オーラル・フレイル 噛む・のみ込む・話す機能が落ちること

盛んに言われるオーラル・フレイル
今までなんでもなく出来ていた噛むこと、のみ込むこと、話すことなどが思うようにできなくなることです。身体の衰えフレイルだけでなく、お口の機能が衰えることを言います、重大ですよね!
いつまでも自分の口で歯で、食べたいですもの🤤

東京科学大で、オーラル・フレイルの臨床研究している戸原玄先生が、かいつまんでお話しなさった記事がありましたので、ご紹介します

オーラル・フレイルとは、お口まわりの筋力低下、虫歯・歯周病・歯の喪失・唾液(つば)の分泌量減少により、口や舌(べろ)を滑らかに動かす力や、食べ物を噛んでのみ込む「嚥下力」が衰えることだと。えらいこっちゃ!

お口まわりの筋肉の中でも、特に顎(あご)のすぐ下にある「舌骨上筋」の衰えが大!で、顎と喉ぼとけを繋ぐ筋肉で、口を開けることに加え、物をのみ込む際に喉ぼとけをもち上げて気管を閉じ、食道の入り口を開けて、食べ物や飲み物を消化器官に送り込む働きをするそうです

舌骨上筋は、加齢により筋線維の数が減り、細くなることで衰えるようです
「口と全身の健康維持は表裏一体。フレイル段階で気づき、できるだけ健康な状態に引き返すことは可能なので◎、すぐに対策を始めましょう!

①まず「猫背は危険」です、正しい姿勢で舌骨上筋機能を維持しましょう
猫背になると、顎(あご)が前に出る→舌骨上筋がのびて会話や嚥下(えんげ・のみ込むこと)の際うまく機能しません
先ずは、立ったり座ったりの時に、「背筋をまっすぐ伸ばす」ことを意識しましょう→これだけでも舌骨上筋が機能しやすくなります

②また 思いっきり大きく口を開けるトレーニングもいいです
「あ~~~」と大きく口開けて声を伸ばしてみて下さい

③筋肉の材料となるたんぱく質、吸収を促すビタミンを取ることも大切です

④毎回のお口のケア(歯間ブラシ・フロスも)に加え、定期的なプロのお口のケアも必要です
・又、口腔の機能低下は病気が潜んでいるケースもあるので、2~3週間上記に書いたようなお口のセルフケアしても改善なければ、オーラルフレイルに対応する歯科医院や、神経内科での相談受診を勧める・・としています

こう読むと難しいことのようですが、以前ここに何度もご紹介した、★早口言葉・★パタカラ体操(特に「カ」の発語)など毎日やっていると、少しずつ出来るようになるから不思議です、今一度トライしてみて下さい、中断しちゃっても、何度でも又やればいいんですよね、思い出したらやってみましょう
猫背にならぬよう正しい姿勢を心がける。これならやろうと思えばできますね

ご自分の口で、歯でベロ(舌)で、食べ物を楽しんで食べられるように、ちょっとずつやってみませんか?頑張ってレッツ・トライ!
自分で食べられるって、幸せですものね!

一人でも多くの方がご自分で、美味しいって楽しんで召し上がれますように💓