衛生管理と安全への取り組み

プリーズ「安心・安全」な歯科クリニックへ

最近、医療関連施設では「安心・安全な○○」というキャッチコピーをよく目にします。それだけ「安心・安全」という言葉は、医院側にとってPRには便利な標語なのでしょう。多くの医院ほどではありませんが、当院でも「安心・安全」という言葉を使います。「安心・安全」は、患者さんには心地良い響きなのでしょうが、当院にとっては実に厳しい響きを持った言葉です。

「安心・安全」の併記を、当院では安易に考えることなく30年間臨床に携わってきました。それは、安全が進めば安心して安全を脅すからです。歯科医院は日常的に患者さんのお口の中に鋭利なモノを入れて、唾液や血液など感染の原因になるものに触れています。安心と安全はリスクと表裏一体のものであることをしっかりと認識することが、医療の質、本来の患者さんサービスと思っています。

当院では開業以来継続的に院内感染防止のため、医療器材の充実をはかってきました。それは私が口腔外科出身であること、そして臨床のベースに予防歯科を据えてきたことが影響されています。安全はコストとともに高めることができます。しかし、それ以上に大変なことは、汚い手やグローブで滅菌された器具を触らないようにスタッフを教育することです。また、診療の途中で足りない器具をとりに行くときにも、グローブを外さないといけないようになります。このように「安全」をつくりだす医療機材を使うスタッフを教育できることで初めて「安全」の前に「安心」を併記することができるのです。

「安心」は人が「安全」は医療機材がつくりだすことを、消毒滅菌概念として患者さんをお迎えしています。

品質の診療を支える当院の選択

滅菌パック 当院ではお一人お一人に「ミラー」「ピンセット」「排唾管」(唾を取る為の管)だけを、滅菌パックにお入れしてご用意し、治療開始直前に、患者さんの目の前で担当者がお開けしています。

ですから、診療室で患者さんをお迎えする時は、お一人づつの滅菌パックと紙コップ、ペーパーエプロンそして目などをガードするサングラスのご用意です。 その他、歯科衛生士が歯をきれいにする為の、細かい器材も使い捨ての物を採用し、毎回新しいものをお出ししています。

治療に必要な器具もすべて、安全安心で高度な滅菌システムを経て、提供しております。

世界基準の滅菌機器

ミーレ ジェットウォッシャー – 洗浄/除菌システム

ミーレ ジェットウォッシャー - 洗浄/除菌システム 機械が自動的に洗浄を行うので、優れた洗浄効果を得る事ができるだけでなく、洗浄効果を高い精度で標準化する事が可能になります。この度、当院に導入したヨーロッパ最高基準のクラスBオートクレーブ「リサ」と組み合わせる事で、優れた洗浄・滅菌システムを確立いたしました。来院していただく皆様にいつも最高精度の衛生管理、安全管理を当院はお約束しております。

リサ – 小型滅菌器

リサ - 小型滅菌器 小型高圧蒸気滅菌器のヨーロッパ基準(prEN13060)で「あらゆる種類の被滅菌物を安全に滅菌することができる」とされています。今までの歯科で使用されている滅菌器よりもさらに厳しく、医科で使用されている大型滅菌器の規格(EN285)に準じ、歯科で使用できるようコンパクトにしたクラスBオートクレーブがこのリサです。より高いレベルの滅菌が可能になりました。

滅菌プロセスのご紹介

当院では患者さんにも仕事をする者にも、安心・安全を心に置き、消毒滅菌致しております。手間も時間もかかりますが、当たり前のこととして又スタッフの共通認識として、取り組んでおります。(以下は通常の診療後で外科処置後の片づけは更に細かくなります)

1) 診療終了後 ユニット(診療イス及び台)から使用器具を下げます。
基本セット及び使ったものすべて洗い場にもっていきますと同時に
ユニット回りを専用のもの、及びアルコールなどで拭きあげます。

器具を分別 2) 洗い場で、使用済みの器具を分別します。
自動洗浄機・ミーレの各専用かごに器具を分けて入れます。
※当院では使用器具は手で洗わず、血液などのあと処理をした後、自動洗浄機(ミーレ)で洗浄します。

「一本づつ」立てて滅菌 3) 2でかごに入れない・タービン・コントラなどは「一本づつ」ミーレに立てて滅菌できるようにします。
細かい器具は専用のボールかごに入れて用意します。
このような器具はは精密機器の為、滅菌すると寿命が短くなるという考えもありますが、感染防止を第一義に考え、患者さんごとに滅菌しています。

洗浄開始菌 4) ミーレで洗浄開始。(約1時間)

ミーレから器具を出す 5)ミーレで洗浄終了。(ピーと音で知らせます)

器具を滅菌パックに入れるなど・・ 6) ミーレの蒸気排出後器具を出して、滅菌パックに入れます。
 基本セット初めほとんど全ての器具をパックします。
 コントラ・タービンなどは注油などの処理を経てパックします。

専用バット 7) 高圧滅菌器(リサ)に入れるべく、パックした器具などを専用バットに入れます。
衛生士の大切なスケーラーは、洗浄後シャープニングするので滅菌はそれからになります

リサに入れる 8) リサ終了後、リサからパックしたものを取り出し、熱が冷めたら各ユニットの棚にしまいます。

スタンバイの滅菌済みパック 9) 各ユニットにはこのように消毒・滅菌された器具のセットが、十分にスタンバイしております。
お一人お一人にパックされた使用する器具は、患者さんの目の前で、使用直前に開けさせて頂きます。
エプロン・コップ・グローブはもちろん使い捨てです。
皆様に安心・安全に受診頂けますように、心がけております。