入れ歯

入れ歯(義歯)を入れると生活が変わる

入れ歯には、噛むという機能回復と口元の形を整え若々しくなる、といった効果があります。ご自分にあった入れ歯に出会った時、男性も女性も誰もが皆様が笑顔になります。口元が整うことで若さを取り戻し、オシャレになり、会話することや外出することが楽しみになり、毎日の生活がイキイキとハリが出てらっしゃるようです。

保険の入れ歯(義歯)と自由診療の入れ歯の違い

製作時間の違い

保険でも自由診療のどちらでも、すべてのケースの入れ歯をつくることができます。それでは 両者の違いはどこにあるのでしょうか。自由診療の入れ歯の場合は、保険と比べてあごの型取り、模型のつくり方や噛み合わせ位置の調整など、口腔機能に正確に適合できるように十分な時間と配慮をつくして作ります。さらに最適な材料を使用して製作することができます。

材料と技術の違い

入れ歯を製作する手順は、自由診療も保険も大きな違いはありませんが、製作にかける時間と材料の違いが、入れ歯の使用感に大きな差をもたらします。

また保険の入れ歯には使用できる材料に制約があり、生体親和性の高い金属を使用した総入れ歯を製作することはできません。しかし、自由診療の場合はチタンなどの金属を使用できるため、 薄くて装着感の良い入れ歯にすることができます。さらに入れ歯に使用する人工の歯も自由に選べますので、よりきれいで自然な感じに仕上がります。それでは入れ歯の正否は、時間と材料だけにあるのでしょうか。技術が低く経験の少ない歯科医師が、いくら高価な材料を用いて自由診療の入れ歯を作っても、決して具合のよい入れ歯にならないことは言うまでもないことです。

見た目の違い

入れ歯には、歯に固定する針金のようなバネが必要です。  保険の入れ歯はバネが目立ち見た目が悪く、食べ物が引っ掛かることがあります。 自由診療ではバネの見えない入れ歯もつくることができますし、バネは歯にピッタリと合いますので食べ物が引っ掛かることはほとんどありません。

寝る時も入れ歯(義歯)はお口の中に

入れ歯をお使いの多くの方は、就寝前に入れ歯を外してはいませんか。 その習慣は“入れ歯を外してお口の中を休ませるため”といわれてのことではないでしょうか。 1995年の阪神淡路大震災発生時、早朝だったことで入れ歯を口に入れることができずに避難し、その後の生活や食事にたいへん困った方が多かったそうです。 このことから就寝前に入れ歯を良く洗浄後、殺菌効果のある薬に20分程入れ、その後薬を良く洗い流してから再びお口に入れて就寝すれば、万が一のときも安心です。また、少しでもご自分の歯が残っている方は、入れ歯が入っていないと残った歯に力がかかり、歯が動いてくることもありますから、入れ歯を入れておやすみになる方が安心ではないでしょうか。

※入れ歯のお手入れの方法は、患者さんの年齢や体力によって違いますので、歯科医師にご相談ください。

ノンクラスプ入れ歯(義歯)

装着前

装着前

装着後

装着後

ノンクラスプ入れ歯は、外から見えるところに針金のようなバネを使わないため、見た目からは入れ歯とわからない審美的な部分入れ歯です。フィット感や安定感も保険の入れ歯より良好です。「入れ歯を入れると食べにくい」は過去のこと、今では多くの方が満足しています。しかし、すべてのケースに部分入れ歯ができるわけではなく、残った歯の状況によります。また、柔らかい材料を使用して入れ歯を製作するため、約3年で新たに作り直す必要があります。

次のような方にお勧めです

  • 抜けた歯が少ない
  • 見ためが気になる
  • 食べ物が入れ歯の中に入りやすい
  • 金属アレルギーの心配がある

部分入れ歯 保険(レジン床)の入れ歯(義歯)

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レジン床入れ歯とは、ピンク色のレジン(樹脂・プラスチック)で作られた入れ歯です。
保険で作ることができ、入れ歯の調整や壊れた場合の修理が比較的簡単です。
しかし、入れ歯を新しく作った当初は、多少違和感やあたる部分などがあります。
また、レジン床の入れ歯の強度は金属の入れ歯に比べ劣り、ひび割れたり、あごの部分が欠ける、バネがとれるなどのトラブルが起きる場合もあります。

保険の決りで、作って6か月は作り直しできません。

レジン(樹脂・プラスチック)って大丈夫なの?

レジンは、入れ歯の材料として刺激・為害性が少なく、滑らかできれいなことから長く使われてきました。その特性を理解して、強さ、硬さなどレジンの弱い面をカバーして上手に使うことがポイントです。

入れ歯を作りたいけれど

入れ歯を作りたいけれど、費用が気になる方、初めてのことで心配な方におすすめの入れ歯です。

ですが、保険(レジン床)の入れ歯は、作る過程で歪みが出るためにあごの部分が割れることがあり、そのためにあごの部分を厚く作ることになり、あごが厚いために異物感を感じる方がいます。

あごと入れ歯の支えのバネは別々に作るため、バネが外れたり折れたりすることもあります。

初めて入れ歯を入れる方には、こちらで慣れて頂ければと思います。

部分入れ歯(義歯)金属床

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部分入れ歯金属床の特徴はあごの部分が薄くて、軽く、丈夫な構造をしていることです。生体親和性に優れたチタンという金属を使った入れ歯はあごの所が薄く仕上がり、食事や発音がしやすくなり、また熱が伝わりやすいことで味覚が伝わり、入れ歯を入れている感覚がほとんどないので快適な生活を送ることができます。

