折々のことば 3574

何かを手放した時、その状況から逃げだ出さなければ、先がある。
失って、満たされることが人生にはおこるものです。

                 末盛千枝子 

絵本の編集者は20年間運営してきた出版社を閉じて岩手県に移住し、直後に大震災に逢う。家や親を失った子供らに絵本を届けるプロジェクトを思い切って立ち上げたら、国内外から23万冊が集まった。ずっと絵本にかかわってきたのも、出版社を畳んだのも、この時のためだったと思った。「今だからわかること 84歳になって」から。2026・2・10
  

冬景色

少しずつ春めいて沈丁花が咲く今日この頃、季節は戻りますがこのような投稿がありました

「さ霧消ゆる湊江の・・」で始まる唱歌「冬景色」。文語調の歌詞のせいで、子どもの頃は意味もよく分からず歌っていた。ただ、分からないながらも好きで冬によく歌った。書道教室でこの歌詞を毛筆で書くことにしたら、歌詞を味わう楽しみを感じるようになった
例えば「小春日」にほっこりし、「人は麦を踏む」におそらく今の子は麦踏みを知らないだろうな、などと思いながら、昔見た畑の光景を思い出す
ことに3番の最後「若し燈火の漏れ来ずば、それと分かじ野辺の里」には深い郷愁を感じる。子どもの頃、近所の友だちとよく遊んだ原っぱがあった。冬の日暮れは早く、原っぱの辺りに点在する家の灯りがともる頃、名残りを惜しみつつ家路についた。原っぱから見える丘の上の家に灯りがつくと、夢中で遊んでいても帰る時間が来たことに気づくのだ
今は住宅地になってしまったが、当時は田畑の間を小川が流れ、のんびりした里の風景が広がっていた。「冬景色」の歌詞は遠い日の思い出をよみがえらせ、日本語の味わい深さを教えてくれる
        愛知県 77歳の方の 2月14日の投稿でした

ホームにいる母がこの投稿を読んで、以下そらで歌い切りました、もちろんアカペラで・・

さ霧消ゆる 湊江の
舟に白し 朝の霜
ただ水鳥の 声はして
いまだ覚めず 岸の家
 
烏啼きて 木に高く
人は畑に 麦を踏む
げに小春日の のどけしや
かえり咲きの 花も見ゆ

嵐吹きて 雲は落ち 
時雨降りて 日は暮れぬ
若し燈火の 漏れ来ずば
それと分かじ 野辺の里

今日は何日かしら?何曜日?の母ですが、三番までそらで歌えるのですからすごいことです
私の方が、漢字を変換しながら追いつくのが必至でした・・
日本語の奥深さ、豊かさ、言葉のニュアンスの素敵さ!
うっすら情景が目に浮かんでくるから不思議です

そもそも、さ霧って?早朝の霧でしょうか?冬の夜明け頃の入り江の静けさでしょうか・・?そう思いながら歌詞を辿っていくのも、一興です、楽しいかもしれませんね
この投稿のおかげで、ずいぶん母と会話が弾みました‥と言うより、母が当時の自分に戻れ、自信もって話す様子に、なんて楽しそうなんだろうと、こちらまで嬉しくなりました

成美さんのはずんだ言葉!

「すっごい、すごい、すごい、すごい、すごい!」

「この演技、宇宙一ですよ!」

解説していた高橋成美さんの、このリズミカルな心からあふれ出た言葉に、前日を踏まえてりくりゅうお二人の演技見守っていた私たち、共感してなおさら感動したのではないでしょうか?
涙止まりませんでした・・(様々なご意見も聞こえてきますが素直に、見てる人の代弁くれたのだと・・)

「今回は私がお姉さんでした・・」
「諦めなくてよかった!」りくりゅうそれぞれの言葉に互いの信頼あふれて・・
チームジャパン、それぞれ頂点極める人たちが、刺激し合い、助け合い、称え合い、すばらしい場面をたくさん見せて下さいました、友人たちも寝不足よ~と、それでもみんな嬉しそう

応援させて頂くって、こちらも心豊かになってありがたく素敵なことですね
部屋の片隅に投げ入れた春色のスイートピーまでもが、微笑んでるように見えます
感動しました

玉子の殻を割る常識

TKG(玉子かけご飯)やすき焼きなど、食事の時に鶏の玉子を割る機会は少なくないでしょう
では、あの玉子、縦方向と横方向、どちらを叩いた方が割れやすいでしょうか?これって意識したことなく、どなたも横方向に割るんじゃないでしょうか?
聞かれてみて「縦に割ろう」など考えたことありませんでした(以下ある栞に載っていた記事です)

この常識にMIT(アメリカのマサチューセッツ工科大学)のチームが疑いを持ち、毎年新入生を対象に玉子落としイベント開催してた経験から(これも不思議なイベントですよね)、縦の方が割れにくいと言う常識に疑問を持ったというのです(それ自体がスゴイ!)

そこで数百個の玉子を使って実験したところ(これもスゴイ!)縦方向の方が圧倒的に割れやすかった!という結果になったんだとか。何故でしょう?
実は玉子の殻は堅牢な印象があるけれど、実際には柔軟性があるそうで、それが横方向に落とした時大きく作用し、衝撃を吸収して割れにくくしているのだそうです
一方、縦方向に落とすと、柔軟さを発揮できずに、衝撃を受けて割れてしまうということです

横方向の方が割れにくい。しかもその理由が、殻の柔軟性にあった。へーっと思い、私の常識は覆されました

仏教には「本来無一物(ほんらいむいちもつ)」と言う言葉があります。あるものに対して自分たちは様々な意味や価値を付与しますが、それらによって本来のもの自体がかえって見えにくくなってしまうことを諭した言葉です。もしかしたら「常識」も、もの自体からの乖離を誘うことがあるかもしれません

さて、縦方向の方が割れやすいと知ったので、普段の料理時にも縦に割ろうと思ったあなた。ちょっと待ってください。MITチームはそれをすすめてません。というのは、縦に割ると、玉子の殻が細かく割れ、中身を取り出しにくくなるので、料理時には不向きとのこと。縦割りは、最初の労力は小さいが、後処理の労力は余計にかかる
目先のことを求めて本質を忘れてしまっているのは玉子割りだけではありません(以上・松本知量)

と言う不思議な記事でした(偶々手にした栞に書いてあった記事。玉子割るとき、縦に割ったらなど考えてもいなかった私、これ読んでフフフ‥、ヘーッと思いながらいろんなこと考えました・・)

小山明子さんの「かきくけこ」

ビックリいたしました・・
女優で、大島渚監督の奥様でらした小山明子さんの近況を雑誌で拝見しました。現在90歳でらっしゃる小山さん、大島監督を長年支えられ、監督が脳出血で倒れられて来の介護の日々。ご自身の乳がん・肺がん・コロナ鬱・・を乗り越えてらした今「すべてが満たされています」と、柔らかい笑顔の凛とした強さを言葉にされてらっしゃるそうです
80代になってたくさんの病気をしたけれど、「私は病気に負けていないんです」と
新約聖書に「神は乗り越えられない試練は与えない」という言葉があり、だから「私はやれる」と解釈して、苦しいとは思いませんでした・・と述べておられます、介護を経て介護に関する講演などで活躍もされたそうです

 その小山さんが心掛けているのが 「かきくけこ」
 「かは感謝する・感動する、きは興味を持つ、くは工夫する、けは健康に留意する、こは好奇心・転ばない       です」と
   
大変な日々を乗り越えられ、「人に頼ることは恥ずかしいと思っていたけれど、人に細かい管理は任せ、お世話になり、弱さを見せたらかえって心が軽くなりました。大島監督が倒れた後、健康・経済・生きがい全部をなくしたと思ったけれど、今90歳で全部ある。心は満たされています」と90年を生き抜いた静かな凛々しさが宿ってらっしゃると、以上インタビューなさった方の感想でした

感服、希望をいただきますね
すばらしい! 

滑舌体操 午年編

おなじみのパタカラ体操。ずいぶんメディアでもやって下さるようになりました
このブログでも折りにふれご紹介しています・・
いつも入浴中にパタカラと、大口開けて大声出す、簡単な口と喉トレやるようになりました ハイ・・

お正月明け、流鏑馬の記事書かせて頂き、その走り去る速さに、スマホ構えていても尻尾しか映ってなかった残念なお話書きました・・。よほどの速さなんですね!お馬さんって・・
馬と言えば小さい頃習った童謡では「お馬の親子は仲良しこよし、いつでもみんなでポックリポックリ走る」だったっけ・・と思い出しながら、普通に言う時は「パカパカ走る」だったことも思い出しました

そうだ!
「パカパカ・・」発音してみると結構難しい
「パカパカパカパカ・・」案外難しいむずかしい・・(バカバカ‥にならないようにご注意下さい)

これも午年のご縁、パタカラに加えてみようとトライしたら超難しいし、つばは飛ぶしで噴き出してしまいました。「パカパカパカパカ・・」悔しいくらい難しい・
アッそうだ!
午年なんだからギャロップはどうかしら?「パッカパッカ、パッカパッカ」発音してみたらあご痛くなりました。何やってるんだか・・
なので以前、発音発語難儀ですね?とご紹介した「若隆景」言ってみたら、若隆景の方が断然言いやすいことを発見!
思いつき午年パタカラ!あご疲れ&お腹すきました、フーッ!お勧めできません・・
こういうの一人相撲っていうんですね

若隆景関は、次の場所も頑張ってください、応援しています!
午年パタカラ あえなく降参!!

母の爪

新年早々の投稿欄「ひととき」に目が留まり、ホームに居ります母に同じ思いを抱いた私は、何度も何度も読みながら考えてしまいました・・紹介させていただきます

 「母の爪」

13年前に100歳で亡くなった母は、90歳を過ぎても、なるべく人の手をわずらわせず、何でも自分の事は自分でやろうと頑張る人でした

いつも靴下をはいていたので素足を見たことがなかったのですが、ある時、母の素足を見てびっくり。足の爪が鬼のように伸びているのです。靴下をはくときによく大丈夫だったな、はがれなかったな、と思うほどでした。中には自分で切ろうとしたのか、ゲジゲジしている爪もあります
手の爪がいつもきれいに整えられていたので、足の爪に思いが至りませんでした。気付かなかったことを深く反省し、それ以降は自分の爪を切るのに合わせて、母の爪を切るようになりました。母はその都度「足の爪なんて切らせて悪いわね」と恥ずかしそうにするのです

自分も高齢なり、足の爪を切ることはなかなか大変と思うようになりました。当たり前に出来ていたことが、難しくなっていくのですね。年を取り、自分で出来なくなった気が引けるようなことをお願いする時、どんな気持ちなのかを考えています
素直に、お願いしますと言えるかな   横浜市 〇藤〇子 77歳  さんのご投稿でした

昨年、介護中のお母さまがまだまだご認識おありの中、やむを得ずオムツご使用になった日、娘でらっしゃる投稿者が「ともに泣いた・・」と詠まれた歌をここに紹介しました
私もいま、自宅ではないものの母を見ていて、足の爪のこと同じ気持ちで悩み、思案しています・・

ブクブク、ガラガラ・・うがいで「筋トレ」

寒いですね!
どうしてもからだがちじこまって、背中も丸まってしまいます。たまに伸び~すると「イテテ・・」みたいになって反省です
しかも寒くて乾燥してますから、お口周りの肌もですが、お口周りは、機能の衰えも気になります
寒いから背中丸めてるとつい、むせったりし易くなります

脆弱という意味の「フレイル」が巷で話題になるようになり、むせやすくなったり、硬いものが食べにくい・・そんなお口の異変を「オーラルフレイル」、お口周りの軽い衰えが重なってる状態を指して言われるようになりました
進行していくと、舌や唇の筋肉が衰えたり、噛んで飲み込む力が弱まったりして、食事のバラエティーが乏しくなり、低栄養になると心配されています。更には体の筋力が低下する「サルコペニア」や心身の活力の衰えへと、全身の健康が損なわれる負の連鎖が懸念されます

昨年5~6月高齢者の食事調査によると、オーラルフレイルに当てはまる人は男女とも80代前半で半数を超え、80代後半では7割近く、60代前半でも、約4人に1人がオーラルフレイルという結果だったそうです
しかしながら衰えが軽い段階で気づけば、改善も可能と、あちこちで口腔体操も進められています

東京長寿医療センターの平野浩彦・歯科口腔外科部長は口腔体操に加え、身近な「うがい」を長めに意識するだけで、「トレーニングなる」と勧めています

ご案内します
・口に水を含んで頬を膨らませるようにブクブクとゆすぐ 「ブクブクうがい」

・水を含んで上を向き、喉の奥でガラガラとする 「ガラガラうがい」(咳き込まないように気をつけて)

この2種類をそれぞれ5秒程度を目安になさることを進めています(あくまでも無理のない範囲でです)
これらはお口全体の筋肉を使い、ふくざつな動きの訓練になるそうです。心がければ毎日できそうですね

また、かかりつけの歯科医院での定期的なチェックも大事、日々のお家でのケアに加え予防の両輪として欠かせないと。加えてこのオーラルフレイルの考え方を通じて、口全体の機能を維持する重要性を、自分事として認識してほしいとおっしゃっておられます

普段のうがいを少し長めにするだけで、一つの対策になるなら、やるっきゃないですね
ちょっと周りにはうるさいけれど、やってみましょう!

