新型インフルのウイルスは目をこすったり、鼻の穴を触ったりで目や鼻の粘膜からも感染します。予防の基本は手洗いです。念入りに指の間も含め洗って紙タオルで水分をふき取り、アルコール製剤を両手にすり込むとよいです。うがいは必ず、できれば洗顔もします。また、肺炎球菌のワクチン接種(現在ワクチン品薄にて、10月中旬供給見込みとの事)も有効です。
咳、くしゃみと共に半径1M程度で感染する「飛沫感染」、電車、バス、劇場など締め切った空間の空気中での「空気感染」、衣服、ドアノブなどに付着したウイルスにさわって感染するなどありますので、くしゃみ、咳は手のひらで押えず、二の腕(ひじの裏側)でおさえ上記の確実な手洗い、うがいは基本です。肺炎球菌のワクチン接種は、呼吸器疾患などハイリスクの方、高齢者には早いうちの摂取をお勧めします。肺炎をおこすのは、ウイルスでなく、他の細菌です。このワクチンは肺の中の細菌の増殖を8割がた抑えるというデーターがあるそうです。費用は7~8000円ですが、公費助成もあるようです。ハイリスクの方は悪化する前に抗ウイルス薬を開始することも大切。(松本慶蔵 元長崎大学熱帯医学研究所所長談 女性自身9月8日号)
マスク、ゴーグル、手袋、季節によりコートを着用します。
マスクはピッタリフィットさせ、ゴーグルは白目から感染するのを防ぐため、花粉症用でも水泳用でも、サングラスでも何もつけないより、ベターです。薄手のビニール手袋も有効ですが、もちろん使い捨てです。
マスクはヒモだけさわって玄関ではずし、コートも玄関でぬぎ、マスク、手袋はビニール袋に密閉し専用のゴミ袋に捨てます。
ウイルスは柔らかい布地の上で約8時間生き続けます。コートは玄関でぬぎ家の中に持ち込まないようにしましょう。ゴーグルは洗浄、石鹸を使ってのきちんとした手洗い(その後アルコール製剤のすり込み)とうがい、できれば洗顔もします。
まず、地域の保健所、かかりつけ医に電話をし、症状を説明、指示をあおぎます。直接医療機関にかけこむのはさけましょう。高熱がでて、2日以内にタミフルなど、抗インフル役の服用が有効です。
感染後2~3日して突然発症(発熱)し38度を超える高熱となり、のどの痛み、鼻水、咳、腹痛、下痢、肺炎症状、歯肉出血、血便、血痰も考えられます。全身感染なので、便中にもウイルスが排泄されますから、素手で対応してはいけません。
水枕、保冷シート、保冷剤などを使いながら、アセトアミノフェン系の解熱剤を使います。小児の場合は、脳症を引き起こす可能性があるので、アスピリン系は避けたほうがいいようです。アセトアミノフェンを使うようにします。
また、脱水症状をおこし、食事もとれないので、うすめたスポーツ飲料を一日少なくとも1・5リットルは補充したいものです。レトルトのおかゆも利用しやすく、果物の缶詰もシロップを薄めて飲むだけでも、エネルギーの補充になります。
塩素系漂白剤がウイルスを不活性化します。市販の「ハイター」「ブリーチ」で300倍に薄めたものでよくふきます。患者のトイレは原液を60倍に薄めたもので、ゴム手袋をして拭き、その後水洗いします。使用中の換気に十分注意して下さい。
鼻水や痰など、体液のついたティッシュなども、ビニール袋にいれ、しっかり口をしばり、密閉して捨てます。患者の洗濯物は漂白剤を薄めたもので、消毒してから家族と分けて洗います。
もともとインフルエンザという病気では、タミフル服用の有無にかかわらず、まれに異常行動がみられると報告されています。特に10歳前後の子供がインフルにかかったら、寝ている様子をまめに見に行くなど、タミフル服用に関係なく目を離さないようにして、注意してください。以上 岡部信彦、岡田晴恵 (国立感染症研究所)
2009年1月、2008年2月、2007年12月号 栄養と料理より抜粋
日々の食事をきちんととって、生体力を高め、食後のお口の中のお手入れすることです。朝おきたら、まずよくうがいして下さい。寝ている間、唾液はほとんど出ないので、朝お口の中は細菌の巣窟です。日ごろの、お口の中のホームケアとプロのケアをしている方はインフルにかかりにくく、肺炎への移行も少ないと言われています。お口のケアって大切ですね。
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