犬の歯周病

 休日に時たま見る「ペットの番組」
以前犬を飼っていた時は、当院でも「犬の歯ブラシ・犬フロス」を売っていました。大変好評で、当時の飼い主さんには「飼い犬の歯のお手入れの大切さ」伝わって、今頃高齢犬になったでしょうが、きっと感心持ってうまくお手入れしてくれていると思います。

さて、番組では、アメリカで犬の歯周病を勉強した先生が、かなりタイトなニュースをお話ししていました。3歳以上から特に発症が進むこと。あっという間に進むと話し、目安は「犬の口臭」と案内してました。”魚の腐った臭い” ”卵やきゃべつの腐った臭い”
わかりやすいなあ~と感心しました。犬は言えませんからね。
更に歯肉のヘリが赤いのは歯肉炎!と、私共が扱う各社の「タフトブラシ」をご案内していて、そのデモが丁寧極まりないこと。又感心してしまいました。

巷では、やたらと麻酔して一度で歯石取ったりするもんだから、麻酔のショック起こしたり、お口のなか血だらけにしたり、飼い主はオロオロするばかり。

犬に限らず動物は人間のように「あっち痛いこっち痛い・・」と言えないのですから、人間より予防重視です。うちで飼っていたダックスフンㇳのオスも、20年ほど前奥歯を磨き忘れていて炎症おこし、ある朝、片方の目がつぶれるほど顔がはれて、熊さんのようになり、本人(犬)も情けなさそう。獣医さんに飛び込み、機敏な獣医のご尽力で、感染起こすこともなく処置できたことを昨日のことのように思い出します。又その子供であるオス犬は、千葉の愛犬家にひきとれられましたが、若いうちに歯周病が進んでいたのか?「抜歯」と言われたそうですが、「一度に全部はダメですよ」と言っておいたのに、獣医さんの判断で一度に抜歯し、感染して亡くなりました。飼い主さんは悔やんでも悔やみきれないと嘆きましたが、あとの祭りでした。もう15年以上前の話です。

この番組ごらんになって、お一人でも多くの飼い主さんが、日ごろのワンちゃんのお口のお手入れやって下さればうれしいことです。何もつけずに空ブラシすれば、食べかすたくさん出てきてお水のボールにすっ飛んで行って、ゴブゴブお水飲みますから、うがいと同じ効果で、お水のボールが食べかすでいっぱいになるでしょう。

どうぞ、いつまでも愛しい愛犬の歯を守るために、今からでもお手入れしてみてください。おっかなびっくりでも大丈夫です。話しかけながらゆっくりなされば、お出来になります。大丈夫。

 

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