北海道の歯科医師の先生からの投稿です。

新型コロナウイルスの影響で、小学校の春の検診を、9月にやっと実施できた。今回は1~3年生の児童を検診した。例年は、虫歯も歯肉炎もほんの少ししか見当たらないのだが、今回は、”7割近い子に汚れ、虫歯、歯肉炎が見られた” 私が診てきた過去32年間に例のない惨状だった。
いつもは女子の口腔内の方が男子よりきれいなのだが、今回は女子の方が明らかに悪かった。それで検診医と教職員とで要因を推測してみた。

登校日なら学校で通常、間食はしない。ところがコロナで休校中は、家に菓子やジュースがある。また暑さ対策もあって、糖分が多いスポーツ飲料を多く飲む、感染を心配して、歯科医院の受診を控えている。男子の方が親が仕上げ磨きをしているようだ・・・と言った理由が考えられた。

学年や地域での比較も統計処理もまだだが、悠長に構えていい状況ではない。

出来るだけ早期の検診・治療が望まれる。
食後に歯を磨くだけでなく、お菓子やジュース、スポーツ飲料を飲食した後は、水やお茶を飲んだり、うがいをしたりして、口に残さないこと。ご家庭での工夫をお願いしたいと言う内容でした。

この投書を読んで、私共も全く同じく感じています。むし歯が見つかっても子どもの歯の治療には慎重で適切な診断が必要ですが、お子さんだけでなく、それは成人でも同じです。体重が4キロ増えた!とカラカラ笑う方も居られます。そうした方のお口の中は、北海道の先生ご指摘の子供と同じ状況、虫歯が進み古い詰め物が取れる・・歯茎が腫れたりしたけど痛くないから放っておいた等々。定期メンテナンスにしっかり通われていた時にはわかってらしたことも、すっかり忘却の彼方!です。

高齢者は「むせる方が増え」「躓く方が増え」「メンテナンスに来た意味すら忘れた」方もありましたが、久しぶりにコミュニケーションとることで「アッそうだったそうだった、自分で手入れして、定期的にメンテナンスに来るから大過なかったんですよね」と会話を楽しむように、定期メンテナンスの意味を確認される高齢者はじめ皆様方のコロナ自粛後の現状です。自粛は解除になっても、まだまだとても油断できない現状ですから、日々この繰り返しが毎日起こっています。

学校や会社に行けない・・行きたくともい行かれない・・の状況が、こんなところに影を落とすとは思っていませんでした。先日はがん患者さんの通院自制・自粛を憂いて、有明がんセンター医師と患者さんの相互の理解を深める番組もありました。

改めて、亡き日野原先生に頂いたことば

  「習慣がつくる こころも からだも」 

を噛みしめています。
北海道の歯科医師の先生の投稿は意味あるものとしてみんなで受け止め、コロナ禍でどう自分の健康を守っていくことが出来るか、考える縁になるといいなぁ~と思っています。