エンゼルはいつでも

昨日懐かしいCD見つけて、また加藤和彦作曲の歌でしたからつい優先して、ご紹介に相成りました

この題名「エンゼル・・」エンジェルでなくエンゼルですから、チャーリーズ・エンジェルじゃないの?と言われてもそれも古っ!ですが・・ほんわかする詩ですので昨日に続きご紹介いたします

・エンゼルはいつでも(歌・うた・唄 vol・3 サトウハチローを歌う、由紀さおり、安田祥子)より
   作詞・サトウハチロー 作詞・芥川也寸志 編曲・坂田晃一

だァれもいないと 思っていても
どこかで どこかで エンゼルは
いつでも いつでも ながめてる
ちゃんと ちゃんと ちゃんと
ちゃんと
ちゃちゃーんと ながめてる

だァれの耳にも 聞こえはせぬが
小声で 小声で エンゼルは
すてきな歌を うたってる
ちゃんと ちゃんと ちゃんと
ちゃんと 
ちゃちゃーんと うたってる

だァれもすがたを みたことないが
しずかに しずかに エンゼルは
朝でも夜でも とんでいる
ちゃんと ちゃんと ちゃんと
ちゃんと
ちゃちゃーんと とんでいる

だァれも口には 出さないけれど
ないしょで ないしょで エンゼルと
はなしをしたいと 思ってる
ちゃんと ちゃんと ちゃんと
ちゃんと
ちゃちゃーんと 思ってる

寒い寒い、つい言ってしまうこの頃ですが、あちこちで紅梅が咲き始めました・・

犬も8020!?

歯科では予防が進んで8020、いわゆる80歳で20本自分の歯を残すことが長生き、よく生きる秘訣と言われて久しい今日この頃です

先日、仲良しの大型犬に逢うので、何かお土産と思ってペットの売り場によりました。ずいぶん豊富になったおやつコーナーで「l8020」と書いたささみジャーキーが目を引きました!「エッ!まさかに犬にも8020!?」ビックリした私。そんなわけないですね、犬も80才で20本って!

よくよく見れば8020の前に「L]の文字
ハハ~ンわかりました、広島大学・二川先生の「l8020乳酸菌」配合の意味でした、この二川先生のL8020はずいぶん前にヨーグルトとして販売され、なかなかに評判です
な~るほど、犬にも乳酸菌なんですね。笑ったご縁に大袋買って大型犬に逢いました。乳酸菌入りでも何でも!ササミジャーキー見るなり、サッとお座りして「ちょうだい」するワンちゃん!
喜んでかじってました
自分の早とちりを笑いながら、一緒に逢った生後4か月のラブちゃんの子犬の歯を見たら、かわいい乳歯が並んでて、思わず「8020」だからねと意味不明の事言いながらあげたら、首傾げられました

そう言えば、かつてミニチュアダックス飼ってた時、こんなしゃれた、健康考えた犬用のガムはなかったのでスープ用の牛骨買って茹でて、その髄をよだれ垂らして食べさせた後、輪っかになった本物の骨をやると歯にぶら下げて、自分のベッドに隠してはしゃぶっていたことを思いだしました
よく獣医さんに「ダックスのロン毛の艶がいいんだけど、何食べさせてるの?」と聞かれ、この牛骨と髄の話したら、笑ってましたっけ・・
今は犬にも乳酸菌の時代なんですね、8020ジャーキーで初めて知りました、時代だなぁ~!

題名のない音楽会で「歯みがき」!?

紅葉も美しい11月の半ばすぎ、題名のない音楽会は「プロが熱血指導・金管バンドの夏合宿」でした
活躍中の上野耕平さんはじめ、若い活躍中の金管奏者たちが、子どもたちに熱血指導!
「音楽には色があるんだよ」と

手とり足取りご指導の後お昼のお弁当。そしたら食後、上野耕平さんはおっしゃった!
「歯みがきは?」
口ぽかん!?の子どもたちに、「食後は歯みがきしようよ。”カス”が楽器に入るよ」と
番組見ていた私も「エ~ッ!そんなこと言って下さるの!!」と感激でした。楽器にカスが入るヨ‥もそうですが、「歯もその演奏者の楽器の一部でしょうから、お手入れは当たり前」と思ってました
(そうでなくとも、プロでなくても食べっぱなしはダメですが・・)
思いがけずおっしゃって下さった上野耕平さんに感謝感謝

友人の金管奏者も以前から、お口の中、特に奥歯の状態、かみ合わせが如何に大事かは聞いておりましたから、これから金管楽器を頑張ろうという子供たちに、このような大切なこをおっしゃってくださって本当に嬉しいことでした
びっくりする子どもたちを前に、「じゃ、歯ブラシあげよう!」っておっしゃった上野さん、大事なことおっしゃて下さり有難うございました

きっとこの子供たち上達して、いい音出すようになりますね

FAST! 知ってることが大事!(R5・6年・今年2月に続き再掲載です)

FAST!

朝テレビでやっていたので、慌てて見ました
このFAST 実は20年以上前から待合室の、患者さんが良くご覧になる新刊本の横に、目立つようにファイルで置いといたものでした
脳卒中の気配に気づく「サイン!」です

F →face  お顔のゆがみ

A →arm  腕
      両手を前に出し、どちらかの腕が下がらないかどうか
      

S →speech  スピーチ・ろれつが回らない
            言葉が出てこない・・などないか

T →time   時間  ①上記FASTの症状が見られれば、少しでも早い 
          対応が必要です
          躊躇せずに救急車です→その際、
          ②もう一つの「タイム」
          ★その症状が ”起きた時間のメモ” があると
                                    救急処置に大いに役立ちます

このような文面で、大きく書いたファイルを、どの新刊本より目立つ様においておきました。「変な歯医者ねぇ」とよく言われましたが「知っておくと、存外役立つことってある」が院長の口癖でした。特に脳卒中の類や、くも膜下出血では時間が勝負です

当院では、禁煙支援活動もしておりましたから、喫煙は脳卒中のリスクの一つでもあるので、皆様がちょっとでも知って、頭の隅にあれば・・と思っての事でした。お役に立つことなく、緊急性がなければそれに越したことありません
久しぶりにテレビで見て、「アッ脳卒中のFASTに違いない」と思い老婆心ながら書くことにしました

番組では、お一人住まいの方が救急車に電話しようにも、「119」が出てこない方・・の例も紹介され、日ごろ傍から携帯を離さずにとも言ってました

又、「仮面高血圧」の方も居られるので、血圧を自宅で測る際、座って測るほか、立って測ることもして、比較下さいとも言っていました、違いがあるんでしょう、その違いに日頃のサインがあるんですね・・

又★自分で小さいカードに、名前・生年月日・緊急連絡先・治療中の疾患・服薬・アレルギーの有無を書いて、お財布に入れておくのはどうでしょう?と医療者からの提案もありました、役立つこと大なり!★救急安心カードですと

ストレスフルな昨今にこの寒さ、しっかり食べて水分もとられ、睡眠を十分とって、体を労わってやりましょう

★★令和7年2月、急な寒さと地方によっては大雪の現在。あちこちの番組でヒートショックや、脳梗塞のサインなどやってましたので、このブログも再々掲載させて頂きました

・令和6年も再掲載しました(令和5年初掲載でしたが、梅雨が明け再びの猛暑に他局でも再び「FAST]やっていましたので再掲載させていただきました
救急車どうしよう・・と躊躇せず、#7119に電話!と案内されていました)

お口のにおいを悪化させる!?ご注意

久しぶり日中に健康番組見ました。「この時期口臭トラブル!毒ガスと同じ!」と言い方が怖い!
今20代のおしゃれさんは、ブレスケアを持ち歩いてるんだそう・・へ~ッ!

男性より、若い女性の方が口臭多く(そうかなぁ、なんとなく男性の方が口臭ありそうだけど・・)中年女性はもっと口臭を自覚し、家族から指摘される方も多いのだとか・・ショック!だけど、それは女性ホルモンがおおいに関係している、思春期・妊娠期・更年期・・と照山裕子先生のご指摘でした

存じませんでしたが、今は炭酸の泡をお口の中にスプレーして歯磨きするのが流行っていたり、やはり炭酸系のマウスうウオッシュが流行っていて、中には乳酸菌配合でそのまま飲み込めるのだとか・・エ~ッ!これらは存じませんが、一つだけそうだろうな?と思ったことがありました

それは・・
お口のにおいを悪化させるのは
  ・スムジー
  ・野菜ジュース
  ・ヨーグルト  などの「飲みっぱなし!」とのご指摘でした
これらドロッとしてトロミのある飲み物は、口の中に残りやすく、嚙まないで済むから唾液も出にくく、汚れが流れない・・と照山先生のご説明
そりゃそうだ、歯の表面にも隙間にもぺったりつきっぱなし!

このブログに何度もフレイル予防、パタカラ体操、早口言葉等々ご紹介していますが、何より「唾液」の働きが大事。大事な上に何もしなければ唾液は出ないし減る一方、とまさしく、今一度自覚して実践あるのみです

そう思っても、あれもこれも、あ~忙しいと思っちゃいますが、お口って本当に大事、歯はただあるんじゃなくてよい状態にキープするには、定期メンテナンスと、日々のお手入れに多少の努力と工夫がいりますね、みんなお口の中は違うから、やるならちゃんとやらないと・・
お化粧やお肌の手入れと共に、イエそれ以上にお口の、歯のお手入れ大事大事。美味しく食べられなきゃつまらないし、家族とお友達と美味しくおしゃべりしながらご一緒したいですものね
お口の、歯の手入れは定期的にプロにやってもらう他、日々その都度は自分でやるしかないんですよね

口臭気にせず歯を良い状態に保って、おしゃべりもお食事も楽しむには、面倒くさがらないでやりましょう。わかってはいるけれど・・、けれどけれどで何もしない!って若い頃よく言われた私

1998年「虫歯も歯周病も細菌の感染症」と。そして本当の歯科の予防を知った現場の経験経て、それまで充分でなかった、歯の大切さとお手入れの自戒も込めてご紹介です
気づいた時からやればどうにか・・なります
いつまでも、自分の歯で歯茎で味わって美味しくいただけ、にこやかにおしゃべりして楽しく居たいですものね

AYA世代

このブログでもご紹介させていただきましたが、昨年1月「ケアを紡いで」という映画上映と周術期口腔ケアの講演会をさせていただきました。映画「ケアを紡いで」はがんに罹患した現役ナースの自主映画で、いらしてくださった多くの方がそのナースがAYA世代ということで、様々困難に突き当たる現実初めて知りました・・という感想を上映後多くの方から頂き、周術期口腔ケアと共にご案内してよかったと思ったことでした
そうしたらお盆休み明け、こんな投書が新聞にあり目を止めました、ご紹介します

☆若年がんでできた履歴書の空白
       大学院生 サラ・クローリー(東京都 29)
15~39歳の「AYA世代」のがんを知っていますか。私は母国アメリカにいた4年前。25歳で白血病と診断され、骨髄移植を受けた
特につらかったのは、3年ほど働けなかったことだ。友人は就職したり仕事で昇進したりしていたが、私は治療に集中しなければならず「脱落」した。結果、履歴書には3年間の空白ができた。回復後、改めて就活を始めたら、採用担当者はその空白を消極的に捉えているようだった。取り戻すために大学院に入り、留学経験のある日本に再度留学して専門性を高めることにした
こうした体験はAYA世代では珍しくない。がんを乗り越えたのに、どうして希望する生活に戻れないのかと考えてしまう。だが、だからこそ得られたユニークな視点や強い信念もあるはずだ。私なら、粘り強く、仕事をやる気にあふれている。こうした利点を理解し、チャンスを与えてほしいと思っている。

関わっている小児がんの患者さんも、治療成果が見られ、学校に世の中に復帰したのにAYA世代になってから再発・晩期合併症などで進み始めた道が頓挫することも多いと聞く。治療中でもご理解が深まり、通学、学校生活や働き方を考慮頂ければ、通えたり仕事できる場合も多い
少しでも多くの方に知っていただいて、行政の理解が深まること、支えあいへの道が開かれることを心から願います
 

ヒヤリングフレイル・続き

先日掲載しました「ヒヤリングフレイル」
そのあと、タモリと山中伸弥先生の「認知症克服のカギ」最先端の認知症研究でもやっていました。実は身近な感染症がアルツハイマー病などのリスクになっていた・・との衝撃的な内容でしたが、その中に「難聴」ということも重要視されていました

確かに「難聴」は認知症のリスク高めるらしいです
なぜなら、聞きにくくなるとついコミュニケーションのチャンスが減ったり、そのせいで輪をかけてコミュ力が落ち、の繰り返しのうちに脳の刺激が減るというものです
ですがこのような加齢性難聴も、先日ヒヤリングフレイルでご案内した「最新の補聴器」を使用することにより、かなりの改善みられるとのことでした
さらに聞きにくいから、コミュニケーション不自由になり、なのでしゃべらなくなり、の悪循環が社会的孤立となり、孤独感を感じると認知症のリスクは2倍にもなるそうです。他者とのつながりが十分でないと感じる、この孤独感を認識するうちはまだいいですが、それが日常になると大変です
買い物に出ておしゃべりする、お散歩に出て、出会った方と何気にお天気の話、咲いてるお花の話などをしてみる・・できたらいいですね

そう考えると、ワンちゃんと暮らすという、伴侶動物の効用も最近評価されてるようです。そう言えばかつて犬を飼っていた時、お散歩に出れば必ずと言っていいほど他の飼い主さんや、通りがかりの方にお声がけ頂いて、つい立ち話でしたね。ほとんど皆さん互いにわが子の自慢話でしたが・・
ただ高齢になってから、いざ!急に自分でワンちゃん飼うのも大変ですから、そういうチャンスを見つけて出かけたり、また会話のチャンスはあるかもです・・
今自治体でも、そのような場を設け、集まっておしゃべりする機会を提供し始めていますね。子供と高齢者が一緒に集う場を作っているところもあります
何気ないおしゃべり、推しを持つ、なんでもいいから夢中になること、笑うこと、耳だけでなく五感を生かして、何かと関わり持つことが大事かもです

もういいや!って、扉も耳も閉じてしまったらもったいないですね、なにがしかやってみましょう、周りの方に「教えて~」って甘えてみましょう

番組の途中で、アリを一匹一匹にすると、すぐ死んじゃうんですよ・・にドキッでした

ヒヤリング・フレイル

たまたま休日、まだ寝てたいなぁ~と思いながらつけたテレビ。
「自然とテレビの音量大きくなってませんか?」の言葉につられてみたら、
「ヒヤリング・フレイル」と。エッ!それって難聴!?

