3年たちました。春の陽ざしが届きますように。

今日は3月11日。早いものでもう3年。被災された方にはご苦労の3年であったと

拝察します。ニュースではまだまだ解決されない事ばかり、未だ仮設住宅にという映

像を見ると心痛みます。原発事故で立ち入り禁止になった福島県の警戒地域(現在は

帰宅困難地域として)内には、牛3500頭、豚約3万頭が飼育されており、その

半数以上は餓死し、野生化したものは殺処分となったそうです。その中で生き残った牛

の命を守るために、近隣の13牧場が今も約700頭の牛を飼育し、「希望の牧場・ふく

しま」の吉沢正巳さんは事故直後も牧場に残って約360頭に餌をやり続けているそう

です。「ここの牛に経済価値はない。家畜でもペットでもない。何のために飼うのかと悩

んだね。でも俺は牛飼いだから殺しはしない」最大の被害者ともいえる牛を生かすことで

福島の現実を伝え続けることができる。学術調査もできる。エネルギーの事を考える

きっかけにもなる。それらが復興の希望につながると信じて、吉沢さんは人生をかけて

牛を生かし続けるのです(JAFメイト3月号より)

いつぞや、被災地にイノブタが異常に増えて、吉沢さんのような飼育を続ける方が守り

に守った牛のエサを、イノブタに食い荒らされたというニュースを書きました。どれほど

肩を落とされたことでしょう。でも、吉沢さんのコメントにあるように、残された飼育牛

の血液検査などが始まり、ようやく被ばくの実態を調べようという動きも始まりました。

ご不自由な生活の中でも、人々の未来に役立ちたいと踏ん張る方々がいます。避難先に連

れていけないペットたちに給餌ボランティアする人々。「原発を作った僕ら世代には、彼

らの命をつなぐ責任がある・・と毎日200キロの運転しながら日々頑張る方々、」帰ると

きの鳴き声がせつないそうです。餌を置いてきても大量の鼠に食べられてしまってペット

の口に入らなかったり・・。そんな放送もありました。「他人事でなく、今より深く災害の

事を考えて下さい」震災語り部の重いことばが胸を打ちます。あの日を思い出し、私達に

できることは何か、いつでも使える電気・水道・ガス。三度三度の食事、恵まれているのに

たわいもないことに愚痴こぼしてしまう自分、今の幸せに感謝しながら、今日一日をすご

したいものです。

どうか被災された皆様に、希望と春の陽ざしが届きますように。いつでも、いつまでも

3月11日を忘れないで、私達心寄せさせていただきたいと思います。十分がんばられて

いらっしゃいますので、くれぐれもおからだ大切になされてください。

ご苦労お察ししながら、応援続けましょう。

 

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