筋肉と糖尿病!?

高齢社会を迎え、また団塊世代の今後を踏まえ、新聞・雑誌・テレビあちこちで「筋肉」がキーワードになっています。それに伴い筋肉をつけようと元気なお年寄り!?の俳優さんは引っ張りだこ。有名人も違うご活躍?の時代になってきました(笑)

筋肉というと、「骨を守るのに周りの筋肉が大事!」という昨今の教えだけかと思っていたらビックリ!

NHKのたまたま見た”糖尿病”の番組で、専門医が「サルコぺニア」を言っていました。糖尿の番組でなぜ?と思った私は勉強不足を認識。今わかっていることをご説明下さって納得納得でしたので、かいつまんでお話ししますね。
ご存じでしょうか?サルコぺニア。随分前にこのブログに書きましたが、筋肉が落ちて
動作が緩慢になったり、ますます動かなくなって動けなくなる現象ですが、(当院HPのクローズアップご覧ください)そのサルコぺニアがまさかに糖尿病と関連するとは思ってもみませんでした。

その糖尿病専門医によると、筋肉減少によりサルコぺニアになる→ブドウ糖の消費が減る→血糖値が上がる  というメカニズムだそうです。

確かにお元気そうに見える年配の患者さんにもよくお声掛けして伺うと、「お肉あんまり食べないのよね」とおっしゃる方がほとんどで、いらっしゃる度ズボンの中で足が泳いでいて、お痩せになったなぁと言うより、骨の周りの肉が落ちた!と思わせる方が多くいらっしゃいます。長生きして骨がもろくなっても筋肉ついていればどうにかなるという今の考えには、ほど遠い状況のようですね。骨折して寝たきりを引き寄せてしまいます!
「粗食の人は長生き」は、違ってきたようです!

でも聞けば年長者は意外とお肉好き。それもステーキ好き。カツも好き。味ハッキリしたのが好き。
上等なお肉でなく少し脂が散った気軽なお肉の方が軟らかいし、要は調理の仕方ですね。先日「いじりすぎてまずい」のブログあげましたが、すき焼き風・ステーキ風・焼き肉風。シンプルではっきりした味付けなら高齢者も美味しく食べられると思います。薄味すぎてなんだかわかんない調理はダメですね。やれフレンチのどうとか・・いじくりまわすから美味しくなくなっちゃうのです。
日頃からお肉を積極的に食べ、自宅で出来る簡単体操で筋肉ってつくようです。実はそういう私も、只今筋トレとは言えないまでも簡単ストレッチ中。これが効いてきて、膝の痛み解消しました。続ければ効果あるようです。

私達中央歯科クリニックは、生涯にわたり皆さんが自分のお口で召し上がってくださることが望みです。お口のお手入れはもちろんですが、お顔周りの”筋肉”も萎えると噛めなく飲み込みにくくなるのです。ですので、筋肉は「守り神」なんです。

筋肉はあっという間に萎えますので、焦らず続ければ結果は出ます!
筋肉はつくまで時間がかかりますが、根気よく無理せず続ければ安心と自信がつきます!
頑張りましょう。