オーラルフレイル(お口の)があるんだから「耳のフレイル」も言われて当たり前だわぁ~と居住まい正して拝聴。聞けば・・

・大勢で話していて聞きにくいことありませんか?
・体温計のピッピッの音や、冷蔵庫のドアが閉まってないサイン音などの高温が聞こえない
・聞きにくいから、しゃべる声が大きくなる
・テレビの音が知らずに大きくなってて、家族にうるさい!とよく言われる
・聞きにくいので、聞き返すことが多くなった等々

最近よく言われる認知症にも、聞こえの悪さは響くらしい・・!大変だぁ

特に高い音の聞こえが悪くなるのが加齢性難聴と言われ、耳の中の有毛細胞がはがれて減少するのが原因らしい。是非に標準純音聴力検査を受けてほしいと番組で言ってました。(そういえば、先日ドックで私も指摘されたっけ・・)

普段の生活の中でも、例えば7時と1時を間違えたり、こういう場合も「夜の7時」と言ったり、「昼間の1時」といったりして、意識してはっきり話す努力も効果的だそうです

又、他によく言うメタボ・動脈硬化が蝸牛に行く血流を下げ、有毛細胞に悪影響だったり、ストレスも血流悪くなって聴力に響くとも言ってました
最近よく目にする若者のイヤホンも、一日中つけてると、やはり有毛細胞によくないそうで聴力は落ちるそうです

でも最近補聴器がずいぶん進歩していて、逆立ちしても落ちない耳穴式補聴器や、一人ひとりの音質・音域を合わせる補聴器などもでているようです、ホッ!
補聴器をうまく利用して、音楽流れているお店でも会話が聞こえるようにして、コミュ二ケーション力の低下を防ぎ、孤独感増すことなく、又認知機能を落とすことなく、手だ手はありますとのことでした
さらに自治体に手厚い助成制度が出来てきてるそうです

年だからしょうがない・・でなく、聞こえにくくなると、思いがけない行き違いにもなりますので、まだ大丈夫と言わず、聴覚検査してもいいかもしれませんね
いい番組を見ました

焦らずに目薬・日薬・口薬 (帚木蓬生さん)

病気と長く付き合わなくてはいけない患者さんと向き合う時、「治そう」という考えだけでは、どうにもなりません。私が逃げ出さずにやってこれたのは、約40年前に出会った「ネガティブケイパビリティ(負の能力)」という言葉に支えられたからです

どうにも答えの出ない事態に直面した時に、性急に解決を求めず、不確実さや不思議さの中で宙づりの状態でいることに耐えられる能力、を意味する言葉です
もとは19世紀の英国の詩人キーツが、詩人が対象に深く入り込むのに必要な能力として使った言葉でした

ネガティブケイパビリティによる処方を、私は「目薬・日薬・口薬」と言います。
「あなたの苦しみは私が見ています」という目薬
「なんとかしているうち、なんとかなる」という日薬
「めげないで」と声をかけ続ける口薬

患者さんは難しい状態にあっても、なんとかこれでやり過ごせます   
             作家・精神科医 帚木 蓬生

お酒を一杯飲んだら必ず・・

気になりますよね、この書き方・・
そんなの邪道だよ!と言われそうです。お酒を1杯飲んだら必ず1杯の水を飲み、血流不足を回避する (小林弘幸先生)

若い頃は私(小林弘幸先生)もよくお酒を飲みましたが、今ではせいぜい週に2,3回になりました。適度の飲酒は疲れをやわらげてくれますが、当然ながら飲み過ぎは重大な病気の元になります
ただでさえ加齢によって副交感神経の働きが下がっているのに、毎日アルコールを摂取していると、胃腸などの細胞が疲弊します。また、飲み過ぎたあとに全身がだるくなるのは、まさに血流不足が原因。お酒を飲んでる時は気持ちよくても、結果として、血流が悪くなり自律神経が乱れているのです

さらに、アルコールは肝臓で分解されますが、分解の際に水分を消費し利尿作用まであるので、体内の水分がどんどん失われて脱水症状に近づきます。血管が収縮しているうえに脱水まで進み、血液がどろどろになります

お酒が好きな人が無理に断酒をしようとすると、かえってストレスになってよくありません。そこで、お酒を1杯飲んだら、必ず1杯の水を飲むことを心がけて下さい。それだけで脱水症状を予防し、血管の収縮をやわらげることができます。

お酒に強い人ほど、同量の水を飲むのは面倒かもしれない。でも、いい大人の飲み方は、お酒だけを格好つけて飲むことではありません。健康を損なえば、元も子もないのですから。    
          「心と体の免疫力を高める最強習慣」より

・出来るできない、やるやらないは別として、スマートにこの小林先生のアドバイス聞いてやるのもまた一興かも。「楽しんでるのに水差すなよ!(笑)」と言われてもサラリとカッコよくやれればいいかな?
お酒を人生の友として、ワインの色や香り、マリアージュを楽しむ友と思えば、少しでも長く楽しんでいたいからこそ、体を壊しては何にもならないので、スマートにお水を取りつつやってみようっと
乾杯!

「猫背をやめる」ただそれだけ 小林弘幸先生

この6月4日今大変注目されている「オーラル・フレイル」について、科学大・戸原玄先生の情報を紹介しました。その中で舌骨上筋に注目され、オーラル・フレイル予防の提案がありました。その第一が➀「猫背は危険」というものでした。先ず正しい姿勢で・・と

そうしましたら偶々あの、自律神経の第一人者・小林弘幸先生も、猫背の事を書いてらっしゃったので、ご紹介します

・「猫背をやめる」ただそれだけ 

自律神経が乱れていたり、胃腸の働きが弱っていたりすると便秘になる人が大勢います。私がやってる便秘外来に訪れる多くの患者さんに共通しているのが「猫背」です。健康にとっていいことがありません

血流が悪くなりますし、内臓が圧迫されることで胃腸の働きがさらに悪化します。猫背の場合は頭が前に傾いていて、常に首の筋肉に負担がかかっていています。そもそも首は脳と胴体をつなぐ神経、血管が多く通っている場所なので、そこに負担がかかっている状態は体全体のコンディションを悪くします。
とにかく意識して猫背をやめる・・なのですが、猫背は長年にわたって体が覚えてしまった形で、習慣、かなり意識しないとやめられないのです

そこで、★シンプルにおすすめなのは「30分経ったら、一度立つ」を習慣にすることです。

おフィイスで仕事をしている時も、30分経過したら一度立つ。家でテレビを見ていても、読書をしていても、何をしていても30分経ったら、一度立ち上がって下さい。これが猫背を意識するスイッチです。

その時できれば「肋骨ゴシゴシ体操」を追加してみて下さい。やり方は簡単で両手を軽く握って、手のひらで肋骨を左右にゴシゴシ擦るだけです。

背筋を伸ばし、正面を向いて、大きくゴシゴシすれば、それだけで背中は伸びますし、肩甲骨も動き、肋骨が刺激されたことによって内臓の動きも活発になってきます。
とにかく猫背をやめてみる。今すぐできる簡単で、おすすめのリセット術です

          リセットの習慣より 「悪い流れを断ち切る」
                           小林弘幸

オーラル・フレイル予防にまずは猫背を改善・・と戸原先生のご提案は、自律神経や腸の疾病予防にも大事なんですね。口腔と全身の関りは切っても切れない、みんな繋がっているんだぁとあらためて納得。猫背予防心がけたいものです

私はこれでしばらく生きられる

この投稿は3月20日過ぎ目に留まったもので、高額療養費の自己負担上限額引き上げが見送られることになった頃の投稿でした、投稿なさったのは大橋洋平さん・医師(三重県 61歳)ご自身が緩和ケア医でらっしゃいます

医療費の患者負担を抑える「高額療養費制度」で、今年8月からの自己負担上限額引き上げが見送られることになった。
上限額の引き上げに反対して下さった関係者の皆様には、ただただ頭が下がる。私は、本制度のお陰で再び命をもらったひとりだ。
2018年6月に胃の消化管間質腫瘍でほぼ胃全摘手術を受け、10か月後に肝臓に転移。今抗ガン剤治療中で、高額療養費の真っ最中だ。多数回該当にも入る。治療のかいあり生きてこられた。ありがたい。

体がしんどい時もある。抗がん剤の副作用や胃手術後遺症などからだ。そんな折は心の持ちようでなんとかしのいできた。他者との出会いから元気をいただく。もし本制度の自己負担額が増えれば衣食住は当然、行動に関わる出費も制限される。
出会いなど無くすしかないのかと諦めていたところだった。ただ、これからの道筋は不透明で手放しでは喜べない。しかし来年の命は保証されていない治療中の身、今この時が満足できれば私は十分だ。いずれ自己負担額が引き上げられるとしても、しばらくの猶予を与えられた。これで私はしばらく生きられる。

 

オーラル・フレイル 噛む・のみ込む・話す機能が落ちること

盛んに言われるオーラル・フレイル
今までなんでもなく出来ていた噛むこと、のみ込むこと、話すことなどが思うようにできなくなることです。身体の衰えフレイルだけでなく、お口の機能が衰えることを言います、重大ですよね!
いつまでも自分の口で歯で、食べたいですもの🤤

東京科学大で、オーラル・フレイルの臨床研究している戸原玄先生が、かいつまんでお話しなさった記事がありましたので、ご紹介します

オーラル・フレイルとは、お口まわりの筋力低下、虫歯・歯周病・歯の喪失・唾液(つば)の分泌量減少により、口や舌(べろ)を滑らかに動かす力や、食べ物を噛んでのみ込む「嚥下力」が衰えることだと。えらいこっちゃ!

お口まわりの筋肉の中でも、特に顎(あご)のすぐ下にある「舌骨上筋」の衰えが大!で、顎と喉ぼとけを繋ぐ筋肉で、口を開けることに加え、物をのみ込む際に喉ぼとけをもち上げて気管を閉じ、食道の入り口を開けて、食べ物や飲み物を消化器官に送り込む働きをするそうです

舌骨上筋は、加齢により筋線維の数が減り、細くなることで衰えるようです
「口と全身の健康維持は表裏一体。フレイル段階で気づき、できるだけ健康な状態に引き返すことは可能なので◎、すぐに対策を始めましょう!

①まず「猫背は危険」です、正しい姿勢で舌骨上筋機能を維持しましょう
猫背になると、顎(あご)が前に出る→舌骨上筋がのびて会話や嚥下(えんげ・のみ込むこと)の際うまく機能しません
先ずは、立ったり座ったりの時に、「背筋をまっすぐ伸ばす」ことを意識しましょう→これだけでも舌骨上筋が機能しやすくなります

②また 思いっきり大きく口を開けるトレーニングもいいです
「あ~~~」と大きく口開けて声を伸ばしてみて下さい

③筋肉の材料となるたんぱく質、吸収を促すビタミンを取ることも大切です

④毎回のお口のケア(歯間ブラシ・フロスも)に加え、定期的なプロのお口のケアも必要です
・又、口腔の機能低下は病気が潜んでいるケースもあるので、2~3週間上記に書いたようなお口のセルフケアしても改善なければ、オーラルフレイルに対応する歯科医院や、神経内科での相談受診を勧める・・としています

こう読むと難しいことのようですが、以前ここに何度もご紹介した、★早口言葉・★パタカラ体操(特に「カ」の発語)など毎日やっていると、少しずつ出来るようになるから不思議です、今一度トライしてみて下さい、中断しちゃっても、何度でも又やればいいんですよね、思い出したらやってみましょう
猫背にならぬよう正しい姿勢を心がける。これならやろうと思えばできますね

ご自分の口で、歯でベロ(舌)で、食べ物を楽しんで食べられるように、ちょっとずつやってみませんか?頑張ってレッツ・トライ!
自分で食べられるって、幸せですものね!

