岩波律子さんのことば・・

言わずと知れた岩波ホール支配人でらっしゃる岩波律子さんの、今日に至る紹介が新聞に載っていました。岩波ホールと言えば「高野悦子さん」だと思っていた私は、律子さんの大学院生からの人生の物語に魅了され、又気持ちいいくらいの、きっぱりした女性像をお持ちで、新春スペシャルの記事を読みふけりました。

その中に、映画やさんですから当たり前でしょうけれど、「一本の映画で、自分が本当に生まれ変わったように感じる人は少なくありません」と書いてありました。

また、私達はスマホ一つで情報を得られるし、牛や豚を処分して簡単に肉を食べている。でもそのスマホを切って映画館の暗闇に身を沈め、たくさんの他の観客と一緒に息をひそめると、全く異なった感じ方があるものです。自分の暮らしは、何の上に載っているのか、自分の思考や腕の力をちゃんと使っているか。情報に飼いならされていないか。若い方も、言葉にできなくとも深く心を揺さぶられるかもしれません・・と。

そして、理解できる情報だけで行動するのが、今の人の当たり前。けれどその心地よさの毎日に、少し背伸びした体験を試してみると、ホコリをかぶっていた日常が現れたようになるものです・・と。
知らない国の暮らし。思いがけない考え方、命懸けで生きる人たち。そして守り抜いている文化や不思議な習慣など、世界にはあまりにも多様で驚くような現実が息づいています。ぜひ映画から、新しい視野を広げていって下さいとも。

おおらかな笑顔の岩波律子さんのお写真とともに、この記事は何度も何度も読み返しましたので、ご存知かと思いますがご紹介しました。