院長 奥富史郎

良く遊び、さらに遊ぶ学生時代

院長奥富史郎 昭和23年、千葉県野田市に生まれる。小さい頃はキッコーマンの醤油樽で遊ばせていただいた。 上野中学、東邦高校を経て、昭和42年日本歯科大学に入る。 学生時代、今でも付き合いの続く悪友たちと、スカイラインで日本全国を走り回り、毎年夏は北海道の友人宅で過ごし、札幌市内の道は目をつぶっても走れるくらいだった。冬はスキー!ある年の追試験はスキー場から受けに出かけたほど夢中になった。(楽しかったなぁ)

歯科医師としてデビュー

紹介画像3 卒後、付属病院口腔外科、宇賀教授のお世話になった。(日曜には教授のドライブの運転手)園山教授には、ドイツ帰りじきじきのオペとともに、患者さんの心を尊重する事も学んだ。その後久野教授にもご指導頂き、当時、外来は待合室に入れないほどの患者さんが来られ、本当に目の回る忙しさであったが、医局員の仲もよく、神楽坂の安い店で大いに酒を酌み交わした。二日に一度の当直もこなし、体力勝負の医局で、大変ながら貴重な毎日だった。この頃のオペした患者さんが開業してから、朝霞まで通院下さっており、大変有難いことと思う。その後、薬理で博士号取得。これがまた現在になってとても役に立っている。そういえば当時、大学近くのとんかつやの出前は、元プロボクシング世界チャンピオンの具志堅用高さん、ご本人だった。吉野家の牛丼が流行り始めたのもこの頃、本当に懐かしい・・!

全身の中の歯科という考え

紹介画像4 また、教授のご配慮で日本医大耳鼻咽喉科において、1年研修を受けた。この経験は、口と全身を診るようになった今日、とても役立っている。昭和57年開業するにあたり、現役歯科医の父の了解を得、縁あって当地に開業した。当時、右も左もわからぬ私を、仲町町内会の皆様が大変よくして下さり、そのお陰で今日あると心より感謝している。 開業当初から「歯も大切な体の一部です」とうたって診療を始めたが、当時は若くして入れ歯の方もおり、歯は、悪くなったら抜くのが普通だった。口腔外科での経験を生かしながらも、いかに歯を抜かないで診療できるかを考えていた。

予防歯科への目覚めと実践

紹介画像1 そんな折、朝日新聞で連載された大阪、豊中市の片山恒夫先生の「歯無しにならない話」に感激し、泊まり込みで何回も大磯の合宿に参加して受講、歯槽膿漏でもなるべく抜かない、生活改善と、治療に柔らかい歯ブラシを使う、噛むことの大切さ(玄米食)など今の生活習慣病を思わせる貴重な学びを得て、早速診療に取り入れた。この当時を覚えている患者さんから、「歯を抜くのは治療じゃないよ!」って先生が言ったことを覚えていますよと先日、告白?された・・。

熊谷崇先生との出会い

紹介画像2 衛生士学校の講師もしながら、スタッフ共々診療のレベルアップを目指している時、山形県酒田市でご開業している熊谷崇先生の「虫歯も歯周病もまれな疾患」との話に驚き、スタッフ一同引き連れ酒田市の熊谷先生のもとに出向き勉強した。歯の汚れ、細菌の塊、バイオフィルムの破壊と除去が重要で、人により虫歯のなり易さが違うことを知り、歯周病とともに定期的なメインテナンスが重要と知り、熊谷先生から、科学的根拠のある、エビデンスに基づいた予防の大切さを学び続けながら、患者さんの生涯にわたるご健康維持にお役に立つよう、今日にいたっている。熊谷先生は、長年に渡る世界中の名だたる先生方との交流により、いつも新しい情報を惜しみなく教えて下さり、常に患者さんを思い、また歯科医師、衛生士含め歯科の正しい評価を頂くため奔走なさる日々で、有難く思うと同時に私も微力ながら貢献したいと思う。

削らない抜かない喜び

紹介画像2 「やたらに削らない、やたらに抜かない」代わりに、患者さんには日々のお手入れとメインテナンスを一人ひとりのリスクに合わせて続けて頂いている。すると、自ずと結果が出てきて、歯を修理する歯科医師としてではなく、歯を修理しないようにする歯科医師としてお役に立っている事を実感する。本来の歯科医療の在るべき姿が提供でき、患者さんに喜んでいただいている診療の日々は歯科医として、大変嬉しい。

葉山での休日

紹介画像2
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結婚してから休みには葉山に行く機会が多くなったが、当時飼っていたダックスフント2匹を浜辺で散歩させていた時、素晴しいコーチの加藤さんに出会い、シーカヤックをはじめた。海の上に座る感覚と波の力を味方に海面を滑る楽しさは格別。もう一つの楽しみは(これがメインかも)終わってからのビール。そして船宿のご主人からその日その日の大漁のおこぼれの差し入れも、感謝、感謝!さらに並んで開店を待つこと必至の魚屋直営の食堂での”おこぜのから揚げ”は絶品! 行けば必ず注文するので、「今日も良いおこぜ入ってますよ!」と言われる始末。美味!!

皆様への感謝

紹介画像2 カヤックを続けるには、皆さんの受けているお口のメインテナンスと同じ、定期的な体のメインテナンス(トレーニング)が欠かせない。自分の健康維持に努めながら、縁あって、診療させて頂くことになった朝霞の皆様のご健康維持の一助になればこんなうれしいことはない。宇賀、園山、久野、片山先生はじめ、今もご指導頂く熊谷崇先生、多くの仲間とスタッフ、支えて下さる方々、そしてメインテナンスを続ける患者さん方に感謝しながら、日々、ヒポクラテスの「害のない医療」を肝に命じ頑張りたい。