いのちのスープ

小ぶりの新玉ねぎを買ったら、「あのスープ作ってよ」と家族からリクエスト!辰巳さんの玉ねぎスープ(私風)です。

そう言えば毎年この時期必ず作るのに、コロナコロナ・・でしなければならないことが他に増え、余裕もなくしていました。季節も忘れ、この時期しか味わえない食材すら?忘れて日々過ごしていたように思います。

「あのスープつくってよ」の家族の言葉に、ふと、日常をおきわすれてることにきづき、一緒に新たまねぎの皮を剥き、奥井さんの少し上等の昆布と実家の梅干しで夕飯後にゆっくり仕込みました。

油断して火を強めるとスープが濁って汚くなるので、火加減が大事。久しぶり心落ち着けてゆったり作れたのできれいなスープになりました。塩胡椒もせず、梅干しの塩気だけ。慈味溢れるスープと甘い新たまねぎが、「慌てなさんな、落ち着きなさい」と 言ってる気がして、からだに沁みました。なんでもない滋味を堪能でき幸せなことでした。