手放せない本です

題名読むとドキッ!ですよね。
村上和雄先生はずっと前から何かと気になる先生で、この本は2008年に買いました。

この題名ですから買うとき勇気いりました。でもすごい本なのです。英語で副題付いていて、Stay Honest , Stay  Stupidとなっています。

村上先生は元々遺伝子研究者で「くさらない、おごらない、屈しない」と常に書いてらっしゃいます。サムシング・グレートと言う生命の摂理にしたがって、私たちは生きているのではなく、生かされているのだと自覚すること。それが人間のおごりや思い上がりを抑制して、私たちに節度やつつしみ、「おかげさま」の心をもたらしてくれることは確かだと思う・・と。

一つ、心にとどめておいていただきたいのは、目に見えるものだけを信じるあまり、目に見えないものは「存在しない」と切って捨てないことです。生命思考の観点からは、命にとって大事なものほど目に見えないものかもしれない。    

そうした創造力の余地を残しておくことは、私たちの思考に幅や余裕を与え、生や命を充実させてくれるはずだからです。何度読み返しても手放せない・そばに置きたい本です。