一人でも多くの方がご自分で、美味しいって楽しんで召し上がれますように💓

1杯のホットコーヒー、1杯の温かい緑茶

以下、小林弘幸先生の「心と体の免疫力を高める最強習慣から」です

わたしは、基本的にいつも常温か、温かい飲み物を飲んでいます。なぜなら、体の冷えは想像以上に悪影響をもたらすから。冷えによって血流が滞って、腸の機能が低下すると、相関する自律神経のバランスが乱れます

そこで私は、ホットコーヒーや温かい緑茶を多くの人にすすめています。

先ずコーヒーには抹消神経を拡張させる作用や、抗酸化作用があり、血流を良くしてくれ、大腸のぜんどう運動も促し、腸内環境がよくなって、全身に血液が流れやすくしてくれるからです。ハーバード大学の研究によると、コーヒーには幸福感に関わる快楽物質である、セロトニンやドーパミンを増やす作用があり、適量のコーヒーには抗うつ作用まで見込まれるというのです

緑茶については、「テアニン」というアミノ酸に注目です。テアニンを摂ると、脳の「α波」が増加するとわかっており、α波が増えると副交感神経の働きが活性化して、抹消の血流が改善されます。α波はリラックス状態を示すので、気分がふさいだりイライラしたりするときには、一杯の温かい緑茶が最適でしょう

 

折しも、新茶の季節。
先日新茶のコーナーでは、茶葉をそのまま食べさせてくれました。私は日本茶を買う時には必ず、茶葉を食べさせていただくので、「ラッキー!」とばかりにお味見しました、「う~ん」なんて甘くて瑞々しい柔らかい香り!自宅用と、友人に。あと仕事してらっしゃる方にお仕事場で召し上がれるように、とティーバックになった新茶も買いました
小林先生おっしゃるように、α波が出てリラックスなさり、ゆったりなさってお仕事進むでしょうか・・

先日友人宅に新茶を持参した時には、「ちょっと待って・・」といって、大事にしまってあった五月の兜の絵柄で、裏には菖蒲が描かれた九谷のお茶碗出し、器をあっためて丁寧に新茶を入れて下さり、幸せな香りに包まれました。
小さな、けれど大っきな充足感につつまれました・・
新茶は香りもさることながら、その若葉のような緑色がまさに新茶。α波が溢れ出るようで、幸せ感につつまれました

 

甲状腺機能減少・・

まだ寒さも残る春の日、あのいしだあゆみさんの急逝に私もビックリ致しました。アンニュイな雰囲気で、名作ドラマでは心のひだを演じ独特の声で歌う歌詞が沁みました・・

訃報が甲状腺機能減少・・と伝えられたので、更にびっくりした方も多かったのではないでしょうか?私の周りにも甲状腺機能減少・甲状腺機能亢進治療受けている友人も結構いるので、ザワザワし驚きました

甲状腺の症状よく言われるのは、★倦怠感・動悸・夏でも寒気したり、気分の落ち込みだったり、急な体重増加などなど、更年期や、加齢による変化に似ていて気づくのが遅れがち、未だ未だ若くとも、ついストレス多くてねぇ~とかたづけてしまいがちです
又、一般の血液検査の項目に、甲状腺は含まれてないようで気づくのが遅れるとも言われています。ですので上記のような不定愁訴のような、疲れともとれる、更年期症状ともとれるような状況あらば、血液検査して調べるのが簡単で有効なようです

以前私共の患者さんで、上記の症状が複数お訴えがあった時、血液検査をおすすめしたり、甲状腺専門医をご紹介したりして3~4人の甲状腺疾患がわかり、それぞれ細かな対応、コントロール頂いて仕事にも生活にも支障なくなって、安心なさった例もありました。

著名人の報道などでビビってしまいますが、更年期や疲れなどとせずに、受診なさって現状を把握し「案ずるより産むが易し」、先ずは血液検査でわかることもありますから、どうか上記★の症状でお悩みの方は甲状腺関連も調べてみて下さい。まずは自分のからだの声に耳済ませ、ご相談して採血からなら、気が重くとも踏み出せますね

頑張り過ぎないで下さい・・
新年度始まってウキウキ半分、不安半分、慣れない職場・環境だったり、又気温差も大きくストレスも大きいですよね
おからだ専一です、どうぞ無理なさらないで下さい

オーラルフレイル予防に!パ・タ・カ・ラ体操再掲載いたします

先日、東大の高齢者研究エキスパート・飯島勝矢先生がテレビに出ていらして、言い古されたことながら、あらためて地道な、普段できる「オーラルフレイル予防の体操」を言ってらしたので、この三月掲載したパ・タ・カ・ラを再掲載させて頂きます。一日一回でも、やらないよりやった方がいいですよね。最初はむずかしいですけれど、やってるとちょっとずつ出来るようになるから不思議です。では、以下再掲載いたします。

★今回は特にパ・タ・カをお話ししたく、本来はパ・タ・カ・ラ、もう20年以上前から言われている、パタカラ体操です

皆さまご存知の、お口を動かす体操です。発表された時はなんだかなぁ~位でしたが、この数年高齢者施設でもやって下さるようになりました

私も、患者さんに提案する立場としてやっておりましたが、頻度はかなりいい加減でした、それがそれが、最近年齢と共に必需体操!になりました💦
やらないと始まらない。やれば口は動き、大きく開けられ、発音もハッキリできもちろん一番肝心な「飲み込み」も問題ありません

さらに「誤嚥」という言葉が、とても知られるようになりました、大きな災害で日をおかずに予期せぬ「誤嚥性肺炎」が悪さをしたとわかってからですね

さて、なぜ、パ・タ・カを特に申し上げたいか?というと動く箇所が、はっきり違うからです、特にこの三つ!

パは→唇の動き

タは→舌の前の方

カは→ ★舌の根 (実はこちらがとても重要です、衰えに気づきませんから・・)先ほどお話しした、「誤嚥」って喉のゴックンのところ「カ」の発音ですね!

なので、私はパ・タ・カ・ラ体操のついでに、「カ」をギャロップで発音したり、テンポを変えたり負荷もかけてやっています。パ・タ・ラに比べ「カ」の発音は本当に疲れますが、やらないでいると「できなくなるので!」お風呂での発語がお勧めですが、長風呂は危険ですから、のぼせないように、ほどほどに・・

そうそう、以前お相撲の「若隆景」を何べんも発音するのもいいですよ!とお勧めしました。「わかたかかげ」「わかたかかげ・・」スピードアップしてもう一回「若隆景」!段々言えるようになりますね

お風呂でのぼせない様に気をつけて!ですがついでに、お風呂に入る前に「コップ一杯のお水を飲んでから!」もお伝えします。大事ですよ~!

 

 

まごわやさしい

随分前から言われて久しい「まごわやさしい」!
身近でない方は「何のこと?」かもしれません

これはバランス取れた和食と言いますか、食生活の基本の頭文字をとった造語です。今般小児科医でらっしゃる83歳の家森百合子先生のご指南をみつけました
今でも87歳のご主人のお弁当を、これに則ってお作りだそうで、すごい!としか言いようありません。言い古された「まごわやさしい」ですが、もう一度思いだしてみましょう

「ま」  豆・おから・高野豆腐

「ご」  ごま

「わ」  わかめ・ひじき

「や」  野菜・(ドライ)野菜

「さ」  魚・かつおぶし

「し」(干し)しいたけ

「い」  いも・(干し)いも

私が習った20年くらい前と随分表現が変わっています、お元気な高齢者が増えた今、83歳の小児科の女医先生が乾物(干し・・とあり)をうまく利用なさって、見事なご提案にビックリしました。身近にある乾物をうまく取り入れればいいんだぁ~、そっかぁ~と気が楽になったというか、さすがでらっしゃるなぁ~と先輩の知恵に感心しきりです。最近は焼き芋が小さいパックで、スーパーで売ってますものね、便利でおいしい!

野菜のところでドライ野菜とは!スゴイ発想にビックリ!それ聞いてスーパ―覗いてみたら、ドライ野菜って売ってるんですね。人参の千切り干したのもありました、超便利!お味噌汁やお吸い物用にワカメまで入ってるのもあり、いろいろに使えそうです。お饂飩とかにゅう麺とかにも・・すぐ使えるし!

83歳の小児科先生のアイディアに脱帽です。すぐ真似させて頂こうっと
干しいもも、保存できるし美味しいですよね。こういう風に考えれば、無理なくできそうです

柔らかい頭と発想、それに好奇心。すごいなぁ~!カッコイイなぁ~!

 

 

奥歯のかみ合わせ悪いと死亡リスク大(大阪大の調査より)

副題・75歳以上18万人調査 入れ歯の状態も大切

75歳以上のお年寄りで、奥歯のかみ合わせが悪いほど、同じ期間内に死亡するリスクが高く、状態の悪い入れ歯を使ったり、入れ歯をしていなかったりする人は、リスクがさらに高まると、大阪大などの研究チームが、20万人近くを対象の調査で明らかにし、国際専門誌に発表した

高齢化に伴い、歯を失った高齢者は増えている、入れ歯は低下した食事機能を助け、健康維持に役立つと考えられているが、入れ歯の状態と死亡リスクの関連について、残る歯も考慮した大規模な追跡調査はこれまでなかった

研究チームは。大阪府歯科医師会等の協力を得て、同府内在住、2018~19年度に歯のチェックを受けた後期高齢者18万6893人を、平均3・2年にわたり追跡。
1万5955人が亡くなっていた

歯のかみ合わせは奥歯(16本)や前歯(12本)の状態から10パターンを想定。年齢・性別、高血圧や糖尿病、認知症などの有無、喫煙、肥満など、他のリスクの影響を取り除く手法で分析した

その結果
奥歯のかみ合わせが、1か所以上ない人が全体の7割近くを占め、かみ合わせパターンが悪くなるほど死亡リスクが高まり、奥歯のかみ合わせがすべてそろう人に比べて、最大1・83倍になった

一方、噛み合わせのパターンが同じでも、入れ歯の状態が悪かったり、入れ歯をしてなかったりする人は、入れ歯の状態が良い人に比べて、死亡リスクが高く!最大1・56倍となった

研究チームの豆野智昭・阪大助教(高齢者歯科学)は、入れ歯は、はめた時にガタついたり、食事の時に簡単に外れたりせず、汚れもない状態が望ましい。「奥歯のかみ合わせが少ない人が入れ歯を作ることは、食事を摂る上で重要であるばかりでなく、健康的な食事を介して、寿命の延長に繋がっている可能性を示せた。自分の歯を保つことに加え、歯を失った場合でも、”適合した入れ歯を使うことが大事”で、定期的に適切なメンテナンスやケアを受けてほしい」と呼びかけている

と言う記事でした。高齢になっても見事に8020を達成し、これからは8028を達成なさる高齢者もいるであろう昨今、でもでも残念ながら失った歯がある方も多い現実。昨今はインプラントばかりがもてはやされますが、上手な義歯に出会えれば摂食のチャンスは増えますし、もちろんご自分で手入れだけでなく、介護が必要になっても外して洗う、手入れをすることは可能です。
うっとおしいと嫌われがちな義歯(入れ歯)ですが、歯を失った後の選択肢に必要だと思われます。歯学部で義歯の授業が少なく関心も低いとも聞きますが、歯を失った後の選択肢の一つとして、歯科医師にも義歯(入れ歯)への関心と義歯製作技術への研鑽を望むばかりです「高齢になって入れ歯の手入れは誰が!どうするんだ・・」「入れ歯にも口と同じ細菌が付着するから,手入れ悪ければかえってリスクが増す!」との議論があるのも承知しておりますが、でも噛んで「食べる・食べられる」喜びは計り知れない大きなものです

この大阪大の調査を見ても、歯を失ったままにしないで、奥歯がある意味と噛み合わせの重要性をあらためて認識し、今一度!なくてはならない奥歯に光が当たりますようにと願うばかりです。食べられて手入れしやすい事を優先して。
さらに義歯製作が上手な、腕のいい歯科技工士さん達への応援と、更なる活躍も望まれます

4日は世界対がんデー

折々のことば 3329

       傷ついた人にはあらゆる人が遠ざかっていくように見える
                            安克昌

救護する側もされる側もみな傷ついている被災現場では、傷を負っていない外部の人が訪ねてくれることが大きな意味をもったと。阪神・淡路大震災時、現地で精神医療にあたった精神科医は言う。「見捨てられていない」と安心できたから。実際、被災直後は他府県のナンバープレートを付けた車を見るだけで心を熱くした被災者は多いと。
               ”心の傷を癒すということ” より

まるで地下鉄「遠回りな神経」の教訓

のんびりいいご気分のお正月、年明けは早口言葉でスタートしました。しかしながら新年早々今年もお餅の事故のニュース、「誤嚥」という言葉も随分知られるようになりました。
そこで誤嚥にも関係する「反回神経」→遠回りな神経!のいいお話し見つけたのでご紹介します

