原発事故から6年

3・11 サンテンイチイチとあれ以来私達は簡単に呼ぶようになったこと。6年たった今、テレビで伝えられる当時の目を奪う映像そして今を思うに、略して言うことをやめようと思う。あの3月11日はそれほど大変な日であった。メルトダウンが起き、アメリカ・フランス等日本からの帰国を特別便出してまで日本から帰国させたのに、東電関係者、役人など「炉心熔解と言う言葉は使わないで」と口添えされながら、モタモタ記者会見する映像が今更ながら放映されると、腹立つと同時に、現地の方々の苛立ちと落ち込みに心痛む。福島の町の商店街に飾られた「原子力明るい未来のエネルギー」の看板を下ろす当時の映像。未だ見つからぬ人々。海が町をのみ込む映像をぬくぬく食事しながら見た自分。計画停電に腹立った自分。ちっともわかってない自分を恥じる。やっかいな問題は先送りする政治家に腹立てるより、私達が一人一人、自分事として考え、発言していくことの大切さを学びもした。あきらめずに!安全対策に終わりはない。全国各地に避難されてる子供達に浴び

せられる、失礼な言動といじめ。福島出身と言えない当事者の皆様の本当の気持ち。いたずらに「わかります」とは言えないけれど、わかろうとしています!という気持ちで居たいと思う。被災された方々の傷は深く、消え去るものではないと思うが、わかろうとする人が一人でも多くいることが大切だと思う。それすらおこがましい言い方ではあるが。忘れないでいようと思う。