ウイーンフィル・ニューイヤーコンサート

明けましておめでとうございます。
都内は暖かな新年を迎えたとニュースで知りました。今、少し寒い地方におります。

元旦の夜、ウイーンフィルのニューイヤーコンサート生中継を聴くという習慣はいつからでしょうか?今年も早々と食事の後片付けをし、飲み物を用意してスタンバイ。今年はあのバレンボイム指揮です。5年ぶり2度目、72歳になられました。何か起こりそう!
バレンボイムは、常日頃、若い音楽家、特にピアニストの養成に力を注いでいますが、「音楽は常にみんなで手を取り合って楽しみ・・」とシラーの詩を引用しました。「憂いもなく」のギャロップ風の曲で笑うのもカラヤン以来の伝統です。「平和は唱えるだけではダメ、世界にはいろんな人がいるよ・・!」と音楽を通していつも伝えています。このコンサートでさらに楽しみなのは、極上のバレエが見られることです。この日も、すばらしいリヒテンシュタイン宮殿(ウイーン)の中で、ウイーン国立バレエ団が踊りました。夢のような雰囲気の中でのとてもエレガントなバレエ。特に「ピチカートポルカ」は秀逸でした。ウエストウッドの斬新でモダンなチェックの衣装が、歴史のある宮殿の室内と見事なハーモニーを醸し出し、思わず目を見張りました。衣装もピエロのようなメイクもほんとにすばらしかった!伝統の中にあってこのように「今を踊れる」バレリーナたちの、器の深さを感じました。すばらしかったです。いつもどおり、美しき青きドナウで締めくくられました。お客様も大いに楽しんだご様子でした。以前には見事に訓練された馬達のダンスも披露され、その美しさに心躍ったものです。来年の指揮はズビン・メータ。演奏もバレエもまた期待されます。元日に、ウイットに富んだ会場からの豊かで美しい音楽は、心のひだを大いに広げてくれました。一度ウイーン楽友教会で大人の時間を堪能したいものです。お客さまも含めて作り上げるコンサート、歴史と伝統と余裕を感じたステキな時間でした。今年もたくさんの音楽に出会える予感がします。楽しみです。