味覚障害

最近80・90歳の両親と関わることが多く、味覚のことはとても気になっていました。ある番組によると、80歳の味覚は20歳の時の半分くらいに落ち、放っておくと治りにくくなるようです。

番組内で、芸能人何人かに下記のものを飲んで頂いても、違いが分かった人はいませんでした。
➀500gの水に砂糖5グラム  ②500gの水に塩1グラム
皆さんもお試し下さい。

このように微妙な味がわからなくなるのは、高齢者に限らず
・こってり味が好きな人・激辛が好きな人
・ファーストフード・インスタント食品をよく食べる人
・サプリを沢山常用する人
・噛まないで食べる人
・常用薬の多い人       に多く、甘いものもいくら食べても
               甘みを感じず肥満の原因になっている例も
               あるようです。

この味覚障害に「亜鉛不足」がよく言われますが、食事などで亜鉛不足は
充分解決できます。特に牡蠣を始めとする貝類や牛肉赤身(ハンバーグなら一個で十分)豚のレバー・卵・チーズ・大豆や納豆等・・・。
亜鉛は新しい細胞を作るのに欠かせないミネラルですから、普段からまんべんなくいろいろ食べることが大事ですが、心がけるだけでサプリでなくとも亜鉛接種は可能です。

但し、アルコールの飲みすぎは、アルコールを肝臓で分解する時、亜鉛を消費するので、ご注意が必要です。

乳幼児も成人もお年寄りも、薄味になれることがとっても大事です。

又、タバコを吸っていると舌(ベロ)の味蕾にカビ状のものがつくので
味を感じにくくなり、つい濃い味好みになります。
タバコは加熱式・電子タバコも含めタバコですし、喫煙に安全なレベルは存在しないので、味覚障害を防ぐ意味でも禁煙をお勧めます。