部分入れ歯金属床のメリット
  • 特に両側に歯が無く、橋渡しの形状もなる時には、舌の違和感が少ないので滑舌が良くなります。特に下顎の入れ歯では、それを実感なさるでしょう。
  • 入れ歯のあごと入れ歯の支えになるバネを一体で作りますから、強度もあります。
部分入れ歯金属床のデメリット
  • 稀にバネが折れることがあり、その際は修理が出来ないことがあります
  • 自由診療のため健康保険は使用できません

総入れ歯(義歯)

金属床入れ歯(義歯)

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この入れ歯の特徴はあごの部分が軽く、丈夫な構造をしていることです。
生体親和性に優れたチタンという金属を使った入れ歯はあごの所が薄く仕上がり、食事や発音がしやすくなり、また、熱が伝わりやすいことで味覚が伝わり、入れ歯を入れている違和感も少なく、快適な生活を送ることができます。

保険(レジン床)入れ歯

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保険でつくれる総入れ歯(レジン床義歯)

保険の入れ歯(義歯)はレジン床入れ歯(義歯)と呼ばれ、ピンク色のレジン(プラスチック)で作る入れ歯です。 咬み合わせの調整や壊れた場合の修理が比較的簡単です。 欠点として、レジン(プラスチック・樹脂)なので強度が劣り、それをカバーするために厚く、大きくなります。はじめは、どうしても違和感があり、入れ歯があごにあたることがあります。

インプラント応用入れ歯(義歯)
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入れ歯(義歯)あれこれ

歴史のある入れ歯(義歯)

入れ歯の作り方や材質などは飛躍的に進歩していますが、それだけでピッタリと合う入れ歯が出来るものでしょうか?実際に、ポケットデンチャーといって、合わない入れ歯をたくさん持っている方もいます。それでは、どうしてぴったりした入れ歯が作れないのでしょうか?

その原因は私たち歯科医師側にもあります。歯科医師の教育です。歯科大学では、若い患者さんを想定した教育がおこなわれ、入れ歯を入れる方の若い当時の噛み合わせを回復させるような設計・製作が往々にしてなされます。しかし歳をとるにつれて、口の周りの機能・筋肉や舌の動きが変化しますので、若い頃の噛み合わせや、顔の形を想定して作っても合うはずがありません。

歯科医は理想を追ってしまうのでしょうが、入れ歯を入れる方の噛み合わせの高さや噛む力・お口周辺の筋肉は年齢とともに弱くなっていきます。 長い間に変化してきたその方の口の状況に合わせ、痛くなく、よく噛める入れ歯を作ることが大切です。

歯科医の理想よりも入れ歯を入れる方のお口の状態の把握が大事です

入れ歯の作り方や材質などは飛躍的に進歩していますが、それだけでピッタリと合う入れ歯が出来るものでしょうか?

それでは、どうしてぴったりした入れ歯が作れないのでしょうか?

その原因は私たち歯科医側にもあります。歯科医の教育です。歯科大学では、若い患者さんを想定した教育がされ、入れ歯を入れる方の若い当時のかみ合わせを回復させるような設計・製作が往々にしてなされます。しかし歳をとるにつれて、口の周りの機能・筋肉や舌の動きが変化していますので、若い頃の咬み合わせや、顔の形を想定して作っても合うはずはありません。

歯科医は理想を追ってしまうのでしょうが、入れ歯を入れる方の噛み合わせの高さや噛む力・お口周辺の筋肉は年齢とともに弱くなっていきます。

長い間に変化してきたその方の口の状況に合わせ、痛くなく、よくかめる入れ歯を作ることが大切です。

入れ歯の方も定期メンテナンス必要です

ご注意いただきたいのが入れ歯のお手入れです。作りっぱなしという方が多いのですが、入れ歯の表面はきれいでも、実際は入れ歯のバネを含め、ビッチリと汚れがついている場合が多いものです。 入れ歯の汚れのもとは細菌ですから、口臭の原因になるだけでなく、ひいてはお口の中が原因の肺炎を引き起こしかねません。お食事の後に外して、入れ歯もご自分のお口の中もよくブラシをかけて、入れ歯は一日一回必ず入れ歯洗浄液につけることをお勧めします。また入れ歯ケースにも細菌がついていますから清潔に保ってください。

それからもう一つ大切なことは、入れ歯になっても、定期メンテナンスを欠かさないことです。入れ歯を支える歯・金具のかかる歯のチェック、お口の中の汚れのチェック・入れ歯のかみ合わせのチェックなどは、3か月に一度くらいはなさってください。入れ歯というのは不思議なもので、突然のストレス、心配事があったりすると「当たったり、痛く感じたりする」ものです。安定剤などでその場しのぎをしたり、そのまま受診しないで入れ歯を使用していると、その状態にあごが慣れて、噛み合わせが悪くなり、滑舌が悪くなったり十分に噛んで食事ができなくなったりします。また入れ歯が合わないからといって外したままにしておくと、あごの形が変わって、作り直しも難しくなり、顔つきも変わってしまいます。そうならないように、歯科医院で定期メンテナンスを受診しましょう。