日吉歯科 補綴学研修-2011

2011年1月 山形県酒田市 日吉歯科インプラントセミナー

院長 奥富史郎

1月の雪の多い酒田で補綴学の研修に参加しました。

日吉歯科インプラントセミナー

インプラント治療ではより確実に予知性のある治療のためには、論文に基づいて診査、診断することは必須の事柄です。インプラント治療にCT診断を加えても、インプラント器材の選択、処置の術式、補綴物の咬合関係などに一貫した考えがなければ、予知性の高いインプラント治療を行うことはできません。

日吉歯科インプラントセミナー

講師の熊谷直大先生の患者さんへの細かな配慮、無駄のない診査の進め方を拝見させて頂き勉強になりました。

日吉歯科インプラントセミナー

また、熊谷志研先生からはインプラント手術、骨造成について、最新の論文からの考察をお聴きすることで、私が今抱えている問題の、原因及び解決策がわかり、今後の治療方針に自信がつきました。インプラント治療に限らず、歯周治療にも役立て行きます。

日吉歯科インプラントセミナー

また、20年来一緒に仕事をしている技工士をも参加させて頂き、初めて技工作業の一部を経験して、技工士の苦労がわかるとともに、今後は一段と意思疎通が図れ、精度の高い補綴物が作成できると確信しました。昨年のアメリカ研修をより臨床で役立つ研修で、インプラント治療の確固たる「礎」が出来たと思います。

技工士 脇

日吉歯科インプラントセミナー

2011年1月22,23日の両日、奥富先生のお誘いを受け、初めて山形県酒田市 の日吉歯科診療所のインプラントセミナーに、同行させていただきました。歯科医、 技工士を交えての少人数セミナーは経験が少なく、とても有意義でした。

今回痛感したのは、インプラント補綴完了後のメンテナンスの重要性。熊谷直大先生の「インプラントも歯周病になる。」という見識は、私の中で大いにかけていると感じました。

セミナーに参加されていた技工士の皆様は、インプラントの技工経験が少ない方が、 ほとんどでした。私は年間数百本レベルで、インプラント上部構造を製作している事もあり、講師補佐のような存在になってしまいました。持ち前のサービス精神ゆえ、講師のバイオプロ庄内・須佐氏の横で、皆さんにいろいろとアドバイスしておりました。少し出しゃばりだったかもしれませんが、少しでも参考にしていただければ幸いです。

また、短時間ではありましたが、歯科衛生士・池田さんのお話も、私にしっかり届き ました。今までインプラント上部構造の清掃に関し、知り得る機会が無かった為、疑 問の糸が解けた思いです。これまではインプラントの補綴物は、どうやって清掃する のだろうという思いを抱きながら、製作していました。今後は池田さんの解説を参考 に、審美・機能・清掃性のバランスの良い製品作りに、邁進していきたいです。加えて歯科医・歯科衛生士・歯科技工士が三位一体となり、より良好な協力関係の構築の 必要性を感じた次第です。

ここで予防歯科の権威・熊谷崇先生率いる日吉歯科診療所を、初めて目の当たりにした感想を述べたいと思います。そこは正に歯科医院の理想郷のような空間でした。院内を案内していただきましたが、規模の大きさ、設備の充実度に圧倒されてしまいました。熊谷先生と奥富先生の会話に耳を傾けていた中で、「診療報酬で得た利益は、必ず患者さんに還元しないとね」との熊谷先生のお言葉が、とても印象に残っています。患者様に対し、より快適に、より満足度の高い診療をという思いが、築き上げたのだと感じ入りました。

このセミナーで口腔外科専攻の奥富先生が、スタッフの皆様と共に、熱心に予防に取り組まれ、昨年は休診してまでアメリカに出向かれて、いつも周辺医療も含めて、沢山の勉強をしておられる意味がよくわかりました。単なる修理屋でなく、歯科医こそ幸せな人生に貢献できるという想いが理解できたからです。精度の高い修復も患者様 自らの口腔のケアーとメンテナンスの継続があってこそで、予防をベースに据えた精度の高い補綴の提供と維持管理の大切さ、又それを患者様に理解していただき共に歩 むこと。こうして初めて我々技工士の技術も生きて、より精度を上げてと意識も高まります。我々の仕事が、人々の生涯にわたる生きいきとした幸せに繋がることに貢献できると知った事に、この度、酒田をご一緒させて頂いた、大きな意味がありました。

最後に今回のセミナーですが、本当に楽しんで受講する事ができました。朝4時に起床して羽田空港に向かい、西高東低の冬型の気圧配置になれば、吹雪必至の東北地方へのフライトは、いささか不安もございました。しかしいざ到着してしまえば、文中の通り充実した時間を過ごせたことは言うまでもありません。また魚介類の美味しさは格別で、特に真鱈の昆布〆・白子の天ぷら、口細ガレイは絶品でした。また技工士 参加のセミナーがございましたら、酒田に同行させていただければと思います。
(次回は岩ガキの美味しい季節で)