・まるで地下鉄「遠回りな神経」の教訓
私たちはとかく遠回りすることを嫌い、「効率」を重視し追い求めます。地図アプリを駆使し最短ルートを見つけ出そうと躍起になるのが常です。最短距離とは、現在地と目的地を直線で結んだルート。しかしそのような理想的な道路や鉄道は存在しません。とりわけ東京の地下鉄路線は迷路のように複雑で、駅によっては乗り換えに思いのほか時間を有します

こう考えていると脳神経の一種で、喉の筋肉を動かす役割りを担う「反回神経」を思い浮かべるのです。なぜ「反回神経」という名がついたか?それはこの神経が驚くほど遠回りな経路を辿っているからです。
脳と喉は10㌢ほどしか離れていないのに、反回神経はなんと胸部まで伸び、心臓付近の血管を巡ってから、Uターンして喉に戻ってきます、非効率極まりない配線です。なのでこの神経が正常に機能しないと、声が嗄れたり、呼吸困難や誤嚥と言った深刻な症状を引き起こすのです。

謎めいた反回神経の経路の秘密は進化の歴史にあります。
反回神経は、原始的な魚類だった頃に、鰓(えら)を制御するために発達した神経。脳と鰓は、どちらも心臓の近くに位置し、両者を直線で結ぶと、心臓から出た血管の後ろを通ることになります。ところが生物が進化するにつれて、脳は徐々に大きくなり、これに伴い脳と喉は心臓から離れていきました。もはや後の祭り。反回神経の奇妙な経路は、まるで東京の地下鉄の経路のように今日まで受け継がれています、

ヒトの体はまだましで、首の長いキリンでは、更に悲惨なことになっていて、キリンの反回神経の長さはなんと5㍍にも達します。よくキリンが水を飲むシーンで前足を横にぐーっと広げて首を水面に近づけて飲む絵をご覧になった方も居られるでしょう、不自由そうですよね。首の長い恐竜においては事態はより深刻で、反回神経は28㍍だったそうです。想像できませんね・・。

話が飛び過ぎました。そういうわけで喉の筋肉を動かす反回神経の遠回りな経路を知ったら、我々生物は、必ずしも効率的に設計されているわけではないと理解して、うまく機能するようにちょっとの工夫や努力がいるようです
          脳研究者・池谷裕二の「全知全能 連載76」より

リハビリは人間の尊厳の回復である・多田富雄さん2006年

この9月に折々のことば3088・多田富雄さんの言葉を紹介しました。その中に、以前私たちが予防歯科発会の折、基調講演として免疫の第一人者でおられた多田富雄先生の難しいお話しに戸惑いながらも、「サイトカイン」という言葉だけは覚えていて、先ごろのコロナ蔓延でサイトカインストームという言葉に触れ、「あの時のあれだ!」と感じ入ったと書きました。またその後多田先生は脳梗塞患われ、専門部署にご意見申し述べたことを知りその内容知って尊敬申し上げたとも書きました。その記事が見つかったので遥か18年前のものですが、ご紹介したいと思います

・診療報酬改定、リハビリ中止は死の宣告  多田富雄 東京大名誉教授         2006年朝日新聞オピニオンより

私は脳梗塞の後遺症で、重度の右半身まひに言語障害、嚥下障害などで物も満足に食べられない。もう4年になるが、リハビリを続けたお陰で、何とか左手だけでパソコンを打ち、人間らしい文筆生活を送っている。

ところがこの3月末、突然医師から今回の診療報酬改定(2006年)で、医療保険の対象としては一部の疾患を除いて障害者のリハビリが発症後180日を上限として、実施できなくなったと宣告された。私は当然リハビリを受けることができないことになる。
私の場合は、もう急性期のように目立った回復は望めないが、それ以上機能低下を起こせば動けなくなってしまう。昨年別な病気で3週間ほどリハビリを休んだら、以前は50㍍は歩けたのに、立ち上がる事すら難しくなった。身体機能はリハビリをちょっと怠ると瞬く間に低下することを思い知らされた。これ以上低下すれば、寝たきり老人になるほかはない。その先はお定まりの衰弱死だ。私はリハビリを早期に再開したので、今も少しづつ運動機能は回復している。

ところが、今回の改訂(2006年)である。私と同様に180日を過ぎた慢性期、維持期の患者でもリハビリに精を出して居る患者は少なくない。それ以上機能が低下しないよう、不自由な体に鞭打って苦しい訓練に汗を流しているのだ。そういう人がリハビリを拒否されたら、すぐに廃人になることは、火を見るより明らかである。今回の改訂(2006年)は、「障害が180日で回復しなかったら死ね」というのも同じことである。実際の現場で、障害者の訓練をしている理学療法士の細井匠さんも「何人が命を落とすのか」と3月25日に書いている。ある都立病院では,約8割の患者がリハビリを受けられなくなるという。リハビリ外来が崩壊する危機があるのだ。
私はその病院で言語療法を受けている。こちらはもっと深刻だ。構音障害が運動マヒより回復が遅いことは医師なら誰でも知っている。1年経ってやっと少し声が出るようになる。もし180日で打ち切られれば一生話せなくなってしまう。口蓋裂の子どもなどにはもっと残酷である。この子らを半年で放り出すのは、一生喋るなというようなものだ、言語障害者のグループ指導などできなくなる。

身体機能の維持は、寝たきり老人を防ぎ、医療費を抑制する予防医学にもなっている。医療費の抑制を目的とするなら逆行した措置である。
それとも、障害者の権利を削って医療費を稼ぐというなら、障害者の為のスペースを商業施設に流用した東横インより悪質である。

何よりも、リハビリに対する考え方が間違っている。リハビリは単なる機能回復ではない。社会復帰を含めた、人間の尊厳の回復である。話すことも直立二足歩行も基本的人権に属する。それを奪う改定は、人間の尊厳を踏みにじることになる。そのことに気づいて欲しい。
今回の改訂によって、何人の患者が社会から脱落し、尊厳を失い、命を落とすことになるか。そして一番弱い障害者に「死ね」と言わんばかりの制度を作る国が、どうして「福祉国家」といえるのであろうか。

以上2006年4月8日朝日新聞オピニオンより
多田富雄 1034年生まれ。医学博士(免疫学)「生命の意味論」「独酌余滴」   等著書多数。

脳梗塞の後遺症と闘いながら、ご自身だけでなく人々のことを考え、人間の尊厳に言及し、国の策を憂いてこのような発信なさったことに頭を垂れます
この20年近い間に、病に伏す方々に光は当たるようになったのでしょうか?先日引用しご紹介した「医のアート」にも、医療はプリンシプルと現実のハーモ二イ、かみ合い。プリンシプルを立てる。そのプリンシプルを適用する時はいつもインディビジュアル(個別的)と1997年日野原先生、犬養道子さん共著の本にもありました(先月23・24・25日ご紹介しました)

体幹の大事さ みんな共通

長野五輪メダリストの清水宏保さん
最近はパラアスリートの方々との交流が増えてらっしゃると聞きます。今年のパリパラオリンピックでの選手の皆さんすばらしかったですね。深夜の放送でしたが時間忘れて応援してしまいました

清水さんおっしゃるには、体をひねることで、スピードやパワーが生まれるそうです。パラのトップアスリートは、手や足の動きが不自由なことが多い分、このひねりへの意識が高く言い方を変えると、体幹が強いのだそうです

体幹の強さは、パラアスリートだけでなく、健常者にも必要です。それはアスリートに限ったことではありません。一般の方にも、そして高齢者にも必要だと言っておられます
体幹と言うと、腹筋をイメージする人が多いと思うが、清水さんが大事だと思うのは、肋骨と肋骨の間にある肋間筋だと

椅子に座った状態で、自分の体ななめ後ろに45度ひねってみて下さいと。
その時に引っ張られる感じがするところが、肋間筋だそうです。あばら骨の間に筋肉があるそうです。多くのパラアスリートの活躍の秘訣は、ここにありそうだとおっしゃっています

この筋肉を鍛えると、たとえば転びそうになった時、バランスをうまくとれるようになります!の言葉に私も刺激されました。座った状態で出来るので、気楽にできそうです

パラアスリートを知ることは、高齢者の方々に分かりやすく体の使い方を伝えるヒントになる、そんなことを気づかされていますと言う記事に、アスリート清水さんのやさしい眼差しを感じました。これならやれそうです
「転んだら終わりよ!」私のそんな毎日に、いいこと伺いました♪
やってみましょう!

ひとはどう生き、どう死ぬのか 日野原重明・犬養道子「医学はアート」③

②より続く(以下犬養道子氏・日野原重明氏 以下敬称略)

日野原・それを科学が補強するんです。それで、ウイリアム・オスラーがいったことは、「メディシン・イズ・アン・アート・ベイスド・オン・サイエンス」。医学はサイエンスに支えられたアートであるといったのです。論文を書く時にはどうしてもサイエンスが前面に出ないと格好がつかないから、論文ばかり書くのに熱中してると、臨床が出来ない医者やナースができてしまうことになる。そのときには、ケアがおろそかになってしまうんです。

犬養・英語にビー・ケアフルという言葉がありますね。

日野原・ええ。

犬養・ケアフルというのは、たとえば、子供相手にだって使うわけでしょう。ケアという言葉は、この聖路加看護大学の新館の磁石に書かれている言葉に通じるものでしょう。「愛」というとちょっと日本人にはピンと来ないかもしれないけれど、昔の言葉でいえば「御大切」なのよね。切支丹は「愛」を「御大切」と呼んでいました。

日野原・そうですね。

犬養・他人さま(ひとさま)に対しての「御大切」ということを考えれば、全部ケース・バイ・ケースになりますね。そこに一つのプリンシプル(原則)も通る。むしろプリンシプルの上に立つ、といった方が良いと思いますが、プリンシプルと現実との二つのハーモ二イというか、かみ合いでしょう。これが、いつか、いつの時代でも私は、人間のリアリティだと思います。

日野原・プリンシプルを立てる。そのプリンシプルを適用するときは、いつもインディビジュアル(個別的)。

犬養・そのとおり。

日野原・人によって違う、相手によって違う、時期によって違う、タイミングも違う。例えばガン患者にインフォームド・コンセントを得る時にも、何でもすぐにほんとうのことをいうのではなく、その人が受け入れられる態勢にあるかどうかをよく打診した上、タイミングよく情報を与えるに適切な表現の言葉を考える必要がある。

犬養・そうそう。

日野原・しかもステップ・バイ・ステップなんです。そういうことを考えることがアートの中に入って来る。

犬養・そうです。それがアートであるためには、その人がやっぱり人間としてまず成熟しなくてはいけない。

日野原・ところが、いま、日本でお医者さんになる医学生の入学選考には、偏差値のことばかり考えなければいけないから大変なんです。教養(リベラル・アーツ)をなくし、楽しい若い日の生活を犠牲にして進級させているところが多いのです。高校をでて、医学校に入って、二年、それから四年の、六年勉強しなければならない。
アメリカは、リベラル・アーツでもサイエンスでもいいから、何でもいいから大学を出なさいとなっている。出てから本当に医療にいきたい人は医学に進めばいいのです。医学はすべての教養がすんでから。
日本で医学部に入った若者には、ヒューマン・タッチなんかまるでわからないですよ。だけど、いま日本でも、自分はソーシャル・ワーカーになって病院にいったけど、お医者さんの行動を見て、やっぱり医者になりたいと思って医学部に入るとか、小学校の先生をしてたけど、医者になりたいから医学部に入るとかの人が出てきた。大人になってから医学をやりたいという方が本物かもしれないですね。ハーバードの医学校に入る学生は、みんなちょっと歳が言ってるんだそうです。そういうキャリアのある人を面接で医学生としてとるというんです。そのような受験者には動機づけがあるから。

犬養・ベッドで寝ている、苦しんでる人の事はわからない、人間的に成熟しないかぎり。
欧米が全ていいというのではないけれど、自分の体験からして、日本はもっとアメリカとかヨーロッパのやり方を謙虚に取り入れる必要がありますね。それは崇拝とか西欧一点張りとかとはまったく違います。アメリカ・ヨーロッパには、もっとヒューマンなものがあるのですから。

日野原・そうです。

犬養・もし人間としてのタッチがあるならば、この人の御一生というものを御大切にして、死期が迫っているということをどういうふうにいうかを真剣に考えることができる。一人の人の一生のけじめをつけてあげる。そのときにはモルヒネを使っても言い、家に帰してあげてもいい。

日野原・患者を介抱するとはどういうことかを、正岡子規が「病床六尺」に書いています。「看護とは」「介抱とは」と書いているんです。精神的看護と形成的看護の二つがある。精神的な看護がないと、形式的だけではだめだと正岡子規は書いているんです。それから、夏目漱石も「思ひ出す事など」の中に、「私は昼、夜を通して看護をしてもらって、吐血から助かった。私は病むことによって生き返った。これからは善人になろうと決心した」というようなことを書いているんです。

犬養・いい言葉ですねぇ。

日野原・ケアをうけた病の体験が漱石を変えたんですね。こんなに若い女性が自分の介抱のために挺身してくれたということに感動して居る。
それから、そういうケアのことは福沢諭吉も「教育論」の中に書いています。

