被災地からの教訓・・・

14日の大地震から早10日。ようやくボランティアをコーディネートする方もでて、日常品も手渡るようになってきたようです。ニュースでは微震もまだあって優に800回をこえる中!、皆さま辛抱してらっしゃるんですね・・・。

今朝は赤ちゃん連れのお母さんを保育の専門家が一人一人面談していました。おんぶひもでずっとおんぶしたままのお母さん。「有り難いことにベビーフードの缶詰いただくのですが、手作りを食べさせられないことが・・」「大変な方に比べたら・・と思うと・・」と。じっと頑張っている赤ちゃん抱っこしたお母さん。
保育士さんが、「私が来たのでこぼしていいんですよ。お辛いですね。泣いても弱音はいてもいいんですよ」と言いかけ肩を抱き、ハグするとワーッと堰切った様に泣き出す若いお母さんたち。「ずっとおんぶしてて抱っこしてて、ご自分の体もつらいわよね・・」こんな言葉に救われる思いなさっておられるようでした。

ねぎらい・という言葉を忘れていました。
保育士さんの ”さりげない、淡々と語りかけるその言葉”、家が損壊したり、壊れてなくとも不自由な避難所暮らしで、好きな時にお水もお茶も飲めず、おトイレも自由でなく
その上余震が続いているとなれば、尋常な気持ちではいられなくなるかも・・。どうして差し上げたらいいんだろうと考えてしまいました。

中には飲料水が届いたとはいえ、まだまだ十分でない中、歯ブラシしていんだろうか・・と濁った水で歯を磨いています・・という方もおられました。

新聞には「もう大きな地震はない」と油断した。枕元に置いておくべきだった「入れ歯」も見つからず、避難所生活では食べ物はあるのに食べるのに苦労した・・との教訓を話す方が載っていました。どんなにご不自由だったでしょう。
☆当院では、皆様にできるだけ夕食後、入れ歯を外してお口のお手入れしたら寝るまで、入れ歯は薬剤につけ、その後入れ歯はお口に入れてお休みなさることを勧めています。お口の中に動きやトラブルある方は別ですが、噛み合わせの問題・何かあったときの対応に配慮したものです。お口の中のトラブルは、思った以上に影響するので、常日頃からお手入れ心がけ避難袋に必ずケアグッズ常備ください。特に ”お水不要” のうがい薬と歯ブラシは必ず!です。

エコノミー症候群もそうですが、お口の中の汚れは肺炎にも他の病気にも影響します。ストレスで唾液(つば)も減るので余計です。どうぞお口お顔動かし、大変でしょうけれど
簡単なストレッチなどして、身体を動かして下さい。
どうか、乗り切って下さいますように

 

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