「長時間座りっぱなし」生活で寿命がちじむ

最近スウェーデンのウプサラ大学から、面白い研究結果が発表されたそうです。それは運動量を増やすより、座位・つまり座っている時間を短くできるかどうかが、老化を遅らせるカギになりそうだというものです。

同大学では普段座りっぱなしの肥満の高齢者101人を対象に、運動するよう積極的に介入した群と、そうでない群に分け、6か月間記録。その後採血して、老化に関与する「テロメア」の長さを測定した。運動時間の増加はテロメアを長くするどころか、短くし、一方で両方の郡に共通して、座位時間が短くなるとテロメアが長くなる。すなわち老化を遅らせることがわかりました。

座りっぱなしの生活は、喫煙やお酒の飲みすぎと同様、糖尿病やがん・心血管系疾患を引き起こす原因になるとしています。ほかにも座りっぱなしでテレビを1時間見ると、寿命が22分ちじむという説もあるそうです。思う以上に座りっぱなしって、不健康な生活習慣なんですね。その原因の一つは筋肉の収縮です。血流が滞り、内臓・ぜんしんの組織の働きも悪くなります。

座ってる時間の間に、短い休憩を入れることで、ウエストがダウンしたり、脂質代謝がよくなるという報告もあるので、30分に1回くらいは「立ち上がり体操」を取り入れましょう。その際、ちょっとしたストレッチをすれば、全身の血流アップ。お試しください。

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