以上「人はどう生き、どう死ぬのか」第一部・医学はアートより抜粋・日野原重明・犬養道子著 1997年発行岩波書店

ひとはどう生き どう死ぬのか 日野原重明・犬養道子「医学はアート」②

①より続く(犬養道子氏・日野原重明氏 以下敬称略)

日野原・日本においては特にそうですよ。これは医学の専門家が一般の人々や患者に情報を提供しないから批評が出来ないんです。ところが、芸術は聴いた人や見た人のアートの批判力が育つような雰囲気が出来てきたわけです。だから、私はいまの日本にもう一度医術を、すなわち医の臨床のアートが一般の人から批判を受けて、そのことで医術を進歩させたいのです。
さて、医の臨床の術には、その基礎にハイサイエンスとハイテクノロジーの科学が必要です。そこで病む人間にサイエンスとテクノロジーをどうタッチさせるかという技がアートなんですよ。ところが、いまは、タッチをしないで、サイエンスとテクノロジーをとにかく患者に与えればよいとなっている。誰にでも同じことを無差別に与えるような乱暴なことをして、受ける人がどんなフィーリングを持つかということを考えない。うけ手の事情を考えないで、ただただ与える。

犬養・いま、先生はタッチと言う言葉をお使いになったけれど、もっと単純な日本語で言うと「手当」ですよね。

日野原・はい。そう。

犬養・そして、手当てをするときには、相手がやけどをしている人とやけどをしてない人では、手の当て方が違う。

日野原・そうです。

犬養・だから、非常に素朴な次元においても、日本にはさっきおっしゃったような考えはあったわけです。ところが、いまは「手当て」ではなくなってきているのではないかしら。

日野原・日本で「看護」という言葉の前にあったのは、「介抱」という言葉です。

犬養・そうそう。

日野原・まず「介抱する」という言葉があるんです。その介抱と手当てをどう英語に訳すかと言うと「ケア」なんです。看護婦さんがやる場合には、ナーシングケア、医者がやる場合にはメディカル・ケア。この「ケア」という言葉はまさに「テイク・グッド・ケア・オブ・ユア・セルフ」。あなた自身があなたの体をコントロールして、健康になって下さいと言うことなんです。そのケアという言葉は1920年頃から医療界に出てきました。
それまではそういう言葉はなかったのを、ピボディと言うボストンのハーバードの医学校の教授が、医療で大切なことは患者へのケアだということを「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」という医学雑誌に論文書いたんです。それが最初。
ナースの方はそれからさらに遅れて、ナーシング・ケアという言葉が使われ始めた。日本では看護と言うと、看護大学の先生たちは、看護学と言ってくれと言うんですが(笑)、看護と言うのは、ケアそのものでしょう。

犬養・その通りです。「学」では困るんです。(③に続く)

 

ひとはどう生き、どう死ぬのか 日野原重明・犬養道子「医学はアート」①

1997年6月出版されたこの本は、当時衝撃的で、折に触れ開いては、ため息つきながら大事に読んで参りました、この本の企画は犬養道子さんが思いつかれたと日野原先生があとがきに書いておられます
ハイデッカーの言う「最期の死への挑戦」であり、老人にとっては、ヘルマン・ヘッセの言った「老いへの成熟」の姿だろうと。ここに取り上げられた問題のいくつかが、読者諸氏により、解決を早急に要する現実の問題として広く取り上げれればよいと思うとあり、特に医と医療をめぐる問題のいくつかが、深く掘り下げられて考えられ良い方向に変えられることを願ってやまない・・ともあります

僭越ですが、この中の第一部・医と医療をめぐる対話に「医学はアート」があり、その部分の抜粋を三回にわけてここにご紹介いたします。1997年のものです

医学はアート①(以下犬養道子さんは犬養・日野原重明先生は日野原と敬省略)

犬養・今日の対談のテーマではないのですけれど、「医と医療と医学」が総合して初めて「全人的」になると思います。そして、繰り返しになりますが、患者はみんなユニークな、個別的な人間であるということです

日野原・ヘルスと言う言葉は、古いアングロサクソンの言葉(古代英語)では、ホール(hal)からきてるそうです。halと言うのはwell(健康な)という意味です。それが中世ではhelthとなり、近代英語ではhealthとなったと言われます。またこのhalからwhole(全体)やholy(聖なる)という言葉がつくられたとのことです。ヘルスというのは臓器一つの事ではない、手の一本ではない。そこには全体がある。心と体を含む全体と言うのが、ヘルスすなわち健康の一番の語意なんです。
いま、あなたは、医と医療と医学と言われたんですが、日本でもともと一番ポピュラーだった医に関する言葉は医術です。医術は医のアートの事です。

犬養・そのとおりです。

日野原・医学部と言うための医学という言葉はあったけれど、医術と言うのが一般的だった。

犬養・術と言うのはいいですね。

日野原・そのうちに術を使わなくなって、医学一点張りになった。英語ではメディシンと言う言葉が最初にあった。薬もメディシン、医学もメディシン。さらにそれが科学的になってくると、メディカル・サイエンスと言う言葉ができてきた。それでもギリシャのころから、西洋には、医術と同じような言葉があって、それがアート・オブ・メディシンです。いや、正確に言うと、「アート・オブ・プラクティス・オブ・メディシン」。多くのアートがギリシャにあった、絵のアート、音楽のアート。医のアートもその一つだったんです。
アートは批評を伴うものです。音楽は批評され、絵も批評される。だから音楽や絵画は進歩する。音楽家のパフォーマンスも上手になっていく。

ところが、二千五百年前にギリシャの医術の祖と言われたヒポクラテスは、世の中には多くのアートがある中で、アート・オブ・メディシンが一番貧困だと言ったのです。なぜならば、他のアートは批評家を作ってきた。自分は弾かなくても、聞く耳を持ってる人がいた。これはすごい絵だと、見る目を持っている人がいた。そういう芸術はそれぞれ批評家を育ててきた。ところが、医のアートは、受診者にあまり情報を提供しなかったから、批評する能力のある人が育たなかった。それで医術の発展がプアだったと言ってるんです。

犬養・なるほど。

日野原・それが今でもずーっと続いてる。医療は何度も反省されてきたんだけれども、なかなか改善されない。日本においては特にそうですよ。(②につづく)

滑舌体操に 若隆景

超高齢化社会の日本 
認知症予防には・・何々を食べる・・、毎日1000歩歩く!腸内細菌・・云々、テレビでも新聞でも、雑誌でもあ~ぁ忙しい・・!
唯一私の続けてること、早口言葉です、それも決まったものだけですが、よく
このブログにも書かせて頂くので、皆さま呆れておられるかもしれません、言うほどはやってないのです、ええ加減がいい加減だと勝手に思っている私

それでも何年前!?この「若隆景」がテレビに出た時にはビックリしました。なぜってアナウンサーが言い難そうにしてましたからねぇ(笑)
思わず「何?」って見ちゃいましたし、自分で言ってみて「こりゃアナウンサー泣かせだわ」と思ったものです
なので、日に一回実践のパタカラ体操(滑舌予防)に「若隆景」を加えてみました。難しいわぁ、こりゃアナウンサー泣かせというより、イジメかもです

そしたらこの度届いた九州場所番付表みて、東西の上から順に発音してみたら、「若隆景」どころか難しい四股名のオンパレード!
「一山本」「錦木」「錦フジ」「尊富士」・・

「美ノ海(ちゅらのうみ)」を「チラのうみ」と発音した自分に笑っちゃいました。こんな身近にいい教材があったんだぁ~と上から順に読むことにしました。いつまで続くか「?」ですが、やらないよりやった方がいいに決まってるので、少しでもおもろいやり方がいいかな?と。どうぞ皆様もよろしかったら、番付表発音してみて下さい、疲れますよ~でも、有効じゃないかなぁと確信します

そう書いている時丁度、若隆景と美ノ海の対戦、アナウンサーもどなたも若隆景の名を言う時には、一瞬ゆっくりのような気がします、ですよねェ
「若隆景」は前頭ですが、発音の難しさにおいては横綱です💦!ファイト!

4・4・8呼吸法

あっ、またやって下さってる! 4・4・8呼吸法
と言うのも、前にも紹介している番組見て、これはいいわ!と二三日やって、相変わらずの三日坊主で中断してたものでした・・

緊張をほどくのにとてもいいらしく、血液を全身に届けますよ・・と優しそうな先生が伝授されていました

4数えて息を吸って

4数えて息を止めて

8数えて息を吐く

これだけですが、やってみると結構大変!
歳とともに、吐く力が弱ると言いますからね。これを機会に忘れないように続けてみたいと思います。 フーッ!

おかゆ大福

先日「あんこ愛」というブログあげたものとして、この記事にはビックリしました、と同時にご高齢者などに喜ばれるだろうなぁ~と直感しました

高齢者が超高齢者となり、口から食べることへの関心高まるわりには、なかなかお食事への対応が進みません、いえ、進んでいる所はすっごく進んでいるのですが、全体がその認識になってはいません

お食事がそれですから、ましてやお楽しみの和菓子に至っては、今回のようなご提案は耳に入ってきませんでしたからビックリ、介護の現場で大歓迎だと思います

先日「あんこ愛」を書いたように、ご年配者に限らず闘病中の方、特に甘みを制限されている方を除けば、大概「甘いもの特にあんこ」はみんな大好きです、
特に男の方は・・

前文が長くなりました(いつものことですが)
戦国武将・藤堂高虎の城下町、三重県伊賀市の総業400年余りになる和菓子店の18代目、もう一つの肩書が、市の災害ボランティアセンター長である中村伊英さんが「のどに詰まらない大福」を作ったそうです
食品による窒息死は年4000人以上も報告され、高齢者に多いそうですが。中村さんの祖母の弟さんも、お餅がのどに詰まって亡くなったことから「安心して食べられる和菓子を作れないか」と工夫されたとか・・
粘り気の出るもち米を使わず。うるち米の粉や寒天でこしあんを包むと、口中でほろりと溶けた、それで「おかゆ大福」となりました
販売から8年、全国の介護施設約500か所に広がってるとのこと、ちっとも知らなかったです、迂闊でした・・
「ゼリーや水ようかんしか食べられないとあきらめてていた」感謝の声が届いているそう、良かったですね。ハナマルです💓

市民活動を支援するNPOの立ち上げを考えていた頃、阪神・淡路大地震が起き、ぜんざいを振る舞おうと、小豆を持参して避難所での餅つきを考えた中村さん、「反発されないだろうか」恐る恐る始めると、お祭りのような雰囲気に
「災害からひと月ほどすると、甘いものが食べたくなる。お菓子の力を見た気がします」・・と中村さん、良かったですね。

今年2月には、能登半島地震の被災地の介護施設を車で回り、おかゆ大福を配りながら。被災者の声を聞いた、今も月に一度、10人乗りのレンタカーを運転し、ボランティアと7時間かけて通ってらっしゃるとのことです
「人間らしい日常生活を取り戻すということでは、ボランティアも、お菓子も、目指すものが同じです」と.。誤嚥に配慮した「おかゆ大福💓」
召し上がった方にどれほど笑顔と、ホッとなさる幸せをお届けしたことでしょう
すばらしいご活動、少しでも多くの方に召し上がって頂けますように、素晴らしい方がたくさんおられますね。思っていても動かねば・・と反省です

以前ここに、バイオリニスト廣津留すみれさんがアメリカ留学中に「意見を言わないのは、居ないのと同じです」と言われ衝撃うけた・・と言う記事を書きました。おかゆ大福考案され、広められている中村さんもまさに、信念もって行動に移された方、人を想う信念には人々の共感が伴うんでしょう、素敵なお話しに目を覚まされる思いがいたします

晩期合併症

先日、珍しく朝早くに地方の先生からメール頂きました
「今朝のNHKで、小児がんの晩期合併症のことやってました。全然知らなかったので大変勉強になったんですよ。診療前にお知らせしようと思って・・」とのことでし。こうして関心寄せて下さる方が増えて、嬉しいですね
私どもが12年位前から、小児がんのこどもの治療に伴走する、ファシリティドックの支援活動を続けていることをご存じで、下さった有難いメールでした

頂いたお電話の中で、今年1月映画「ケアを紡いで」の自主上映と、静岡県立がんセンター口腔外科部長・百合草先生の「周術期のケア」についてご講演頂いたので、お電話くださった先生も、がん患者さんの抗ガン剤服用や、放射線治療でのお口のケアに関心寄せて下さっていたので、小児がんの治療を頑張り、漸く日常を取り戻すようになられても、「晩期合併症」があるということを更に認識され、よりご理解深めて下さったようでした

小児がんの患者さん方が難しい困難な治療を乗り越え、退院なさって学校やスポーツ・音楽にと、さまざま前に向いて頑張られてる姿に、すごいなぁと心突き動かされ応援しながら、こちらも学ばせて頂く事大なり!といつも感じています

どうか皆様には、治療中も、治療後にもさまざま症状が見受けられたりする中でも、前向いて頑張ってらっしゃるお子さん方沢山居られますので、ご理解頂戴し引き続きあたたかく応援くださいますよう願いあげます

 

ファシリティドック

最近、時々テレビでも紹介される、病院で働く犬「ファシリティドック」

今晩BSTBS10時「いぬじかん」に、現在日本で活躍する4頭のうちの1頭アイビーが大橋ハンドラーさん(ナース)とともにちょこっと登場するらしいです
決まった病院に常勤勤務するファシリティドックで、番組には仕事中の光景か?オフタイムかはわかりませんし、お時間も僅か?かもしれませんが、ご覧になれたら幸いです

運営はシャイン・オン・キッズ
小児がん難病などで闘病中のこども達に、海外のプログラム訓練を経て病院勤務となり、検査や治療に伴ったり、ベッドでご一緒したり、実務経験有したナースであるハンドラーとの二人三脚で、闘病中のこども達を支えます。現在訓練犬2頭がおり、新たに候補犬2頭が来日しました
応援頂ければ幸いです。頑張れ~💓

オランウータン 薬草使い治療?

