歯の衛生習慣

昔6月4日は「虫歯予防デー」とされてましたが、現在は6月4日から10日が歯の衛生週間になりました。以前は6月4日になるとあちこちの動物園で、カバの口をアーンと開けて
歯ブラシする光景が一般的でした。

70年代、日本は虫歯の洪水で「333運動」3度の食事後3分以内に3分間歯を磨こうと学校で教わったと思います。その後の食生活は砂糖摂取が大きく増えるなどがらりと変わるものの、歯みがき習慣は根付かず、10歳以上55歳未満で、虫歯で処置した歯や、未処置の歯がある人は長く9割もいたという調査があります。しかし歯の衛生週間運動などの地道な取り組みに「歯磨きしない人」は87年調査以降1%に減ったそうです。いまでは子供のむし歯も平均1本となりました。

昭和の人気番組「8時だよ全員集合」の最後にカトちゃんが「宿題やったか?」「歯磨けよ」と言っってお茶の間で笑ったものです。効果があったのでしょうね。

最近では8020運動となり、80歳で20本の歯を残そうということですが、ここえきて平均寿命でなく、健康寿命=ご自分でご自分のことが出来る概念となり、ますます日々の生活重視ということで、「食べる」ということに主眼が置かれ、それには「お口の中が整っていること」が大事・・と意識が変わってまいりました。

毎日している歯みがき。されど歯みがき。
虫歯も歯周病も細菌の感染症。丁寧な歯みがきと定期的に歯科医院で歯科衛生士に汚れを取ってもらい、噛み合わせ、歯茎のチェック等をして、お口の機能が下がらないように
致しましょう。

歯みがきも身につくとやめられない習慣です。
ならば、時々専門家のチェックを受けて、変っていくご自分の体・お口の中に沿ったお手入れをして、有効なお口のお手入れをしましょう。使うブラシ・フッ素ペースト・デンタルフロス・歯間ブラシ・入れ歯のお手入れ、日々進化してますし、皆様のお体に合わせたケアに、充分お応えできる時代になりました。

やらなきゃ損そん!! 歯みがき・お口のお手入れです。
さて、きれいになったお口で、今日は何を美味しく頂きましょうか・・!

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