かくれ脱水!ご注意下さい。

急に寒くなって、着込んだ患者さんや背中を丸めて歩く方も増えてきました。本当に寒いですね。皆さんは大丈夫ですか?

実家の父を見ましても(寒い地方ですが)ビックリするほど部屋を暑くしていて母が頭がくらくらするというほどです。言っても本人「ちっとも暑くないよ」と知らんふり。
こちらも知らんふりして、室温下げたり、加湿器つけたりして調整におおわらわします。

実はこの季節、父のように室温上げて何にも感じず気づいたら脱水!なんて言う高齢者が増えています。高齢者でなくとも起こりうるのです。
父の場合は、しょっちゅうお番茶を飲んでるのが(意識して母が飲ませている)効いてるのか、幸い脱水起こしてはおりませんが・・。

先日内田裕也さんが”脱水”で救急車!のニュースはまさに「かくれ脱水」でした。慣れないホテルで室温調整がうまくいかず、脱水起こしたようです。

かくれ脱水になると、血液が濃くなるので、脳梗塞・心筋梗塞起こしたり
他の病気の誘因となります。
それよりなにより、ご本人が「暑い」と感じないのですから、周りが気をつけるしかありません。単に
脱水と言っても「命の危険」をも伴いますので、侮れません。

どうぞ皆様、高齢者に限らず、室温にはくれぐれも細心の注意をして、同時に水分をチョコチョコとって、事故を起こさぬよう気をつけて下さい。

水分摂取の際も、高齢者は飲み込みが難しい場合も多いので、ゆっくりと、そして姿勢を整えてから飲んで頂いてください。いきなり飲んで、むせって気管に入って事故を起こさぬよう、くれぐれもご注意ください。介護やお世話の方も大変ですが、一瞬の油断が命取りとなります。ご留意ください。