の授業でした。

先日雪村いずみさんとのジョイントでも、演奏は元より前田憲男さんのその舞台上の間の取り方、ステキなウイットに、お歳召しても「カッコいいなぁ」と思ったことですが、ジャズやってる方は、他の楽器とセッションする中で培われる、やわらかさが絶妙でとてもステキです。ステキに歳を重ねられるって、やわらかくいることかもしれませんね。

そういえば

ジョイントって→つなぎ目・あわせめ・連合・合同
     →自分のパートを歌いながら相手も尊重するっていう事ですものね

佐渡裕さんはクラシックの指揮者でありながら、懐深く(バーンスタインの影響もあって)+前田憲男さん+エリック・ミヤシロさん。これぞジョイントの最たるものでした。そして私達に感動を下さって、更にジョイントでした。ラッキーな朝でした!