メインテナンスでの禁煙サポートは患者さんを
ヘルスプロモーションへと導く

禁煙支援がメンテナンスを定着させ、患者利益が向上する

タバコをやめ始めるとニコチンのマスキングがとれ本来の歯肉を現しますので、出血したり、腫れたりします(脅かすのではなく医療者として事実を伝えます) 。

禁煙支援(行動形成型)はタイミングよく少しでも早く介入することで、歯を残すことに大きく貢献します。 そして禁煙された方は「できないと思っていた事が出来た」 「自分の健康は自分で コントロールできる」と自信をもち、朝起きた時口がネバネバしない、 歯ブラシのあと口の中がさっぱりする、変な咳がでない、口臭がなくなった、食事がおいしいなど身近にいい事が増えます。

メンテナンスの効果がアップします!

禁煙した方はヤニ取りをしないで済むので歯科衛生士がプラークを取りやすくなり患者さんのお口の中も綺麗になります。!

Aさん 会社 蓄積本数 31万本 輸入タバコ会社勤務の方

Aさん 会社 蓄積本数 31万本 BAT JAPAN  勤務

減煙し始めて月に1度は腫れ、消炎処置と抗生剤投与。 禁煙と共に腫れる間隔は長くなり、口の中がきれいになり わずかな変化にも本人が気づく。禁煙できた事が自慢で新しいスポーツシューズとウエアーで年長さんの子供とメンテナンスに来院。 「パパ、すごいね!タバコやめてほめられたね!」 歯ブラシなども自主的に交換するようになった。

Bさん 咽頭癌から生還 蓄積本数 66万本 運転手

Bさん 咽頭癌から生還 蓄積本数 66万本 運転手

咽頭ガンの手術後、声を失うも補助具を使わず発声練習し克服。 胃に転移し切除した為口腔内乾燥ひどくなリ、メンテナンスは月一回となる。どうしたら快適に過ごせるか工夫の毎日、低血糖対策のアメはう蝕を増やすので、 固形のブドウ糖を勧めた。柔らかいブラシで、 ホームケアを頑張り、のどの渇きも解決。 前向きな患者さんにこちらも元気,勇気を頂く

Cさん兄弟 初診時 2002年 : サードハンドスモーク

Cさん兄弟 初診時 2002年 : サードハンドスモーク

サードハンドスモークとは米国マサチューセッツ総合病院小児科からの報告で、タバコを吸った室内に煙が吸着し有害物質が残り、その影響を言う。

9歳で子供の脳は決まると言われるが、今後、 この子供達が喫煙者にならぬよう、メンテナンス の中で支援を続け防煙に努めたい。

禁煙成功者の声

  • ヤニがつかなくなりメンテナンスの 効果が上がってきれいな口腔内を患者さんが実感できた。
  • 禁煙を評価され店長になり、日曜は老健にボランティアに行く。 ホワイトニングもトライしたい。

  • 行動形成型支援により3年たっても戻らない強い気持ちが芽生え患者さんに 自信がついた。
  • 夢の中で喫煙し 「何で、せっかく止めたのに!」目が覚めた。「良かった、吸っていなくて」子供も喜んでいる。

  • 禁煙支援とメンテナンスによってプラスのメッセージが伝わり嬉しかった。
  • 部下に禁煙してすごいと褒められ、社内の評判が上がる健康意識が高くなり、キャンセルしなくなった。

メンテナンス効果を上げる禁煙支援を通じての医科との連携

滝澤義和 私の医院では10年前より禁煙指導を開始しましたが、近隣医療機関から次々と依存症の方が紹介されてくるメッカとなってしまいました。 主治医が糖尿病、高血 圧症、脂質異常症には熱心に治療なさるのに、同じくリスクの高い喫煙に関しては自ら指導、支援なさらないことに常に疑問を感じています。 その点、奥富先生の 日々の実践は流石です。これからも志を同じくする者として、地域住民の健康のために、連携していけたらとお願いする次第です。

上野胃腸科医院 院長 滝澤義和


禁煙支援の第一歩は歯科医院からです。 目で見える喫煙有害性は歯科医院のみに許されたことです。 ですからこそ、歯科医院が禁煙の動機付けの第一歩と自らを位置づけてくださっていることはすばらしいことです。 今後とも、日本の禁煙支援をリードしてください。

奈良女子大教授・禁煙マラソン主宰
日本禁煙科学会副理事長
高橋裕子

喫煙者の多くの皆さんは、禁煙したいと思っている。統計的調査で8割の喫煙者が 禁煙をしたがっているという報告さえあります。みんな禁煙するきっかけを待って いるのです。 禁煙のガイドラインの中で、医療者が全ての喫煙者に声をかけるだ けで1年年後には数%の喫煙者が禁煙をしているという報告あります。

喫煙者にとって、肺や心臓への影響を言われても、ピンときません。肺とか心臓と いう臓器を目の当たりにする機会が 皆無だからイメージ出来ないからです。でも、 歯肉の炎症、出血、ヤニ汚れ、口臭など 口の中のトラブルは、イメージでき、 自分の問題と捉えることが出来ます。診療の場で、「タバコ吸いますか?」 「何で判るのですが?」「だって歯肉が・・」と 禁煙の話題のきっかけ作りが しやすいのが歯科です。

一般の治療は、マイナスベースをゼロベースに戻すことですが、禁煙だけは 違います。 ゼロベース(禁煙した)以上に、元気で明るくなっていくプラス アルファをもたらすのが禁煙であり、禁煙治療に当たる私たちが、そのプラス アルファのおすそ分けをいただけるのです。禁煙支援することが、元気の源、 やる気の原動力になり、禁煙支援に「はまる」医療者が沢山います。私たちは、 「禁煙はするほうも支援するほうも楽しく仲間と」をモットーに全国ベースのネ ットワークを作っています。仲間に入って楽しい禁煙支援に取り組んでみ ませんか!

日本禁煙科学会理事
禁煙マラソン事務局長
三浦秀史