この見出し見て!興味深々、だって「森の賢人」オランウータンですから。自ら薬草を顔の傷に塗って治療する!?素通りは出来ません

ドイツのマックスプランク動物行動研究所などのチームがそんな様子を観察し、サイエンティフィック・リポーツに掲載されたそうです、「植物を使った積極的な治療を初めて体系的に記録した」と

今まで類人猿による自己治療として、薬草をのみこんで体内の寄生虫を抑えようとしたり、つぶした昆虫を傷に塗ったりすることは知られていても詳細は不明だったそうです

今回、スマトラ島北部に住む、スマトラオランウータンの雄「ラクス」40歳位が、2022年6月22日、顔の右側頬に目で見てわかるほどの傷が出来ていた。同25日、ラクスは植物の葉や茎を口に含み、噛んだ。その汁を指で顔の傷に塗り付けていたというものです。その植物はフィブラウレア属の一種で、鎮痛解熱作用で知られているそうで、その後、傷口は化膿することなく、30日にはふさがった

チームは、ラクスが植物の汁を、からだの他の部位ではなく、顔の傷だけを選んで塗っていたこと、行動が数回繰り替えされ、傷口がふさがるまでに植物の汁だけでなく、果肉もぬっていたこと、などから、治療のための意図的な行動だと推測したそうです

今回の成果についてチームは「人類と最も近い親戚の、セルフメディケーションの存在や、創傷治療の進化の起源について新たな洞察を与えてくれる」としています。我々人間も超高齢化社会に突入する中、セルフメディケーション言われて久しい昨今、少々違うかもですが、この記事は大いに興味を持って感嘆しながら読みました

追記・丁度興味ある記事があるので買った週刊誌に、脳研究者・池谷裕二先生の「全知全能」と言う連載があって、そこに「オランウータンは塗り薬を使う」とありビックリ致しました、それほど今回のニュースはスゴイことなんだと!
池谷先生によればアフリカでは駆虫薬として薬用植物を経口服用するチンパンジーは知られているが、野生生物による植物の塗り薬としての利用を発見したのは、今回が初めてであると.。このアカルクニンは、現地の人々は薬用植物として利用しているが、オランウータンも薬効成分が含まれていることを知っているのでしょうか?と

「薬」の語源には諸説あり「草」は有力な説の一つであるが、「奇すし(くすし)」とする説もあり、動物たちの「奇」跡的な行動が関係してるのかもしれません・・とロマンティックに結んでおられます
なんとも素敵なニュースですね

 

座りっぱなし 乳がんリスク

3月半ばのこの見出しには、ビックリしました!

何でも日本人は世界的にも座ってる時間が長く、一日あたり7時間(中央値)と言うデータがあるそう。長時間座ったままだと、心筋梗塞や脳血管疾患、糖尿病などに悪影響があることが細菌の研究でわかっており、WHOも座ったままの行動を減らすよう推奨している

京都府立医大などの研究チームが、座っている時間が一日に7時間以上だと、日本女性に最も多い乳がんを発症するリスクが4割近く上昇すると医学誌に発表した。座りっぱなしに気づいたら、立ち上がってストレッチしたり、普段の移動で階段を使ったり、すき間時間に体操したりすることをすすめている

これは全国35歳~69歳の約3万6千人の女性に健康状態や座位時間などの生活習慣を尋ね、9・4年間(中央値)にわたって追跡調査した、そのうち554人が乳がんを発症、年齢や喫煙、飲酒、乳がんの家族歴、出産経験、ホルモン療法などのの有無などの影響を取り除いて分析の結果、座ってる時間が7時間以上の女性は、7時間未満の女性に比べて乳がん発症リスクが33%高く出た

またデスクワークなどで一日7時間以上座っていても、余暇に運動していればリスクは減るかも調べたが、リスクを下げる効果は認められず、座ってる時間が一日7時間未満の人に比べて42%~77%発症リスクが高く出たと

京都府立医大の富田仁美研究員(内分泌・乳腺外科)は「座りっぱなしの解消には、余暇にまとめて運動するより、普段から座ってる時間を短くし、こまめに運動することが効果的」と話す。小山晃英講師(疫学)は「座ってる時間が長い日本人は、内臓脂肪の蓄積や高血圧、糖尿病などの生活習慣病との関連がみられ、死亡リスクが増えることが分かっている、座ってる時間を短くすることは男性にとっても大切」と指摘している

ついPCの前に座りっぱなしで仕事してたり、夢中になって本読んでたり、細かい趣味の作業に没頭・・となりがちです。トイレだけでなく、気分転換はかりに机から離れてみることを心がけたいものです、ついでに伸びしたりして、小さなストレッチをこころがけようと思いました

映画鑑賞と周術期の口腔ケア講演ご参加ありがとうございました

先日は「ケアを紡いで」映画自主上映と、周術期口腔ケアの講演にご参加頂き
貴重な日曜日にありがとうございました

歯科医・歯科衛生士さんだけでなく、様々な職種の方がご参加下さり、本当に有難うございました。
周術期口腔ケアはその第一人者、県立静岡がんセンター口腔外科部長・百合草先生にお願い致しましたが、実践しておられる口腔支持療法に皆さま身を乗り出して聴いて下さり、大変意味ある学びを頂戴しました

当院は1998年、熊谷崇先生が作られた歯科予防の会発会から参加させていただき、その後オーラルフィジシアンにて内科的歯科医院として、歯科は生活者医療であるから患者さんの背景やお人となりをよく話しを聴いて、対応することをポリシーに参りました
先日、百合草先生のお話しでも「医療の主人公は患者さんなので」と、がん治療中の患者さんと十分なコミュニケーションをとり、画一的でなくお一人お一人の状況に、丁寧に医科の専門医と情報共有し、少しでも召し上がれるように対応していますとのことでした

お口のなかの状況がいかに全身と相関するかは、只今も大変な被災地を見ても明らかなことで、とはいえなかなかにむずかしいことでもあるのが現実です

2004年都内にて、百合草先生の前任者である、がん治療における口腔ケアのパイオニア大田洋二郎先生の、初の医科と歯科の講演会を聴いていただけに、大田先生の急逝もあり、いかにここまで来るのが大変であったか計り知れませんが、引き継がれその道を更に高めて、がん治療中の患者さんに貢献なさる百合草先生のご講演には感慨深いものがありました。ご参加者皆様がじーっとスライドに見入ってお話し聴いてるご様子に、ご依頼してよかったと思いました。各分野の方々が持ち帰られて、お役に立つことを願っております

ゆずなさんの意志で企画された映画「ケアを紡いで」は、刻々と静かに画面に映し出される文字とともに、現役ナースのゆずなさんががんに罹患して、取りまく状況が大きく変わるご様子を、丁寧に丁寧に画面の文字、ゆずなさんのつぶやき、静かな音楽で追うので、時々涙する参加者もお見受けしましたが、ご存じなかったAYA世代の行政支援の空白の現実など、皆様集中してご覧になって下さっておりました
映画上映には多少のためらいもありましたが、メッセージ性の高さに圧倒され、是非に御紹介したかったのでした。「知らないを知ってる!に変えるだけで、見方も変る」「引き出しに入れておくと、アッあれだ!と気づくからいろんなこと知ってた方がいいよ」院長の口癖でした。歯科は患者さんの背景知らないと何もできません

アッと言う間の日曜の4時間でしたが、皆様からあたたかい言葉を沢山頂戴し、周術期口腔ケアも映画もご紹介出来て良かった!と思いました。百合草先生のお話しもっと聞きたいというご意見いくつも頂戴しました。ある方からは、映画の上映希望も伺いました
この日に至るまで日々の診療お忙しい中、早乙女先生、松野先生には何から何まで大変お世話になりました。このお二方がいらっしゃらなければ実現できないことでした。(株)クレセルさんにも大変お世話になりました。

初めてのことで不十分な対応もままあったかと思いますが、いらして下さった皆様ありがとうございました。遠くまで帰られる方々も、ご参加大変ありがとうございました
畑の大豆の場面のように、あちこちで種まきいただいて、希望の芽が出ますことを祈り願っております

「ケアを紡いで」 8月のを再掲載させて頂きます

昨日(令和5年)は恒例の24時間テレビ。
途中で見ましたら、丁度車いすテニスで金メダルの小田凱人君が出てて、まぁ爽やかで、しっかりもの言うステキな若者でした。
その彼も、足の骨肉腫で大変な治療経て抗ガン治療にも耐え、副作用に傷つき悩み耐え、サッカー少年だった小田君は、車いすテニスの御大をテレビで見て、「やってみよう」と思って自主練始めたのがきっかけと。壮絶なトレーニングをテレビでみました。スゴイ!

その後肺転移もあったとは知らず、本当にこの小田君ってスゴイなァと、つくづく感心しました、金メダル取っても奢ることなく、同じ治療中の子供達に車いすテニスを教えていきたい・・と動いているようです。希望ですね。大いに拍手を送り応援したいと思いました。

表題の「ケアを紡いで」は、現役ナースが口内炎と診断されていたものが症状出た時には進行した舌癌でその上、脳に転移。身体的ご不自由が出てきてナースの仕事をあきらめざるを得なくなるも、同僚ナースに助けられ、様々な支援を受けられるようになっていく「つながる」お話しです。

ご存知のようにこの15歳から39歳のAYA世代、公的助成は大変少なく、満足に治療や生活支援が受けられない世代と聞きます。

しかしながら、この映画では同僚ナースのお力により、地元のNPOに繋がり、その代表女性が行政に掛け合って下ったことにより、主人公ゆずなさんは援助を受けられるようになります。しかし病状は待ってくれずお別れを迎えるのですが、それまでパートナ―との前向きな姿勢や、希望を叶える為に力を貸す人々、取り巻く人々のあたたかい輪が、糸を紡ぐように伝わってきます。

私は夏前に拝見したのですが、若者が罹患して、行政のサポートない現状も何も知らないことだらけだったのと、優先すべきことが優先されていないこの国の現状、二人に一人が罹患する今、小児がんもそうだけれど、このAYA世代の問題は大きいなァ~と目の前に問題を突きつけられていっとき涙止まりませんでした。
知らないままがいいこともあるけれど、知って動いた方がいい事ってありますね。他人事ではないですね

今度の(令和6年1月)28日㈰・お茶の水トライエッジ・カンファレンスルームにて、この映画を有志の方々と自主上映致します。お申込みいただいた皆様ありがとうございます。一人でも多くの方にゆずなさんからのメッセージが届くことを祈っております。コミュニケーションギア歯科に詳細あります

映画のご案内は https://care-tsumuide.com

20-20-20の法則 大事ですよと・・

途中で見た眼科医の話です
老眼に悩んでいる私、スワッ何事!、と見入りました

内野先生と言う眼科の女医さん、ソフトな話しぶり・・

「今ね、アメリカで20-20-20の法則って言うのがあるんですね
つまり20分ディスプレイ見たら
そこから目を離して
20フィート(6メートル)先を
20秒間意識的に見ましょう ってだけなんだけど

目の疲れを取るのに、とってもいいと思います・・とソフトにおっしゃって💓

わすれないでやってみようと思いました
簡単そうでいいでよね、要はやるかやらないか・・
やってみようと思います、歯も大事ですが、目も大事です

~医療的ケア児とその家族を支える取り組みについて~

ようやく子ども家庭庁ができ、「医療的ケア」の必要なお子さんに光が当たってきました。もっと早くにと思いますが、それぞれ現場で関わる人々が繋がるきっかけ、繋がる速度が速くなればと期待されます。小児がん・子どもの難病・ドラッグラグ等などたくさんの問題を抱えています。

この度、和光市中央・坂下・南公民館の共済事業として講演会が開かれます
12月3日㈰「医療的ケアの必要な子どもたち」と言う表題です。講演者は、内多勝康さん、お名前をご存じなくとも、写真ごらんになれば「あ~あの方・・」でしょう。元NHKのアナウンサー、ニュースを読んでいた方です。社会福祉士の資格を取り、NHK をご退職後、都内の「国立成育医療研究センターに新設された、医療的ケアが必要な子供と家族のための短期入所施設「もみじの家」のハウスマネージャー」に就任されご活躍中です。

私共は10年前から、病院で入院中の子供達に寄り添い、医療行為にも同伴する訓練された「ファシリティドック」の活動に参加しています。
そして今、国立成育医療センターにも、マサと言うファシリティドックが活躍中、入院中の子供達の人気者になっています。

医療的ケアの必要なお子さんは元より、ご家族の日々に、そのごきょうだいの日々に心寄せるために、実情を知り、何が必要かどうしてさし上げたらよいか、内多さんのお話伺うのを楽しみにしています。

ようやくこども家庭庁が動き始めたこの時期、タイムリーにこのような企画を下さった和光市公民館の方々に、市民で考える機会を下さったこと感謝したく思います。楽しみです。

※医療的ケアの必要な子どもたち
~医療的ケア児とその家族を支える取り組みついて~
12月3日㈰ 10時~12時
和光市中央公民館 
講師・内多勝康さん

中央公民館 048-464-1123 

 

 

まつ毛ダニ!

