オハマ研修

オマハ研修

出発前、帰国したばかりのアメリカ人の患者さんに「今、アメリカはものすごく寒いですよ」と言われ、慌ててユニクロのヒートテックを荷物に入れこみ、途中のミネアポリスは16度とのアナウンスでした。(日本を出る時は31度でした) オマハのホテル周辺、町並みは一世紀前のものと思われるレンガの建物と道路で観光の馬車がよく似合う情緒豊かで風情のある町で、前回の近代的なヒューストンとは好対照でした。アメリカの懐の広さを感じます。

オマハ研修

クレイトン大学での講義は宿題であったネッターの教科書からのチェックに始まりました。 出発前に原著を手に入れても解剖図を見るのが精いっぱいで、クイズでは苦労しました。 これからは英語力が何よりも必要と痛感しました。 今回の研修では解剖学を学び直すのが目的の一つです。 Dr Norton の講義は長旅後の頭に少々厳しいものでしたが、この様な講義を聴ける幸運などそうあるものではありません。

オマハ研修

40年ぶりのcadaver実習では、cadaverにもし温もりがあれば、皮膚の柔らかさ、脂肪組織や筋肉の色、触感は極めてフレッシュ(失礼ないい方かもしれませんが)そのもので、Dr Norton の解剖手技は、まるで今「手術室にいるのでは?」と錯覚するような臨場感あふれるものでした。 私自身、神経の走行などをあいまいに覚えていること、思い違いなど再確認させて頂き、本当によい勉強ができました。

オマハ研修

インストラクターの先生にはインプラントの埋入、歯周外科の細かな技法を教えて頂き、自分の考えを広める事ができ、更に手術見学では、患者さんへの配慮、院内準備など、私の臨床での改善点を得ることが出来ました。 宮本先生の周到なご準備のおかげで、インプラント処置に際しての基礎、CT読影から臨床まで丁寧な講義、実習を受けさせて頂き、ヒューストンでの講義をより身近で確実なものとすることができました。

オマハ研修

日本では教育課程以外では経験することができないcadaverを前に、尊厳をもって頭を垂れたくなった自分の気持ちを軸に、今後は予防をベースにした無用なことはしない、修飾のない治療を心がけます。 専門的な知識、スキルだけでなく、医療人としての教養、知恵、患者さんのバックグラウンドを拝聴するコミュニケーション力、それらをいかに按配するか「医のアート」が問われる研修でした。 私達は「仁」の心をもって患者さん一人ひとりに向き合い、その人の生活の質の向上を目指す医療を実践していこうと思います。

オマハ研修

素晴らしいプロジェクトに参加させて頂き、熊谷先生、宮本貴成先生はじめ、ヒューストン、オマハの関係者の皆様、中山吉成先生、シロナデンタルシステムズ、アストラテックの皆様に感謝申し上げます。 半年にわたりDグループの先生方と楽しく勉強できました縁を、今後とも大切に育てていければと心から思います。