先日健康番組で「目の特集」があり、白内障に関心ある私は注目してみていました。その日は白内障でなく、二人の女性眼科医が「まつ毛ケアで予防」とあり、何のことかわからず見たら・・
なんと!まつ毛にダニが居るというのです!気持ちわる~!

そのダニの正体が画像で出て動いてる~、なお気持ちわるい~!
何でも今はまつ毛のオシャレが盛んで、汚れが取り切れておらず「まつ毛ダニが居るというのです。

まつ毛シャンプー?又はぬるま湯で丁寧に、まつ毛周辺を洗ってほしいとのことでした。まつ毛シャンプーすら知らない私は、ただただビックリでした。

マイボーム線と言う油分を分泌する器官があって、油分を分泌することにより、涙が蒸発するのを防ぐ役目の部分で、瞼のまつ毛の生え際よりやや、内側とか・・。

いずれにせよ、まつ毛の周辺をぬるま湯で丁寧に、きれいに致しましょう、ダニが繁殖しませんようにと知らないことばっかり!でした。

熱中症対策には、筋肉!?

先日7月末にもお伝えした「腹筋が支える飲み込む力」のきくち体操の菊池和子さんが、またまた良い情報を!

熱中症対策には、筋肉が大事と言うのです。

と言うのも、人間の体内水分量は、年齢や性別で違うけれど60%前後。
そして体内の水分は「筋肉に多く蓄えられ」=筋肉が増えると水分が蓄える容量が大きくなるとされ、「筋肉量はいわば、水筒のようなもの」

しかし、加齢とともに筋肉量が落ち、体内水筒の水分量が減る=熱中症のリスクも高くなるという訳です。

日ごろから体に意識を向けて動かし、筋肉を育て、水分を蓄える水筒の容量を維持することが大事だと伝えています。日頃から太ももなど大きい筋肉を動かし、水筒の容量を保って下さいと89歳の菊池和子さんが伝えます。菊池和子さんこの年齢で開脚できるんですから、すご~い!説得力あります。
紹介されていた、「空気椅子」の姿勢やってみようっと。
くれぐれも無理せず、少しづつこの姿勢を保つ時間をのばせるよう力をつけて行きましょう・・とあります。

89歳のおっしゃることは的確で優しい・・。 

納豆アレルギーとサーファー?

アレルギーってさまざまありますよね?
私も鯖は何してもダメ!蕁麻疹です。よくキゥイ・メロン食べると喉の奥がイガイガする・・とも聞きます

前に美容師さんから、髪染めの時にグローブすると湿疹が出ると聞いたことありますが、医療者の中にもラテックスアレルギーの人は少なからずおり、内側にパウダー付き、パウダーなし、材質の見直しなど、様々な製品が出ています。

健康に良いと言われる納豆に、アレルギーあるとは!ちっとも知りませんでした。何でも、横浜市立大学附属病院の皮膚科・猪又直子先生がアレルギー学会誌に発表されたその衝撃の内容です

猪又先生は納豆アレルギーで来院された患者さんが、日に焼けてる方が多いなぁ~と感じたそうです。2015・11月~2016・12月迄に来院された140人の内納豆アレルギーは13人。その内11人がサーファーだったそうです。横浜の病院ですから、海にも近くそうかもしれないですね・・。

そしてそのサーファーで納豆アレルギーある方に「クラゲに刺されたことありませんか?」と聞くとほとんど「イエス」だったそうで、それで猪又先生はクラゲに刺された方に、納豆アレルギーが、しかもアナフィラキシーが起こっていることを発表されたそうです。

納豆にもクラゲにも「ポリガンマグルタミン酸」と言うアレルゲンが共通してあるそうです。海のクラゲの毒針にこのポリガンマグルタミン酸があって、刺されると人の体内に入ると思われる・・と海洋大学の永井先生と仰る方も言っておられます。知らないことってたくさんありますね。ビックリの情報でした。

それにしても、皮膚科医師の猪又先生のお気づきがすばらしい!「アラッよく日に焼けてるわね~?」で終わっちゃってたら、その気づきがあって、アレルギーとの因果関係に結びつかなければ、この情報はないわけです。

「患者さんのご様子を、診察室に入ってくるところからよく見なさい、そこからが診察です」と仰っていた高名な老医師の言葉を思い出します。

高齢者の「孤食」は本当にダメなのか?川口雅裕

「孤独のグルメ」に学ぶ孤独じゃない孤食へのヒント

一考に値する・・TV東京の「孤独のグルメ」
久住昌之さん原作漫画のテレビ化。主人公は高齢者ではないが、中年独身の井の頭五郎。一人で食事するシンプルな内容で、孤食の寂しさどころか、食事そのものが喜びにあふれている。「自分の楽しみを奪わないで欲しい」と言ったくらいの決意が見えるが、決して彼は人とうまくやっていけない人ではない。
主人公の松重豊さんの丁寧に感情を表現するナレーションに秘密はあるが、一人だからと言って孤独ではない。孤独の中に楽しみがある。

将棋に「棋は対話なり」と言う言葉があるそうな、黙って対局者は将棋を指しているが、相手が指した手の意味を読みとり、その手に対する自分の意見を返すという繰り返しであり、それは対話と同じである。黙っているからと言って孤独ではないし、頭の中に沢山のことばや情報が流れ、ドキドキワクワクが生じていると。

孤食も、店や料理人、出された食事の味、見た目と対話してる場合もある・・とこの川口雅裕さんは言う。

問題は孤食そのものでなく、孤食によるマンネリと思う。マンネリを避けるためには、食べる物や食べる時間、一人で食べるのか誰かと食べるのか?自分で決められる環境にあることが重要だということかもしれない。
(自立して暮らせなければ、無理な相談ではあるが・・)

老人ホームに入居している人が、不満な点としてあげる「食」は、好みや品数が原因でなく、毎日同じ時間に皆が集まって皆で同じようなものを食べるという、マンネリに原因があると感じる。フムフム・・現在ホーム入居中の母も同じようなことをつぶやいている・・。しんどいんだな?と。

高齢者になると食事は大きな楽しみの要素だが、それは美味しいかどうかではなく、「自分で食べたいときに、食べたいものを好きな環境で食べられる」かどうかではないかと考えている・・と老いの工学研究所・川口雅裕さんは言っておられる。
う~ん、それはそうなんだけど、物理的にすごく難しい問題。ホームに入れば好きな時間に食べることは不可能だし・・、たとえ在宅でも、独居でそれが高齢者が調理など安全確保できた上での、自分で好きに・・ならいいけれど。ア~ァ堂々巡り・・。

それが危険になって来るからホームに入居になるわけで・・。いつまでも結論の出ない話、何を確保して、何に目をつぶらねばならないのか・・。歳とることは本当にむずかしい・・。

そんな時に新しい老人ホームの案内を見た。医療機関が経営するから何の心配もいらないと大きく言っている・・。そうかなァ~。
それも大事だけど、長年生きてきたそれぞれの高齢者が、ある程度の自由度を持って生活する、特にご飯(食事)に関して、一人で好き~に出来るとこってあるんだろうか?
パンフレットに毎日フランス料理!?みたいに書いてあるけど、それはしんどいなぁ~。
自分の調子によって、気分によって、昆布とたらこ、美味しい漬物だけで炊き立てご飯食べたい時ってありませんか・・?しかも一人で!
そんなホームあるわけないですよね!?

こんなことつぶやいていたら、TVであのアグネスチャンが老人ホーム入居を考えているとの見出し!もう67歳ですって、全然そうは見えな~い!
初めて出産した時、赤ちゃんを仕事場に連れてって「アグネス論争」と言われながらも、ご自分の主張をきちんと通し子ども三人育て上げ、ご自分も大学院に入り、聞いてみれば一本筋の通った自分の意見をちゃんと持った、生活者としての視点を持った自立した女性、何より若々しい。
アメリカの破格の老人ホームを検討してるみたいだけれど、このような高齢者?が増えていくんでしょうか?

これから、高齢者の孤食?ではない、自由度を持った高齢者の食事への関心は高まっていくに違いない・・変わっていくかな?と期待を込めて、いろいろ思うことの多かった記事でした・・。

乳酸菌とビフィズス菌 (脳腸相関)

何かと話題の腸に関して、ヨーグルト売り場も何だか騒々しい・・。いろいろあり過ぎて迷うほど。結局いつもの大きなヨーグルトを買って、ガバガバ食べてる私です。
以下、元アエラ編集長の浜田敬子さんと森永プロバイオティクス研究室勝俣紀子さんの記事です。ご参考になれば・・

理想的な腸内環境とは、腸内細菌が多様性に富み、バランス良いのが健全な腸内環境だと。フムフム・・。その総数は40兆個、人の細胞数37兆個と同等もしくはそれ以上で、重さも1~1・5キロもあるので、一つの臓器に例えられることもあるほどと・・ヘーッ!

先ずは食事、運動、睡眠など生活習慣などを整えることが大切。ヨーグルトに入ってる良い菌は乳酸菌とビフィズス菌が知られているが、ビフィズス菌が入っていないものも多いとか!そうなんだぁ~。

主に小腸で働いて乳酸出すのが乳酸菌。大腸で働いて、乳酸に加えて酢酸と言う短鎖脂肪酸を出すのがビフィズス菌。酢酸は悪い菌の増殖を抑え、腸の働きを活発にする、他にも代謝を上げる、免疫や血糖値の調整、脂肪の蓄積を抑えるなど良いことをしてくれます。酢酸はお酢にも含まれるけど、のんでも途中で吸収され大腸には届かず、ビフィズス菌に作ってもらうのが重要だそうです。

なのでヨーグルトを買う時に、ビフィズス菌入りかどうか見て下さいと言うことでした。

近年注目の「脳腸相関」ですが、ある特定のビフィズス菌に認知機能の一部である記憶力を維持する働きがあるとわかりました。
認知機能低下の原因とされる物質は20年以上かけて蓄積されると言われており、早期対策が大切だと・・。

その他にもビフィズス菌の大腸内の菌数は、加齢とともに減るので、その減る時期と便秘の方が増える年齢とが一致する、毎日の生活にビフィズス菌を取り入れてよい腸内環境を保ち、腸から健康になる時代だと提案していました。なるほど、高齢者施設でも、ご存知と思うけれど重要なことですね。

たしかにおなかの調子が悪いと、肌の調子も悪いことは実感ですから、まんべんなく食事をとった上で、ヨーグルト特にビフィズス菌忘れないようにしたいなぁと痛感。私はお砂糖なしのヨーグルトにきな粉と、友人から頂いた黒糖生姜シロップ足してます、これが美味しいので続けようと思いました。

パルスオキシメーター

一見、大きめの洗濯ばさみのよう。人差し指の先端を挟むとすぐ血中酸素飽和度が表示される、「パルスオキシメーター」と呼ばれる小さな機器、三年に及ぶコロナ禍で、どなたもお世話になったのではないでしょうか?

この原理を考えたのは日本の技術者であったと、新聞で知りました。
青柳卓雄さん。新潟に生まれ、発明家になる夢を抱き大学で工学を修め、島津製作所を経て日本光電工業入社。「ユニークなものを作れ」と上司に言われたそうです。

麻酔科医との会話がきっかけで、動脈血の酸素濃度を簡単に測れる装置の開発に打ち込み、当時は採血しなければ酸素濃度は読めず、患者さんの顔色で判断してたそうですが、青柳さんは拍動を利用し、動脈血だけの信号を取り出すことに成功、連続測定を可能にしました。

しかし大発見でもすぐに光が当たったわけでなく、米国で麻酔中の酸欠問題が問題化した80年代、有用性が理解され企業が相次いで製品化し各国に広まり多くの命を救ったそうです。

晩年まで改良に尽くし、2021年4月に84歳で死去。米紙は長文の訃報を載せ、日本光電の小林直樹特別研究員は「論文を書くより、役に立つものを作りたいという根っからの技術屋でした」と。又その死を悼んだ米エール大学の名誉教授は、青柳氏を2013年のノーベル医学生理学賞の候補に推薦したとの秘話を明かしたそうです。

全国で10万人超が自宅療養と言う名の「自助」を強いられたこの三年のコロナ禍で、パルスオキシメーターは私たちの命綱となりました。日本国内でももっと評価されるべき発明であろう・・と記事は締めくくっています。我が家でも大変お世話になりました。